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猫の食欲不振と嘔吐について

投稿者:natsu

投稿日:2011/05/03(Tue) 20:05

No.749

うちの猫(1歳8ヶ月/♂)が、急に食欲不振になり、ほとんど食べないし食べても嘔吐を繰り返します。
いつものような元気もありませんが、動かないというほどでもありません。
去年の夏にも似たようなことがあり、二、三日で治ったので病院には連れて行っていません。
実家の猫もたまに似たようなことがあるけれど、ほうっておいたら治るそうです。

ですが、こういう時はきちんと病院でみてもらった方がいいのでしょうか?
余り動かないながらも苦しんでいる様子でもないし、移動の方が負担になりそうでためらいます。
流動食など与えてみても良いでしょうか。


ちなみに今回は数ヶ月ぶりのシャンプーをした翌日だったのですが、それが原因なのかなとも思います。
前回はシャンプーをした時期ではないですが、猛暑でクーラーをきかせすぎていた時期でした。

Re: 猫の食欲不振と嘔吐について

- 獣医師 垣本

2011/05/06(Fri) 19:52

No.751

natsu様

野山の緑が艶やかな色を見せる季節となりましたが、
natsu様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

この度はご相談を頂戴いたしまして誠に有難うございます。
猫ちゃんが突然食欲不振になり、いつものような元気がなく、
食事をしても嘔吐を繰り返しているとのこと、ご心配でございますね。
早速ご案内をさせて頂きたいと存じますが、お子様の実際のご様子を拝見していない
ため、一般的なご案内となりますことをご了承下さいませ。

もともと猫ちゃんの食欲にはむらがみられる傾向があるともいわれ、
食べる量は、その日の運動や精神状態などによっても変わりますし、
また、単純に味に飽きてしまったということもあるようでございます。

特に猫ちゃんは環境の変化に敏感ですので、暮らしの中でも、引っ越し、
家庭内の家族構成の変化、新しい猫ちゃんが来たなどの生活環境の変化、食事内容の変更、
手術や入院などが食欲不振の原因となることがございます。
もちろん、食欲は健康のバロメーターとしても重要であり、
口内炎や消化器系の病気、その他の内臓の病気に起因していることも考えられます。

さて、natsu様の猫ちゃんは数ヶ月ぶりにシャンプーをし、その翌日に食欲不振が見られるように
なったとのことでございますね。
natsu様の仰るように、空調などの効き具合やシャンプーによるストレスなども、
食欲不振の原因となり得るかと存じます。
環境の変化や一時的なストレスなどが原因となっている場合には、
原因を取り除くことで、次第に回復する場合も多いようでございます。


ふとしたことがきっかけとなり、猫ちゃんが食事を摂らないことがございますが、
そのことが肝臓の病気の原因となることがございますので猫ちゃんの絶食には注意が必要です。
食事を摂取しない日が長く続くと、 猫ちゃんは体を維持するために
蓄積している脂肪を使ってエネルギーにします。
このため、脂肪が血液中に遊離してしまい、
脂肪を肝臓へ過剰に蓄積してしまうことになります。
これを肝リピドーシス(脂肪肝)といい、
症状としては、食欲不振の他に元気がなくなったり、
嘔吐、便秘、下痢、 黄疸などがみられたり、体重が減少します。

natsu様の猫ちゃんは食べたあとに嘔吐を繰り返しているとのことでございますが、
その後、いかがでしょうか?
先にご案内をさせていただきましたが、食事を摂らないようであれば猫ちゃんの
好きな物や流動食など、食べ物を与えることが望ましいのですが、
嘔吐を引き起こす原因が他にあり、それがもとになって食欲不振が見られているのであれば、
同時にその原因に対する治療が必要となります。

猫ちゃんが嘔吐を起こす原因は様々であり、
その中には、毛玉を出すために戻すような生理的なものもあれば、
注意が必要な、重大な病気が原因で起こる嘔吐もあります。
嘔吐は、胃の中の物を強制的に口から出すための反射的な作用であり、
胃、腸、肝臓や腎臓、脳や耳の器官のトラブルなどが原因で、脳の嘔吐中枢を刺激するために
起こります。具体的には、直接胃の壁を刺激するような中毒物質や異物を飲み込んだり、
消化器内に炎症や閉塞があったり、他にも尿毒症や肝臓疾患などで全身の血液に問題があるときに
起こります。また強い臭いを嗅いだり、頭部を打ったり、恐怖などのストレスを
受けたときなどにも起こります。

natsu様がご心配されているように、病院に行くための移動には
猫ちゃんにとってのストレスが伴う可能性もございますが、
ご安心のためにも早めにご通院されることをおすすめいたします。
その際に、もし嘔吐物がありましたら、
ご通院の際にお持ちになられると、診断の助けとなるかと存じます。
猫ちゃんの一日も早い回復をお祈りいたしています。

季節の変わり目ですので、natsu様におかれましても体調を崩されませんようご自愛くださいませ。
今後ともアニコムをよろしくお願いいたします。





血液検査GPTの数値

投稿者:まるパパ

投稿日:2011/04/30(Sat) 20:36

No.747

2歳のフレンチブルドッグです。
1歳の頃から血液検査で肝臓に関係する数値が高いと言われていました。2歳になり2回検査しましたところ
1回目GPT343、ALT364、GOT54
2回目GPT323、ALP287、GOT48
でした。
エコー検査の結果は腫瘍のようなものは見られないとのことです。
フードはサーモン主体の物を与えています。おやつはでんぷん主体のボーロだけです。
薬は今日からウルソと抗生物質を飲ませており、一週間後に再度血液検査をすることになっています。
日常で注意することや、考えられる病気、適したフードなどご教授ください。

Re: 血液検査GPTの数値

- 獣医師 羽鳥

2011/05/06(Fri) 11:45

No.750

まるパパ様

日中にはうっすらと汗ばむ季節になりましたが、まるパパ様に
おかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

この度はご相談を頂戴いたしまして誠に有難うございます。
フレンチ・ブルドックちゃんの血液検査での肝臓に関係する数値が高く、
ご心配とのことでございますね。
早速ご案内をさせて頂きたいと存じますが、お子様の実際のご様子を拝見していない
ため、一般的なご案内となりますことをご了承下さいませ。

【肝数値上昇の原因】
GPTやGOT、ALPは一般的に肝酵素と呼ばれております。GOTやALPは
他の臓器にも多く含まれている酵素ですが、GPTは肝臓に多く分布しているため、
特に肝臓の特性をよく示す酵素です。これらの数値は、肝臓の状態を知ることの
できる指標とされています。
GPTやGOTは肝細胞に壊死などの障害があると血中に逸脱するため、
肝臓の障害をあらわし、肝臓に含まれるALPは胆汁に混じって排泄されるため、
「胆汁うっ滞」の指標とされています。

これらの肝酵素の上昇がみられた際の原因ですが、症状の有無や、血液検査に
おいて数値異常がみられた項目、血液検査以外の検査結果などによっても
異なってきます。

一般的に、肝酵素の上昇がみられた際に考えられる原因としては、
ウィルスや細菌、または寄生虫や真菌などの感染による肝炎、慢性肝炎、
自己免疫性肝炎、薬物等などの肝毒性のある物質による中毒、肝腫瘍、脂肪肝、
胆嚢・胆管疾患、腹部損傷などが原因として挙げられます。
また、膵炎や重度の貧血、心疾患や腸疾患などの既往の疾患がある場合にも
二次的に肝臓が障害を受ける場合もあります。

フレンチ・ブルドックちゃんは、血液検査での肝数値の上昇のみが
認められており、エコー検査では肝腫瘍などの異常は認められない状態
とのことでございますね。
治療を開始されて間がないとのことでございますので、
治療効果をみながら肝酵素の上昇の原因を探っていかれる状況かと存じますが、
今後の状況によりましては、肝臓の生検(肝臓組織の一部を摘出し、
病理検査をすること)などを行い、確定診断を行うことが必要になる場合も
ございます。

【食事管理について】
まるパパ様が配慮されていらっしゃいますように、肝臓のお病気の場合、
お食事の管理はとても重要になってきます。

お食事に関しては、肝臓組織は再生にとって、一般的に高消化性で良質の
蛋白質を与えるますが、タンパク質は体内での代謝の結果、アンモニア産生の
原因にもなります。このため、製品によって異なるかとは存じますが、
肝障害がある場合は、肝性脳症などの予防のため、若干タンパク質の量に
制限がある製品が多いかと存じます。また、肝臓へ負荷を減らしながらも
十分なエネルギー源を得るため、炭水化物や良質の脂質を適切に使用していて、
銅を制限したフードが望ましいと言われています。また、肝臓の療法食の中には
肝疾患の際に欠乏しやすいビタミンKや亜鉛などを添加してあるものもあります。

現在、まるパパ様におかれましては、サーモンを主体にしたフードを与えて
いらっしゃるとのことでございますね。サーモンに含まれるたんぱく質は
良質でかつ高消化性であり、肝臓にも良いタウリンも豊富な優秀な食材ですが、
やはり、今後、肝臓疾患のワンちゃんにあわせて作られている療法食を
お選びいただくのが望ましいかもしれません。その際には、お子様の状態に
あわせた選択が重要になりますので、今後の状況をみながら先生と
ご相談頂くことをお勧め致します。

また、オヤツとして与えていらっしゃるボーロについては、
先にご案内させていただいたように、肝臓への負荷を抑えながら
エネルギー源を得るためには炭水化物の摂取が望ましいとされていますので、
よろしいのではないかと存じます。しかしながら、おやつにつきましても、
フレンチ・ブルドッグちゃんの実際のご様子をよく把握なさっている先生に
ご相談されたほうがご安心いただけるかと存じます。
なお、肝臓は解毒や代謝を行う臓器であり、合成保存料、合成着色料、
合成香料などの合成添加剤を摂取することにより肝臓に負荷がかかる可能性が
あります。したがいまして、フードやおやつを選ばれる際には、合成添加剤が
極力少ないものを選んでいただければと存じます。



【日常生活で注意する点】
肥満は脂肪肝を引き起こす可能性があり、脂肪肝が悪化すると肝硬変へ繋がる
可能性もありますので、日常生活では、肥満にならないようご配慮いただければと
存じます。
フレンチブルドックちゃんの体調が落ち着いていらっしゃるようでしたら、
適切なお食事管理とともに、適度な運動も行って頂き、体重管理を行って
頂ければと存じます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への健康相談も
承っておりますので、こちらのサービスもお気軽にご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256
(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30
土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

新緑が眩しく、吹き抜ける風にも夏を感じる季節となりました。
過ごしやすい季節ではありますが、ご無理をなさらぬようご自愛くださいませ。

今後とも、アニコムを何卒宜しくお願い申し上げます。



フレンチブルの首輪について

投稿者:tomozo

投稿日:2011/04/29(Fri) 20:32

No.746

こんにちは。
フレンチブルを飼い始めてまだ浅いので教えて下さい。
5ヵ月 ♂を飼っております。
少し前に首輪を手に入れ、室内でもさせています。
今までは何ともなかったのですが、先日、かゆがっていたので首輪をはずしたところ、擦れて血が滲んでいました。
首輪の緩さも指1〜2本位入る緩さだったし、大丈夫だと思っていたのですが、
散歩させるようになってこのように擦れてしまいました。
やはり引っ張るから擦れてしまうのでしょうか。
首輪ではなく、ハーネスの方が良いのでしょうか。
病院などに連れていった方がよいのでしょうか。
ちなみにウチの犬の首輪は本革です。

Re: フレンチブルの首輪について

- 獣医師 垣本

2011/05/02(Mon) 17:15

No.748

tomozo様

風薫るさわやかな季節となりましたが、tomozo様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?
澄み切った青空に心が晴れ晴れとしてまいりますね。

この度はご相談を頂きましてありがとうございます。
フレンチブルドッグちゃんが首輪をしていた部分の皮膚が擦れて血が滲んでいたとのことでございますね。
さっそくご案内させていただきたく存じますが、フレンチブルドッグちゃんの実際のご様子を拝見していないため、
一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。

血が滲んでしまった理由としては、tomozo様が仰るように、特に子犬ちゃんのうちは、リードを引っ張って興味のあるほうへ
どんどん進もうとするため、お散歩中に擦れてしまったのかもしれませんね。
また、フレンチブルドッグちゃんが首輪の違和感や蒸れによる痒みを感じ、自分で引っ掻いてしまったことなども考えられます。
他にも、首輪の素材などによる接触アレルギーや静電気などによるものである可能性もございます。
tomozo様は首輪のサイズなどにも気を配っていらっしゃるご様子ですので、首輪のサイズ等は
適切かと存じます。しかしながら、首輪のサイズが適切であっても、お散歩中はtomozo様とフレンチブルドッグちゃんの双方が
リードを引っ張る際の刺激が、全て首輪に伝わることになりますので、
フレンチブルドッグちゃんのような短毛のワンちゃんや皮膚の薄い子犬ちゃんや
体質的に皮膚が刺激に弱いワンちゃんの場合、敏感に反応してしまうことが考えられます。

さて、お散歩時のひっぱり癖を和らげることも大切でございます。
そのためには、フレンチブルドッグちゃんがtomozo様を意識するという
習慣をつけることが大切でございます。
具体的には、フレンチブルドッグちゃんが上手に歩いているときやお家で過ごしているときに、
明るく楽しい声でフレンチブルドッグちゃんの名前を呼ぶことで、
なるべくフレンチブルドッグちゃんの意識を飼い主さんに向けると
よろしいでしょう。

また、リードを短めに持ってワンちゃんに引っ張られまいと飼い主様が調節をしようとすることで
かえってワンちゃんが引っ張ろうとしてしまうこともみられます。
そのような状況にならないようにするため、tomozo様はリードを少し緩めに持っていただき、
フレンチブルドッグちゃんに声をかけながら歩くようになさるとよろしいでしょう。
また、フレンチブルドッグちゃんが引っ張ってぐいぐい進もうとするときは、
お首のあたりのトラブルが心配なところでございますが、
今後のことを考えますと、tomozo様はフレンチブルドッグちゃんの様子にはかまわず、
足を踏ん張り、不動の状態でいていただき、
フレンチブルドッグちゃんのほうが、引っ張ろうとしても前へ動かぬことに気付いて
tomozo様のもとに戻ってくるという形をとったほうが望ましいのかと存じます。

しかしながら、先にご案内をいたしましたように、
子犬ちゃんのうちは、落ち着かなく、お散歩中もあちこち興味のあるほうへ進もうと、
たいへんなのも事実でございます。
このような点を考えあわせ、お散歩時に首輪の部分にかかる力を和らげるためには、
tomozo様の仰る通り、ハーネスをご利用になられるのもよろしいかもしれません。

なお、ハーネスの場合でも胴の周りや脇の下に痒みや炎症が生じることもみられますので、
定期的に接触部をチェックしていただくことをおすすめいたします。
また、皮膚のトラブル対策のため、お散歩以外は首輪を外しておくことも一つの方法でございます。
この場合、くれぐれもご注意いただきたいことでございますが、
tomozo様が玄関をお開けになられる予定があるときなどには、
あらかじめフレンチブルドッグちゃんの命を守る首輪をつける習慣をつけていただければと存じます。
特に地震がおきたときなど、ワンちゃんが驚いたり興奮して、
お家を飛び出すことが事故の原因になることがみられますので、
十二分にご注意いただければと存じます。

その後、フレンチブルドッグちゃんの様子はいかがでしょうか。
皮膚のトラブルが軽度であれば、原因を取り除いてあげることで改善することもございますが、
痒みや炎症が長く続いたり、細菌の二次感染が起こっている場合には治療が必要となります。
ご安心のためにも、一度かかりつけの動物病院にいらっしゃった際に
ご相談をされることをおすすめいたします。

夏を思わすような陽射しの強い日があると思えば、肌寒いこともまだあり、
体調維持の難しい時節でございます。
tomozo様におかれましてもお体ご自愛くださいませ。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



吠え癖、威嚇、マーキング等

投稿者:太陽

投稿日:2011/04/25(Mon) 17:24

No.743

4才になる雄のミニチュア・ダックスです。
悪いことした時や一緒に寝ている人に近づくと家族を威嚇したり、家族不在時にあちこちオシッコしたり、子どもにマーキングしたり、家族以外が家に来た時や、外に人が居るのを見ると吠えたり…。
まだ、去勢はしていません。
家族にも少々、嫌われていて可哀想です。

Re: 吠え癖、威嚇、マーキング等

- ドッグライフカウンセラー 三留

2011/04/27(Wed) 15:13

No.745

太陽様

春の花がお散歩道を彩る頃でございますが、
太陽様はいかがお過しでしょうか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
ミニチュア・ダックスちゃんがご家族を威嚇したり、お家の中でマーキングをするなど
のご様子に、お心を痛めていらっしゃるとのことでございますね。

さっそくご案内をさせていただきたく存じますが、
実際のミニチュア・ダックスちゃんのご様子を拝見していませんので
一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。

<ご家族への威嚇について>
ミニチュア・ダックスちゃんは、叱られたときや邪魔されたと感じているとき等に
威嚇をするとのことでございますね。
ミニチュア・ダックスちゃんが威嚇してきたときには、
「ダメ」「いけない」などの叱るときの言葉をご家族で決めていただき、
低くて落ち着いた言葉でしっかりと叱ってくださいませ。
威厳や堂々とした雰囲気を見せていただくことが大切でございます。
反対に、ミニチュア・ダックスちゃんを恐がった素振りは
見せないようになさってくださいませ。

ミニチュア・ダックスちゃんが威嚇をする原因でございますが、
ご家族様のなさったことに対して抗議をしようとしていることが考えられますが、
中には、恐怖から威嚇することもみられます。
叱るときは、物や手を使って叱らず、
言葉だけで叱るようにしたほうが良いでしょう。

次に、威嚇するワンちゃんの気持ちを理解するため、
ワンちゃんの特徴についてご案内いたします。

<ワンちゃんの特徴について>
ワンちゃんはもともと10頭ほどで群れを作り、
共同で狩りをして命をつないできた社会性豊かなどうぶつです。
人と生活をするようになっても群れという意識を持つのかという点については、
諸説あるようですが、少なくともワンちゃんは、群れなして生きる社会性が豊かな
どうぶつであるからこそ、異なる種である人間と共に生きることができるのかもしれません。

さて、ワンちゃんは、「支配したい」という欲求と「服従したい」という欲求を併せ持ち、
自分が支配することが必要だと思えば支配欲が勝りますが、
群の中で信頼して自分を委ねられるリーダーがいれば、服従したいという欲求が大きくなると
いわれています。このように、この二つの欲求は周囲の状況に応じて、拮抗しています。

さて、ワンちゃんに、「威嚇することはいけないよ」と叱ったときに、
ミニチュア・ダックスちゃんを納得させて威嚇をやめさせるためには、
ご家族との関係を見直して、ワンちゃんの気持ちに、「守ってもらえるから安心、従っていれば
いいんだ」という気持ち、服従したいという気持ちを根気強く育んでいくことが
大切なのかもしれません。

<ご家族が主導権を持つために>
ご家族が主導権を握り、「ご家族の指示に従えばよいことがある」と教え続けていくことが
重要でございます。
そのためには、「オスワリ」などの指示をする手段を利用していただくのも一つの方法です。
例えば、オモチャを持ってきて遊んでほしいと思ったら
「オスワリ」という指示を出し、従ったら遊ぶようにしていただくとよろしいでしょう。

このほかにも、「玄関を出るのはご家族が先」、「一貫性のある対応をする」、
「良いスペースはご家族が占める」、「ご家族は、いつも堂々と、落ち着いている」
「楽しく一緒に過ごす」などに気を配っていただければと存じます。

<マーキングについて>
ミニチュア・ダックスちゃんがマーキングをするとのことでございますね。
男の子ですので、男性ホルモンの関係もあるかもしれませんが、
ワンちゃんにとって、マーキングは自己主張の手段でもございます。
マーキングは、ご家族内の立場がはっきりとワンちゃんに分かっていない場合にも
見られることがありますので、ミニチュア・ダックスちゃんに、お子様が上位であることを、
はっきりと理解できるようにしていただくことが重要です。
具体的には、ミニチュア・ダックスちゃんの前で、できるだけお子様を立てるため、
お子様を叱らないようにしたり、ミニチュア・ダックスちゃんのお世話をお子様と
ご一緒にしていただくとよろしいかもしれません。

<吠えることについて>
ミニチュア・ダックスちゃんは、外で人の気配がしたり、来客があったりしたときに吠える
とのことでございますね。
ワンちゃんは、恐くて吠える場合もありますが、縄張りを守ろうとして吠えることが
多いようでございます。
この縄張りを守ろうとする意識は、どのワンちゃんにもあり、
縄張り意識の強い子、弱い子がいます。
吠えないようにすることには、縄張り意識を弱くすることが大切ですが、
このための方法を以下、ご案内させていただきますので
参考にしていただけましたら幸いです。

1.お家の中という大きな縄張りの中に、ミニチュア・ダックスちゃんの
安心して過ごせる小さな縄張りを作ってあげるとよろしいでしょう。
そして、安心できる場所を常に好きなところにするように
心地よい状態で、「ハウス」と入るようにしてください。


2.ご家族の皆様が外出なさっているときには、
もし、お家の中を自由に過ごさせてあげているのであれば、
ある程度、過ごすスペースを制限するのもよろしいでしょう。

3. いつも過ごす場所から外の景色がよく見えるようで、
見張りをしているような様子がみられるようでしたら、
カーテンを引いたり、お気に入りの場所に行かれないように物を置いてしまっても
よろしいでしょう。

4.「ご家族に守られているから安心だ」という意識を持たせるように
することも大切です。そのため、ご家族はなるべく、落ち着いて堂々となさってください。
例えば、ミニチュア・ダックスちゃんが吠えているときに不安な気持ちでいて、
ちらりとご家族をみても、ご家族が落ち着いた表情をなさっているのを見たら
ミニチュア・ダックスちゃんは安心するかもしれません。

さて、実際に吠えているときですが、ワンちゃんはいったん吠え始めると興奮して収拾が
つかなくなることが多いのですが、ミニュチュア・ダックスちゃんはいかがでしょうか。
何か物音を感じ、吠えようとする前に、「ハウス」とお気に入りの場所に入るように指示を
していただき、オモチャなど、大好きなものを与えたりして、吠えることから気持ちをそらすと
よろしいかもしれません。

<男性ホルモンと支配的側面について>
太陽様のミニュチュア・ダックスちゃんは男の子で去勢をなさっていないとのことで
ございますね。
男性ホルモンはどちらかというと支配的な側面を持つともいわれており、
去勢手術をすると性格が大人しくなることもあるという
ことを耳になさったこともあるのではないでしょうか。
確かにそのような場合があるかもしれませんが、
変わらない場合も多くみられます。
ワンちゃんの行動は、ご家族との関係により変わっていく側面もございますので、
まずは、ご家族との関係を見直すことが必要かもしれません。
その上、去勢手術をお考えであれば、かかりつけの動物病院にご相談されるのも
よろしいかもしれません。

去勢手術のメリットは、男性ホルモンが原因となる病気を予防できますが、
太りやすくなるというデメリットもございます。
気がかりに思われることがおありでしたら、納得できるようかかりつけの先生に
お尋ねいただき、ご家族皆様で良くご相談をされることが必要でございます。

太陽様とご家族の皆様、そしてミニチュア・ダックスちゃんの春が素敵な日々でありますよう
心からお祈り申しあげております。
大変なこともあるかと存じますが、アニコムスタッフ一同、心からいつも応援いたしております。
アニコムでは下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への健康相談、しつけ相談サービスを
承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256
(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30
土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



おやつについて

投稿者:JJ

投稿日:2011/04/23(Sat) 13:24

No.742

現在、煮干しとホシカマを与えていますが、とても欲しがりますがたくさんあげてもいいのでしょうか?

Re: おやつについて

- ペット栄養管理士 三留

2011/04/26(Tue) 17:55

No.744

JJ様

色とりどりの春の花が美しい季節でございますが、
JJ様におかれましてはいかがお過しでしょうか。

この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
さっそくご相談の内容につきましてご案内をさせていただきますが、
詳細なご様子を承知していないため、一般的なご案内となりますことを
何とぞご了承くださいませ。

JJ様のお子様は、煮干しやホシカマといったおやつが大好きとのことでございますね。
毎日のお食事にどのようなものを与えていらっしゃいますでしょうか。
ネコちゃんとワンちゃんではそれぞれ食性が異なり、また同じ種でも成長の段階によって
必要とするカロリーや栄養は異なります。
健康を維持するためには重要なことは、その子の状態に適したカロリーやバランスのとれた
栄養を与えることですので、オヤツを与える際にも、全体のバランスの中で考えていただくことが
大切でございます。

ネコちゃんやワンちゃんのフードの中でも、総合栄養食と印刷されているフードには、
栄養バランスがきちんと配慮されていますので、
フードを与える際には、総合栄養食であることを注意して選んでいただき、
印刷の給与量等を把握しながら与えていただくこと、
また、すでに栄養のバランスを調整して作られているので、
特定の食べ物を過剰に与えてしまうことでバランスを壊してしまわないようにすることを
併せて注意いただければと存じます。

煮干し自体は、カルシウム・マグネシウム・リン・鉄分などのミネラルや
DHAやEPAといった脂肪酸、タンパク質などが豊富な、優秀な食材でございます。
一方ホシカマの現在料は魚のすり身ですので、こちらもたんぱく質豊富かとは存じます。
しかしながら、製造の過程で利用されている塩分の摂取が多くなることが
お子様の体には負担になってしまうことが心配されます。

ことに、ネコちゃんやワンちゃんには尿路に生じる結石が多くみられますが、
この病気は、尿に含まれるリン、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル成分などが
何らかの原因で結晶化して、時間の経過と共に結石となり、さまざまな症状が見られる
ようになります。
尿石ができてしまう原因といたしましては、犬種や個々のワンちゃんによる体質的な面も
ございますが、「お食事中からミネラルや蛋白質を過剰に摂取すること」により、
これらが尿中に多く排泄され、結石が形成されやすくなるなどが挙げられます。
したがいまして、塩分やカルシウムなどのミネラルを豊富に含む煮干しや
ホシカマをあまり多く与えてしまうことは、泌尿器科系のお病気をひきおこして
しまうことが心配されます。
このため、お与えになられる際には、一日に与える量を決めていただき、
「その範囲内で与える」、「小さく切り分けて回数を多く与える」など、
状況にあわせて工夫をしていただければと存じます。

陽射しのある日は、温かく心地良いのですが、
雨の日にはまだまだ肌寒さを感じる頃でございますね。
時節柄、JJ様におかれましてはくれぐれもお体をご自愛いただき、
笑顔いっぱいの春をお過しくださいませ。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。