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乳腺腫瘍?

投稿者:わこちゃんママ

投稿日:2015/09/16(Wed) 22:52

No.4131

7歳になる避妊手術をしていないメスのトイプードルの事で質問です。一番下の左右の乳首の近くに5oくらいのしこりを見つけました。本当に腫瘍であれば手術の必要性があると思っています。腫瘍かどうかも含め手術前の検査について詳しく教えて下さい。抗生物質を服用する事もあるのでしょうか?とっても不安でなりません。よろしくお願い致します。

Re: 乳腺腫瘍?

- 獣医師 酒井

2015/09/18(Fri) 17:43

No.4134

わこちゃんママ 様

秋風が心地よく、過ごしやすい季節となりましたが、
わこちゃんママ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
さっそくご案内をさせていただきたく存じますが、実際のトイプードルちゃんのご様子を
拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを、何とぞご了承ください。

わこちゃんママ様の7歳になる未避妊の女の子のトイプードルちゃん、の、左右の乳首の近くに
5mm程のしこりが見つかり、検査、治療などについてのご相談でございますね。

女の子のワンちゃんは、脇の下あたりから陰部の近くまで乳頭の周辺には
乳腺組織が発達しています。
中高齢の女の子のワンちゃんの腫瘍の中では、乳腺腫瘍の発生率が最も高いことを考え
ますと、乳首近くのしこりであれば、一番に乳腺腫瘍が疑われます。
ただし、避妊手術をしていないワンちゃんであれば、卵巣ホルモンの影響により発情後に、
乳腺の過形成(乳腺細胞が過度に増えている状態)が起こることがあり、
その場合には1-2ヶ月で自然にしこりがなくなり退縮しますので治療の必要はありません。
他にも乳腺炎、乳管拡張などによるしこりができることがあります。
また、乳腺組織とは全く関係がなく、皮膚の腫瘍や炎症によるしこりであることも考えられます。

いずれにしても、しこりは見た目で判断できないことが多いので、一般的には、
針生検(ニードルバイオプシー)による細胞診を行います。この検査ではしこりに直接注射針
を刺し、しこりの内容物を採取し、スライドグラス上で染色し、顕微鏡で観察します。
注射を打つのと同じ程度の痛みですので通常は無麻酔でもワンちゃんに大きな負担をかけずに
行うことができます。
この検査で、しこりが腫瘍であるのか、炎症などによるものなのかを調べます。しかし乳腺腫瘍は、
細胞診で採取した細胞を見ただけで悪性、良性の判断が難しい腫瘍であるため、
大まかに腫瘍か腫瘍でないのかを知るための検査と考えていただくと良いでしょう。
検査によって、腫瘍ではなく、炎症によるしこりである可能性が高いと判断された場合、
抗生物質や消炎剤などの注射や内服薬で、治療を行うことになります。
また、検査に加えて、発情のサイクルによって乳腺の過形成が疑われる状況であれば
しばらく経過を見る場合もあります。
一方、乳腺腫瘍と診断され、レントゲン検査を行い肺転移などが認められない場合には、
外科的に腫瘍を摘出することになります。
手術の場合、術前の血液検査で、麻酔をかけることに大きなリスクがないかのチェックを行います。
細胞診だけでは、一部の細胞しか採取できないこと、悪性か良性かの判断が難しいことから、
手術を行った後、その摘出組織を病理検査に出して、悪性、良性の診断を行うことが多いかと存じます。
ワンちゃんの乳腺腫瘍は50%が良性、50%が悪性と言われていますし、悪性の場合には、
特に手術の後にも注意が必要なため、診断をつけておくことがとても大切です。

乳腺腫瘍の状態によっては、しこり周辺のみを切除する場合と、その付属リンパ節に属する
乳腺すべてを摘出する場合もあります。
術前に、手術の方法、それぞれのメリット・デメリットも先生にご確認いただき、充分にご納得の上、
最も良いと思われる治療方法をご選択いただくことが大切です。
なお手術をした場合には、感染予防のため、術後に抗生物質を服用するのが一般的です。
乳腺とは関係ない皮下腫瘤、例えば脂肪腫などであれば、状況によって経過を見る場合も
あれば手術で摘出する場合もあります。

わこちゃんママ様のトイプードルちゃんのしこりは、まだ見つかったばかりで何のしこりかもわからず、
とてもご不安な状況でございますね。
早期に適切な診断を行い、適切な処置をすることでその後の予後にも関わってくることが
多いので、もしも悪性のものであった場合のことも考えて、なるべくお早めにかかりつけの先生に
ご相談されることをお勧め致します。

わこちゃんママ様とトイプードルちゃんが笑顔いっぱい、お元気に過ごされることを
心より応援致しております。また何かご不安なことございましたら、お気軽にご相談下さい。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。




噛む子の気持ち

投稿者:MI

投稿日:2015/09/15(Tue) 14:45

No.4129

3ヶ月になるチワワ(オス)についてご相談させて頂きます。
我が家に迎え入れて3週間が過ぎました。犬を飼った経験がなく、日々奮闘しております。
基本的にはゲージに入れており、その空間が自分の縄張りだという認識があるようです。
当初から噛み癖があり、ペットショップの方にアドバイス頂き噛みごたえのあるオモチャを与えたり、かじり防止のスプレーを使ってみたり、「だめ!」っときつく叱って暫く無視してみたり・・・色々試してみたのですが、やればやるほど手や足への攻撃がエスカレートして、興奮して唸りながら噛みついてきます。オモチャで気を逸らそうとしても人の手や足しか見ていません。ゲージの中にいる時はおとなしく、寝たりオモチャで遊んでいてとても可愛いです。
家族全員、彼に手を挙げた記憶もなくどうしてこんなに人の手足を敵視するのか分からず悩んでおります。良い関係を築くためにはどうしたらよいのでしょうか?

Re: 噛む子の気持ち

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2015/09/16(Wed) 15:08

No.4130

MI 様

虫の音に秋の訪れを感じる頃でございますが、MI様におかれましては
いかがお過ごしでしょうか。
MI様のお宅ではチワワちゃんをお迎えになられて3週間になるのでございますね。
「可愛くてたまらないけど、こんなに大変だとは思わなかった」と子犬ちゃんをお迎えに
なられた飼い主様はおっしゃいますが、MI様におかれましてはいかがでしょうか。
MI様のお話のご様子からは、MI様の思いやりにあふれた温かなお人柄を感じ、
またケージの中で遊ぶチワワちゃんをご覧になられるMI様の優しいまなざしが
目に浮かぶようでございます。

さて、この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
チワワちゃんがご家族皆さまの手足を噛むことにお困りとのことでございますね。
子犬ちゃんをお迎えになられると、ほとんどすべてといっても良いくらいの
ご家族様がお困りになるのが、「噛むことについて」でございます。
ご高承のように、ワンちゃんは、生後7ヶ月くらいまでの間に乳歯が生えては抜けて、
その後、永久歯が生えますので、チワワちゃんの月齢頃のお口の中は、
ずっとむずがゆい状態が続きます。
また、好奇心が強い時期ですので何でも口に入れて感触を学んでいこうとしますし、
コミュニケーションを取ろうとしている、あるいは、ヒラヒラと動くヒトの手や腕などが
魅力的なオモチャに見えている、ということもあるでしょう。
このほかにも、噛んだ後の飼い主様のご様子から、「噛めば構ってくれる」と
思ってしまっているなど、さまざまな原因が考えられます。

成長に伴い、永久歯が生えそろい、歯のむず痒さが落ち着いてくると、
だんだん噛まなくなることが多いのですが、「噛んだら思うようになる」、
「噛めば遊んでもらえる」「噛めば嫌なことを止めてもらえる」、
「噛むとみんなが恐がって、強い気分になれる」など、噛むことが手段になることを
覚えてしまうと、今度は目的のために噛むようになってしまうこともございます。
したがいまして、「噛んでも良いことがない」、「噛まないでいると良いことがある」と
根気強く教えることが重要です。

ワンちゃんは「自分が何かした後、どのようなことが周囲に起きたか」ということを
観察して、次第に自分の行動を選択するようになっていきます。
したがいまして、飼い主様のご対応がワンちゃんの目にどのように映っているかという
点を思い描いてご対応いただくこと、また、結果を急がず、落ち着いて根気強く
教え続けていただくことが大切です。
MI様からうかがいました方法はそれぞれ理にかなっておりますが、
ご注意いただきたい点を以下に、ご案内させていただきます。

まず、ワンちゃんが噛んだ時に、「嫌な味がした、だから噛むのを止めよう」という
効果を期待して販売されているスプレーでございますが、ワンちゃんによっては、
嫌な味に慣れてしまったり、平気なこともあるようです。
効果の程はいろいろな様でございますし、人の手足にご利用いただくのは難しくても、
ソファの足など家具などをかじることを止めさせることはできたというような場合も
あるようです。

ご利用の際、あらかじめ手足に吹き付けておくのではなく、チワワちゃんが近づいて
きた時にスプレーを吹きかけていらっしゃるのであれば、
スプレーを吹き付けていらっしゃるご家族様のご様子が、チワワちゃんにとって、
たいへん嫌な光景、あるいは恐い光景に見えてしまい、余計に興奮させてしまうという
可能性も考えられるかもしれません。
あるいは、ご様子がチワワちゃんの目に「面白い」と映ってしまっている場合には、
面白い状況を期待して余計に噛むようになった、という可能性もあるかもしれません。
もし、余計に興奮してしまうなど、効果を感じられない場合には、
あまりチワワちゃんには適していない可能性もございます。

さて、「噛むことがいけないことだ」と教えるためには「だめ!」としっかりと叱る
方法も有効でしょう。
ワンちゃんに教える時には、いつも同じように対応することにより、「いつも同じ
ようにダメだといわれた」と、ワンちゃんに飼い主様の意向がしっかりと伝わりやすい
ということもありますし、ご家族様の一貫性ある対応をみせることにより、
落ち着いて頼れる存在であることを教えることにもなるでしょう。
また、声のトーンも重要です。例えば、同じ言葉を使っても、低くて落ち着いた
毅然としたトーンからは注意や警告であると伝わっても、高くて大きな声だと、
遊びだと勘違いしてしまったり、余計に興奮させてしまうことになってしまいます。
「ウー」とワンちゃんがうなるような雰囲気を思い描いていただき、低くて、
落ち着いた声色でしっかりと叱っていただければと存じます。

手足をワンちゃんの乳歯に噛まれるのですから痛くてたいへんでございますが、
「チワワちゃんが噛むことにご家族様が振り回されている。」というような
雰囲気ではなく、「あなたが噛んでも、びくともしないわよ。」というような
デンとした雰囲気をおみせになり、チワワちゃんに「守ってもらっているんだ」という
温もりを感じさせてあげることが望ましいでしょう。

MI様がチワワちゃんを叱った時、チワワちゃんが噛むことを躊躇したり、止めた時には、
「オリコウ」と褒めていただき、「噛むことを止めたら良い事がある」ということを
教えてあげてください。
また、「噛んだら遊びが終わり」だと教えるためには、チワワちゃんが噛んだ瞬間、
あるいは叱っても止めないのであればその時に、MI様はさっと立ち上がり背中を
チワワちゃんに向けて他の部屋にいらっしゃってしまってもよろしいでしょう。

この際、いつもチワワちゃんを置いていく場所には口にして危険なものをおいて
おかないようにしていただき、MI様が去ってしまわれた後のチワワちゃんの安全には
ご留意ください。なお、このとき他のご家族様が同じ部屋にいらっしゃるようであれば、
そのご家族様も一緒にその場を去ってしまわれたほうが望ましいでしょう。

ただし、例えば、ブラッシングが嫌で噛んでしまっているような場合に、噛んだ後に
飼い主様がその場を去ってしまったら、「噛んだら止めてもらえた」という状況を
作ってしまうことになってしまいますので、この方法は適さないでしょう。
噛んで止めてもらおうとしているのであれば、ブラッシングが心地よい状態になるように
してあげる工夫をしていただきながら、平然とそのままブラッシングを続けたほうが
望ましいでしょう。

MI様におかれましては、これまでと同じように、チワワちゃんが噛んだ瞬間、
低い声で、落ち着いた毅然としたご様子で、「ダメ」と叱り続けていただいては
いかがでしょうか。「今あなたがしたことはいけない」ということを叱ることにより
教え、褒めることにより「今の行動は良いことなのよ」と気長に教えていただき、
噛んでいないときに明るい声で楽しく遊んであげることも大切でしょう。 
もちろん、チワワちゃんが噛んだあとに、チワワちゃんのテンションをあげないように
するためには、MI様やご家族様はその場を離れてしまっていただくのも良い方法でしょう。
いずれにせよ、一貫性のあるご対応、またご家族様のどの方も同じご対応にしていただく
ことが重要でしょう。

MI様にはチワワちゃんがご家族の手足を敵視しているように映るのでございますね。
人の手足は「噛めば軟らかく、声も出るオモチャ」になりやすいので、オモチャを夢中に
攻撃している状況であるからかもれませんね。
できれば、「手足を狙う」という状況を作らないために、
「チワワちゃんのお顔の周囲で手足をヒラヒラさせない」ということも重要でしょう。
また、噛むといいう状況を作らないことも大切でしょう。

例えば、チワワちゃんはいつもケージから出ると部屋を走り回って、その後のタイミングで
飼い主様の手足を狙うように噛む、というように、ある程度の噛むときの状況を
把握なさっているのであれば、飼い主様の手足ではなくオモチャを噛むように促すのも
一つの方法でしょう。
ただし、ご注意いただきたいのは、噛んだ後に気をそらそうとオモチャを見せると、
「噛めばオモチャをもらえる」ということになり、噛むことにご褒美を与えてしまう
ような形になってしまうことがありますので、注意いただければと存じます。
また、お家の中で素足ではなく、靴下をお履きいただくことも大切でしょう。

中には人の手への恐怖から思わず噛んでしまっているケースもございます。
特にチワワちゃんやトイプードルちゃんのような体の小さなワンちゃんの目からみると、
「人の手が大きくて恐い」と見えてしまうということもたいへん多くみられます。
日常のお世話の時など、チワワちゃんの頭上から急に手を振り下ろさない、
また、後ろから急に手を出さないようにしていただき、
また「おいで」などと声をかけるときは、しゃがんでいただき、なるべく目線の高さを
チワワちゃんと近くしていただきます。
また、お散歩中などに、「チワワちゃんが可愛いから触りたい」とおっしゃる方が
いらっしゃったら、あらかじめ、その方の手の匂いをチワワちゃんに嗅がせてから
触っていただいたり、声をかけてから触るなど、
人の手に対する信頼感を育んでいただければと存じます。

また、信頼関係を育むためにも、チワワちゃんが、MI様やご家族様から名前を呼ばれて
振り返ったり、近くに歩いてきたら、明るく楽しそうな声で「おりこうね」と
褒めてあげてください。

なお、決まった部位を触った時に、チワワちゃんが嫌がるようでございましたら、
体に痛い部位がある可能性も考えられます。
このような時には、獣医さんの診察を受けていただくことをお勧めいたします。

さて、チワワちゃんは、ワクチン接種はお済みでしょうか。お済みでない場合、
リードをつけてのお散歩はワクチンが終了して、獣医師さんの許可がでてからですが、
ワンちゃんのスムーズな社会化のためには、色々な音を聞き、色々なものに触れ、
楽しい経験をさせてあげることは大切だといわれております。
ワクチンが終了するまでは抱っこしたり、キャリーバックをお使いになるなど
汚いものに直接触れないようにしていただき、秋の心地よいお外の空気に触れさせて
あげてはいかがでしょうか。
また、同時に環境の大きな変化や成長のためには、構いすぎず、一日に19時間以上
ウトウトとさせてあげるなど、十分な睡眠をとらせてあげることも大切でございます。
ゆっくりと、一日一日積み重ねていくうちに、様子は改善し、楽しみが増えていく
かと存じます。たいへんなこともございますが、まだ見ぬ喜びを心待ちに、
頑張ってくださいませ。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

チワワちゃんのお健やかな成長を心からお祈り申しあげております。
一日の間の気温差が大きな時期でございますが、MI様におかれましても
お体ご自愛ください。今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。



2歳半の猫です

投稿者:ケイ

投稿日:2015/09/09(Wed) 18:13

No.4126

2,3日前に上の奥歯が抜けました。元々歯の弱い子で動物病院でもいずれ抜歯を考えてもいいですね、と言われたばかりでした。歯が抜けても元気ですが、今日になって1日に2回便をしました。2回目は下痢に近い軟便でした。もしかして、飲み込んでしまった歯が悪さをしているのでは?と気になります。このまま様子を見ていて大丈夫でしょうか?よろしくお願いします。

Re: 2歳半の猫です

- 獣医師 酒井

2015/09/11(Fri) 16:06

No.4128

ケイ 様

この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
ケイ様の2歳半のネコちゃんの奥歯が抜けて2、3日経ってから下痢に近い軟便が出て
このまま様子を見てもよいかどうかのご相談でございますね。

早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内になりますこと、何卒ご了承ください。

ケイ様のネコちゃんは元々歯が弱いお子さんだったということですね。
歯が自然に抜けてしまったということは、歯周病により歯のぐらつきがあったのではないかと
思われます。一般的に、2歳以上のネコちゃんになりますと、歯肉炎に加えて、歯石の付着率が
高くなり、歯周病が悪化しやすくなります。
歯周病は最初、歯肉の赤み、腫れなどから始まり、徐々に炎症が深いところに進行していきます。
炎症が歯を支える歯槽骨に達し、歯周ポケットに膿が溜まると口臭も強くなってきます。
歯肉は出血しやすくなり、さらに進行すると歯を支えることができなくなり、
抜けてしまいます。

ケイ様のネコちゃんはもしかしたら、抜けた歯を飲み込んでしまったかもしれないのですね。
抜けてしまった歯は、消化はされませんので飲み込んでいても数日中に便の中に排泄されます。
通常は抜けた歯そのものが悪さをして、体調を崩す原因になることはあまりないかと思われますが、
歯が抜けた部分の歯肉周辺が炎症を起こしたままで、膿が溜まった状態で放置しますと、
炎症が周りに波及し、痛みや違和感で顔を傾ける、よだれが出る、食欲不振になるなどの
症状が出る可能性があります。
また、飲み込んだ歯周病菌や膿によって、お腹の調子を崩してしまうことも考えられますので、
歯が抜けた後の口腔内を、かかりつけの先生に一旦チェックしていただき、
歯周病の治療が必要かどうか判断していただきましょう。
また軟便や下痢は様々なことが原因で起こることが考えられます。
腸は、神経細胞が多く集まっている臓器で、ストレスにも敏感です。
ケイ様のネコちゃんの生活環境で、最近何か変わったことなど思い当たることは
ございませんでしょうか。
季節の移り変わりで寒暖の差が大きくなってきましたので、急な冷え込みなども
下痢や軟便の理由になる場合があります。
ネコちゃんに目立った症状は認められなくても、歯が抜ける前後で、口の中の違和感や
痛みがあってストレスになっていた可能性もあります。
その他、腸内細菌のバランスが崩れたり、寄生虫などが原因の場合もあります。
お口の中のチェックと合わせて、下痢や軟便がまだ続いているようでしたら、
新鮮な便もお持ちになって、お早めに受診されることをお勧め致します。

歯周病の状態が悪く、痛みを伴うようでしたら、まずは治療を優先していただくことが大切ですが、
ネコちゃんがお口の中を触らせてくれるようでしたら、今後の歯周病の予防のためにも
歯磨きのトレーニングを少しずつ行っていただくとよろしいでしょう。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

季節柄、風邪など召されませんよう、ご自愛くださいませ。
今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



方針の違いで迷っています

投稿者:しゅーまま

投稿日:2015/09/08(Tue) 19:41

No.4123

ロングコートチワワ、4歳です。
内視鏡はしていないので確定診断はおりていませんが、蛋白漏出性腸炎ではないかといわれ、ステロイドを現在飲んでいます。

2つの病院の考えが違いすぎて、かなり迷っています。
1つ目は今まで通院してきた病院です。
3週間に1回の血液検査(蛋白、アルブミン)、2ヶ月に1回の全体血液検査、ステロイド0.5ミリ(1日おき処方)です。
ステロイドは一生飲むと言われています。

セカンドオピニオンのような感じで行った病院は
たんぱく質が5.9、アルブミンが3.3のようないい数値をキープ
しているため、ステロイドを0.25に下げ、検査は3ヶ月に一度
でいいと言われました。
もちろん、なにか異変があったらすぐに病院へとはどちらも
言われています。

わんこは神経質で病院がたびたびだと疲れている感じなのと
もう血液をとりすぎてとれなくなってきて痛そうなので、
私としては安定しているなら3ヶ月に1度でも、と思って
しまいます。
新しい病院は2度行って、先生とはかなり時間をかけて話を
しました。
こないだ血液検査をして、数値良好。3週間一度様子をみて
3ヶ月という流れです。

病気は、今年の1月になりました。すい炎と併発しました。
また5月にも一度蛋白がさがりました。この時は胃腸炎
でした。

今はご飯も療法食しか食べず、体重も管理しています。
(少し増えて2.15キロ)

同じ病気でも見方が違うのでこれからどうしたらいいか
戸惑っています。どちらも合っているような気がして
しまいます。

Re: 方針の違いで迷っています

- 獣医師 酒井

2015/09/10(Thu) 17:40

No.4127

しゅーまま 様

あまり残暑を感じることもなく、1日1日秋の深まりを感じる今日この頃でございますが、
しゅーまま様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
しゅーまま様の4歳のロングコートチワワちゃんが蛋白漏出性腸炎の疑いで、
現在ステロイドの治療中ですが、検査の頻度やステロイドの使用量が一軒目の先生と、
セカンドオピニオンで受診した2軒目の先生とでご意見が異なるため、
今後どのようにしていくのが良いのか迷われているということでございますね。

早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内になりますこと、何卒ご了承ください。

最初の病院では3週間に1回の総蛋白とアルブミンの血液検査、2ヶ月に1回の
全体血液検査を指示されていらっしゃるのですね。
ステロイドは0.5ミリ(1日おき処方)とありますが、0.5mg/kg(体重1kgあたり0.5mg投与)と
いうことでしょうか、薬品名の記載がございませんので定かではありませんが、
蛋白漏出性腸症で、一般的に使用されるステロイドであるプレドニゾロンであれば、
治療開始時は2mg/kg/dayもしくはそれ以上で投与することが多いかと存じます。
嘔吐や下痢、食欲不振、体重減少などの症状が改善されてきたら、2-4週間毎にプレドニゾロンの
量を減らしていきます。
減らす場合は、症状の改善を目安に行われ、先生によっても意見が異なるところになるかと存じますが、
最終的には必要最低限の量で体調を維持出来ることが目標になります。
プレドニゾロンを1日おきに0.5mg/kgで維持されているということであれば、
かなり順調にステロイドを減らした状態で維持ができているということでございますね。

しゅーまま様のチワワちゃんは以前低蛋白血症が落ち着いた後に再発をしていらっしゃるので、
低蛋白血症が改善しても一軒目の先生は1日おきの投薬を継続することで、
再発がなく維持ができる可能性が高いといご判断なのでしょう。
検査についても体調が良くても3週間毎にチェックをすることで、見た目では分からない体調の変化を、
早めに捉え、ステロイドの増加など早めに対応しようというお考えなのではないでしょうか。
また2ヶ月に一回の一般的な血液検査の項目をチェックすることで、肝機能、腎機能、
貧血など体調の変化を確認しようというお考えなのでしょう。

2軒目の先生は、今の蛋白量が正常に戻っているので、維持ができるステロイドがより少ない量である
可能性があるとお考えで、減薬をお勧めされたのでしょう。この量で必ず維持ができる保証はありませんし、
維持ができない可能性がないわけでもありません。
最低ラインを見極めるために減薬を行い、体調を崩すなら、元にもどしたり、更に増量を行うことに
なるかもしれません。また、ステロイドで維持が難しく、再発をくり返すということであれば
シクロスポリンなどの他の免疫抑制剤を併用する場合もあります。

2つの病院の先生は基本的な治療の内容は異なっているわけではなく、
チワワちゃんの薬への反応を伺いながら、慎重に維持できる薬の量を確認するか、
もう少しスピーディーに行っていくかの差ではないかと思われます。

また、定期的な検査をすることで、目に見えない変化を早めに知ることができるメリットはありますが、
しゅーまま様がご心配されているように、チワワちゃんが通院して採血されることで、とても強いストレスを
感じて、疲れているようであったり、頻繁に行うことで血管がつぶれ、採血が困難になっているという
デメリットがあるのであれば、2軒目の先生のスケジュールで、病気の治療及び検査を進めて
いただいてもよろしいのではないでしょうか。

いずれの先生も異変があればすぐに来院するよう、指示されていらっしゃいますし、実際この治療で、
この検査間隔であれば、絶対に再発はないと断言できるものではありません。
毎日チワワちゃんとご一緒にいらっしゃって、治療に付き添われているしゅーまま様が
一番チワワちゃんのお気持ちを敏感に感じ取っていらっしゃることと思います。
じっくりとお時間をかけてしゅーまま様のお気持ちをお話しして、信頼できると思われた先生にお任せ
することが一番ではないでしょうか。
毎日の食欲、元気、便の様子などを観察していただき、何かおかしいと思ったときには、
すぐに先生に相談するという基本的なことを継続していただくこととが最も大切だと思います。

蛋白漏出性腸症は、治療に時間がかかる場合が多く、せっかく維持ができても、再発することも
ありますので、飼い主様も迷われたり、悩まれたりすることが多いかと存じます。
同じ病気で同じ治療を行っていても、ワンちゃんによって、その後の経過は様々です。
今の治療方針でずっと同じように維持が出来るとは限りませんが、その都度、しゅーまま様が、先生と
充分に相談しながら、チワワちゃんにとって一番いい治療方法を見つけていくことができるといいですね。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



胆嚢泥の食事

投稿者:ハッピー

投稿日:2015/09/07(Mon) 12:51

No.4121

9才になるチワワのオスです。1ヶ月前に血液検査でALPの値が1300もあり、腹部エコーをした結果胆嚢泥が見つかりました(4月の血液検査では異常なし) 今はドッグフードをヒルズのwdを与えています。胆嚢泥の場合、食べてはいけない食材はあるのでしょうか? カロリーの低いおやつをあげようと思って、小魚(塩分なし)をあげていますが大丈夫でしょうか? また野菜の乾燥したのはあげても大丈夫ですか? よろしくお願いします。

Re: 胆嚢泥の食事

- 獣医師 酒井

2015/09/09(Wed) 11:39

No.4125

ハッピー 様

一雨ごとに秋の深まりを感じる今日この頃ですが、ハッピー様におかれましては
いかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
ハッピー様の9歳の男の子のチワワちゃんが、血液検査でALPが高くなっており、
エコー検査をしたところ、胆泥が見つかったので、胆泥症のお食事管理についての
ご相談でございますね。

早速お問い合わせにつきまして、ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見して
おりませんので、一般的なご案内になりますこと、何卒ご了承ください。

胆泥は、胆嚢の中に貯留している本来であればサラサラの液体である胆汁が変質して
泥状になっているもので、このような胆泥が蓄積している状態を胆泥症といいます。
人ではこの胆汁が結晶化して石のようになってしまう胆石症が多いのですが、
ワンちゃんでは胆泥症が比較的多く認められます。
特に何らかの症状を示しておらず、健康診断で偶然発見されることも多いのですが、
今後、進行して胆汁の流れが悪くなり、十二指腸に分泌される際の通り道である総胆管が
閉塞すると黄疸が認められたり、胆嚢が破裂する可能性もあるため、
食事の管理や場合によっては、胆汁の流れを良くするためにお薬による治療を行う場合もあります。

胆泥症は、高脂肪食、細菌感染から併発した胆嚢炎、甲状腺機能低下症やクッシングなどの
内分泌疾患などに関連していると考えられています。
基礎疾患がある場合にはその治療を行いながら、基礎疾患がない場合にも食事に注意を
していくことが大切です。

ハッピー様はすでにチワワちゃんのためにお食事をw/dに変更していただいているのですね。
w/dは肥満のワンちゃんのダイエットフードとしても利用される低脂肪、高線維食で、栄養バランス
も整った療法食です。
w/dはそれだけで1日に必要な栄養を過不足なく摂取できるものですので、
基本的には、他の食べものを与える必要はないのですが、
ハッピー様はおやつとして、チワワちゃんに小魚や乾燥した野菜などを与えたいということですね。
胆泥症の食事内容でご注意いただきたいのは脂質をとりすぎないことと
炭水化物をとりすぎないことです。
w/dを1日の必要量食べているのに加えて、さらに穀類からできているクッキー等のおやつは
避けるようにしましょう。
小魚や乾燥した野菜は脂質も少ない食品ですが、野菜はイモ類のように炭水化物が
多いものは避けた方がよろしいかと存じます。
基本は療法食できちんと管理をするのが一番です。体の小さなチワワちゃんにとっては、
ほんの少しのおやつのつもりでも、多く与えすぎてしまう場合もございます。
ほんの少し、お楽しみの一つとして必要最低限の量で与えていただくことが大切です。
ワンちゃんはもともと野菜を消化吸収することが苦手などうぶつなため、
肝機能改善が期待される野菜の成分を消化吸収しやすい形にしたサプリメントを
おやつのかわりに与えることも一つの方法です。
療法食を指示された、かかりつけの先生にも念のため、おやつ類で与える物については
ご相談いただくことをお勧め致します。

また胆泥症の場合、お食事の与え方は、1日の必要量を回数を分けて与えていただくことが
良いと言われています。食事をとると、胆嚢が収縮するので、胆泥の貯留を改善する効果が
あると考えられています。
1日2回のお食事であれば、今後、朝昼夕、朝夕晩のように3回に分けていただくとよろしいでしょう。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

食事の変更をしても、胆泥症はなかなか改善しない場合もありますが、
症状もなく、維持できる場合もございます。
チワワちゃんの普段の様子をよく見ていただき、何か様子がおかしいときには
お早めにかかりつけの先生にご相談するようにしましょう。
今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。