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尿検査について

投稿者:みー

投稿日:2016/01/17(Sun) 18:44

No.4240

度々質問すみません。
メスの猫ですが、2ヶ月に1回尿検査をしています。

今回潜血プラス3出ました。
以前も出た事があり、ストルバイトも少し出ましたが、
今回は潜血だけです。
タンパクは体質なのか昔から出ます。
ちんさ、比重は問題ありません。

以前潜血プラス3出た時は見た目で色が違いましたが、今回は普通の色でした。

こういう事はありますか?
とりあえず様子見です。
特に痛がる様子などはありません。


ただ今日おしっこしたがったのを止めました。
猫はストレスに弱く、すぐ潜血出る話を確か聞いた事があります。

前回出た時も、おしっこさせまいと部屋に少し閉じ込めました。やはり関係してるのでしょうか?

とりあえず様子見ですが何か気をつける事はありますか?

Re: 尿検査について

- 獣医師 江口

2016/01/20(Wed) 17:04

No.4243

みー 様

暖冬が一転、各地からの大雪の知らせが届く今日この頃ですが、
みー様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談頂き、誠にありがとうございます。
ネコちゃんの尿検査で潜血プラス3という結果が出ており、
それがストレスによるものかどうか、現在、様子見だが何か気をつけることは
あるかというご相談ですね。
早速ご案内をいたしますが、実際のご様子を拝見していませんので、
一般的なご案内となりますことを、何とぞご了承ください。

尿検査の一般的な流れとして、まず尿をそのまま尿試験紙で検査し、その後、
尿を遠心機にかけて上澄みと沈査に分離します。その沈査を尿沈査といいます。
そして最後に尿沈査を顕微鏡でチェックします。

試験紙による検査では陽性と判定されても実際は陽性ではない場合があります。
潜血反応で偽の陽性反応が出る原因としては、次亜塩素酸や塩素などの
酸化剤の混入がある場合、尿路感染症で細菌が増殖してペルオキシダーゼが
放出されている場合などが挙げられます。
検査で潜血反応が陽性と判定されると、とても心配になりますが、
見た目には正常の色に見える尿であれば、尿沈渣の検査結果にもよりますが、
持続して潜血反応が出るかどうかを定期的に見ていくことになるのでは
ないかと存じます。

偽の陽性反応ではない場合、尿の中に赤血球かヘモグロビンかミオグロビンの
いずれかが存在するということとなります。
試験紙の反応の出方でも判別がつくこともあるのですが、
詳しくは尿沈査と上澄みをチェックして鑑別します。

尿沈査に赤血球がみられ、上澄みで潜血反応がみられない場合、赤血球が尿中に
あるということです。膀胱炎や尿路疾患による出血・血尿、生殖器からの出血
などが考えられます。(以前の潜血プラス3はこれかと思われます。)

尿沈査に赤血球がみられず、上澄みで潜血反応がみられる場合、ヘモグロビンや
ミオグロビンなどの蛋白が尿中にあることを示しています。
ヘモグロビンは赤血球の構成成分なので、赤血球が溶血性貧血のような
何らかの病気のために、異常なスピードで壊れて尿中に排泄されていることを
意味しています。ミオグロビンは筋肉の中にあるものなので、激しい運動
もしくは何らかの病気が原因で、筋肉が壊れて尿中にミオグロビンが
排泄されていることが考えられます。

みー様のネコちゃんの今回の尿検査の場合、色は正常で尿沈査に赤血球が
認められなかったということでしたら、ヘモグロビンかミオグロビンの
存在が考えられます。
一般的に、ネコちゃんの健康状態が良好で、他には異常が認められない場合には、
再検査で再び同じ検査結果が出るかどうか調べ、もし続くようであれば、
赤血球の検査や筋肉系の検査をしていくことになります。
再検査で陽性反応が出なかった場合は一過性のものとして判断し、
定期的な検査を行って経過を見ていくかと存じます。

かかりつけの先生が今は様子見とおっしゃったのは、恐らく今まで続けて
こられたように、定期的な尿検査をすることによって、今回の潜血反応について
さらに詳しい検査が必要かどうかを今後判断するということではないかと
思われます。

また、ストレスの影響で潜血反応があるかどうかというご質問ですが、
ストレスが原因で血尿になる可能性はあるかと存じます。
特発性膀胱炎といって、原因がはっきりしない膀胱炎がネコちゃんには多い
のですが、その原因の1つにストレスが関係しているのではないかと
考えられています。
症状として血尿、排尿困難、排尿時の痛み、頻尿などが見られます。
みー様はネコちゃんが排尿をしたがったのにそれを止めたことでストレスになり
潜血プラス3という結果になったのではないかということがご心配ということですね。
1回の排尿を我慢させたということであれば、常にトイレが自由に使えないなど、
長期のストレスがあったわけではありませんし、上記のような膀胱炎の症状が
出ているわけでもなければ、今回のことが潜血プラス3が出た直接の原因
である可能性は低いかと思われます。

しかし今後、気をつけることとして、食欲元気、飲水量、尿の性状(色や量)、
排尿時の様子(回数、痛みはないか等)と合わせて日常生活で、
なるべくストレスをかけないということは大切ですので、
ご注意いただければと思います。
どのようなことにストレスを感じているかは、そのネコちゃんによって
様々ですので日頃からネコちゃんの様子や好みをよく観察するようにしましょう。
例えば、好奇心旺盛なネコちゃんであれば、遊び道具や遊び場所を定期的に
変えてあげるといったこともストレスの発散に良いかもしれません。
また、「窓から野良ネコちゃんが歩いている姿がみえる」といったことや
「トイレの砂を変えた」といったことがストレスになることもあります。
多頭飼いの場合、頭数に比してトイレの数が少ない、ご飯の場所が
他のネコちゃんと同じで落ち着いて食べることができない、
他のネコちゃんと仲が悪い、安心できる避難場所がない等も
ストレスとなることがあります。
このようなことをチェックいただき、ネコちゃんがのんびりと暮らせる
環境を作っていただければと思います。また、冬のネコちゃんの健康管理と
いうことでは、飲水量が減らないように、いつも飲みたいときに
お水を飲める環境を作っておくということも大切なことでございます。
今は様子見ということですが、再検査までにネコちゃんに何かいつもと違う様子や
変化がありましたらすぐにかかりつけ動物病院さんへご相談されるよう
お願い致します。
また、検査のために、ご自宅でネコちゃんの採尿をすることは、かなり大変なこと
と思います。
採尿のために尿を我慢させることが度重なり、ネコちゃんが排泄に対して
警戒するようになってしまったり、トイレを恐がるようになってしまうと
ストレスになってしまう可能性もございます。
動物病院さんによっては、院内で膀胱穿刺をすることによって採尿を行って
いますので、家での採尿が過度のストレスになっているご様子でしたら、
一度かかりつけの先生にご相談されてもいいかもしれません。

みー様のネコちゃんが寒い冬を元気に乗り切れるよう祈っております。
みー様につきましても風邪など引かれませんようご自愛下さい。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っております。
気がかりなことがございましたら、お気軽にご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



てんかん発作について

投稿者:はっしー

投稿日:2016/01/12(Tue) 21:54

No.4232

マルチーズの♂2歳11か月です。
昨年の11月に2週間で二度てんかん発作が起きて、
抗てんかん薬(コンセーブ錠)を
1日2回半錠ずつ飲んでいます。

ごはんが手作りなので、てんかん発作が起こりにくくなるような食材があったら教えてください。
治るとは思ってないのですが、少しでも発作が起こらないようにしてあげたいのです。
今の所、11月から発作は起きてないです。
糖が唯一、脳の栄養になるので、炭水化物が必要だと何かで読んだのですが、糖をあげすぎると糖尿病になりそうなので、
食物繊維の多い食材を増やしています。
よろしくお願い致します。

Re: てんかん発作について

- 獣医師 酒井

2016/01/14(Thu) 17:29

No.4235

はっしー 様

厳しい寒さが続いておりますが、はっしー様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見しておりませんので
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

はっしー様の2歳11ヶ月のマルチーズちゃんが、昨年11月に2回ほど
てんかん発作を起こし、現在抗てんかん薬を投薬中ということでございますね。
てんかんとは、発作的に繰り返される全身性の痙攣(けいれん)や意識障害を
主な症状とする脳疾患です。通常、大脳の神経細胞は規則正しいリズムでお互いに
調和を保ちながら電気的に活動しています。
しかし、環境の変化や体調など何らかの理由により、穏やかなリズムを持った活動が
突然崩れて、激しい電気的な乱れが生じることがあります。
この時に「てんかん発作」が起こります。


発作の間隔は個体差があり、月に数回起こることもあれば、1年に1度という場合もあります。
また、30分以上連続して続く、もしくは短い間隔で複数回繰り返す発作は、
重責(じゅうせき)発作と呼ばれ、命に関わることもあるため注意が必要です。

ワンちゃんのてんかんは以下のように分類されます。
◇特発性てんかん
明らかな脳の病変が認められない原因不明のてんかんです。ワンちゃんのてんかんの中で
最も一般的にみられるのがこの特発性てんかんです。遺伝的素因が報告されている
犬種もありますが、どのような犬種でも起こる可能性があります。
◇症候性てんかん
脳腫瘍、脳炎、水頭症、外傷による脳障害などの脳疾患に伴って起こる
後天性のてんかんです。
◇潜因性てんかん
症候性てんかんが疑われるものの、各種検査上明らかな異常が認められないものを
潜因性てんかんといいます。
◇非てんかん
脳以外の異常(電解質異常、低血糖、肝障害、腎障害、中毒、低酸素など)に
起因して発作がみられることがあります。
この場合は、発作の原因となっている疾患の治療を行います。

一般的にてんかんの治療は発作の頻度をみながら、原因にあわせた治療と併せて、
抗てんかん薬を毎日内服することにより、発作をコントロールする治療を行います。
てんかん発作には、気圧や天候 (特定の気象条件で発作が起こりやすくなることがある)、
緊張や興奮を誘発する特定の出来事など、さまざまな環境要因が関係していることも
ありますので、どのような要因が発作に関係している可能性があるかを知るために、
発作が起こった日の天候や出来事、体調等について記録をとり、できる限り該当する
環境要因を排除することが有効なことがあります。

さて、はっしー様のマルチーズちゃんは、現在抗てんかん薬コンセーブ錠による発作の
コントロールを行っているということですね。
先にご案内をしたように、てんかん発作の原因となる病気が別に明らかになる場合も
ございますが、その場合には、それぞれの病気にあわせた食事療法が必要となりますので、
かかりつけの先生にご指示をいただき手作り食の食材や量を決めていただくと安心です。
特に原因が認められない「特発性のてんかん」ということであれば、基本的には年齢にあった、
栄養のバランスを考えた基本的な手作り食が勧められるかと存じます。
特にてんかんを起こしにくくする食材というものがあるわけではありませんが、
毎日の投薬があり、薬の血中濃度を一定レベルに維持するためにも、
嘔吐や下痢を起こさないような、消化器を良好な状態に保つように配慮された
お食事にすることが大切です。
手作り食では季節の様々な食材を使用するかと存じますが、普段食べ慣れている食材に
加えて、新しいものを使用する場合には、少量から与えてみて、様子をよくみてから、
増やしていくといった工夫をされるといいでしょう。
人と同じでワンちゃんにとっても腸内細菌のバランスを整え、腸の健康を維持するために
食物繊維を取り入れることは有効と考えられています。
ワンちゃん用の善玉菌(プロバイオティクス)のサプリなどと一緒に毎日のお食事に
取り入れると良いかもしれません。
また食事に糖を多く取り入れた方が良いかどうかのご質問ですが、
脳以外の身体の組織が3大栄養素である炭水化物(糖質)、タンパク質、脂質の
どれでもエネルギー源として利用できるのに対して、脳はブドウ糖をエネルギー源として
利用しています。タンパク質や脂肪より、即効性のエネルギー源となり、同時に満腹感を
得ることもできます。
しかし、糖質を多くとりすぎることは肥満を招き、はっしー様がご心配されている糖尿病
をはじめ、関節疾患、心疾患や腫瘍疾患など様々な病気のリスクが高くなるため
ご注意が必要です。
はっしー様の手作りフードが、一般的なワンちゃんの手作り食として栄養バランスの整った
もので、マルチーズちゃんが適度な満腹感を得ており、体調も良く理想的な体重と
いうことであれば、今のところ特別に糖質を多くする必要も制限する必要もないと思われます。
マルチーズちゃんは11月に2回の発作があったということで、今後の経過にもよるかと
思いますので、具体的な食事の栄養バランスや量に関しましては、マルチーズちゃんの
状態をよくご存知のかかりつけの先生にもご相談いただくとよろしいかと存じます。

また、てんかんの発作の予防のために、マルチーズちゃんが、ストレスなく、
安心して毎日を過ごしていただくことも大切かと思われます。
はっしー様の愛情あふれる手作り食に加えて、日常生活でマルチーズちゃんが興味の
ある遊びやお散歩などで楽しく毎日を過ごせるよう工夫していただくとよろしいでしょう。

はっしー様のマルチーズちゃんが、おいしくお食事を食べ、今後の発作も落ち着かれること
を祈っております。
季節柄、はっしー様も風邪など召されませんよう、お気をつけください。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っております。
気がかりなことがございましたら、お気軽にご利用ください。
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土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



Re: てんかん発作について

- はっしー

2016/01/17(Sun) 00:22

No.4239

こんばんは。
特発性てんかんだと言われてました。
MRI検査をしたわけではないのですが、先生が言われるには、
・発作前後に異常行動をする。
・脳に疾患があったら、この薬の量で症状が抑えられない。
・内臓に疾患があったら、こんなに元気ではない。
という事でした。
ご飯も残さず食べてくれるし、体重の変化もそんなにありません。
肥満でもなく、いい肉付きだそうです。
血液検査は、フィラリアのお薬を貰う時の検査で一緒にしてもらうつもりです。
消化がいい食事を心がけます。
ありがとうございました。



Re: てんかん発作について

- 獣医師 酒井

2016/01/18(Mon) 16:21

No.4241

はっしー 様

この度はご丁寧にご返信いただきありがとうございました。
はっしー様のマルチーズちゃんは、特発性てんかんと診断されて、
治療中ということでございますね。
マルチーズちゃんはちょうど良い体格で、食欲も元気もあるということ、
本当に何よりでございます。
てんかん発作は、いつ起こるかわからないためご不安もあるかと存じますが、
食事や環境面のサポートによって、健康状態を良好に保ち、
かかりつけ病院さんの休診日や夜間に万が一緊急性のある発作が起こった場合に
受診できる病院をチェックしておくといった事前の準備をしておくことで
対応できることがほとんどです。
今後もマルチーズちゃんがお元気で過ごせるよう、私共も応援しております。
また何かございましたら、お気軽にご相談下さい。



肛門腺絞り

投稿者:やせなくっちゃ

投稿日:2016/01/15(Fri) 00:50

No.4236

4歳になるキャバリアです。
肛門腺を絞ると出てくる分泌物が、液体状ではなく、粘土のように硬いものがヌーット出てきます。硬ーいうんちが小さな穴からぎゅーっと絞りだされたようなかんじです。
シャワーで流してもそう簡単には溶けません。
絞るときも、結構な力を入れないと出てきません。
(絞り方が下手ということもあります。)
・こんなに硬い分泌物でよいのでしょうか?
・絞る時にかなり力を入れるので、袋が破裂するのではないか とても心配です。
・分泌物は液体状にはならないのでしょうか?
絞る間隔は1.5ケ月に1回ぐらいです。
予防中射などで獣医さんに行ったときは、ついでに絞ってもらいますが、肛門腺絞りのためだけに獣医さんに行ってもよいのでしょうか?
病気ではないので、先生に申し訳なくて、行ったことはないのですが、先生に絞ってもらうのが一番安心なのですが。

Re: 肛門腺絞り

- 獣医師 酒井

2016/01/15(Fri) 17:18

No.4238

やせなくっちゃ 様
年も明けて瞬く間に1月も半ばが過ぎようとしておりますが、やせなくっちゃ様におかれましては、
いかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして、ありがとうございます。
さっそくお問い合わせについてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見していないため、
一般的なご案内となりますことを何とぞご了承ください。

やせなくっちゃ様の4歳のキャバリアちゃんの肛門腺から出る分泌物が、
粘土状で硬い性状をしており、家で絞るのにもかなり苦労をなさっているということでございますね。
またご自宅で、肛門腺絞りのケアをするのが心配なため、動物病院で他の診察や予防注射の
ご予定もないのに、それだけのために受診してもよいものかどうかというご質問でございますね。

肛門腺はご存じの通り、肛門の左右両脇に一対の袋状組織として存在し、ワンちゃんそれぞれの
匂いを持つ分泌物が貯留しています。
通常は排便時の圧迫により、少しずつ便と一緒に分泌され、縄張りの匂い付けの役割を果たします。
またワンちゃん同士が出会ったときにお尻の臭いを嗅ぎ合うことがありますが、
これは肛門腺の匂いを嗅ぐことによって個体識別をしています。
このような場面以外でも、何かに驚いてしまった時などにも肛門腺が分泌されることがあります。
ワンちゃんの肛門腺の「分泌物」と一言で言っても、その性状はサラサラの液状のものから、
少しブツブツの混じった液状のもの、そして、練りカラシのような硬さのものから、
硬い粘土のようなものまで様々です。
色も明るい黄色っぽいものから、薄茶色、焦げ茶色、ほとんど黒に近いような色合いのものまで
様々です。
また、年齢によって性状が変化するワンちゃんもいれば、ほとんど変わらないワンちゃんもいます。
これらの違いはいわゆる「個体差」であって、特に病気ということではありません。

また、特に小型犬に多いのですが、ワンちゃんの中には、自力での定期的な肛門腺排泄がうまく
できておらず、肛門腺の開口部が詰まるために分泌物がたまりすぎて
パンパンになってしまうことがあります。
このような状況では、ワンちゃん自身気持ち悪く、分泌を促すためにお尻を引きずったり、
お尻を舐めようとして落ち着かなくなったりします。
また、ひどい場合には、分泌物がたまっている袋(肛門嚢)が破裂してしまうこともあります。

肛門嚢に分泌物が異常にたまった状態をそのままにしておくと、炎症を起こしてしまい、
肛門嚢炎を起こすこともあります。さらに進行すると、膿もたまり開口部から血膿が出てきます。
炎症を起こすと痛みを伴い、排便を嫌がることもありますので、早急に治療が必要です。
一旦肛門嚢炎になったり、肛門嚢破裂を起こすと、肛門付近が感染を起こしやすい場所
ということもあり、一度治っても再発しやすくなります。
その場合には手術で肛門嚢を切除することも検討します。

やせなくっちゃ様のキャバリアちゃんは、肛門腺分泌物の性状が非常に硬く、
かなり力を入れないと絞れない状況なのですね。
1.5ヶ月に1回ケアをしていれば、今のところ炎症などのトラブルを起こしたことがない
状態なのでしょうか。
絞り出すためにかなりの力を要するということであれば、普段の生活でコンスタントに自力で
出ている量が少ない可能性がありますので、今まで通り定期的に絞っていただくことが大切です。
また、非常に絞りにくいワンちゃんの肛門腺をご自宅でケアすることは大変なことと思います。
きちんと保定していただき、的確な場所を正しい方向に絞ることで、最低限の力で、
無理をかけず絞ることができます。
一度限りではなく、定期的に行う処置ですので、無理な力をかけて絞ることは、
今後炎症を招くことになりかねません。
やせなくっちゃ様のキャバリアちゃんの場合、家でのケアがかなり難しいことと、
肛門腺をうまく絞れなかった場合に炎症を起こしたり、破裂を起こしたりする事態をまねく危険性
も考えられますので、肛門腺絞りのためだけであっても、かかりつけの病院さんで
処置をお願いした方が、よろしいかと思います。
また処置をする間隔も、今後年齢を重ねるに従って、たまりやすくなったり、炎症を起こしている時にも
早くたまることがありますので、時々ご自宅でもたまり具合を確認していただき、
いつもより早くたまっている様子や、お尻を引きずったり舐めるような行動が見られる場合には、
お早めに受診してチェックしていただくと安心です。

肛門腺のトラブルは、ワンちゃんに比較的多いので、飼い主さんも定期的に病院でチェックを
お願いしている方も多いかと思います。
4歳以降になりますと、様々な病気のリスクも上がってくる年齢ですので、肛門腺などの
日常のケアに加えて、触診や聴診などで、簡単な健康チェックを、先生にお願いするのも
いいかもしれません。
動物病院にもよるかもしれませんが、専門の2次病院施設ではなく、通常のかかりつけの
一次病院でしたら、ワンちゃんの病気予防のための定期的なケアであれば、喜んで処置を
していただけるところがほとんどではないかと思います。
ぜひ一度かかりつけの先生に相談されることをお勧め致します。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、
ぜひご利用くださいませ。
電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

やせなくっちゃ様とキャバリアちゃんがお健やかに、笑顔いっぱいの毎日を過ごされますよう、
応援しております。今後ともアニコムをよろしくお願い致します。



へんなせき

投稿者:ジョンママ

投稿日:2016/01/13(Wed) 14:36

No.4234

食べる前や興奮して吠えるときに、げーっと吐きそうな咳をして顔しかめて苦しそうにします原因がわからないのですが1月に入ってからですどうしたら良いでしょうか

Re: へんなせき

- 獣医師 酒井

2016/01/15(Fri) 10:04

No.4237

ジョンママ 様

年が明けて、寒さがますます厳しくなっておりますが、ジョンママ様におかれましては
いかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして、ありがとうございます。
さっそくお問い合わせについてご案内させて頂きますが、お話のご様子から、
ワンちゃんのご相談と思われますので、ワンちゃんのお咳のお問い合わせとして
ご案内させていただきます。また、実際のご様子を拝見していないため、
一般的なご案内となりますことを何とぞご了承ください。

ジョンママ様のワンちゃんは、今年1月に入ってから、食べる前や興奮して吠える時に咳をして、
苦しそうにするということですね。
ワンちゃんの咳は人の咳とは異なり、「ケッケッ」「ガハッガハッ」と、喉に何か引っかかって、
吐きたそうにしているように見えます。
最後に「カッ」とタンを吐くような症状を示して治まることが多いかと思います。

ワンちゃんが咳の症状を示す病気は大きく2つに分けられます。
1つは呼吸器疾患によるもので、もう1つは、心臓疾患によるものです。
呼吸器の疾患には、喉頭炎、気管炎、気管支炎、肺炎など、主に感染が原因となり
発症する病気があります。症状として、咳だけでなく、鼻水や目やにを伴うこともあります。
パラインフルエンザウイルスなどによるケンネルコフは咳を主訴とする、子犬に多い感染症の代表です。
また小型犬や短頭種に比較的多い気管虚脱は遺伝的な素因や肥満などが原因で、
気管が押しつぶされたようになってしまい、空気の流れが悪いために興奮時に咳をしたり、
ひどい時には呼吸困難を起こします。
年齢を重ねるにつれて悪化する傾向があり、夏の暑い季節には特に注意が必要です。

心臓疾患でワンちゃんに多いのは、僧帽弁閉鎖不全が挙げられます。
小-中型犬に特に多く、心臓の僧帽弁という弁がしっかりと閉まらなくなることで、
全身に血液を送り出す際に血液の逆流がおこり、様々な症状を示す病気です。
心臓の左心房が肥大するため、気管支が圧迫され咳が出るようになります。
また大型犬のワンちゃんに見られるのが、拡張型心筋症で、心筋が薄く伸びてしまい
心臓が肥大して、咳の症状を示します。
原因ははっきりとはわかっていませんが、遺伝的な要因が考えられており、
年齢と共に悪化が認められます。

また首輪にリードをつけて、ぐいぐい飼い主さんを引っ張りながらお散歩をするワンちゃんですと、
気管に負担がかかり、興奮時に咳がでることもあります。

咳の症状は、初期には興奮時に出やすいことが多く、ジョンママ様のワンちゃんが、
どのような原因で咳をしているかは、症状だけで判断するのは難しいかと存じます。
感染症や心臓病など、治療開始が遅れると進行して悪化することも考えられる病気もありますので、
なるべくお早めにかかりつけの動物病院を受診するようにして下さい。
なお診察時にはワンちゃんが咳をしないことが多いため、念のため携帯電話などでワンちゃんの咳の
様子を撮影し、先生に見せていただくと、診断の助けになりますのでお持ちいただくとよろしいでしょう。

また原因がはっきりするまでの間は、なるべく気管に刺激を与えないようにしていただき、
気温が低い時間帯の外出や激しい運動は控え、首輪を使用しているようでしたら、
胴輪など、気管に直接刺激のないタイプのものに変更することをお勧め致します。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、
ぜひご利用くださいませ。
電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

ジョンママ様のワンちゃんの咳が早く治まりますよう、祈っております。
今後ともアニコムをよろしくお願い致します。



ヒートの間隔

投稿者:ひめ

投稿日:2016/01/07(Thu) 09:03

No.4226

前回、抜け毛で相談し、丁寧なお返事をいただきありがとうございました。その後見違えるほどふさふさになりました(笑)

今回また別件で相談させていただきます

今、10ヶ月もうすぐ11ヶ月になるチワワ(メス)
2015年11月6日に初ヒートを迎えました
年が明け、2016年1月4日 お出かけ中の車内で、抱いていた娘が、洋服に血が付いた!と、車を止めて陰部を拭くとうっすら血液が付きました。あわててドラッグストアに行き、おむつを購入したのですが、あまりにも間隔が短いので、心配しております
食欲もあり、普段通りに走りまわる元気もあります
しきりに陰部を舐めてはいますが、それ以外変わった症状はありません
私は、避妊手術を考えていますが、主人は手術をする事に抵抗があるらしく、なかなか決めかねています

犬にも、生理不順ってことがあるのでしょうか?

Re: ヒートの間隔

- 獣医師 霍田

2016/01/08(Fri) 15:12

No.4229

ひめ 様

新春の候、ひめ様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
先回のご相談の後、チワワちゃんの被毛は見違える程豊かになった
とのこと、何よりでございます。
また、この度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
もうすぐ11ヶ月になるチワワちゃんの陰部からの出血についての
ご質問ですね。
早速ご案内をいたしますが、実際のご様子を拝見していませんので、
一般的なご案内となりますことを、何とぞご了承ください。

女の子のワンちゃんは、一般的に生後6〜12ヶ月頃には体の成長が
一段落して性成熟を迎え、このころに最初の発情(ヒート)が起こります。
その後1年に1〜2回、6〜12ヶ月の間隔で発情出血(生理)を繰り返し、
ホルモンを分泌させ妊娠を可能にします。
このワンちゃんの発情期のサイクルは次のように、
1.発情前期、2.発情期、3.発情後期、4.無発情期に分かれます。
1.発情前期
発情前期には卵巣からの卵胞ホルモン(エストロジェン)によって
陰部が赤く腫大し、発情出血がみられます。
この発情前期は、通常約1〜2週間ですが、ワンちゃんによって3日〜27日ほど
と個体差があります。
発情前期になると、外陰部を触ると硬いのですが、ふっくらとしてみえます。
この状態が続いた後に発情期が来ます。
人の生理が、受精が成立しなかった時に起こる出血であるのに対してワンちゃんの
発情出血は妊娠準備のため、肥厚した子宮内膜の毛細血管が切れることで起こり、
この発情出血の後に排卵します。
発情前期のワンちゃんは動作に落ち着きがなくなったり、頻尿になることが
あります。また男の子のワンちゃんを引きつけるようになります。

2.発情期
男の子のワンちゃんに交尾を許す期間で5〜20日ほど持続します。
発情期になると出血は全く見られなくなり、外陰部はふっくらとしたまま
ですが、発情前期と異なり、触れると柔らかくなっています。
発情前期と同様に排尿回数が増える、陰部を舐める、
落ち着きがなくなる、食欲の変化などがあります。
発情期の後半から腫れていた外陰部は縮小し、発情出血も減少します。

3.発情後期
発情期の後は発情後期となり、この時期にはもう男の子を許容しなくなります。
発情後期は約2ヶ月(ワンちゃんの妊娠期間と同じ)続き、
プロジェステロン(黄体ホルモン)と呼ばれるホルモンが分泌されます。
このプロジェステロンは、妊娠維持の作用をもつホルモンですが、
妊娠していなくても分泌されます。
プロジェステロンの分泌が低下した頃に乳腺を刺激するホルモンが分泌されます。

4.無発情期
発情後期が終わると無発情期となり、発情していない時期となります。
無発情期はワンちゃんの年齢、種類などによって異なり、
個体差がありますが、約4〜10ヶ月続きます。
ワンちゃんの発情はこれらのサイクルの繰り返しになっています。

さて、ひめ様のチワワちゃんは、昨年11月6日に初めてのヒートを迎え、
年が明けた1月4日にも陰部からの出血があったとのことでございますね。
通常、性成熟した女の子のワンちゃんは、1年に1〜2回、6〜12ヶ月の間隔で
発情出血がみられるため、もし1月4日の出血が発情出血だとすると、
やはり通常より間隔が短いことになります。
しかし初回から数回の発情はまだ身体的にも完全に成熟していないこともあり、
間隔が安定しないことがあります。
そのような場合、通常は成長とともに一般的なサイクルに落ち着いていきます。

発情以外で陰部から出血する原因としては、例えば血尿や、膣炎、子宮蓄膿症
などの生殖器疾患なども考えられます。年齢的にも子宮蓄膿症の疑いは低いかと
思われますが、膀胱炎などによる血尿のように病気による出血も考えられますので、
今後の出血の様子、おしっこの様子などもよく注意して観察していただくと
よろしいでしょう。

上記のような病気もなく、ホルモンバランスの乱れなどで、今後も周期が短いまま
ですと、必然的に発情出血の回数も増えることとなり、チワワちゃんの身体に
かかる負担や、生殖器疾患のリスクなどが通常よりも高まる可能性もあります。
もし、今後出産させるご予定がなければ、お早めに避妊手術を検討することも
選択肢の1つとなるかと思います。
避妊手術には、以下のように、さまざまな病気の予防ができるなどメリットも
ありますが、デメリットもあります。
<避妊手術のメリット>
・望まない交配、妊娠を回避できる。
・卵巣や子宮の病気を予防できる。
・発情に関するストレス(発情周期に伴う体調や行動の変化など)から解放でき、
発情出血などの煩わしさもなくなる。
・早期に避妊手術を行うことにより、乳腺腫瘍になる確率が低くなる。
<避妊手術のデメリット>
・麻酔に対するリスクがゼロではない。
・避妊手術をした後には代謝の変化により、太りやすくなる傾向がある。

避妊手術は全身麻酔下で行います。
個体差がありますが、年を重ねることで心臓、肝臓、腎臓などの全身の機能が
徐々に低下し、全身麻酔をかけるリスクが増加する場合があります。
また、卵巣や子宮などの疾患が生じてからでは一般状態も悪くなっているおそれが
あるため、さらにリスクは増えることになります。
したがいまして、避妊手術を希望される場合は、若くて健康状態が良好な時期に
行うことが望ましいといえます。

チワワちゃんは食欲や元気はあるとのこと、何よりでございますが、
念のため診察をお受けいただき、かかりつけの先生にご相談いただくことを
お勧めいたします。
また、避妊手術を行うか否かにつきましては上記のメリットデメリットも
参考にしていただき、先生とご相談の上、ご家族様でよくお話しなさってから
お決めいただければと思います。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、
ぜひご利用くださいませ。
電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

2016年がひめ様とご家族様、チワワちゃんにとって、素晴らしい年で
ありますよう、お祈り申しあげます。
今後ともアニコムをよろしくお願い致します。



Re: ヒートの間隔

- ひめ

2016/01/09(Sat) 10:47

No.4231

お返事ありがとうございました

私的には、一日でも長く一緒に過ごしたいので、回避できるものは回避したいと思って避妊手術を考えていたのですが、主人はやはり身体にメスを入れるのに抵抗もあるようで…
この回答を印刷し見せようと思います

主人は仕事柄、週一しか自宅には戻らないのですが、戻ると娘は主人の側から離れないので、余計に抵抗があるのかもしれませんね(笑)

本日は出血もほとんどなかったので、近々かかりつけの病院で、健康診断が受けられるので、その時に聞いてみます

ありがとうございました



Re: ヒートの間隔

- 獣医師 霍田

2016/01/13(Wed) 10:27

No.4233

ひめ 様

この度はご丁寧にご返信をいただきまして、誠にありがとうございます。
健康診断をお受けになるときに、かかりつけの先生にご相談いただけるとのこと、
ご安心のためにも、何よりでございますね。
新しい年がご主人様とひめ様、チワワちゃんにとって、笑顔いっぱいの素晴らしい一年となりますよう
心からお祈りいたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。