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噛み癖

投稿者:CoCo

投稿日:2013/02/16(Sat) 14:46

No.1919

はじめて相談します。
4カ月のアメリカンコッカースパニエルを飼っています。
うちにきた当初から噛み癖がひどく、じゃれて遊んでいるうちに興奮してくると本気で噛んできます。血が出る事もしばしばあります。家族の中で私にだけします。マズルを押さえでいけないと繰り返していますが、エスカレートしている気がします。どのようにしつけたらいいのか教えてください。

Re: 噛み癖

- ドッグライフカウンセラー 三留

2013/02/19(Tue) 16:38

No.1922

CoCo 様

春が待ち遠しい頃でございますが、CoCo様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
CoCo様のアメリカンコッカースパニエルちゃんは4カ月になられたとのこと、
可愛い盛りでございますね。

この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
アメリカンコッカースパニエルちゃんの噛み癖にお困りとのことでございますね。
ご案内をさせていただきたく存じますが、一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。

【噛む原因について】
子犬ちゃんの乳歯は生後2、3か月で生え始め、
その後抜け、8ヶ月ごろを目安に永久歯が生えそろいます。
この間のワンちゃんのお口の中はむず痒く、何かにつけて噛みたがります。
また、噛む原因としては、このほかにも以下のようなことがらが挙げられます。
1.好奇心から何でも口に入れて、感触を学んでいこうとする探索行動
2.「遊ぼうよ」「こっちを向いてよ」とコミュニケーションを取ろうとする行動
3.ヒラヒラと動く手や腕がワンちゃんにとって魅力的なおもちゃに見えてしまっている
4.「痛い!止めなさい」などとかけた言葉がワンちゃんへの注目というご褒美になってしまい、
噛むことが構ってもらう手段だと思ってしまっている
5.過去にヒトの手に対して「怖い」という思いを抱いた経験がある場合、過去の記憶がもとで
ヒトの手が近づくと自分を守るために反射的に噛んでしまっている
6.ヒトがお世話をしているときなど、「嫌だなあ、その手をどけて」とワンちゃんが思わず
噛んだときに、たまたまヒトが痛みや恐怖から手を引っ込めたことがきっかけとなり、
嫌なことから逃れるためには噛めばいいんだと思っている
7.身体のどこかに痛い所があり、触れられたくなくて噛んでしまっている
8.ワンちゃんが噛んだとき、恐怖を感じて手を引っ込めたりする等のご家族が行動を見て、
ワンちゃんが自分の優位性を感じてしまうようになった

お口の中がむず痒いことに相まって、興奮しやすい時期でもありますので、小犬ちゃんと暮らす
ほとんどのご家庭で、噛み癖に悩まされます。
なかなか、すぐには解決しないのですが、根気強く、「噛んでもいいことがない」
「噛まないでいるといいことがある」ということをしっかりとワンちゃんに教えていただき、
歯のむず痒さから開放されたときに、噛まない状態にしていただければと存じます。

【噛んだときの対応について】
アメリカンコッカースパニエルちゃんが噛むのは、興奮したとき、またご家族の中で、
噛むのはCoCo様が多いとのことでございますね。
CoCo 様がもし、女性であれば、声が高く、余計に興奮させてしまっているということは
ございませんでしょうか。噛まれると、痛くて辛いのですが、このとき大切なことは、とにかく落ち着いて
いただくことで、アメリカンコッカースパニエルちゃんをそれ以上興奮させないようにしましょう。
「ダメ」「いけない」など、ご家族で叱る言葉を決めていただき、噛んだ瞬間、低くて、
腹の底から搾り出すような、落ち着いたトーンで、毅然と叱ります。
後になって叱っても、何がいけないか分かりませんので、噛んだ瞬間、叱ってください。
アメリカンコッカースパニエルちゃんがふっと口元を緩めたり、噛むのを止めたりしたら褒めてあげます。

幼犬のころは、どうしても「遊んでほしい」、「追いかけてほしい」と噛みながら、
どんどん興奮していってしまうことがよくあります。
遊びながら興奮して噛み始めることもありますが、「噛んでも遊んでもらえない」と
教えることが必要です。
いったん叱り、それでも余計に興奮してしまうようなときには、視線も合わせず、ご家族は
無視をして姿を消してしまうこともよろしいでしょう。
数分、姿を消してワンちゃんに考えさせます。少ししたら戻り、噛まないでいた時には、
一転して褒めてあげましょう。
また、反対にお手入れなどを止めてほしくて、噛んでいる場合は、
噛んでも思うようにならないと教えるために、
噛んでもひるまず、平然と続けることが大切でしょう。

また、なるべく噛む状況を作らないのも一つでしょう。遊んでいるうちにいつも興奮して
噛んでくるのであれば、ちょっと興奮してきたな、というところで
「遊びは終わり」にしてしまってはいかがでしょうか。
感情が高まる前に飼い主様がその場を離れてしまうとよろしいでしょう。

いつも、興奮した後、このぐらいのタイミングで噛んでくるというタイミングがお分かりであれば、
ちょうどそのタイミングで、大好きなオモチャを口元に持っていき、CoCo様の手ではなく、
オモチャを噛むように促すのも一つの方法です。
なお、この方法はタイミングが重要であり、噛んだ後にオモチャを与えてしまうと、
「噛んだらご褒美がもらえる」と勘違いをしてしまうこともあるのでご注意いただければと存じます。
アメリカンコッカースパニエルちゃんは、最初のうちはオモチャを見ても知らん顔をしているかも
しれませんが、日頃の遊びの中で、噛んで遊ぶのに適したオモチャを作っておき、
「噛むならこのオモチャ」と連想するようにしておくとよろしいでしょう。

子犬ちゃんの頃に何より大切なことは、人に対する信頼感を高め、
「この人は必ず自分を守ってくれる」という安心感を持たせることです。
そのために、人への恐怖心を感じさせないようにしていただければと存じます。
特に、人の手は大きく感じ、急に目の前や後ろから手を出されると、人の手が怖くなってしまうことが
ございます。手を使って叱ったり、噛ませまいと夢中になって格闘状態になったりすると、
恐怖はさらに大きくなり、ワンちゃんの中には人の手から自分の身を守ろうと、反射的に手を噛むという
ことになる場合もみられます。急に頭の上から手を出したり、後ろから急に手を出したりしない
ようにしましょう。また、できるだけご家族の手をお使いになって叱るという方法は、
お避けになられたほうがよろしいかもしれません。
このようなことがございますので、アメリカンコッカースパニエルちゃんが噛んだときにも
マズルをつかんでお叱りにならないほうがよろしいかもしれません。
低くて、落ち着いた声で、しっかりと叱ることで、噛むことはいけないということを教え、
噛まないでいるときに、楽しく構っていただき、しっかりとコミュニケーションをお取りいただければと
存じます。

また、エネルギーが有り余っている子犬ちゃんの時期は、運動をしっかりとさせていただき、
エネルギーを発散させていただくことも大切でございます。
エネルギーが十分に発散することが噛むことの軽減となることもあり、
また、CoCo様に守ってもらえるという安心感を持たせてあげるためにも、
お散歩は有意義かと存じます。
これから、屋外の散策が心地良い季節の到来でございますので、
ぜひ、お散歩を楽しんでいただければと存じます。

アメリカンコッカースパニエルちゃんのお健やかなご成長を心からお祈りいたしております。
なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
お気軽にご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申しあげます。



嘔吐・・・。

投稿者:アイ

投稿日:2013/02/15(Fri) 16:39

No.1918

お世話になります。
現在2才の♀ダックスですが・・・ここ数ヶ月嘔吐を繰り返してます。
毎月1回 一度に続けて2,3回 胃液でしょうか!?黄色い泡のような液です。血が混じった様子もなく嘔吐後もぐったりはしていないです。何日が連続で吐き続けるのであれば病院にでも行こうとは思うのですが翌日は元気にしています。
やはり犬はよく吐くものなのでしょうか?苦しそうに吐くので心配です。
あまり水分を採りたがらないのでそれも原因なのかなぁと考えております。

Re: 嘔吐・・・。

- 獣医師 山田

2013/02/18(Mon) 15:34

No.1920

アイ 様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
アイ様のダックスちゃんが、ここ数ヶ月、嘔吐を繰り返しているという事でございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際にワンちゃんのご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承くださいませ。

ワンちゃんの嘔吐の原因の中で比較的よく見られるものに、空腹時の胃酸過多による嘔吐があります。
「朝食前などの空腹時に見られる」、「食欲は普通にある」、「吐いた後もケロッとしている」というような
特徴がございます。この場合、吐いたものが黄色い泡のような液体であることが多いのですが、
胃液に胆汁が混じったものかと思われます。
アイ様のワンちゃんも、ご飯の前の空腹時に黄色の泡のような液体を嘔吐し、
食欲やそれ以外の体調には変わりはないご様子ですので、このような原因が一番に考えられるかと思います。

その場合の対処法といたしましては、空腹になる時間をなるべく短くしていただくことです。
具体的にはお食事の回数を1日3回〜4回に分けて与えていただいたり、朝食前の嘔吐がよく見られる
ようでしたら、夕食の時間を少し遅くしていただいたり、寝る前に軽くおやつなどを与えいただくなどの方法が
あります。

空腹時の嘔吐は、お食事のタイミングを調節していただくだけで、特に治療をしなくても治まることが
ほとんどです。しかしながら、嘔吐する際には強酸である胃酸が食道を通過しますので、食道の粘膜が
傷ついたり食道炎を起こしたりすることもあり、初めは単なる胃酸過多による嘔吐でも、繰り返すことで
食道炎や胃炎などの消化器疾患を引き起こし、今度はそれが原因で嘔吐しているということもあります。
場合によっては、お食事のタイミングの調節と並行して食道炎や胃炎の治療が必要な場合もございますので、
嘔吐が頻繁に見られているようでしたら、かかりつけの先生とご相談いただいた方がよろしいでしょう。

また、ワンちゃんが吐く原因といたしましては、他にも異物摂取、不適切なお食餌、食道や胃腸の
閉塞・圧迫・炎症、細菌・ウイルス・寄生虫などによる感染、アレルギー、腫瘍など様々なことが考えられます。
お食餌の回数やタイミングを工夫することでも嘔吐の症状が改善しない場合や、頻回に嘔吐する、
食欲や元気がない、下痢をするなどの症状が見られるようでしたら、何らかの疾患が関係している場合も
ございますので、ご安心のためにも一度動物病院さんを受診されることをお勧めいたします。

また、アイ様はダックスちゃんの嘔吐は飲水量が少ない為に起こっているのではないかとお考えのようですね。
飲水量が少ないからっといって嘔吐が起こるわけではありませんのでご安心くださいませ。
ただ、私たちどうぶつの体の中は60%が水でできているといわれており、水分を充分にとることは
健康の維持のためにも良いことだと考えられています。
お水を飲む量が少ないと、尿量や排尿回数が減ることで尿石症になりやすくなったり、便秘気味になったり
することがあり、飲水量を増やすことはそのような病気の予防のためにもとても大事です。
特に秋口から冬場にかけて気温が下がってくる時期には、夏場に比べて飲水量が少なくなりがちなので、注
意が必要となります。
ご自宅の水置き場を数か所に用意してみたり、ドライフードを水でふやかしてあげる、あるいは、ウェットタイプの
フードを利用するなどダックスちゃんがお水を充分に飲んでもらえるように工夫していただければと思います。
まだまだ寒い日が続いております。アイ様もダックスちゃんも、お体大切にお過ごし下さい。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
お気軽にご利用くださいませ。

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0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



環境の変化

投稿者:クロ

投稿日:2013/02/10(Sun) 20:21

No.1914

いつもお世話になっております。
トイプードル♂2歳を飼っております。
年末年始と私の仕事の都合で2ヶ月間、離ればなれに暮らし、
その間、愛犬は過去何度も一緒に帰省しております実家に預けておりました。
そこで、のんびり過ごしたおかげか、
私の元に戻ってきてから、「おいで」をしてくれなくなりました。
*今まではできておりました。
他に「お手」「ふせ」「まて」「おすわり」「ハウス」は出来ます。
また散歩に出かけても、あまり歩こうとしません。
すぐに立ち止まります。
なので、私が抱っこして、気分転換の意味もふまえて散歩します。

環境の変化による軽いストレスなのでしょうか。
そのように対応&しつけていこうか相談したく投稿しました。
宜しくお願いします。


Re: 環境の変化

- ドッグライフカウンセラー 三留

2013/02/13(Wed) 15:02

No.1917

クロ 様

こちらこそ、お世話になりまして誠にありがとうございます。
春の訪れが心待ちでございますが、クロ様におかれましてはいかがお過しでしょうか。

この度はご相談を頂戴いたしまして誠にありがとうございます。
早速ご案内をさせていただきますが、一般的な御案内となりますことを了承ください。

トイプードルちゃんは、年末年始とクロ様のご実家でお過ごしになられ、
お戻りになられてから「おいで」をしなくなり、
また、お散歩であまり歩こうとしないご様子とのことでございますね。
ワンちゃんは環境の変化に敏感なところがございますので、
大きな環境の変化があった後など、以前とは異なる行動をすることはよくみられます。
トイプードルちゃんもクロ様がおっしゃるように、環境の変化が大きく、戸惑いがあったのかもしれませんね。
このようなときも、今までと同じ毎日を繰り返す中で、次第に以前の様子に戻ることがほとんどです。
トイプードルちゃんも、いつもとかわらないクロ様と過ごす中で、以前と同じ表情や行動がみられると
思いますので、まずは、様子をご覧いただければと存じます。

ワンちゃんは、その場の雰囲気やご家族の気持ちを察する力はたいへん優れており、
飼い主様の心配なお気持ち、不安なお気持ちが、時としてワンちゃんに影響を与えるといわれます。
したがいまして、クロ様が、毅然と、落ち着いた表情で、「どんなときも、守ってあげるから安心していなさい」と
といったご様子をトイプードルちゃんにお見せいただくことも、たいへん重要でございます。
そのようになさっていれば、トイプードルちゃんは、穏やかな生活の中で、落ち着きや自信を取り戻すでしょう。

そして、リラックスをして、楽しく一緒に過ごしているときなどに、いかにも、楽しいことが待っていそう、といった
明るい雰囲気で「おいで」と声をかけてくださいませ。
トイプードルちゃんが、楽しそうなクロ様の口調に誘われて、一歩でも近づいたら、「お利口」と褒めていただき、
その後、楽しい時間を過ごしてください。
また、クロ様がトイプードルちゃんの名前をお呼びになり、トイプードルちゃんがクロ様のほうに視線を向けるなど、
反応をしたときにも、クロ様は、満面の笑顔で、「また、一緒に過ごせて嬉しいよ」というお気持ちで
褒めていただければと存じます。
クロ様の働きかけに応えたら、嬉しい気持ちになる、楽しいことがあると、もう一度、思い出させてあげましょう。

「おいで」は、もしかして、ご実家であまりなさらなかったのかもしれませんね。
オスワリ等はできるとのこと、お利口さんでございますね。
自信を持たせてあげる意味でも、できること、をしっかりと褒めていただき、これらの指示をお使いに
なられることも大切でしょう。お食事のときやオモチャで遊ぶときなど、
トイプードルちゃんにとって、嬉しいことをクロ様がなさるときには、
「オスワリ」などの指示をなさって、クロ様の指示に従うと、嬉しいことがある、と感じさせてあげてください。

お散歩も、しばらく、歩かなかった道ですので、最初は、恐々というところがみられるかもしれませんが、
暖かく、気持ちのいい日などに、公園などで、楽しそうな雰囲気で、声かけをなさって、
少しでもよいので歩いたら、褒めてあげましょう。
歩いたら、褒めてもらえた、と、クロ様と一緒に歩くことが楽しく、安心できると感じさせてあげましょう。
トイプードルちゃんが立ち止まったときに、抱っこをなさる習慣がついてしまうと、
歩かなければ抱っこをしてもらえるということを覚えてしまうこともございます。
立ち止まったときには、楽しそうな雰囲気で、走ろうと、誘っていただいたり、
名前をお呼びになるなどで、歩くように誘っていただくのもよろしいでしょう。

ただ、お忙しい生活の中で、お散歩に長時間お割きいただけないこともあると思いますが、
トイプードルちゃんの目からみて、立ち止まったら抱っこをしてもらえたと映らないようになさるために、
例えば、オスワリ、という指示をなさってから抱っこをするなどの工夫をいただくとよろしいでしょう。

色とりどりの春の花が楽しみな季節も、もうすぐそこまで来ていますね。
クロ様におかれましては、トイプードルちゃんと笑顔いっぱいの春をお過しになられますことを
心からお祈りいたしております。
ご心配なことがおありの際は、いつでもお声掛けください。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



食糞について・・

投稿者:素麺パパ

投稿日:2013/02/07(Thu) 18:09

No.1910

お世話になります。

生後10ヶ月♀のMシュナウザーを飼っています。
最近、ゲージの中のトイレ(寝床とトイレは扉で分かれるタイプ)でウンチをした後に、ウンチを掃除しようとすると…?どうもウンチが少ない??しかも、あちらこちらが汚れてる??
先日…見てしまいました!なんと、自分のウンチを食べているんです!!
犬は自分のウンチを食べるとは聞いていたが、まさか自分の飼い犬がそんなことをするなんて・・・。少しショックでした。私たち家族の顔や口をペロペロしてくれる、愛らしい仔なのに・・。もうペロペロされるのが嫌になりました。餌の量が少ないのかな?・・と思い、少し増やしました。が、まだ食べてます。糞をした後はすぐに掃除するようにしていますが、たまに・・仕事で目を離してしまい、だれもいないと・・また、こっそり食べてます。
食欲旺盛で餌も一瞬で平らげます。このような食欲旺盛なワンちゃんは、お腹がすくと ご飯の時間まで待ちきれずに 糞をたべるのでしょうか?
癖がついたらいやなんで、お昼頃に一度 おやつを与えています。
ご飯は、朝7時と夕方6時の一日二回です。
多分ですが、食糞をしだしてから、1ヶ月くらいでしょうか?
どうすれば食糞の癖を直せますでしょうか?
教えてください。口もウンチ臭いので、困っています。

よろしくお願いします。

Re: 食糞について・・

- ドッグライフカウンセラー 三留

2013/02/12(Tue) 18:13

No.1916

素麺パパ 様


梅の花に春の訪れを感じる頃ですが、
素麺パパ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
このたびはご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
10ヶ月のMシュナウザーちゃんの食糞にお困りとのことでございますね。
早速ご案内をさせていただきますが、一般的なご案内となりますことを
何卒ご了承ください。

人間の世界ではびっくりするような行為である食糞ですが、
実はワンちゃんがウンチを食べることは、さほど珍しいことではございません。
ワンちゃんの世界では、住処である巣穴を汚さないため、また臭いを消して子犬ちゃんを
守るため、母犬が子犬ちゃんの排泄物を食べるということが知られています。
このような習性があるからか、子犬ちゃんのうちには、ウンチを食べる子が多いとも
いわれます。
また、ウサギさんは、通常のウンチ以外に「盲腸便」と呼ばれる軟らかいウンチをしますが、
この中には、盲腸で作り出した栄養がたっぷり含まれており、うさぎさんはこのウンチを直接、
肛門に口をつけて食べることで栄養を摂取します。

ワンちゃんがウンチを食べる原因として以下のようなことが挙げられます。
1.食事の量が多すぎたり少なすぎたりして、適量でない
2.好奇心から食べてしまう
3.ウンチを片付けているつもりで食べてしまっている
4.排泄の失敗を叱られた経験からウンチをすることがいけない行為と思い、
ウンチを隠すため食べるようになる
5.ウンチを食べたときに周囲がびっくりして声をかけてもらった経験から、
構ってもらえると思い注意をひきたくて食べてしまう
6.環境の大きな変化などの不安やストレスが原因でウンチを食べる
7.退屈のあまりウンチで遊んでいる間に食べてしまう
8.ウンチに食事の匂いが残っている
9.寄生虫感染
10.消化不良     など

Mシュナウザーちゃんは、お食事を一瞬で平らげてしまうとのことでございますので、
素麺パパ様がおっしゃるように、お腹が空いてということもあるかもしれませんね。
一日のお食事量の目安は、ドッグフードの容袋に記載がございます。
この分量を食事の回数で割ったものが、一回の食事量の目安ですが、
ワンちゃんの運動量や季節などの環境要因により、調節をしてあげます。
いつも食事が足りなくて、食後、器をペロペロなめているなどの様子がみられたら、
1割〜2割程度であれば、増減は問題がないとされておりますので、
フードの量を増やしていただいたり、回数を増やしていただいてもよろしいでしょう。
また、食べているドッグフードの種類によって、ウンチの匂いが変わります。
フードを変更をしたら食糞をしなくなったということも中にはございますので、
試してみられるのもいいでしょう。
ただ、急にお食事を変更されますと、お腹の調子を崩すこともありますので、
1週間ほどかけてゆっくり変更することをお勧めいたします。

なお、中には腸内に寄生虫がいることで栄養が十分に摂れていないことによる場合も
ございます。また、消化が不十分でウンチから食べ物の匂いがしていることも
考えられます。ワンちゃんの健康状態に問題が無いかどうか確認して頂くために、
ウンチを動物病院にお持ちになり、ワンちゃんのお腹に寄生虫がいないかのチェック
をしていただき、その際に消化の状況も併せてみていただくとご安心でしょう。

食糞の習慣をつけないためには、素麺パパ様がなさっているように、
ウンチを食べるチャンスを与えないようにするため、素早くウンチを片付けることが
大切ですが、ウンチを急いで片付ける飼い主様の様子を「飼い主様もウンチを
欲しがっているみたい。」と感じ、飼い主様に取られまいと、
かえってウンチへの執着心を強くして、急いで食べてしまうワンちゃんも見られます。
ウンチを少しでも魅力のないものだと思わせるために、あわてて走り寄ったり、
ウンチをした瞬間、素早くMシュナウザーちゃんに視線を向けたりなさらないほうが
よろしいでしょう。
また、できるだけ、ウンチへの執着心を軽減するために、排便後は可能な限りワンちゃんの
気持ちをウンチから離してしまいましょう。
具体的には、ウンチをしたワンちゃんを少し離れたところから呼んで、ウンチから離す習慣
をつけていただくとよろしいでしょう。
「お利口ね」とウンチをしたことを褒めていただくなどして、おもちゃなどで遊ばせて
あげているうちに、さっと片付けてしまいます。
あるいは、ボールなどを転がして気持ちをそらしてしまい、ワンちゃんがボールなどで
遊んでいる間に片付けてしまいましょう。

また、ワンちゃんがウンチを食べようとしたときには、とにかく低くて落ち着いた声で
叱っていたければと存じます。
なお、あわてたり騒いだりすると、逆効果になってしまうこともございます。
ウンチを食べるのを躊躇してやめたら褒めましょう。
その際、取り分けておいていただいたフードを
与えてあげたり、大好きなオモチャで遊んであげたり、
ウンチを食べないでいたら良いことがあると教えてあげましょう。
ただし、ウンチを食べているときに、オヤツなどで気をひこうとするとなさると、
「ウンチを食べると、オヤツがもらえる」と思ってしまう可能性がありますので、
ご注意いただければと存じます。
いけないと教えることができるは、目の前のことを叱るときだけですので、
シュナウザーちゃんがウンチを食べたことに気付かれても、
素麺パパ様は平然と、かえって知らん顔をなさるほうがよろしいかもしれません。

Mシュナウザーちゃんは現在10ヶ月とのことですので、
ウンチの回数も一時期の小犬ちゃんの頃より減ってきているのではないでしょうか。
子犬ちゃんのうちは排泄の回数が多いので、たいへんでございますが、
だんだんウンチ後の対応も楽になるかと存じます。
また、お散歩でしっかりとエネルギーを発散させてあげることも
大切でございます。これから暖かくなり、お散歩の気持ちよい季節を迎えますので、
お散歩を通して、コミュニケーションをお取りいただければと存じます。

このほかにも、食糞防止のための商品がペットショップさんなどで販売されている
ようですが、この効果については、個体差もあるようですし、詳しい情報も持ち合わせて
おりませんので、お店の方にお問い合わせいただければと存じます。

Mシュナウザーちゃんは、ご家族のお顔をなめて愛情を表現なさっているとのこと、
可愛いですね。
ウンチを食べたお口でなめることは、複雑なお気持ちかと存じます。
自然な感じで、体の位置をかえて、なめる位置をかえたり、
立ち上がって、他の遊びに誘っていただいてはいかがでしょうか。
たいへんではございますが、長い目でMシュナウザーちゃんのご成長を見守って
いただければと存じます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。
素麺パパ様におかれましては、Mシュナウザーちゃんと素敵な春をお迎えください。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。




食事について

投稿者:くゆみ

投稿日:2013/02/06(Wed) 21:28

No.1909

もうすぐ1歳のお誕生日を迎えるトイプードルの食生活について相談させていただきます。
ブリーダーさんに、おやつやその他の食べ物は不要、ドライフードのみが一番良いと指導を受けて、ブリーダーさんでフードを購入してずっと同じフードを与えています。 今まで体調を崩すことなく元気に成長していますが、「フードローテーション」「手作りごはん」などが紹介されている本を読むと、このまま同じフードのみで良いのか心配になります。 
健康で長生きをさせてあげたいと願っていますが、犬にとって理想的な食生活について教えてください。
また、フードの選び方についても教えていただければと思います。 

Re: 食事について

- 獣医師 岸田

2013/02/12(Tue) 18:10

No.1915

くゆみ 様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
トイプードルちゃんがもうすぐ1歳のお誕生日をお迎えになるとのことでございますね。
健やかなご成長、おめでとうございます。
トイプードルちゃんのお食事についてのお問合せにつきましてご案内させて頂きますが、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

<フードローテーションについて>
一種類のフードに限定せず、数種類のフードを一定期間ずつ交互に与えることを
フードローテーションといいます。
ローテーションを行う目的は、飼い主様によっていろいろ異なるようですが、
次のようなことが挙げられます。
 ・いろいろな食材や栄養素を摂取することで栄養の偏りを防ぐ
 ・同じ味に飽きて食べなくなってしまうことを防ぐ
 ・いろいろなフードを食べられるように慣らしておく
 ・同一の食材(蛋白質、炭水化物)を摂取し続けることによってアレルギーが起こることを防ぐ
 ・フードに含まれる添加物や有害物質が蓄積することを防ぐ

良質の原材料を使用した高品質のフードであれば、それだけ与えていても栄養の偏りや
有害物質の蓄積を心配する必要はないと思いますが、
「本当に高品質のフードか」という評価が難しい場合も多いので、
少しでもリスクを減らすという目的でローテーションを行うことは有効だと思います。
また、アレルギーに関しては、体質にもよりますが、同一の食材を長期間摂取し続けることで
その食材に対してアレルギーを起こしやすくなることがわかっていますので、
異なった蛋白源、炭水化物源の食材を使ったフードをローテーションすることは
アレルギーを防ぐために有効といわれております。
たとえば鶏肉とトウモロコシをつかったフード、白身魚とポテトを使ったフード、ラム肉と米を
使ったフードなど、数種類のフードを3〜4週間間隔でローテーションしながら与えることが
勧められています。
もちろん、ずっと同じフードを何年も食べ続けてもアレルギーを起こさないワンちゃんもたくさんいますので、
必ずしもこのような食べさせ方をしなければならないわけではありませんが、
アレルギー体質が疑われるような症状などがあるようでしたら、
このような方法を行うのは有効と考えられます。

<手作りごはんについて>
近年、フードを手作りされる方も増えてきているようです。
ペットフード、手作りごはんそれぞれにメリット、デメリットがあると思いますが、
一般的によく言われるのは次のようなことではないでしょうか。

■ ペットフードについて
1.メリット
(1)どうぶつ種、ライフステージに合わせた適切な栄養が手軽に摂取できる
(2)調理をする習慣のない飼い主さんでも、栄養面で安心できる食事を与えることができる
(3)保存しやすい
(4)療法食を利用する際、食事療法が行いやすい
(5)入院時、ペットホテルなどに預ける際など、飼い主さんが食事を与えられないときに困らないですむ
(6)毎日同じ食事を与えることで便の状態(固さや色など)が一定となるため、
便の状態の変化で体調の変化を知ることができる。また、食いつき具合で体調を知ることができる。

2.デメリット
(1)保存料、添加物などに対する心配
(2)使用している食材の品質に対する心配
(3)加熱加工処理した食材や人工的に添加した栄養成分に対する不安

■ 手作りごはんについて
1.メリット
・自分の目で選んだ安心、安全な食材を利用することができる
・生の食材や旬の食材から自然の栄養素を摂ることができる
・どうぶつの好みや体調に合わせて作ることができる

2.デメリット
・ 信頼できるレシピが少なく、それぞれのどうぶつ種やライフステージに必要な栄養素をバランスよく
摂取できる食事をつくるのが難しい
・手間がかかる
・保存がきかないので、災害時や長期に入院、ホテルに預ける時などに不便
・嗜好性が高いので、次にドライフードを与えようとしたとき、食べなくなってしまう
・ 病気ごとに適した食事の信頼できるレシピが少ないので、病気にかかったときに、
食事療法を行うのが難しい
・材料や調理の仕方によって、食いつきや便の硬さや色が変化するため、体調の変化に気付きづらい

ペットフードがよいのか手作り食がよいのかについては、飼い主様や獣医師、メーカーさんなどによって
それぞれいろいろな考え方や意見があります。
長期的に寿命や病気の発生率などについて、ペットフードと手作り食で比較したような研究が
あるわけでもなく、
現在のところ、どちらが絶対に良いというだけの根拠はおそらくないと思います。
上にあげたようなそれぞれの食事のメリット、デメリットをよく検討した上で、
ワンちゃんの健康状態や性格、好み、飼い主様のライフスタイルなどに合った方を選んでいただくと
よいのではないでしょうか。
また、必ずどちらかに決めなければならないというわけでもなく、
メインはペットフードだけれども、ときどき手作り食を取り入れるというような形でも
よいのではないでしょうか。

食事は毎日のことですから、できるだけおいしく、楽しく食べてほしいですよね。
どんなに栄養的に優れた食事でもおいしくなければ食事の時間は楽しくないし、
飼い主様が原材料などに不安を持ったまま与えれば、
ワンちゃんは敏感ですのでそれを察してやはりワンちゃんも不安になるでしょう。
ワンちゃんにとっての理想的な食生活というのは、
・ ワンちゃんがおいしく食べられる
・ 飼い主様が安心して与えられる 
というものではないかと思います。

健康な時の食事に関しては、よほど栄養バランスが悪くない限りそれほど問題はないのでは
ないかと思いますが、体調を崩したり病気になった時の管理という面から考えると、
適切な食事が病気の管理に果たす役割は大きいと思います。
これは、臨床に携わっていた経験から個人的な感想ですが、療法食メーカーさんのつくる療法食は
やはりすごいと感じています。
添加物や製造工程、流通の問題などでいろいろな意見がありますが、
最新の獣医学と栄養学の研究と臨床試験に基づいて作られたフードですので、
病気の管理という点で見ると、とても効果があると思います。
例えば、尿石症の場合は、結石の種類に合わせて栄養的に調整された療法食を使用する、
胃腸疾患の場合は、原因に応じて高消化性のフードや繊維質の多いフード、低脂肪のフードなどを
利用する、腎疾患の場合は、尿毒症の原因となる蛋白質や腎臓に負担をかけるリンを制限した
療法食を利用する、アレルギー疾患の場合は、アレルゲンとなる食材を極力使用していない
療法食を利用するなど食事療法を行うことで、症状の悪化や病気の進行を抑えたり、
薬をほとんど使用しなくても、療法食で健康状態を維持できたりすることもあり、
どうぶつと飼い主様双方の負担を減らすという意味でもとても大きな役割を果たしてくれます。
将来的には、手作り食でもこのようなそれぞれの疾患に対する必要な栄養的なサポートを行いながら
栄養バランスのとれた、信頼できるレシピが広く出回るようになってくれるとよいと思いますが、
現在のところは、手作りでこの療法食と同じ効果を得られる食事を作るのはかなり困難だと思います。

もちろん、療法食が万能というわけではなく、手作り食にした方がかえってよくなったというような
ケースもないわけでありません。
ただ、治療の上でいろいろな選択肢をとれるようにしておいた方がよいということは言えると思います。
気をつけておいていただきたいと思うことは、手作り食をメインにしていたり、ドライフードに
何かをトッピングして食べているワンちゃんの場合、ドライフードのみ、あるいは、ウェットフードのみの
食事を受け入れてくれない場合があるということです。
将来何らかの病気にかかり、食事療法で療法食を利用したいと思った時に、
「食べてくれない」というのは、病気を管理する上で大きな障害になることがあり、
余計な投薬治療が必要になったり、病気の進行を抑えることができなかったりということもあり、
ワンちゃん飼い主様双方に大きな負担になってしまうこともあります。
そのような事態になることを防ぐためには、
手作り食であっても、ドライフードであっても、ウェットフードであっても、
何でも好き嫌いしないで食べられるようにしておくということが大事なことではないかと思います。

最後に、フードの選び方についてですが、
一般的な内容とはなりますが、どうぶつ相談室の以下の記事にご案内させていただいておりますので、
参考にしていただければ幸いです。
<ワンちゃんの食事 その3 フード選びの知識  http://www.anicom-page.com/labo/2009/04/3-5.html

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っております。
状況をお伺いした上でより具体的なご案内ができると思いますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
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まだまだ寒い日が続きますが、どうぞお体大切にお過ごし下さいませ。
今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。