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フィラリア検査陽性の猫の治療法

投稿者:NJFAN

投稿日:2013/05/08(Wed) 19:03

No.2042

6歳ロシアンブルー(オス)、4歳半ノルウェイジャンフォレストキャット(メス)についてご相談いたします。
先日、フィラリア予防をはじめようと思い血液検査をしたところ、上記2匹が陽性と出ました。

2匹とも
・空咳などの症状はなし
・心臓部レントゲンでは、特に異常は認められず
・ノルはエコー検査実施。虫体の存在ははっきりとはわからず
 (いるともいないとも)
・ロシは病院で凶暴になるためエコー検査できず
・5月末からレボリューション開始予定。塗布予定日2日前から
 ステロイド剤の投与指示(1日1錠2日間)

仮に生きている虫がいたとしても、レボリューションで駆除できるのでしょうが、
死体が体内に残ることによる突然死の恐れなども説明されております。
穿刺での手術での虫体駆除方法もあるとは言われておりますが、
かかりつけ医は、症状が出ていない段階での手術は、リスクの方が大きいと考えているようです。
しかし、突然死というものがアタマの中をちらつくため、
果たしてこのまま様子見+レボリューションだけでよいのかどうか、
判断に迷います。

当地は穿刺手術の技術をお持ちの獣医師が少ないということで、
かかりつけ医も猫のフィラリアはほとんど症例をご存知ない
とのことで、手術をする場合は紹介を受けることになります。

こちらの先生方はいかがお考えですか。
素人ながら飼い主としては、症状の出待ちではなく、
・エコーで虫体の存在は確認しておいた方がいいのではないか。
・その上で手術を考える(成功率、リスク等もあわせ)
という積極的な治療を取りたいと思うのですが...
もちろん成功率10%以下、なんてことであれば、見合わせますけれど。
ご意見を戴ければ幸いです。

ちなみに飼育環境等ですが、
・5匹の多頭飼い
・全員、避妊去勢済み
・全員、比較的なかよし。
・住居環境的に、運動不足にはならない
 (走り回れる)
・食事は個体ごとに量、回数を管理
・当該2匹は、真菌性皮膚炎(完治)をのぞき、
 大きな病歴なし。(ノルは軽い膀胱炎経験あり)

足りない情報がございましたら、ご指摘くださいませ。
ご回答、なにとぞよろしくお願いいたします。

Re: フィラリア検査陽性の猫の治...

- 獣医師 酒井

2013/05/13(Mon) 10:32

No.2056

NJFAN 様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
6歳の男の子のロシアンブルーちゃん、4歳半の女の子のノルウェイジャンフォレストキャットちゃんが
血液検査でフィラリア陽性となり、その治療についてのご相談でございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

近年、ワンちゃんのフィラリア症に対する理解とその予防は進んできていますが、
ネコちゃんのフィラリア症予防の必要性についてはまだ充分知られていないのが現状です。
今回NJFAN様のネコちゃん2頭が血液検査でフィラリア陽性となり、大変ご心配されていることと
お察し致します。

もともとネコちゃんはフィラリアにとっては適している宿主ではないため、
ワンちゃんのフィラリア症に比べて診断が難しく、ワンちゃんと違って成虫まで成長しなかったり、
感染数が少ないため、血液検査では陰性となることもあります。
NJFAN様の2頭のネコちゃんは血液検査で陽性結果が出て一頭はエコーで虫体を確認出来ず、
もう一頭はおとなしくエコー検査をさせてくれないので実施出来なかったということですね。
なおエコー検査も100%の検査法ではなく、確認できるのは肺動脈内と右心房、右心室に
存在する虫体のみで、死んで肺動脈末端に詰まった虫体は確認できません。

ネコちゃんのフィラリア症は3つの病期に分けられます。
第1病期は未成熟虫が肺動脈に到達した際、その虫体とその死滅虫体(大半はここで死滅します)に
対して、肺血管、間質が急性炎症を起こします。この時の主な症状は咳、呼吸困難、嘔吐などです。
ワンちゃんの場合、激しい運動が症状の重症度に影響を及ぼす主因とされていますので、
検査結果でフィラリア陽性と出たネコちゃんに、無理にエコー検査を行う事で興奮させたり、
暴れさせたりすることはリスクが高いということも考えられます。
この時期にレントゲンを撮ると右肺後葉動脈の拡大と気管支間質パターンが認められることが
ありますが、NJFAN様の2頭のネコちゃんにはレントゲンでは異常が認められなかった
ということでございますね。
ネコちゃんの場合、未成熟虫が成虫になった場合に宿主の免疫応答が抑制されて
症状が消失することがあります。
第2病期はこの免疫応答を抑制していた成虫が死滅し(成虫の寿命は犬では5-7年ですが、
ネコちゃんでは2-4年)、免疫抑制機構が消失し、虫体の変性が重度の炎症や血栓塞栓症を
惹起することで、重篤な急性肺障害や突然死を引き起こします。
第2病期を乗り越えたネコちゃんでは第3期、肺の病変によって慢性呼吸器疾患となります。

猫ちゃんのフィラリア症の一般的な治療ですが、フィラリア駆除薬の投与後に症状の悪化や
死亡率の面を考慮して、無症状の猫ちゃんには駆除薬をもちいらず、
症状が出ている猫ちゃんには症状の安定を図る治療を行う事が多いようです。
今回、NJFAM様の猫ちゃんは、レボリューションが処方されているとの事ですね。
レボリューションの投薬は、現在感染しているフィラリアへの治療ではなく、
再感染を防ぐためのものであり、フィラリアの成虫を駆虫することはできません。
そのため、成虫の除去を行うには、外科的な処置によるものとなります。
今多頭で飼育されている他のネコちゃん達にもフィラリア予防が必要ですので、
ぜひ今後とも予防を続けてあげて下さい。

成虫の外科的な除去は、虫体を確認出来る場合に適用となります。
ご存じの通りどこの病院でも出来る手術ではありませんので、ご紹介いただいて、
まずは詳しい状況を精査した後、手術適用がどうか判断してもらうのがよろしいでしょう。
その際、手術のリスクや手術をしてもまだ病態が残る可能性などもよくご説明を聞いて、
ご納得の上で治療方針を決めることが大切です。

血液検査ですが、ネコちゃんのフィラリア検査には、ネコちゃんの血液中に雌の成虫が産む
ミクロフィラリアを検出するいわゆるmf検査と、L4(第4期幼虫)〜成虫までの検出可能な抗体検査、
成虫抗原を検出する抗原検査の3通りあります。
今回、上記3つの中のどの血液検査で陽性だったのかまでは分かりませんが、
かかりつけの先生がレボリューションの投薬で経過を見ると判断をされたのは、
今、症状が全くなく、エコー検査で成虫がしっかりと確認で来ていないこと(ノルウェージャンちゃん
だけですが)、その場合、成虫駆除を行った後の予後が確実に良くなるという確証とならないので
はないかといったことなどを総合的に考慮されての判断ではないかと思います。
しかし、ネコちゃんのフィラリア症は上記の通り大変複雑な病態を示しますので、
先生によっても治療方針が変わってくるかとは存じます。
NJFAN様のように症状が出るのを待っているのではなく積極的に出来ることは
治療したいと言うことであれば、エコー検査はかなり検出率の高い検査となりますので、
一旦手術をされる病院さんにも相談してみると良いかもしれません。

いずれにしても、呼吸器の症状には常に注意をしていただき、胸部レントゲンで経過を引き続き
チェックしていくことも大切です。
5頭でとてもにぎやかな毎日を送られていることと思いますが、あまり興奮させたりすることがないよう、
穏やかに生活していただくこともポイントです。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っております。
状況をお伺いした上でより具体的なご案内ができると思いますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

治療が大変難しい病気だけに、とてもNJFAN様も悩まれていらっしゃることと思います。
また、今後検討される上で、ご不安な点などございましたらいつでもご相談下さい。

今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。



食べてもよいでしょうか??

投稿者:ルナたん

投稿日:2013/04/30(Tue) 13:37

No.2025

ワンコに与えて良い食材について…

手づくりご飯やくだものを与えたいと思っています。

野菜などで、人間でいうサラダ的なレタスや葉っぱ系の
葉野菜は温野菜にして与えたほうがよいのですか?

以前、ネットでワンコは野菜の消化が不得意だと見たことが
あります。
きのこなどを、細かく刻んで与えてもうんちに消化されずに
出てきてしまいます。

消化の悪いものを与え続けているとわんこの消化器官に
負担がかかるのでは…と心配です。

あと、うちの子は果物が好きでバナナをよく食べます。
キウイも与えてみたいのですがワンコにキウイは大丈夫でしょうか???

Re: 食べてもよいでしょうか??

- ペット栄養管理士 三留

2013/05/02(Thu) 12:37

No.2033

ルナたん 様

木々の新緑が美しい頃でございますが、ルナたん様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
早速ご案内をさせていただきたく存じますが、一般的なこととなりますことをご了承ください。

<お野菜について>
野菜やきのこ類には多くの食物繊維が含まれています。
食物繊維は水溶性食物繊維と不溶性食物繊維に分けられますが、
果物などに含まれているペクチンや小麦などに含まれているガラクタンのような水溶性の食物繊維
とは異なり、セルロースなどの不溶性食物繊維は、人も含め動物は自力で消化することが
できませんので、そのまま排泄されてしまいます。
ただし、うさぎや牛などの草食動物は、分解する酵素を持っているため、
植物を腸内で体に必要な栄養源にかえることができるのです。

ルナたん様のワンちゃんもキノコを食べたらそのままウンチで出てきてしまったということですね。
ワンちゃんはオオカミの血を引いているといわれ、肉食傾向が強いどうぶつですが、
人との暮らしの中で雑食化してきているといわれています。
そのため肉の消化吸収のほうが得意な雑食動物といえます。
キノコのように、消化の良くない食材に関しては
細かく刻んだり、火を使って、消化を助けるようにして与えていただくことが大切です。
キノコには免疫力を高めるβグルカンや丈夫な骨作りに役立つビタミンDなどが含まれて
おり、優秀な食材です。細かく刻んでいただき、水で煮込んでエキスごと与えていただくと
よろしいでしょう。
レタスやキャベツなどの私たち人間が生で食べている野菜はワンちゃんにも
生で与えていただいてもよろしいですが、できれば刻むことで繊維を細かく切断して
与えていただくとよろしいでしょう。
特に、キャベツや大根には酵素が豊富に含まれていますので、
生で与えてあげると良いのですが、量は少なく、
ワンちゃんの消化に負担をかけないようにしましょう。
特に初めて食べる食材に関しては、下痢をしてしまうことも考えられるので、
ほんの少しから、様子を見ながら与えていただくとよろしいでしょう。

消化することの難しい食物繊維ですが、健康維持のため、重要な働きをすることが
わかっています。食物繊維は排泄を促しますので、体内の有毒物質の排出に役立ちますし、
ウンチの量を増やし、便秘を予防します。また、適量の食物繊維は腸内細菌のバランスを維持し、
腸の健康維持や腸内免疫のバランスをとってくれますので、適度に野菜類を摂取することは
重要です。ただし、多く摂り過ぎないほうがよろしいでしょう。
野菜にはミネラルが豊富ですが、過度に摂取することで尿のPHに作用し、尿石症の発生に
関与する可能性もございます。特定の野菜を多く摂取することは控えたほうがよろしいでしょう。

ルナたん様のワンちゃんは、バナナが好物とのことですね。
バナナにはカリウム、マグネシウム、ビタミンB1やB2など栄養を豊富に含んでいますが、
カロリーが比較的高いので、与えすぎには注意をしましょう。
また、暑い地方原産の果物で、体を冷やす作用があるといわれていますので、
寒い季節にはあまり与えないほうがよろしいかもしれません。
リンゴやイチゴなど、飼い主さんの身近にある季節の果物を与えるのはよろしいでしょう。
ただし、ブドウは腎不全の発生と関連があるといわれていますので、
与えないようにしましょう。
キウイも大丈夫とは思われますが、最初は少しずつ与えていただき、
便の様子、身体の痒みがないかなど、様子を見ていただくことが大切です。
いずれにしても糖質の取りすぎにならないよう与えすぎに注意をなさってください。

ワンちゃんが健康を維持するためには、お水はもちろんですが、糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、
ミネラルなどの栄養をバランスよく与えることが重要です。
ワンちゃんに栄養のバランスが取れたお食事を与えるためには、
総合栄養食であるドッグフードのような、
既にバランスを調整してあるお食事を上手にご利用いただき、
こちらを8〜9割程度、そして手作りのお食事を和えていただくなどなさるのも
一つの方法でございます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

ルナたん様の愛情に包まれて育つワンちゃんは幸せでございますね。
ルナたん様とワンちゃんの笑顔いっぱいの毎日を応援いたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



Re: 食べてもよいでしょうか??

- るなたん

2013/05/09(Thu) 03:18

No.2046

アドバイスありがとうございました。



Re: 食べてもよいでしょうか??

- ペット栄養管理士 三留

2013/05/09(Thu) 12:52

No.2048

るなたん様

この度はご丁寧にご返信いただきまして、誠にありがとうございます。
るなたん様とワンちゃんがお健やかに、お幸せにお過ごしになられますよう
心からお祈りいたしております。
時節柄、るなたん様におかれましても、お体ご自愛ください。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



涙やけ

投稿者:Lucu

投稿日:2013/05/02(Thu) 20:58

No.2035

涙やけについて相談です。
成長とともにまた避妊手術後涙やけが日に日にひどくなってきました。クリーナー等でこまめに拭いてはいますが、よくはなりません。サプリを買ってみて続けていますが今1か月続けていますが今のところ効果は??です。
 
食事が関係しているという記事も見たことがあり、一度ペットフードを変えてみようかな?と思っております。
どのようなペットフードがいいとか、成功例を聞いたことがあれば銘柄を推薦いただきたいと思っております。

情報として
犬種:マルプー(Mix) ♀
年齢:1歳3か月
現在のペットフード:ロイヤルカナンエキストラスモールアダルト(ペットショップから引き続いてこのフードにしてます)
おなかを壊す、病気になったりは全くなく、よく食べて健康そのものです。
その分、フードを変えるという怖さはありますが・・

よろしくお願いいたします。

Re: 涙やけ

- 獣医師 岸田

2013/05/08(Wed) 18:22

No.2041

Lucu 様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
ワンちゃんの涙やけについてのご相談でございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際の眼のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

【涙やけの原因について】
涙やけは、何らかの原因で眼からあふれた涙が周りの被毛と反応して変色した状態です。
トイプードル、シーズー、マルチーズ、チワワ、ヨークシャーテリアなどの犬種でよく見られます。
涙が眼からあふれてしまう原因としては、大きく分けて
1 涙が過剰に分泌されている
2 涙の排泄が障害されている
の2つの機序が考えられます。

1. 涙が過剰に分泌されている場合
結膜炎、角膜炎、角膜潰瘍などの眼疾患に伴って、涙が多く分泌されることがございます。
原因としては、細菌感染、ウイルス感染、アレルギー、眼の中の異物、眼の表面の傷などが
あげられます。
涙が多くなる以外にも、「眼が赤くなる」「目やにが出る」「眼をこする」「眼がしょぼつく」といった
症状が見られることもあり、原因に応じた適切な治療を行うことが必要です。

また、「異所性睫毛(本来生えてこない場所に睫毛(まつげ)が生えていること)」や「睫毛乱生
(逆さまつげ)」などの場合は、睫毛が常に目を刺激してしまうため涙が多い状態になります。
軽度の場合には、定期的に動物病院さんで眼に入り込んでいる睫毛を抜く処置をしていただくことで
症状が改善することもあります。
眼瞼内反(瞼が眼の内側に入り込んでいる)などの構造の異常が原因となっていることもあり、
状況によっては外科的な整復が必要になることもあります。

また、長毛のワンちゃんでは眼の周りの被毛が眼の中に入って刺激となって
涙が多く出ている場合もあります。
眼の周りの被毛の状態をチェックし、眼の中に入り込む可能性のある毛を短く
カットしていただくことで症状が改善することもございます。

2. 涙の排泄が障害されている場合>
涙腺で分泌された涙は、結膜や角膜をうるおし、目頭にある涙点で吸収され、
鼻涙管を通って鼻の中に抜けます。
私たちが泣くと鼻水が出るのは、この鼻涙管を通じて涙が鼻の中に抜けるためです。
この鼻涙管が何らかの原因で閉塞してしまうと、涙が鼻に抜けず眼からあふれて
流涙症となります。先天的に鼻涙管の入り口となる涙点が欠損していたり
鼻涙管が狭窄している場合や、後天的に炎症、異物、外傷などが原因で涙点が閉鎖したり、
鼻涙管が閉塞してしまうために起こります。
鼻涙管が閉塞しているかどうかは動物病院さんで検査していただくことができます。
閉塞の原因となる疾患がある場合は、その治療を行うことで再び鼻涙管が開通し、
流涙症が改善することがあります。
特に原因となる疾患がない場合や、治療に反応が悪い場合には、
閉塞している鼻涙管を開通させるための処置(鼻涙管洗浄)を行うことで
開通するようになることもあります。
しかし、一般的には全身麻酔の処置が必要であり、また、鼻涙管洗浄を行っても開通しない
可能性もありますので、リスクと効果についてよく検討してから行う必要があります。

このように、原因に即した治療と対処を行い、涙があふれる状態が改善すれば涙やけも
良くなることがあります。
Lucu様のワンちゃんは涙やけについて動物病院さんでご相談されたことはございますか。
もしまだご相談されたことがないようでしたら、一度主治医の先生に目や目の周りの状態を
確認していただき、治療で改善が可能な部分については治療をお受けになると
よろしいかと存じます。

【涙やけの対処方法について】
次に、涙やけの対処方法についてご案内させていただきます。
眼の周りの被毛が涙で常に濡れた状態になると、涙の中の成分と被毛が反応して
赤褐色に変色します。唾液で濡れやすい口の周りの毛や、手足を舐めるくせのある
ワンちゃんでは手足の先の毛なども、唾液の中の同様の成分と被毛が反応することで
赤褐色に変色すると言われています。
また、皮膚に感染する微生物が同様の被毛に着色を起こす成分を産生することも
可能性として考えられております。

涙やけを防ぐためには、被毛が涙で濡れている状態を極力少なくし、
湿った環境で微生物が繁殖するのを抑えてあげることが必要です。
そのためには、Lucu様が現在ワンちゃんにされていらっしゃいますように、
「こまめに拭くこと」、「清潔に保つこと」が最も大切です。
また、涙で目の下の被毛が常に濡れた状態になると、その下の皮膚が炎症により
赤くただれてしまうこともあります。
このような状態を防ぐためには、「清潔に保つこと」に加えて、「しっかり乾かすこと」も
大事な点でございます。

すでに変色してしまった被毛は残念ながら完全に元に戻すことはできません。
眼への刺激を減らし、お手入れをしやすくするためにも、
眼にかかる被毛や涙やけしやすい部位の被毛を短くカットしていただくことも
一つの方法だと思います。

また、涙の中の変色を起こす成分による被毛の着色を防ぐための目薬や飲み薬を
処方して下さる動物病院さんもあるようです。
いずれも、原因を除去する治療ではなく美容上の問題を解決するためのものであり、
長期の投与が難しかったり副作用の心配等の問題もあり一般的に行われているものでは
ありませんが、一時的に着色を抑えるためには効果があるようです。

【涙やけによい食事等について】
涙やけの改善のためにお食事の変更を検討されていらっしゃるとのことでございますね。
実際にお食事を変えたことで涙やけが改善したという報告は
インターネット等でよくみかけるものですが、
実際にどのような食事が涙やけを改善する効果があるかということについて、
臨床的に信頼性のある情報は残念ながら今のところないようです。

唯一、食事の変更で改善が認められる可能性があるのは、
食物アレルギーを持っているワンちゃんで、アレルギーが原因の
結膜炎などに伴って涙が多くなっている場合であり、
この場合には、アレルゲンとなっている食材を使わない除去食に食事を変更することで
改善が認められる可能性はあります。
涙やけの他にも、皮膚炎や外耳炎になりやすい、お腹を壊しやすい
などの症状がみられるようでしたら、食物アレルギー対応の療法食に変更してみたり、
食物アレルギーの検査をお受けになり、アレルゲンとなっている食材を使っていない
フードに変更することで、効果が認められる可能性はあると思います。

その他、涙やけに対する食事の影響としては、
 ・高タンパク、高脂質の食事がよくない
 ・ペットフードやおやつに含まれる添加物がよくない
 ・加熱したフード(ドライフードなど)がよくない
 ・体質に合わない食事がよくない
など様々なことが考えられていますが、今のところ因果関係についてはっきりとした
データはないようです。
このような可能性に基づいて現在いろいろなホームページで、
涙やけによいとされるフードやサプリメントの情報が紹介されておりますが、
それぞれの商品の有効性や安全性に関しましては、
私どもでは情報を持ち合わせておりません。
そのため、詳しいご案内が出来かねますこと何とぞご了承くださいませ。
お役に立てず、大変申し訳ございません。
ただ、実際にお食事を変えたことで涙やけが改善したというワンちゃんも
多数いらっしゃるようですので、もし、治療で改善するような病的な原因や
構造上の異常が認められないのであれば、試しにフードの変更をしてみるというのは
一つの方法ではないかと思います。

涙やけで悩むワンちゃんはとても多く、完全に改善することは難しいことが多いのですが、
治療や日々のケアで良化することも多くございますので、
まずは先にご案内させていただきました点等をご参考にしていただければ幸いでございます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への
健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
気がかりなことがお有りの際には、いつでもお気軽にご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256
(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30
土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

寒暖の差が大きく体調を崩しやすい日が続いています。
Lucu様もワンちゃんもどうぞお身体大切にお過ごし下さい。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



紙を食べて困っています

投稿者:RUN

投稿日:2013/05/06(Mon) 13:53

No.2036

6か月のカニヘン♀ですが、紙を食べて困っています。
ゲージから出してちょっと目を離した隙にテッシュやダンボール箱をかじって食べてしまいます。(なるべく手の届かない所に置いているつもりなのですが)
食べた紙は消化されずに糞に混じって排出されています。
食事はドッグフード(100g)を朝夕の二回に分けてお湯でふやかして粉ミルク(パピー用)をふりかけて与えています。
それとは別に躾け用にご褒美としてボーロやジャーキーも与えています。(食べ物を与えすぎのようにも思います、体重もカニヘンなのに4sもあります)
それでも、紙を食べてしまいます、空腹ではないのに何故でしょうか。
ストレスでしょうか、取り上げようとして追いかけられるのを遊んでいると思っているのでしょうか、それとも幼いから加齢とともにしなくなるものでしょうか。

Re: 紙を食べて困っています

- ドッグライフカウンセラー 三留

2013/05/08(Wed) 17:30

No.2040

RUN 様

春の爽やかな風が心地良い季節でございますが、
カ二ヘンちゃんは元気にお散歩をしていらっしゃいますでしょうか。

この度はご相談を頂戴いたしまして誠にありがとうございます。
カニヘンちゃんがティッシュやダンボール箱をかじって口にしてしまい
お困りとのことでございますね。
小犬ちゃんの頃は、歯の生え変わりの時期でもあり、また好奇心が旺盛ですので、
RUN様のカニヘンちゃんのように、お食事は十分与えていらっしゃるのに、
何でも口にしてしまい飼い主さんを困らせることがよくあります。
好んで口にするものは、ワンちゃんによってさまざまですが、
ティッシュペーパーやダンボールを好む子は多いようです。
中にはプラスチックであったり、木製のものを好む子もみられます。
歯がむず痒かったり、かじることそのものが楽しいということもあるかもしれませんが、
多くの場合、RUN様がおっしゃるように、
取上げようと追いかけたり、「だめでしょ」と声をかけてもらったりすることが楽しく、
次は構って欲しくて、かじることが多いようです。
今RUN様が注意されているように、好むものがわかっているのであれば、
カニヘンちゃんの目や手の届くところにティッシュやダンボールを置かないように
なさることも大切ですが、ティッシュやダンボールをかじってしまっても、
追いかけるなど、カニヘンちゃんが遊んでもらえたと感じるような
対応をなさらないことが大切でしょう。

カニヘンちゃんがかじっているとき、「今、あなたがしていることはいけない」
ということが伝えるため、叱るときは、声のトーンをとにかく低く、落ち着いた
毅然とした態度でいらっしゃることが大切でございます。
「ダメ」など、叱るときに使う言葉をご家族で決めていただき、
カニヘンちゃんの名前を叱るときには呼ばないようになさるとよろしいでしょう。
叱ったときに、かじるのをやめたら、「お利口」と褒めていただきます。
かじっていないときには楽しく構ってもらえるけど、
かじると、楽しいことが終わってしまうと教えてあげましょう。
止めないのであれば、追いかけるのではなく、
RUN様がその場を離れることも一つの方法でしょう。

たいていのワンちゃんは、ワンちゃんのお口の中に入っているものを
無理やり口をこじ開けて中の物を取り出そうとすると、ワンちゃんは「取られまい」と、
とにかく飲み込んだり、あるいは夢中になって噛んだりする傾向が見られます。
このようなことを防ぐためには、叱るときにはRUN様は興奮した雰囲気を見せず、
落ち着いた表情で対応なさることが大切でございます。
また、日頃から、「お口の中のものを出すと良いことがある」と教えておくことも
大切でしょう。
例えば、ガムや噛んでも良いオモチャを取り替えるとき、RUN様は次のオモチャを
カニヘンちゃんに見せて、「出して」と声をかけてみます。
出したら、「オリコウ」と褒めながら、新しいオモチャを与え、
楽しく遊んであげるとよろしいでしょう。

RUN様のおっしゃるように、小犬ちゃんのいたずらや落ち着きのなさも
成長に従い、だんだんと行動が変わっていくことがほとんどですので、
ゆっくりと見守る姿勢も大切でしょう。
走り回ったりして慌ただしいときには、追いかけたりせず、
あえて知らん顔をしていただき、落ち着いた頃に声をかけてあげましょう。
「飼い主様の指示に従ったらいいことがある」と教えてあげるためには、
「オスワリ」などの指示を上手にお使いいただいてはいかがでしょうか。
また、瑞々しく元気いっぱい、エネルギーが有り余っている月齢ですので、
お散歩を長めになさって、発散させてあげることも大切でしょう。

6か月のカニヘンちゃんですと、そろそろ成長が緩やかになってきて、
一日に与えるお食事やおやつの量を体型を見ながら
加減していく必要があります。同じカニヘンちゃんでも、骨格、体格の違いにより、
適正体重は異なってきますので一概に体重が4kgだから肥満とは言えませんが、
体格のチェックの仕方を下記アニコムHPのどうぶつ相談室でも
ご紹介しておりますので、よろしければご参考になさって下さい。
http://www.anicom-page.com/labo/2009/10/1-15.html

またティッシュやダンボールを食べ慣れていて、
普段は便に出ているようですので油断をしがちですが
ティッシュやダンボールでも、うまく排泄されないと胃炎や腸閉塞を起こす
可能性がありますので、元気食欲、嘔吐、下痢などの症状には特に注意して
あげて下さい。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

カニヘンちゃんのお健やかなご成長を心からお祈りいたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申しあげます。



咳について

投稿者:アトムママ

投稿日:2013/05/02(Thu) 17:19

No.2034

水を飲むと必ず咳をします 吐きたいような咳を3〜4回します 走った後も少し出ます
病院で4ヶ月の時レントゲンで何ともないと言われもう1件の病院でも気管支炎が長引いてるのではと2種類の薬を1ヶ月のみ又最近出るので1週間飲ませましたがいまだ水を飲むと咳をしてカッカッと何かが喉に引っかかっているような咳が出ます

元気にインドア犬で部屋中をかけまわってよく遊びよく寝ます
食事はドライの小粒ですが少ししか食べず体系はベストで1歳から3キロキープしています
咳だけがとても気になります

回答を宜しくお願いします


Re: 咳について

- 獣医師 酒井

2013/05/08(Wed) 11:44

No.2039

アトムママ 様

春もたけなわとなり、気持ちの良い日が続いていますが、
アトムママ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
さてこの度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
早速ご案内させていただきますが、実際のご様子を拝見していませんので、
一般的なご案内となりますこと何卒ご了承下さいませ。

トイプードルちゃんが、お水を飲んだ後、走った後に咳をして
とても気になるとのことでございますね。
添付していただいたお写真を拝見しましたが、体型もよく、お元気そうなトイプードルちゃんですね。
おすまし顔もとても可愛らしいですね。
生後4か月のときに、すでにレントゲン検査をされたということですので、お家に迎えられてから
ほどなく症状があったのでしょうか。
咳の症状で子犬の時期に多いのがケンネルコフというウイルスや細菌による感染症ですが、
アトムママ様のトイプードルちゃんは発熱や鼻水などの症状はなくお元気に駆け回っている
ご様子で、レントゲン検査でも異常はなかったようですね。
1ヶ月間お薬を飲んでいた間は、症状が緩和していたのでしょうか。
気管支炎のお薬ですと、消炎剤や抗生剤、気管支拡張剤などを飲まれていたのではないかと
思いますが、もし投薬中は調子が良いという場合には慢性的な炎症があり、投薬すると症状が
落ち着くのですが、やめると再発してしまうという状況なのかもしれません。
お水を飲む時には必ず咳をするとのことで、飲水がのどを刺激して
咳を誘発しているのは間違いないようです。
ワンちゃんの中にはお水を飲むのがあまり上手ではなく、病気ではなくても、よくむせるような
咳をする子もいるのですが、お水の与え方によっても改善する場合があります。
お皿で与えていらっしゃるのであれば、お皿の高さを台などをご利用なさって調節いただいては
いかがでしょうか。
給水器などをご利用の場合には、一気にたくさん出るタイプと少しずつ出るタイプが
ありますので、給水器の大きさの工夫や設置する位置の高さを工夫をしてみると良いかもしれません。
また普段より、一気にお水を飲ませるとのどに負担がかかりやすいため、
運動したり、遊んだりするときはこまめに休憩を入れてお水を飲むように促してあげるのも
一つの方法です。
レントゲンでも確認をされているので、心配はないとは思いますが、お水を飲んだり、
走り回ったりすることで、咳がでるということは過去の気管支炎の炎症の名残りで
気管の柔軟性がなく、デリケートになっているのかもしれません。
発熱もなく、鼻水、呼吸音の異常もなければ、様子を見ていただいて良いと思いますが、
咳の症状でも普段の咳と変化がないか、回数が増えていないか、他の呼吸器症状がないか、
元気はいつも通りか、特に季節の変わり目、いつもと違うストレスがかかった時など
気をつけていただくと良いと思います。
それからガムなど硬いもので、のどを通りにくいものを与えないなど、
普段からのどに負担のかかりそうなものは避けるようにしましょう。

お水を飲んでから吐きたいように見える症状があるようですが、ワンちゃんは
痰を上手に吐き出せないため、痰が粘性の強いものになると、いつもより嘔吐に近い症状を
見せることも考えられます。感染症などに移行すると良くありませんので、
普段から呼吸器の症状には特に注意をして、少しでもいつもと違う様子がある時には
お早めにかかりつけの先生にご相談していただければ安心です。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っております。
気がかりなことがございましたら、お気軽にご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

お部屋を元気に走り回ってアトムママ様の愛情をいっぱいうけながら成長されている
トイプードルちゃんの様子が目に浮かび、ほほえましく思います。
いつもアトムママ様とトイプードルちゃんが笑顔いっぱいの毎日を
過ごせますよう応援致しております。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。