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大人になってからのトイレのしつ...
投稿者:mao
投稿日:2016/12/18(Sun) 15:17
No.4574
6歳のトイプードルです。お散歩へ行くようになって5年以上になりますが、室内でトイレをしなくなってしまいました。トイレはいつしても良いように用意はしてあるのですが、しません。どのようにしたら室内でトイレをしてくれるようになるでしょうか?方法があればいくつか教えてください。よろしくお願いします。
Re: 大人になってからのトイレの...
- アニコムカウンセラー能登
2016/12/20(Tue) 16:58
No.4576
mao 様街がすっかりクリスマス色に染まる一方、寒さも本格的になって参りましたが、mao様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。この度は、ご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。早速ご案内させていただきますが、一般的なご案内になりますこと、何とぞご了承ください。トイプードルちゃんが、室内のトイレで排泄をしなくなってしまったということですね。ワンちゃんには、群れの仲間を外敵から守り、自分の居住空間を汚さないようにするために、自分の居住空間(特に寝場所や食事場所)から離れたところで排泄をする習性があるといわれています。また、「自分の排泄物の臭いによって、他のワンちゃんに対して自己主張をしたい」という本来の本能が成長に伴い発揮されて、子どもの頃はお家の中で排泄していたワンちゃんもだんだん外でしかしなくなることは多くみられます。その他の理由として、外での排泄が開放感に溢れて心地よいということもあるようです。かたくなに外でしか排泄をしないというワンちゃんもおりますので、外での排泄を好むワンちゃんに、家の中での排泄を促すことは、なかなか根気がいる場合もございます。「何とかしてお家でさせたい」という、焦る気持ちがワンちゃんに伝わると、マイナスに作用することも考えられますので、飼い主様は「できればいいな」という程度に考えていただき、のんびりとかまえていただいたほうがよろしいでしょう。さて、次に具体的な方法をご案内させていただきたく存じます。【トイレの場所について】mao様のお宅では、トイプードルちゃんのトイレはどこに設置されていますでしょうか。できれば、廊下の端っこやリビングの端など、静かで周囲を気にせずに排泄ができる場所にトイレを設置されることをお薦めいたします。【排泄に関しての誘導】排泄の際の合図をご家族で決めて、その合図によって排泄を促すトレーニングをされることが室内での排泄を誘導する際に効果を発揮する場合があります。まず、お散歩中の排泄時、毎回「オシッコね」や「ワンツー」などと決まった声をかけていただき、それを何度も繰り返すことで、トイプードルちゃんの中で「その合図を聞くこと=排泄したい」という連鎖のようなものを作っていきます。そして、ある程度、散歩中の声かけを続けた後、室内でもその決まった声かけをしながら、トイプードルちゃんの膀胱にオシッコが溜まっている状態の時にトイレに誘導します。例えば、「さあ、外にでてオシッコだ」というタイミングに、外へ出る前に一度トイレシートに誘導します。お散歩が大好きなのであれば、首輪やリードをつけて、散歩と同じように演出してみるのも良いかもしれません。その時に、少しでもトイレでオシッコができたら褒めてあげてください。また、「室内のトイレに行ったご褒美として、その後にお散歩へ連れて行ってあげる」というような雰囲気を作り、もし排泄をしなくても、そのままさりげなく、いつものようにお散歩に出かけられるとよろしいでしょう。また、トイレ用のサークルを作ってあげるのも一つの方法です。子犬ちゃんの頃に使っていたケージがあれば組み立てていただき、中には全部トイレシートを敷いておきます。「オシッコをしたいだろうな」という時間を見計らって、このサークルの中へワンちゃんを誘導します。しばらくこの中で過ごさせてあげて、偶然でもサークル内で排泄をしたら、褒めてあげましょう。褒める時には、mao様の「オリコウね」という言葉と一緒に、フードを一粒与えるなどご褒美としてオヤツをご利用されても良いかもしれません。そして、トイレシートの上で排泄する感触を思い出してもらうために、お外での排泄の時に、トイレシートを使用する方法もございます。お散歩中に、排泄のタイミングでトイレシートを敷き、「トイレシート=トイレ」と認識することができるようになったら、家の中でのトイレトレーニングの開始となります。トイレシートの上で上手に排泄ができたら褒めてあげましょう。排泄行為に関しては、周囲がのんびりと構え、叱らず、成功するように誘導し、出来たら褒めることをリラックスした雰囲気で繰り返していただくことが大切です。先にご案内したように、人と暮らすにあたって、もともとの習性と違うことをワンちゃんに強いている部分もあるかと存じますので、あわてず、のんびりと教えてあげてください。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスをうけたまわっておりますのでぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。mao様とトイプードルちゃんの笑顔いっぱいの毎日を心から応援しております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。
変な咳
投稿者:Risa
投稿日:2016/12/15(Thu) 00:06
No.4572
はじめまして。飼い始めたばかりで分からない事が多く質問させていただきます。今月23日で4ヶ月になるロングコートチワワの男の子ですが、時々グーグーといった感じの咳?をします。痰がからんでいるような湿った咳です。タイミングは、遊び回ってテンションが上がりすぎた時もあれば、何もしていない時に急にグーグーといったこともあります。数十秒すると自然に落ち着きその後は特に変わった様子はありません。何か病気の可能性はありますでしょうか。早めに病院に行ってみた方が良いでしょうか?よろしくおねがいします。
Re: 変な咳
- 獣医師 江口
2016/12/15(Thu) 17:20
No.4573
Risa 様この度はご相談頂きまして、誠にありがとうございます。今月23日で4ヶ月になるロングコートチワワちゃんの咳についてのご相談ですね。グーグーという感じの痰が絡んでいるような湿った咳が、テンションがあがった時や何もしていない時など、タイミングはまちまちで起こるということですね。咳は数十秒間で自然に落ち着き、その後はチワワちゃんに特に変わった様子はないということですね。早速ご相談の件に関しましてご案内をさせて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことをご了承下さい。ワンちゃんに咳の症状がみられる場合、その原因は「呼吸器の疾患」と「心臓疾患によるもの」という様に大きく2つに分けられます。【呼吸器の疾患】喉頭炎、気管炎、気管支炎、肺炎など、主にウイルスや細菌の感染が原因となり発症する病気があります。症状として、咳だけでなく、鼻水や目やにを伴うこともあります。まだ免疫力の弱い子犬期に多い感染症の代表が「ケンネルコフ」で、咳を主症状とした伝染力の強い呼吸器疾患です。種々のウイルス(犬アデノウイルス2型、犬パラインフルエンザウイルス、犬ヘルペスウイルスなど)や細菌(ボルデテラ菌、マイコプラズマ菌など)が、単独、または混合感染することにより起こります。症状としては、咳の他にも鼻汁、発熱、元気消失、食欲低下などがみられることがあり、体力のない子犬では重症化してしまうこともあります。感染経路は、病原体を含む飛沫の経鼻経口感染や、感染しているワンちゃんとの接触感染といわれています。ケンネルコフの治療としては、主に細菌性の病原体や二次感染を防止するために抗生物質の投薬を行うことが一般的です。また、症状に合わせて、鎮咳薬や気管支拡張剤の投薬やネブライザーによる吸入治療などを行うこともございます。発症にはワンちゃんの免疫力が関与しているため、充分に栄養をつけ、成長とともに免疫力が高まり治癒することを待ちます。ケンネルコフなどの感染以外でワンちゃんが咳をする疾患として「気管虚脱」というものがございます。この気管虚脱は小型犬や短頭種に発生が多く、遺伝的な素因や肥満などが原因で、気管が押しつぶされたようになってしまい、空気の流れが悪くなることで、興奮時に咳をしたり、ひどい時には呼吸困難を起こします。年齢を重ねるにつれて悪化する傾向があり、夏の暑い季節には特に注意が必要となります。その他にも、「逆くしゃみ」をするワンちゃんもいます。逆くしゃみは、飲水時や食事のとき、興奮した時などに起こることが多く、突然ズーズーと大きな音を立てて息を急激に吸い込み続ける状態が見られます。多くの場合、何の前触れもなく突然始まり、数秒〜数分以内に収まり、発作後は、まるで何事もなかったかのように振舞うというのも特徴です。原因は不明ですが、可能性としては軟口蓋の炎症、タバコなど強いにおいによる刺激、急激な運動、急激な気温の変化、リードを引っ張るなど喉への刺激、ハウスダスト(ダニ・花粉・ほこり)の吸引、などが考えられます。また短頭系の小型犬でやや発生頻度が高いとされます。【心臓疾患による咳について】心臓疾患での咳は中高齢のワンちゃんに多くみられ、子犬ではまれです。ワンちゃんに多くみられる心臓疾患は、僧帽弁閉鎖不全が挙げられます。この病気は小-中型犬に特に多く、心臓の僧帽弁という弁がしっかりと閉まらなくなることで、全身に血液を送り出す際に血液の逆流がおこり、様々な症状を示す病気ですが、その中の一つに、心臓の左心房が肥大するため、気管支が圧迫されて出る咳が挙げられます。一方で、大型犬のワンちゃんに見られるのが、拡張型心筋症で、心筋が薄く伸びてしまい心臓が肥大して、咳の症状を示します。原因ははっきりとはわかっていませんが、遺伝的な要因が考えられており、年齢と共に悪化が認められます。これらの病気に起因して起こる咳以外でも、首輪にリードをつけて、ぐいぐい飼い主さんを引っ張りながらお散歩をするワンちゃんですと、気管に負担がかかり、興奮時に咳がでることもあります。このように咳や咳のような症状の原因は様々です。Risa様のチワワちゃんが、どのような原因で咳をしているかは、症状だけで判断するのは難しいかと存じます。感染症や心臓病など、治療開始が遅れると進行して悪化することも考えられる病気もありますので、なるべくお早めにかかりつけの動物病院を受診するようにして下さい。なお診察時にはワンちゃんが咳をしないことが多いため、念のため携帯電話などでワンちゃんの咳の様子を撮影し、先生に見せていただくと、診断の助けになりますのでお持ちいただくとよろしいでしょう。また原因がはっきりするまでの間は、なるべく気管に刺激を与えないようにしていただき、気温が低い時間帯の外出や激しい運動は控え、首輪を使用しているようでしたら、胴輪など、気管に直接刺激のないタイプのものに変更することをお勧め致します。チワワちゃんが栄養をつけてすくすくと成長され、一日も早くお咳が治りますことをアニコムスタッフ一同お祈り申し上げております。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。今後とも、アニコムを何卒宜しくお願い申し上げます。
お水とお出掛け
投稿者:ラスタ
投稿日:2016/12/11(Sun) 11:23
No.4569
12月の8日に我が家に来たキャバリアの女の子この23日で3ヶ月ですご飯はよく食べ、環境が変わるとお腹が緩くなる子も多い中、健康的な便もしてくれていますところあまりお水を飲まないので心配していますショップではペットボトルを逆さにして飲める道具を使い、我が家では先住犬と同じく、器に入れて置いています。水分とってない割にはしっかり尿もでているかな?とご飯をふやかす時にちょっと多めのお湯でふやかしちょっと水分を取っているかな?と。こんな感じの水分の取り方でも問題ないですか?また、今月半ば以降に3回目のワクチン接種予定まだお出掛けするのは早いですか?スリングの中に入れての移動になると思います。よろしくお願いします。
Re: お水とお出掛け
- 獣医師 岸田
2016/12/14(Wed) 15:31
No.4571
ラスタ 様この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。もうすぐ3カ月になるキャバリアちゃんをお家に迎えられたのですね。ちょうど新しい環境にも慣れてきて、やんちゃぶりを発揮し始めたころではないでしょうか。ご飯も良く食べ、よい便をしているとのこと、元気そうなご様子で何よりです。ワンちゃんの水分の摂り方と、お出かけの時期についてのご相談でございますね。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、一般的なご案内となりますことをご了承ください。【水分の摂り方について】ワンちゃんの飲水量は個体差がたいへん大きく、健康なワンちゃんであっても、普段からお水をよく飲むというワンちゃんもいれば、あまり飲まないワンちゃんもいらっしゃいます。そのためワンちゃんの水分摂取量の目安は諸説あり、とても幅が広いのですが、一般的に多いのは、1日に体重1sあたり50〜70ml程度ではないかと言われています。この量にあてはまらないからといってすぐに何か問題があるというわけではありませんが、1日に体重1sあたり100mlを超える水分を摂取している場合には、何らかの疾患に伴う多飲症状が出ている可能性もあります。逆に、飲水量が極端に少ない場合も、それがすぐに病気に結びつくわけではありませんが、飲水量が少ないことで、尿量や排尿回数が減り膀胱炎や尿石症になりやすくなったり、便秘気味になったり、老廃物の排泄が滞ることで様々な疾患の原因になることもあります。健康を維持するためには、なるべく水分を摂取するように心がけることが重要だと言えます。ラスタ様のキャバリアちゃんは、器に入れたお水をあまり飲まないため、ご心配されていらっしゃるとのことでございますね。ラスタ様はフードを多めのお湯でふやかして与えていらっしゃるとのことですので、特におしっこの量や回数が少なかったり、うんちがころころと固いなどということがないのであれば、今のところはお食事と一緒にある程度の水分が摂れているのではないかと思います。まだ子犬ちゃんですし、お外にお散歩も行ってらっしゃいませんので、そんなに運動をしているわけでもありませんし、冬場は夏場に比べると水分摂取量は少なくなる傾向がありますので、今のところはそれほどご心配されなくても大丈夫ではないかと思います。今されていらっしゃるように、ドライフードをふやかしたお食事を今後も続けていただいたり、ウエットタイプのフードを利用することは、飲水量を増やすための一つの方法としてあげられます。ただ、今後、徐々にふやかす水分を減らして、いずれドライフードに移行するご予定であれば、徐々に器からもたくさんお水を飲んでくれるようになって欲しいですね。食事からの水分摂取量が減ってきて、また、お外にお散歩に行くようになり運動量が増えてくれば、自然と器からたくさん飲んでくれるようになってくる可能性もありますが、もし、それでもあまり飲む量が増えないということであれば、飲水量を増やすための工夫をしてあげる必要があるかもしれません。一般的なご案内とはなりますが、ワンちゃんの飲水量を増やすための工夫について、以下にいくつかご案内させていただきますので、参考にしていただければ幸いです。1 いろいろなタイプの水を用意してみるワンちゃんによってどんな水を好むのかはそれぞれです。冷たい水、温かい水、水道から流れる水、水道水であっても、お風呂場や公園の水飲み場の蛇口など、さまざまなタイプの水を与えてみて、どの水を好むか試してみましょう。また、例えば肉や魚などを茹でた煮汁を与えてみたり(脂分は取り除いて下さい)、飲水量を増やすために水に混ぜて味をつけるためのサプリメントなどもありますので、そのようなものを利用して、水に風味をつけてみる方法もあります。2 水置き場を数か所に用意する水を飲む場所の好みもワンちゃんによってそれぞれで、食事をする場所と同じ場所、家族とくつろぐ場所、外が見渡せる場所、ひとり静かに飲める場所など、様々な場所に水置き場を作ってみて、どの場所で一番よく飲んでいるかを見てみて下さい。3 散歩のときに水を持ち歩き、いろいろなところで与えるワンちゃんはお散歩や運動のあとに水を飲みたがることが多いので、お散歩の時にはペットボトルなどにお水を入れて簡易のトレイなどを持参して、途中の何箇所かでお水をあげてみて下さい。4 ドライフードを水でふやかしてあげる、あるいは、ウェットタイプのフードを利用する嫌がらないようであれば、今なさっているように、ドライフードを水でふやかして与えるのを今後も続けていただいたり、ドライフードよりも水分を多く含むウェットタイプのフードを利用していただくのも一つの方法です。5 お水を飲むことは楽しいこと、と感じさせてあげる飼い主様がワンちゃんにお水を飲ませることにあまり一生懸命になりすぎてしまったり、用意したお水を飲まなかったときに「なんで飲まないの」と心配し過ぎてしまうと、その緊張感がワンちゃんにも伝わって、お水を飲むこと自体がワンちゃんにとって「怖いこと、楽しくないこと」になってしまうことがよく見られます。飲水量が少ないことは確かに病気の予防の面で心配なことはありますが、それがすぐに命にかかわるようなことでもありませんので、あまり神経質になり過ぎずに見守ることも大事だと思います。好きなお水を飲める環境を用意してあげた後はさりげなく見守って、もしキャバリアちゃんが少しでもお水を飲んだら「えらいね。おいしいね。」とほめてあげて、お水を飲むことは楽しいこととキャバリアちゃんに感じさせてあげるようにしましょう。【お出かけについて】キャバリアちゃんは今月半ば以降に3回目のワクチンを接種予定とのことでございますね。ワクチンの種類等の事情によっても異なりますが、 一般的には、3回目のワクチン接種後、1週間以上あければ、外出しても大丈夫と言われています。(ワクチン接種後1週間たたないうちは、またきちんとした免疫がついていません。)ただし、2回目と3回目のワクチンの種類やメーカーが異なる場合など、さらに追加接種が必要なケースもありますので、お出かけ時期の詳細につきましては、ワクチンを接種される動物病院でご確認下さい。また、91日齢以上のワンちゃんには狂犬病予防法で、狂犬病の予防接種が義務付けられております。おそらく、最後の混合ワクチンが終了して1カ月後に接種をすることになると思いますが、それまでの間は、狂犬病の予防はできていないことになります。現在日本は狂犬病の清浄国と言われており、国内には狂犬病の発生はありません。しかし、近隣諸国では狂犬病の発生があり、日本への侵入リスクも皆無ではございません。ワクチンをうっていないことでワンちゃんが狂犬病にかかってしまったり、ワンちゃんが人を咬むことで人に狂犬病をうつしてしまう可能性がゼロというわけではありませんが、混合ワクチンをお済みとのことですし、スリングでの移動ということですので、お外の移動は問題ないでしょう。子犬ちゃんの生後2〜3カ月は社会化期といって、周りの環境に慣れ、人やどうぶつとの社会的な関係を学んでいく、とっても大切な時期です。この時期にお散歩デビューをして、たくさんの人やどうぶつと触れ合って楽しい経験をすることは、いつでも誰とでも仲良く楽しく過ごすことのできるワンちゃんに育てるためにとても大事ですので、よい経験をたくさんさせてあげていただければと思います。狂犬病は、ご高承のように恐ろしい病気ですし、人に感染することから万が一日本に狂犬病が入ってきてしまったとき、日本に蔓延することを食い止めるためにも、大切なワンちゃんを守るためにも、狂犬病の予防接種は公衆衛生上とても大事なものです。時期が来たら是非忘れずに接種してあげて下さい。また、予防注射未接種の状態で、お散歩中などに他のワンちゃんや飼い主さんなどを咬んでしまった場合、問題となってしまう可能性もありますので、お出かけの際には念のためご注意いただいた方がよいでしょう。キャバリアちゃんとの楽しい毎日を応援しております。また何かありましたら、いつでもお気軽にご相談下さい。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、ぜひご利用くださいませ。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。
トイレしつけ、かみぐせ
投稿者:スヌーピー
投稿日:2016/12/10(Sat) 14:53
No.4568
生後3ヶ月の子犬なのですがゲージの中にトイレはあるのにトイレでオシッコやウンチはあまりせず寝床でよくするからオシッコしたの気付かないから我が家の部屋の中が臭いです。直らないものかなと…。あとゲージからだすときもオシッコしたの確認してからだすが部屋の中でオシッコするし。ゲージからだしたら興奮しながら走り回るしアマガミ以上に噛まれるんです。これはなおりますか?
Re: トイレしつけ、かみぐせ
- 愛玩動物飼養管理士 三留
2016/12/14(Wed) 15:21
No.4570
スヌーピー 様クリスマスが街を彩る頃ですが、スヌーピー様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。スヌーピー様のお宅では子犬ちゃんがご家族の一員となり、笑顔に溢れる温かな冬をお迎えでございますね。さて、この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。早速、ご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますことをご了承ください。【トイレのしつけについて】スヌーピー様の子犬ちゃんが、ケージの中にトイレがあるのに寝床でしてしまったり、オシッコをしたのを確認してケージから出したのに、部屋の中でもオシッコをしてしまい、お困りとのことでございますね。子犬ちゃんは生後3ヶ月とのことですので、排泄機能の成長は、まだこれからという段階ですし、好奇心旺盛で興奮しやすいこともあり、どうしてもオシッコやウンチの回数が多く、粗相が多い傾向があります。「さっきしたばかりなのに、またしている」ということが多く、誘導するのも難しいこともあるかと存じますが、「どこでしたら良いのか」がまだしっかりと分かっていないのではないかと存じます。まずは「どこでしたら良いのか」を根気強く教えてあげましょう。ワンちゃんにオシッコやウンチをどこにしたら良いかを教えるための有効な方法は、「うまくいったときに、褒めること」です。偶然でも上手くいったときに、大げさに褒めて、「そこでしたらいいんだよ」ということを教えてあげましょう。子犬ちゃんがベッドでオシッコをしてしまったりするのを目になさると、ご家族の皆様は、どうしても「またっ」などと声をあげてしまったり、振り向いたりしそうになりませんでしょうか。時には大きな声で叱りたくなることもあると存じますが、「大好きなご家族様に構ってもらいたい」、「愛情が欲しくて仕方がない」のがワンちゃんですので、飼い主様が叱っているつもりでも、ワンちゃんにとっては「粗相をすると構ってもらえて嬉しい」ということになりかねません。また、一方で、気の小さなおとなしいタイプのワンちゃんですと、オシッコやウンチをした場所について叱られていても、オシッコやウンチをしたことそのものを叱られたと思い、叱った方の目の前で排泄をしなくなってしまったり、ご家族様に隠れてするようになる場合もございます。このようなことから、粗相をしても、何もなかったかのように、さっと片付けていただき、偶然であってもトイレシートの上で排泄をしたときに、褒めていただくことがたいへん重要です。ケージの中にはトイレとベッドを置いていらっしゃるのに、ベッドでオシッコやウンチをしてしまうのでございますね。「トイレですることもあるけど、ベッドですることもある」のであれば、トイレでしたときだけに注目していただき褒めてあげましょう。また、お散歩デビューがまだであったりすると、どうしてもケージの中で過ごすことが多く、飼い主様にアピールをしながら、ケージの中で飛んだりはねたり興奮して、ウンチやオシッコを体につけて飼い主様を困らせることが多くみられます。ベッドとトイレの境目は、どちら排泄してよいか、どこで休んでよいかを、なるべく分かり易くしてあげましょう。スペース的に可能であれば、トイレとベッドの間のスペースを、なるべくお取りいただくようにしたり、スノコなどを利用してどちらかを一段高くしたりなさってもよろしいでしょう。トイレでうまく排泄ができたときに褒めることと同様、ベッドの上でくつろいでいたら、声をかけ褒めていただければと思います。また、寝床として毛布やタオルを置いている場合、どちらがトイレでどちらがベッドか、分かり難いこともあるかもしれません。トイレとのスペースを空けても分かり難いようでしたら、ベッドをワンちゃんの好む穴倉タイプ(ドーム型)のものにしたり、クレートやキャリーバッグのようなものを、ケージの中に入れてもよろしいかもしれません。ケージにスペース的に余裕がないようでしたら、ケージの隣にクレートやキャリーバッグなどを置いて、子犬ちゃんが休む場所を用意し、その周りをぐるりと柵のようなもので囲み、トイレと休む場所を分けるのも一つの方法でしょう。また、子犬ちゃんのケージの中のベッド以外に、トイレシートを敷き詰めてしまうのも一つの方法でしょう。何枚も敷いておいたシートも、そのうち、するシートしないシートができてきますので、しないシートを取り外していってもよろしいでしょう。また、トイレシートを噛んでぐちゃぐちゃにして遊んでしまう子も多いのですが、そのような場合には、トレータイプの網つきのトイレをご利用なさる方が多いと思います。スヌーピー様の子犬ちゃんが、トイレシートでいたずらしてしまって、シートを並べることが難しいということでしたら、トレーの下に新聞紙などを厚めに敷くことで片付け易くなるかもしれません。子犬ちゃんのうちは、オシッコもウンチも回数が多いのですが、成長に従い落ち着いてくるのが一般的です。この時期は、ケージから出すタイミングが多ければ多いほどたいへんですので、ケージの中で過ごす時間を長くしてあげるのもよろしいでしょう。好奇心旺盛な子犬ちゃんは遊びたがってケージから出たがりますが、子犬ちゃんのうちは、健やかな成長のため、また環境の変化に対する体調管理のためには、十分な睡眠時間が重要な時期です。一日に20時間近く、うとうとしているのが望ましいというような時期ですので、使い古しのタオルケットなどでケージの上部を覆ってしまって、子犬ちゃんが周りが気にならない、落ち着いた環境を作っていただき、ケージをのんびりとくつろぐ場所にしていただければと思います。ケージの中のトイレでオシッコをした後、ケージから出てひとしきり遊び、いつもの排泄のリズムからみて、「そろそろオシッコがたまっているかな」というタイミングで、「トイレはここよ」などといつもの声がけをなさりながらトイレに誘導してみましょう。タイミングは、排泄の仕草の後、トイレに連れていくのも一つですが、あわただしくて難しくなってしまうこともあるかもしれません。一度、子犬ちゃんのオシッコとウンチの間隔がどのくらいか、メモを付けていただき、この間隔を目安にトイレに連れていっていただくのもよろしいでしょう。また、寝起きやお水を飲んだ後、体を動かした後、興奮した時などに排泄することが多いので、まずは、このようなタイミングで、一度トイレに誘導してみるのもよろしいでしょう。ケージの中でできているワンちゃんも、ケージの外に出ると位置感覚が変わったり遊ぶことに夢中になっている時や、興奮している時は、排泄のためケージに戻ることは難しいのが一般的です。「ケージから出て遊び始めてから30分くらいしたから・・・」などと、その子の排泄のタイミングにあわせて、声掛けをしながらトイレに誘導してみましょう。上手くいかないときは知らない振りをしていただき、偶然でもいいので上手くできたら、「お利口ね」と褒めてあげます。このようにしながら、「リビングのこの場所からは、ケージにはこのようにして戻る」、「キッチンの近くで遊んでいるときは・・・」とわかってくると、何かの折に自分で行くようになる時がくるかと存じます。その時は、いつもよりも、たくさん褒めてあげましょう。お部屋の配置状態などでケージの中に戻すのがたいへんでしたら、ケージの外の、子犬ちゃんがオシッコをしやすい場所にトイレを作ってあげてもよろしいでしょう。サークル状の囲いの中全体にトイレシートを敷いていただくなど、トイレを広めにすると、褒めるチャンスはうんと大きくなるかもしれません。トイレに誘導する時は、なるべく視線をあわせず、あわただしくしないように、ゆっくりと動くようになさるとよろしいかもしれません。この他、ご注意いただきたい点を、次に挙げさせていただきます。ご参考にしていただければ幸です。1. 紛らわしいものは置かないワンちゃんは、マット類やラグ類などの上にいると、排泄を誘発される傾向がみられます。子犬ちゃんが、お部屋の中で粗相をしてしまうマット類などがあれば、取り除いていただいたほうがよろしいでしょう。2. リラックスして排泄ができる環境を作るワンちゃんは感情を把握する能力のたいへん高いどうぶつですので、「いつするのだろう」と息を詰めてみていると、緊張感がワンちゃんに伝わってしまい、かえってうまくいかなくなることも見られます。たいへんではございますが、できるだけ肩の力を抜いて、見守っていただくことも大切でしょう。3. ケージを好きなところにするケージの中のトイレに戻りたいけど、叱られてケージに戻された経験があるなど、嫌な経験とケージがワンちゃんの中で結びつくと、ケージに戻ることそのものに、躊躇するようになることがあります。「褒めたときにケージに戻す」、「ケージに入ったらお気に入りのおもちゃを与える」、「ケージの中にいるときに優しく声をかけていただく」などして、ケージを好きなところにしておきましょう。【ケージから出したら走り回ること】子犬ちゃんのうちは、興奮しやすく、あっという間にテンションが上がって、そのご様子に戸惑ってしまわれることも多いと思います。子犬ちゃんの特性でもありますので、仕方がない部分がありますが、少しでも「落ち着いていたら良いことがあった」という経験をさせてあげることが重要でしょう。ワンちゃんは自分の行動の後どのようなことがあったか、という経験をもとに、自分の行動を選択するようになっていきます。興奮して「出して」と騒いでいるときに出すと、騒げば良いことがある、という経験をすることになってしまいます。可能な限りでもよろしいので、ケージから出すときには、騒いでいないときや、できるだけテンションが下がって、落ち着いた様子のときになさることが大切でしょう。また、部屋を走り回っているときに、「待ちなさい」と追いかけると、走り回ると追いかけっこをしてもらえるということになります。お部屋の中を走り回っているときは、知らん顔をなさって、落ち着いたときに声をかけていただきます。少しずつ、落ち着いたら良いことがあった、という経験を根気強くさせていただければと存じます。【噛み癖について】子犬ちゃんが噛むことにお困りとのことでございますね。子犬ちゃんをお迎えになられると、ほとんどすべてといっても良いくらいのご家族様がお困りになるのが、「噛むことについて」でございます。ご高承のように、ワンちゃんは、生後7ヶ月くらいまでの間に乳歯が生えては抜けて、その後、永久歯が生えますので、子犬ちゃんの月齢頃のお口の中は、ずっとむず痒い状態が続きます。また、好奇心が強い時期ですので、何でも口に入れて感触を学んでいこうとしますし、コミュニケーションを取ろうとしている、あるいはヒラヒラと動くヒトの手や腕などが魅力的なオモチャに見えている、ということもあるでしょう。このほかにも、噛んだ後の飼い主様のご様子から、「噛めば構ってくれる」と思ってしまっているなど、さまざまな原因が考えられます。成長に伴い、永久歯が生えそろい、歯のむず痒さが落ち着いてくると、だんだん噛まなくなることが多いのですが、「噛んだら思うようになる」、「噛めば遊んでもらえる」「噛めば嫌なことを止めてもらえる」、「噛むとみんなが恐がって、強い気分になれる」など、噛むことが手段になることを覚えてしまうと、今度は目的のために噛むようになってしまうこともございます。したがいまして、「噛んでも良いことがない」、「噛まないでいると良いことがある」と根気強く教えることが重要です。飼い主様のご対応が、ワンちゃんの目にどのように映っているかという点を思い描いてご対応いただくこと、また、結果を急がず、落ち着いて根気強く教え続けていただくことも大切です。さて、「噛むことがいけないことだ」と教えるためには、「だめ」などとしっかりと叱る方法も有効でしょう。ワンちゃんに教える時には、ご家族様の一貫性ある姿勢、落ち着いて頼れる存在であることが重要ですが、そのためにも、ご家族皆様で叱るときの言葉を決めていただき、また低くて毅然とした落ち着いた声のトーンで叱ることが重要です。高くて大きな声で叱ると、遊びだと勘違いさせてしまったり、余計に興奮させてしまうことになりますのでご注意ください。スヌーピー様が叱った時、子犬ちゃんが噛むことを躊躇したり止めた時には、「オリコウ」と褒めていただき、「噛むことを止めたら良い事がある」ということを教えてあげてください。また、「噛んだら良いことはなくなる、遊びも終わり」だと教えるため、子犬ちゃんが噛んだ瞬間、あるいは叱っても止めないのであれば、その時に、スヌーピー様はさっと立ち上がり、背中を子犬ちゃんに向けて他の部屋にいらっしゃってしまわれるのもよろしいでしょう。なお、このとき他のご家族様が同じ部屋にいらっしゃるようであれば、そのご家族様も一緒にその場を去ってしまわれたほうが望ましいでしょう。子犬ちゃんは、最初は平気な顔をして、一人遊びをしているのかもしれませんが、そのうち、おかしいな、いつも噛むと楽しくなくなってしまう、と分かってくるでしょう。なお、いつも子犬ちゃんを置いていく場所には、口にして危険なものを置いておかないようにしていただき、子犬ちゃんの安全にはご留意ください。なお、子犬ちゃんが「ブラッシングが嫌で噛んでいる」というような場合ですと、噛んだ後に飼い主様がその場を去ってしまったら、「噛んだら止めてもらえた」という状況を作ってしまうことになりますので、この方法は適さないでしょう。噛んで止めてもらおうとしているのであれば、平然とそのままブラッシングを続けたほうが望ましいでしょう。もちろん、ブラッシングが心地よい状態になるようにしてあげる工夫をしていただくことも併せて重要です。また、例えば、子犬ちゃんはいつもケージから出ると部屋を走り回って、その後のタイミングで飼い主様の手足を狙うように噛む、というように、ある程度の噛むときの状況を把握なさっているのであれば、飼い主様の手足を噛む前に、オモチャを噛むように促すのも一つの方法でしょう。ただし、ご注意いただきたいのは、噛んだ後に気をそらそうとオモチャを見せると、「噛めばオモチャをもらえる」ということになり、噛むことにご褒美を与えてしまうことになりますので、ご注意いただければと存じます。中には人の手への恐怖から思わず噛んでしまっているケースもございます。特にチワワちゃんやトイプードルちゃんのような体の小さなワンちゃんでは、「人の手が大きくて恐い」と見えてしまうということもたいへん多くみられます。日常のお世話の時など、子犬ちゃんの頭上から急に手を振り下ろさないように、また、後ろから急に手を出さないようにしていただき、また「おいで」などと声をかけるときは、しゃがんでいただき、なるべく目線の高さを子犬ちゃんと近くしていただくことが望ましいでしょう。また、「可愛いから触りたい」とおっしゃる方がいらっしゃる場合、あらかじめ、その方の手の匂いをチワワちゃんに嗅がせてからにしたり、声をかけてから触るなど、人の手に対する信頼感を育んでいただければと存じます。子犬ちゃんの歯はとがっていますので、噛まれると痛くてたいへんですが、「噛むことにご家族様が振り回されている。」というような雰囲気ではなく、「あなたが噛んでも、びくともしないわよ。」というようなデンとした雰囲気を見せていただき、「守ってもらっているんだ」という温もりを子犬ちゃんに感じさせてあげることが望ましいでしょう。なお、決まった部位を触った時に、子犬ちゃんが嫌がるようでございましたら、体に痛い部位がある可能性も考えられます。このような時には、獣医さんの診察を受けていただくことをお勧めいたします。さて、子犬ちゃんは、ワクチン接種はお済みでしょうか。お済みでない場合、リードをつけてのお散歩は、ワクチンが終了して獣医師さんの許可がでてからですが、ワンちゃんのスムーズな社会化のためには、色々な音を聞き、色々なものに触れ、楽しい経験をさせてあげることは大切だといわれております。ワクチンが終了するまでは抱っこしたり、キャリーバックをお使いになるなど汚いものに直接触れないようにしていただき、暖かい日差しの心地よい昼間にでも外の空気に触れさせてあげても楽しいですね。なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談のサービスをうけたまわっております。気がかりなことがございましたら、ぜひご利用ください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。子犬ちゃんのお健やかな成長を、心からお祈りいたします。今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。
吠える、噛む
投稿者:ONE PIECE
投稿日:2016/12/05(Mon) 14:31
No.4562
今月で1歳になるボストンテリア(男の子)を飼っています。※去勢はしていません。9月に犬と一緒に泊まれる宿に宿泊した際、他の犬とドックランで一緒に遊んだりしたのですが、その日を境に下記のようなことが起こったように思います。その前までは、散歩で他の犬と会っても、犬より飼い主さんに構ってほしいと向かっていくことが多かったです。■吠える出産前からです。私と犬が留守番していて、主人が仕事から帰ってくると、主人に向かって毛を逆立てて吠えます。逆も同じで、主人と犬が留守番していて私が帰ると、私に向かって吠えます。また、じゃれていて手を噛んでくるので(基本は甘噛みですが、痛いと思う噛まれ方もあります)、「ダメ」「痛い」と言って、手を上にあげたりして拒否をしていると、攻撃的な感じでずっと吠えます。基本的に無視をするのですが、吠えながらジャンプして体当たり的なことをしたり、いろんな角度からしつこく噛もうとしてきます。とにかく、ずーっと吠えてしまって黙りません。なぜ、吠えるのでしょうか。吠えさせないようにするしつけはありますか?■噛む出産前からです。きっかけがわからないのですが、急に本気で噛まれます。毎日ではないのですが、それまで静かに寝ていたり、戯れていたのに、例えば、私がキッチンに行こうとしたり、お風呂に入ろうとしたりなどで立つと、何か興奮のスイッチが入るようで、ジャンプして腕や腿を本気で噛んできます(出血するほどです)。主人が仲介に入るのですが、『ヴーーッ』と唸って、しつこく噛もうと向かってきます。主人がきつく怒ると我に返るようで、落ち着きます。なぜ、本気で噛んでくるのでしょうか。噛まないようにするしつけはどうしたらいいですか。最近は、10月に出産したため、特に私が入院中は朝から夜まで一人で留守番だったり、どうしても子供が優先なので構ってあげる時間が少なくなってしまいました。また、散歩も出産前は1日2回行っていたのが、主人が早く帰ってこれれば夜1回行って、子供を見てくれる人がいれば、私が昼間連れて行くといった感じです。ストレスが溜まっているんだと思うのですが、実際問題解決策がないので、困っています・・・。飼い主の身勝手なのかもしれませんが、何かよい方法はないでしょうか。よろしくお願いします。
Re: 吠える、噛む
2016/12/07(Wed) 17:45
No.4567
ONE PIECE 様華やかなクリスマスイルミネーションが街を彩る季節となりましたが、ONE PIECE 様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。10月にお子様をご出産されたとのこと、心からお祝い申し上げます。お健やかなご成長が楽しみでございますね。また、ボストンテリアちゃんは12月に一歳のお誕生日をお迎えになるのでございますね。おめでとうございます。ONE PIECE 様の 2016 年は、ご妊娠とご出産、ボストンテリアちゃんの育児と実り多く、またたいへんなことを超え、頑張られた一年だったのではないでしょうか。まずはご自身をねぎらっていただき、これからもお体を大切にお幸せにお過ごしいただければと存じます。さて、この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。ボストンテリアちゃんの様子に変化がみられ、ご心配とのことでございますね。以下、ご相談の内容に関しましてご案内申し上げますが、実際のワンちゃんのご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。9月にご旅行にいらっしゃり、その際、ドッグランで楽しまれ、その後の10月にONE PIECE 様はご出産なさったということでよろしいでしょうか。ワンちゃんは環境の変化にたいへん敏感なところがございますので、ご家族様の構成の変化や、お引越しなど、生活に変化に伴って行動に変化がみられることは一般的です。特に飼い主様のご出産と赤ちゃんの存在は、今までのご家族様のバランスが大きく変わりますし、ワンちゃんに大きな戸惑いや不安をもたらすことが一般的です。ワンちゃんの中には嘔吐や下痢など体調の変化を伴う場合もみられます。また、ONE PIECE 様のボストンテリアちゃんは、月齢的にもちょうど自己主張が出てくる時期ですし、性的にも一人前になる時期でもありますので、そのようなことも関係があるかもしれません。しかしながら、ONE PIECE 様のご出産に伴うさまざまな変化に不安や戸惑いもあることが行動の変化のもっとも大きな要因かもしれませんね。ボストンテリアちゃんが吠えたり、噛んだりすることについてはご出産前からみられたとのことですが、特にご出産後これらの行動が強くみられるようになったということでしょうか。ワンちゃんは「自分がした行動の後にどのようなことがあったか」ということをたいへんよく見ており、その経験をもとに行動を選択するようになります。ボストンテリアちゃんは、以前から、吠えたり噛んだりすることが手段であると感じていて、それが環境の変化に伴い、強くあらわれるようになったのかもしれませんね。吠えたり噛んだりすることは、自己主張や抗議、緊張、不安、興奮、恐怖などを表す手段ですが、ワンちゃんは愛情が欲しくてたまらないどうぶつですので、「構ってもらいたい」、「注目してもらいたい」と思って吠えたり噛んだりしている場合も中にはございます。吠えたり、噛んだりする行動の根底に、「環境の変化に伴う不安」という可能性があることを鑑み、まず、ご出産をなさった後、ご家族様にご留意いただきたい点を、その後、吠えること、噛むことについてご案内いたします。【ご家族様とワンちゃんとのご関係を良好に保つために】赤ちゃんという家族が増えたことで、ワンちゃんは「自分の縄張りやご家族様の中の居場所がなくなってしまうのではないか」また、「パパやママの愛情が変わったのではないか」と大きな不安を抱くことが多いようです。今までと同じように、ボストンテリアちゃんもパパやママに守られており、何も変わらず、安心していいのだと感じさせてあげましょう。■家族の一員であることに変わりがないことを伝えるご出産後は衛生的なご心配もあり、またお忙しさから、どこのご家庭でも、無意識にワンちゃんをご家族という群れから除けてしまうような雰囲気を作ってしまうことがあります。また、ママ やご家族様が赤ちゃんを交え楽しそうにしているのを、ワンちゃんは違う所からじっと眺めたりすることで、ワンちゃんが赤ちゃんのことを好ましくない存在と認識してしまうこともたいへんよくみられます。このことは、ワンちゃんを不安にさせ、「これまで自分を守ってくれたパパやママはもう自分を守ってくれないのかもしれない」と感じてしまうかもしれません。守ってくれないということは、自分で自分を守らなくてはいけないということであり、常にワンちゃん自身は常に緊張感が伴う状態を強いられます。このことが、吠えや噛む行為につながることがあります。ご出産後は意識的に「仲間だよ、一緒に赤ちゃんを大切にしようね」というような雰囲気を作っていただくことが重要でしょう。このことは、「大切な群れの統率者たるパパとママが大切にしている存在(赤ちゃん)なのだから、自分も大切にしなきゃ」とワンちゃんが赤ちゃんの存在を受け入れる心の余裕を持たせてあげることにつながります。また「赤ちゃんが来てから、不安だったけど、いつもより楽しくなったな」と感じさせてあげることは赤ちゃんのことを好ましく思うことにもつながります。赤ちゃんの姿をボストンテリアちゃんが目にする時には、パパと遊んでもらったり、大好きな毛布の上でくつろいだり、ボストンテリアちゃんにとって心地よい楽しい時間にしてあげることも大切でしょう。ワンちゃんはその場の雰囲気や周りの人の気持ちを共有する力がたいへん高いので、「よろしくお願いね」とゆっくりとお話をなさると伝わるかもしれません。また、赤ちゃんの香りのするタオルなどを、ボストンテリアちゃんの食器の下に敷くなどなさるのも、赤ちゃんの存在を好ましく感じさせる一つの方法でしょう。■ワンちゃんが安心できる場所を確保する物理的にもご家庭の中に今まで通りワンちゃんが安心できる位置が確保されていることを感じさせてあげましょう。お家の中にキャリーバッグやクレートなど、ボストンテリアちゃんが安心して過ごすことができる場所を用意いただくとよろしいでしょう。このような場所を作り、「入ったら嬉しいことがある」ということを繰り返していただき、好ましい場所だと思わせてあげてはいかがでしょうか。ただし、叱った時や、お留守番など、ボストンテリアちゃんが「嫌だな」と思う時だけ、ケージの中に入れる、というようなご利用なさっていると、ワンちゃんの居場所なのに嫌いな場所になり、入りたがらなくなることがありますのでご注意いただければと存じます。【吠えることに関して】ワンちゃんが吠える原因としては、「縄張りを守ろうとする防衛本能から吠える」、「周囲のご家族様に要求をして吠える」、「怖くて吠えて何とか身を守ろうとしている」、「お知らせをしようと吠える」、「周囲のご家族様に指示をしようと吠える」、「遊んで欲しくて吠える」など、さまざまな原因が考えられます。ボストンテリアちゃんはご家族様がご帰宅なさった時に毛を逆立てて吠えるのでございますね。そのときの表情はどのような表情なのでしょうか。吠えた時、「ボストンテリアちゃんが要求していると思われる行動」をなさらないことが重要でしょう。基本的に「声をかけてほしい」「見てほしい」「撫でてほしい」ということはワンちゃんにとってご褒美にあたります。したがいまして、吠えているワンちゃんが「見てほしい」と思っている時、うるさいと思い視線をむけると、ワンちゃんが吠えることに、ご褒美を与えてしまうことになってしまいます。例えば、ONE PIECE 様ボストンテリアちゃんがお留守番をなさっている時、ご主人様がご帰宅なさったら、ご主人様はボストンテリアちゃんが吠えていても知らん顔をなさって、ボストンテリアちゃんが吠えるのをやめて静かになったら声をかけていただくのが望ましいでしょう。高い声、大きな声で叱っても、余計にワンちゃんを興奮させてしまうことが多く、叱っても、余計に大きな声で吠えるのが一般的です。叱るのであれば、まさに今吠えようとしている時、あるいは吠え始めのころに、低くて、毅然とした、落ち着いたトーンでしっかりと叱っていただくとよろしいでしょう。また、自分の要求をかなえる手段だと思っている行動に関しては、強く執着いたしますので、「吠えているのに聞こえないのか」と何時間でも吠え続けるということもございます。ここで要求を叶えずに、吠えても無駄だとしっかりと気づかせることが重要ですが、これがたいへんなことですので、吠えない状況を作るということも一つの方法でしょう。例えば、「このままだと吠えはじめるな」という状況で、まだ吠えていない状態の時に、落ち着いた声で「オスワリ」などと他の行動をさせていただきます。そして指示に従ってオスワリをしたら、すかさずボストンテリアちゃんの大好きなオモチャやオヤツなどを与えていただきます。このようになさって、「吠えようとした時に、吠えないで他の行動をしたら、うれしいことがあった」「吠えないでいたら構ってもらえた」ということを、根気強く続けていただくことで行動に変化がみられるかもしれません。ご家族を一種の群れのようなものだと考えると、群れを率い、群れの規則を作り、群れを外敵から守るのは人間のご家族様の役割です。このことをボストンテリアちゃんに日常の生活で、順序や占める場所などを通してしっかりと示していくことがたいへん重要です。例えば、ご帰宅なさった時に、まず「ただいま」とご主人様がお声をかけいただくのはONE PIECE 様が先だということをしっかりとボストンテリアちゃんにお示しになることが大切でしょう。あるいは、お散歩にいらっしゃる時、ご主人様やONE PIECE様が先に玄関を出て、お散歩からお戻りになり、家に入るのもONE PIECE様が先です。歩く様子もいかにもボストンテリアちゃんを率いているかのように、胸をはって、堂々とした様子をおみせいただくとよろしいでしょう。「パパとママがボストンテリアちゃんを守る立場であること、味方であること」が今、ボストンテリアちゃんに伝わり難い状態になっていて、混乱してイライラしていたり、攻撃的な状態になっているのか、あるいは人の手が怖いという記憶があり、怖くて吠えているのか、状況についてはいろいろと推測することができます。あるいは他にもボストンテリアちゃんがONE PIECE様を「ママは可愛いけど、頼りないから指示してあげなくては」と思っているのか、この点については何ともいえない部分でもありますが、ご主人様とONE PIECE様に主導権があること、「守られているから吠える必要がない」と感じさせてあげるためにも、お家の中のさまざまなことは、ONE PIECE様を中心に回っているということを教えてあげることはたいへん重要でしょう。ボストンテリアちゃんの要求に「こうして欲しいのではないかな」と察して何かなさるのではなく、「オスワリ」などとご家族様が指示をなさって、指示に従ったら良いことがあるということを教えてあげましょう。また、ONE PIECE様がおっしゃるように、若いワンちゃんですので、エネルギーがじゅうぶんに発散されていないということが、吠えたり噛んだりする行動に影響があることも充分に考えられるのですが、赤ちゃんのお世話とご自身のお体の回復がいちばん優先すべき時期ではないかと存じます。そのような時期に無理はなさらず、今後ゆっくりとできる範囲でご家族の団欒をかねてお散歩にいらっしゃってはいかがでしょうか。例えば、ご主人様のお休みの日の、昼間の暖かい時間に、赤ちゃんの日光浴をかねて、ベビーカーで4人のお散歩をなさるなどなさってはいかがでしょうか。ご主人様が赤ちゃんをあやしている時間に、ONE PIECE様とボストンテリアちゃんと5分でも10分でも散歩なさって絆を温める時間になさって素敵でございますね。ご主人様でも、ちょっと外出する用事があった際に、一緒にお連れになられるのも、男同士で楽しいかもしれませんね。【噛むことに関して】先の案内と重複してしまいますが、ONE PIECE様とご主人様に主導権があることを、ボストンテリアちゃんに根気強く主張し続けることが重要でしょう。指示を上手にご利用いただき、「指示に従ったらよいことがあった」、「指示に従ったら安心だった」という状況を作っていただければと思います。ボストンテリアちゃんにとっては、赤ちゃんがお生まれになったばかりで、不安定な状況だとは思いますが、そのような時ほどしっかりと、ご主人様とONE PIECE様が、ボストンテリアちゃんを守る存在であること、率いてくれるから何の心配もないことを示していただくことは重要でしょう。ONE PIECE様が、用がありお立ちになる時ですが、おもちゃをポンと投げて、ボストンテリアちゃんが、おもちゃに気を取られている状況でお立ちになるのもよろしいでしょう。また、オスワリと指示をなさって、座っている状況のボストンテリアちゃんにオヤツなどを与えてからお立ちになるなど、状況のイメージをお変えになるのも一つの方法かもしれません。また、ボストンテリアちゃんの表情がかわって、今にも噛みそうな表情をした段階で、低くて落ち着いた毅然としたトーンで「ダメ」などのいけないことを教える言葉でお叱りになるのもよろしいでしょう。噛まれると痛いですし、怖いというお気持ちが先にたちますが、ワンちゃんはその場の状況を把握する能力がたいへん強いので、怖いという気持ちはワンちゃんを強気にさせてしまいます。毅然をした表情で強さをみせていただき、ボストンテリアちゃんに「ママにはかなわないな」と思わせしまいましょう。また、中には叱った時など格闘状態になり、「怖さ」から自分を守るために噛んでいることもあります。ワンちゃんは以前の出来事をたいへんよく覚えていますので、このような状態で「怖かった」ということがあると、似た状態で「またあるのではないか」と思ってしまうこともございます。「人の手は怖くない、あなたの味方だよ」ということをしっかりと伝えていただくこととともに、同様の状況で楽しく遊んであげたりして、流れを変えるというのも一つの方法でしょう。例えば、さっと立ち上がった瞬間に表情が変わるのであれば、さっと立ち上がった時に手にあるおもちゃで遊ぶとか、さっと立ち上がってまた座ってしまって安心させるなども一つでしょう。また、日ごろから興奮しているときは知らん顔をなさって、落ち着いたら褒めてあげるなど、落ち着いたら良いことがあったという経験を根気強くさせてあげることも重要でしょう。なお、アニコムでは下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、またお気軽にお声がけください。お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。ボストンテリアちゃんを交え、ONE PIECE様とご家族様のお健やかで笑顔いっぱいの毎日を心からお祈りいたしております。今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。