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お散歩

投稿者:ゆうママ

投稿日:2013/12/10(Tue) 21:05

No.3345

こんばんは。
今回、お留守番についてご相談です。
我が家の愛犬は、ゲージ飼いなのですが…
中々、ゲージの中でオシッコしてくれなく
我慢してないか、とっても心配です。

平日は、家族皆が仕事の為
朝9時から夕方5時過ぎまで、ずっとゲージの中にいます。
散歩は、朝・夕方二回 計1時間ぐらい

帰宅してからは、リビングで一緒に過ごします。
寝る時は、自らゲージに入っていきます。

今まで、飼っていた犬は屋外犬だった為、
室内犬の飼い方に悩んでいます。

ご回答の程、宜しくお願いします。

Re: お散歩

- ドッグライフカウンセラー 三留

2013/12/12(Thu) 16:00

No.3347

ゆうママ 様

クリスマスのイルミネーションが街を彩る頃でございますが、
ゆうママ様におかれましてはいかがお過しでしょうか。

この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
ゆうママ様のワンちゃんがケージの中のトイレでなかなか排泄をしようとしないので、
我慢しているのではないかご心配をなさっているとのことでございますね。
早速ご案内をさせていただきたく存じますが、一般的なご案内となりますことを
あらかじめご了承ください。

ワンちゃんはもともと自分の居住空間(特に寝場所や食事場所)から離れたところで
排泄をしようとする習性があるといわれております。
これは自分を含めて群れの仲間を外敵から守り、自分の居住空間を汚さないように
するためではないかと考えられております。
ワンちゃんが自我に目覚めるころになると、ワンちゃんが家の中全体を
自分の居住空間だと思い込んでいる場合、
だんだんと居住空間での排泄を嫌がることが多いようでございます。
成長にしたがって「自分の排泄物の臭いによって、他のワンちゃんに対して
自己主張をしたい」というワンちゃんが本来持つ本能が相まって、
ゆうママ様のワンちゃんのように外でしか排泄をしないワンちゃんも多いようで
ございます。
この他にも、外でする排泄が開放感に溢れて心地よいということも挙げられるかも
しれません。
また、言葉や視線で他人とコミュニケーションをとる人間とは異なり、
ワンちゃんはおしっこなどの臭いを通して他のワンちゃんの情報を収集すると
いわれておりますので、自分の臭いを残そうということも関係があるのかもしれません。

まったくお家のトイレでしないワンちゃんも多いのですが、
ゆうママ様のワンちゃんはケージのトイレですることもあるのでしょうか。
もし、ケージの中のトイレでしたら、褒めてあげてください。
排泄は生理現象ですので、リラックスをさせてあげ、「ここでしたらいいんだ」という
ことが分かっているのであれば、「したくなったら、する」くらいでお考えいただいた
方がよろしいかもしれません。
我慢しているのではないかと、心配になってしまわれるとは存じますが、
年齢や飲水量、運動量、季節などによっても異なりますが、
一般的に成犬のワンちゃんは半日以上、排泄しないことも多く、
中には12時間以上排泄しなくても平気なワンちゃんも多くみられます。
もちろん、適度な間隔で排泄をさせることは体調管理のためにはたいへん重要ですが、
多くの場合、排泄の間隔については人間よりもかなり長くても、
ワンちゃんはそれほど苦痛を感じていないようで、あまり心配には及ばないようです。

もし、ワンちゃんに、ケージの中のトイレでなくても、お家の中でできるようにしたい
と思っていらっしゃるのであれば、試しにケージから離れた静かなところに、
トイレを作っていただくのも一つの方法かもしれません。
お散歩にいらっしゃる前などに、ケージの中やお部屋のトイレに誘導いただき、
偶然でもシートの上でできたら褒めていただきます。
お散歩時のトイレのときに、「チーしようね。」など、あらかじめ決めていただいた
声がけを何度も何度も繰り返すうちに、
「チーしようね。」などの言葉で、条件反射的に排泄したくなるかもしれません。
トイレとなる場所でこのような声がけをしていただき、排泄をしたらうんとほめて
あげて、その場所での排泄は正しいことだとワンちゃんに認識させてあげてください。
排泄に関することは、緊張感を漂わせないことが大切ですので、
「だめでもともと」くらいにお考えいただいたほうがよろしいかもしれません。
ゆうママ様の声掛けにつられて、オシッコしてしまった、というような
雰囲気を作ってあげましょう。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがございましたら、
お気軽にご利用ください。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

年の瀬の賑わいを感じるようになりましたね。
ゆうママ様におかれましては、くれぐれもご自愛いただき、
素晴らしい新年をお迎えください。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



おチンチンから黄色い膿のような...

投稿者:マカロン

投稿日:2013/12/04(Wed) 13:03

No.3341

3歳7か月のヨーキーの男の子です。

動物を飼うのは初めてなので戸惑いながらの育児です。
ほんのたまにですが、おチンチンに膿のようなものが少量ついていることがあります。
気になりだしたのは、この半年くらいですが・・・

少しアレルギーっぽい症状を示すこともあり、目やにも多いほうだと思います。
医師のすすめもあり、魚と米主体の餌に変えています。
尚、アレルゲンを調べる検査はしていません。

おチンチンを特に痒がるわけではなく、また、痛そうでもありません。
このまま様子を見ていて大丈夫でしょうか。

去勢はしていません。

Re: おチンチンから黄色い膿のよ...

- 獣医師 山田

2013/12/06(Fri) 15:25

No.3344

マカロン 様

クリスマスのイルミネーションがまばゆく木々を照らす頃ですが、
マカロン様にはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見して
おりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

3歳7ヶ月のヨーキーちゃんのおチンチンに膿のようなものが少量ついていることがあるのですね。
またその症状が気になりだしたのが、ここ半年くらいなのですね。

通常、男の子のワンちゃんの陰茎は包皮という皮膚に包まれており、
発情や興奮などによって包皮から露出します。
おそらく、今回のご質問内容から想像するに、陰茎から膿のようなものが出ているのではなく、
包皮の先に膿の様なものが見受けられるのかと存じます。

ワンちゃんの包皮腔内には常在菌(健康なワンちゃんの体に日常的に存在する菌)がおり、
軽度の包皮炎は一般的に認められることがあります。
また生理的な分泌物として、性腺、前立腺などの分泌液が陰茎を通り、
陰茎とそれを覆う包皮の間に溜まったものは、粘調性があり、灰白色をしています。
このように、分泌物が透明で少量であれば、生理範囲であり問題ないと言われています。
通常は免疫の力で、常在菌が異常に増殖しないようにバランスをとっておりますが、
バランスが崩れるような条件が揃うと包皮炎が悪化し、
粘膜の充血や痛み、包皮の周囲に黄色から緑がかった「クリーム状」の膿のような
分泌物が大量に出てくる症状を引き起こします。

【バランスを崩す主な条件】
1. 未去勢の若い犬など、陰茎などからの液体の分泌量が多い場合
2. マウンティング(腰を振って陰茎を擦りつける)により陰茎に傷がつきやすい場合
3. 包皮周囲を過剰に舐めることなどにより皮膚炎を起こしている場合
4. 膀胱炎など尿路感染症がある場合
5. 栄養不良やストレスなど免疫の状態が崩れている場合

陰茎は包皮に包まれていますので、どうしても包皮内に汚れや粘液等の分泌物が
貯まりやすく、通気性もあまり良くないことから、
常在している細菌が増殖しやすく、
感染をおこしやすい環境であることも原因のひとつと考えられます。
感染がおこると黄色から緑がかった「膿」が出ることがありますが、
膿は細胞や粘液、細菌とそれらに集まってきた白血球を含んでいます。

症状が軽度であれば自然治癒する可能性もあるため、経過観察することも
ありますが、膿の量が多かったり、包皮全体に炎症がある場合(腫れているなど)には
内服薬などの治療が必要となります。
また、包皮炎から尿道炎、膀胱炎、腎盂腎炎などの病気へ進行する可能性も
まれにあります。

マカロン様のヨーキーちゃんはここ半年ほど、包皮から膿がみられるとの事
ですので、念のため一度かかりつけの先生に治療が必要かどうか
診察していただくのは良いかと思います。
また、一般的な予防法は以下となりますが、かかりつけの先生のご指示のもと
実施されますことをお願い申し上げます。

■予防法
@ お散歩から帰ったら(排尿後)局所を、ぬるま湯でやさしく洗う
A 膀胱炎などの尿路感染症がある場合には、それを治療する
B 去勢手術(性腺からの分泌液を減らす目的)

また、マカロン様のヨーキーちゃんは、アレルギーのような症状もみられ、
目やにも多いとのことですね。

アレルギーとは、特定の原因物質(アレルゲン)に対して体内の免疫機構が
過剰に反応して、体に有害な作用が起こる状態のことを言います。
ワンちゃんのアレルギーで多い原因物質としては、食物、ハウスダスト、花粉、
ノミなどがあり、原因を特定するために、血液検査、パッチテスト、皮内反応
などの様々な検査を行うことがあります。

症状として多いのは皮膚症状で、特に皮膚の柔らかい部分や粘膜との境界に近い部分
の痒みや発赤、湿疹などがよく見られます。
また、アレルギーが原因で目に痒みや充血をおこし、目やにが多くでることも
ございます。食事が原因のアレルギーでは皮膚症状と同時に外耳炎や、嘔吐、
下痢などの消化器症状をひき起こす場合もございます。

治療にはアレルゲンを除去することが必要となります。
しかし、アトピー性皮膚炎のように環境中の
ハウスダストなどのアレルゲンは全て除去することは困難なため、皮膚炎の症状を
抑えるためにステロイド剤や抗ヒスタミン剤、免疫抑制剤などの投与が
必要となることが多いです。

食事アレルギーの場合には、アレルゲンとなっている食材を含まない除去食や
食事アレルギーの原因となりにくい加水分解タンパク質(ある程度小さく分解した
タンパク質)で作られた食事に変更することで、症状の改善が認められる可能性も
あります。

マカロン様のヨーキーちゃんは、かかりつけの先生のご指示をお受けになられて、
お食事を魚とお米主体のものに変更されていらっしゃるとのこと、
その後、症状は落ち着いていますでしょうか。
もしも症状が落ち着きにくければ、アレルゲンの検査について検討すべきか、
かかりつけの先生とご相談ください。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

日々寒さが増しておりますが、マカロン様とヨーキーちゃんが
お健やかに過ごされますよう、心よりお祈り申し上げます。



犬と突然遭遇したらどうすればい...

投稿者:riri

投稿日:2013/12/03(Tue) 16:29

No.3338

4歳のゴールデンレトリバーの女の子です。
今年に入って、散歩に行く先々で家から逃げ出したノーリードの脱走犬に遭遇します。
不意なことが苦手な我が家の犬も驚き私も驚きます。
なるべくトラブルにならないように後ろへ下がったり、近づいて来ないようにこちらも私が威嚇をして、逃げるようにしていますが、どうしても対応し切れない時があります。
相手の子は遊ぼうとやって来るのだと思います。そういう状況が苦手な我が家の犬としては、体は大きくても怖いのです。びっくりして噛んでしまうのだと思います。
大抵は、私の大声で飼い主さんが現れ、自分の犬を救出してお互いに謝り解決するのですが・・・こんなことが続くので、こちらも極力よその子に遭遇しないようにしているのですが、難しいです。だからと言って、人にも危害を加えるわけではありません。
我が家のしつけが出来ていないことが、一番の反省点です。
そして、私もほとほと参っている次第です。何かいい知恵は、ありませんか?

Re: 犬と突然遭遇したらどうすれ...

- ドッグライフカウンセラー 三留

2013/12/05(Thu) 17:07

No.3343

riri 様

師走に入り、忙しなさを感じる頃でございますが、
riri様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
このたびはご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
今年に入って、ゴールデンレトリバーちゃんとお散歩にいらっしゃった際に、
ノーリードのワンちゃんに遭遇することが多く、お困りとのことでございますね。
さっそくご案内をさせていただきますが、一般的なご案内となりますことを
何とぞご了承ください。

「動物の愛護及び管理に関する法律」のガイドラインである「家庭動物等の飼養及び保管に
関する基準」では次のように定められ、使役のためのワンちゃんなど例外として認められている
場合を除き、原則として係留(リード)が義務づけられています。
「犬の所有者等は、さく等で囲まれた自己の所有地、屋内その他の人の生命、身体及び財産に
危害を加え、並びに人に迷惑を及ぼすことのない場所において飼養及び保管する場合を除き、
犬の放し飼いを行わないこと。ただし、次の場合であって、適正なしつけ及び訓練が
なされており、人の生命、身体及び財産に危害を加え、人に迷惑を及ぼし、自然環境保全上の
問題を生じさせるおそれがない場合は、この限りではない。
(1) 警察犬、狩猟犬等を、その目的のために使役する場合
(2) 人、家畜、農作物等に対する野生鳥獣による被害を防ぐための追い払いに使役する場合」

このように法律上で定められているとはいっても、riri様がおっしゃるように、
ノーリードのワンちゃんに遭遇することも多く、不測の事態のために
日ごろから備えておくということは、たいへん重要なことでございますね。
相手のワンちゃんの気質も違いますし、そのときの状況にもよりますが、
以下、遭遇したときの対応や日常生活でのポイントをご案内させていただきます。
ご参考にしていただければ幸いでございます。

お散歩は群れの移動ともいわれることもありますが、通り過ぎる際、
ワンちゃんは一瞬にして、相手の群れとの力関係を把握するといわれています。
相手のワンちゃんは、riri様がおっしゃるように、遊びたくて走ってくる場合もあると思いますが、
まず大切なことは、「なかなか、力強くて、簡単に近づけないな」というオーラを出すことが理想で
ございます。
まずはあわてず、堂々と、どちらかといえば威圧的な雰囲気を見せたほうが望ましいでしょう。
日頃からお散歩のときは、「どんなことがあっても、あなたを守ってみせる」と強い気持ちを
表すかのように、riri様は胸を張り、堂々とした歩き方を心がけていただくとよろしいでしょう。
突然、向こうからワンちゃんが走ってくるのですから、riri様にとっても、
ゴールデンレトリバーちゃんにとってもたいへん怖い思いをされる場面となってしまいますが、
「怖い」という思いやあわてたり、パニックを起こす状況も弱いということを表してしまいます。
まずは、一度大きく深呼吸をしていただき、胸をはって、「うちの子に何の用なの?」と
相手のワンちゃんとゴールデンレトリバーちゃんの間に、
riri様が立ちはだかるという雰囲気をお見せになられるとよろしいでしょう。

ゴールデンレトリバーちゃんにとっても、riri様がいらっしゃるから大丈夫、という思いを
抱くことができれば、「ママが平気そうだから、大丈夫かもしれない」と恐怖心も和らぐかも
しれません。ワンちゃんは、「怖い」、「どうしよう」というとき、一瞬、飼い主様の様子をみて、
状況を把握しようとします。
興奮や恐怖、不安などをワンちゃんが抱いているときほど、飼い主様が平気な落ち着いた表情
をワンちゃんに見せていただくことが重要でございます。

riri様とゴールデンレトリバーちゃんとの関係について
riri様が守る立場、ゴールデンレトリバーちゃんが守られる立場であることを
日ごろから目に見えるようにお示しになることも大切でしょう。
例えば、お散歩に出かけるときには、先にお宅を出るのはriri様からです。
車道を横切るときには、必ず、「オスワリ」や「ストップ」など
と声をかけていただき、「ママやパパのいうことを聞いていれば安全だ」と感じさせて
あげましょう。
また、riri様の指示に従ったらいいことがある、と教えていただくため、
お食事のとき、ボール遊びのときも、「オスワリ」などの指示を出していただき、
指示に従ったら、褒めていただき、楽しい時間を過ごさせてあげてください。
日頃から、良い状態のときはたくさん褒めていただき、自分に自信を持たせて
あげることも大切でございます。

ワンちゃんは突然の予期せぬ出来事に遭遇したときには、
とんでもない、いつもと違う行動を取ることがたいへん多くございます。
例えば、突然の雷鳴に驚いて迷子になってしまったり、大きな音に驚いて道路に出て事故に
あってしまうこともあります。このような突発的な事故などから大切なワンちゃんを守るため
にも、リードを付けることはたいへん重要なことでございます。
しっかりとご家族に安全を守られてriri様のワンちゃんはたいへん幸せなワンちゃんだと
思います。
たいへんなこともございますが、ゴールデンレトリバーちゃんの健康管理のためにも
すてきなriri様とのコミュニケーションのためにも、季節ごとのお散歩を楽しんで
くださいませ。
なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

riri様とゴールデンレトリバーちゃんがお元気で、
笑顔いっぱいにお過ごしになられますことを心から応援いたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



無題

投稿者:ミントコちん

投稿日:2013/12/03(Tue) 13:49

No.3337

8歳になったばかりのゴールデンレトリバーの女の子ですが、最近、すっかり活気がなく、寝てばかりいます。以前なら遊んで欲しいと誘いに来たり、遊ぼうと誘うと喜んでいました。それが、全く興味を示さなくなりました。外に出ても、走ることがなく、トボトボ下を向いて歩くようになりました。8歳の大型犬はこんな感じで老いて行くのでしょうか。元のように元気になる方法はありませんでしょうか。
よろしくお願い致します。

Re: 無題

- 獣医師 山田

2013/12/05(Thu) 16:54

No.3342

ミントコちん 様

日に日に寒さが厳しくなってまいりましたが、ミントコちん様におかれましては
いかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして、ありがとうございます。
8歳になったばかりの女の子のゴールデンレトリバーちゃんが
最近寝てばかりで活気が無いことをご心配されていらっしゃるのですね。
さっそくお問い合わせについてご案内させて頂きますが、
実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことを
何卒ご了承ください。

獣医学の進歩や、予防意識・飼育環境の向上などにより、
ワンちゃんたちの平均的な寿命は年々伸びてきています。
しかしながら、老化現象は人と同じように、どのどうぶつにも起こり、
老化が始まる年齢は、一般的には、小型犬で11歳、中型犬で9歳、
大型犬で7歳、超大型犬では5〜6歳くらいからだと言われています。
サインとしては、被毛のつやがなくなってくる、白い被毛が増えてくる、視力や
聴力・筋力が衰えてくるなどがあげられます。
その他、老化に伴って体の代謝率が減少することから肥満になりやすく、
かかりやすい病気も増えてきます。
ミントコちん様のゴールデンレトリバーちゃんは、遊びに全く興味を示さなく
なったり、走ることがなく、トボトボ下を向いて歩く様子がみられるのですね。
ワンちゃんも年を重ね、シニア期を迎えますと、あまり走ろうとしなくなったり、
今までと興味の表し方が変わってきたりするようになります。

こういった加齢による変化は、程度の差こそあれ、避けられないものです。
しかし、自然な変化以外に、何らかのご病気によって、行動の変化が起こることも
ございます。この場合は、治療によって改善する可能性がございます。

例えば、元気がなくなる疾患に「甲状腺機能低下症」がございます。
甲状腺は、代謝を活発にするホルモンを分泌する器官ですが、
甲状腺機能低下症で、甲状腺ホルモンの分泌が減少すると、
「元気がなくなる」、「顔つきがぼんやりとしている」、「脱毛」、「肥満」、
「暖かい季節でも寒がる」などの症状がみられます。
この病気は高齢のワンちゃんで多いとされています。

ほかにも「活気が無い」「遊ばない」「走らない」とういうような症状を示す病気は
数多くございます。
中でも高齢期を迎えたときの発症率が比較的高い疾患をいくつか挙げますので、
ご参考にしていただけたらと存じます。

1.内分泌疾患
◇ 副腎皮質機能亢進症
「クッシング症候群」とも呼ばれる、中高齢のワンちゃんでしばしば見られる病気
です。副腎は、代謝や免疫、ストレスに関係するホルモンを分泌しています。
副腎皮質機能亢進症は、この副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されることにより、
多飲多尿、腹部膨満、左右対称性の脱毛、筋力の低下、嗜眠(しみん:睡眠を続け、
強い刺激を与えなければ目覚めて反応しない状態)等の症状がみられます。

2. 関節疾患
関節に痛みがあるため、運動を嫌ったり、姿勢がしょんぼりして見えるという
場合がございます。
◇変形性関節症
変形性関節症は関節軟骨の変化により、痛みなどの症状があらわれる進行性の
関節疾患です。
特に中高齢以上の大型犬に発生が多く、肘、肩、膝、股関節など様々な関節に
起こります。
関節周囲に、腫れや痛みなど見られ、四肢の関節に発生した場合は、痛がったり
肢を引きずる(跛行)仕草や散歩を嫌がったり、歩く様子に異常が
みられたりします。

3. 神経疾患
◇椎間板ヘルニア
背骨にある、椎間板の変性により、内容物が突出して神経を圧迫・障害する病気です。
過激な運動、強い外力が加わった場合や、老化が原因で起こります。
椎間板が突出した位置により、影響を受ける神経が異なるため、症状は様々です。
ソファーや階段の登り降りを嫌がる、動くことを嫌がる、背中を丸めてじっと
している、後肢がふらつく、麻痺や運動失調などの症状がみられることが
あります。

4.循環器疾患
◇僧帽弁閉鎖不全
老齢の小型犬での発症が多いとされる心臓の病気ですが、大型のワンちゃんでも発症
します。血液の循環不全がおこるため、運動を嫌がったり、ゼーゼーといった喉に
つかえるような咳をしたり、激しい運動や興奮時に倒れたりするといった症状が
みられることがあります。

◇拡張型心筋症
何らかの原因で心筋が変性して、収縮力が弱まり、血液の循環不全を起こします。
大型、超大型犬種に多く見られ、元気消失、食欲低下、体重減少、運動を嫌がる
などの症状がみられます。
肺に水がたまったり(肺水腫)、咳が出たり、呼吸困難をおこしたりすることも
あります。

このほか、免疫介在性溶血性貧血(IMHA)のような貧血を起こす病気でも
食欲不振や元気喪失、疲れやすく動くと息切れをする、などの症状がみられること
があります。
胃腸や肝臓、腎臓などに疾患があった場合にも、初期のころは「なんだか元気がない」
という症状を示します。

さて、ミントコちん様のゴールデンレトリバーちゃんのご様子が、
加齢に伴う変化なのか、あるいは例に挙げたような疾患による症状なのかを判断
するためには、やはり、一度、かかりつけの先生にご相談、受診なさることを
お勧めいたします。
検査の結果、どこにも異常が見つからなければ、ゴールデンレトリバーちゃんの
行動の変化は「加齢によるもの」という可能性が高くなります。

無邪気で子供の頃のゴールデンレトリバーちゃんの可愛さを残したまま
シニア期をお迎えになられるのですから、ミントコちん様におかれましては、
何だか淋しくお感じになられているのではないでしょうか。
大切に育ててきたワンちゃんが老いていくという現実を前にすると、
私たち人間より、短い時間を濃密に生きるワンちゃん時間の流れの速さに戸惑って
しまいますね。
ただ、老いを迎えるゴールデンレトリバーちゃんを見守ることができるという
ことは、それだけ素敵な、長いときを共にお過ごしになられてきた証では
ないでしょうか。
次に、これから素敵なシニア期を迎えにあたって、次に少しでも活き活きと
健康状態を保ちながら、少しでも快適にゴールデンレトリバーちゃんが
お過ごしになるためのポイントをご案内いたします。

1. 適度な刺激と運動 
加齢に伴ってゴールデンレトリバーちゃんの表現は変わってきますが、
ゴールデンレトリバーちゃんは、今までと同じように、ミントコちん様と
遊ぶことを楽しみにしているのかもしれませんね。
今までと変わらず、たくさん声をかけ、たくさん優しく撫ぜてあげましょう。
適度な刺激をお与えいただき、お散歩などの運動を続けていただくことが活力を
維持するためにはたいへん大切です。
年齢を重ねるごとに段々とご家族に甘えなくなってくるようにみえることが多い
のですが、無理のない範囲で、たくさん愛情を注いで、
一緒に時を過ごし、一緒に風の心地良さを感じてください。
ただし、関節の調子が芳しくないなど、体調の変化などがみられる場合には、
一回あたりの散歩の時間を短くして頂き、散歩の回数を増やすなど、関節へかかる
負担を軽減するなど、状況に応じて調節をしてあげましょう。
どうしても、加齢に伴い体の様々な機能は低下してきますが、
嗅覚は最後まで残ると言われております。
匂いを嗅ぐことで脳を刺激することができますので、ご褒美を使用して宝物探しゲーム
を行うなど、ワクワクするような時間を過ごさせてあげると良いでしょう。

2 お食事
若い頃にくらべシニア期に入ると、一日に必要とするエネルギー量は20%ほど減少
するといわれていますので、体の変化に合わせた食事内容、食事量やカロリーを調節
してあげましょう。
その上、シニア期のワンちゃんはどうしても億劫になり体を動かしたがらない傾向
があり、肥満につながりやすくなりますので、食事量を調節してあげるように
しましょう。
高齢になってもたんぱく質の要求量は変わらないといわれており、筋肉量の維持の
ためにも、消化の良い適量のタンパク質が必要といわれています。
良質のたんぱく質を与えることは筋肉量をキープに必要なだけでなく、
免疫力を付けることにもつながります。
また、繊維類を多く含むことで消化機能を改善し、同じ量を食べたときに満腹感を
感じるように工夫してあるシニア用のフードを検討なさるのもよろしいでしょう。
抗酸化作用を持つビタミンEやビタミンC、ベータカロチン、セレンなどが
強化されていたり、脂肪分やたんぱく質の代謝をたすけるビタミンB群が含まれる
など、それぞれの商品によりいろいろな工夫がされていますので、
ゴールデンレトリバーちゃんの状態にあわせてお選びいただければと存じます。

年齢にあわせたフードに移行する際の注意点ですが、ウンチの状態をみながら、
変更する食事内容への割合を少しずつ増やしていきます。
食欲がないときには、「ドライフードに缶詰のスープをかける」、「トッピングを
加える」などで、
食欲を刺激することもよろしいでしょう。
加齢に伴い消化能力も若いときと同じようにはいかなくなることもあるかも
しれませんが、一回の食事量を減らして回数を増やしていただくと
よろしいでしょう。
食欲が落ちたりした場合には、嗜好性が高まるように工夫していただくのも方法の
一つです。
また、ワンちゃんはお食事のときには下を向いて食べることになるのですが、
首に痛みを感じている場合などには食べるのが辛そうであったり、上手く食べられない
ようなときはお食事台を用意してあげたり、食器を持ち上げてあげた状態で食べさせて
あげても良いでしょう。

2. 生活環境の見直し
加齢してくると足腰が弱ってきます。ソファーへ上がろうとして失敗したり、
ケガをしたりすることもありますので、
なるべく段差のない環境を作ってあげる事が大切です。例えば、スロープを
取り付けたり、ソファーの前に踏み台などを用意して階段状にしたりするなどの
方法がございます。また、視力が弱くなってきた場合、物にぶつかったりして
しまいますので、ぶつけたら危ない部分には軟らかい素材の物で覆ったり、
危険なものを片付けていただくとご安心です。

だんだん横になることを好む傾向がありますので、からだに当たる部分が柔らかく、
清潔を保てる素材の寝床を用意してあげることも良いでしょう。
体温の調節機能はシニアになると段々低下しますので、ワンちゃんも年齢を重ねる
毎にだんだん寒さに弱くなってきますが、ちょっと暑い、寒い、というときも
動くのが面倒でそのまま寝ているということもあるようですので、
快適な気温・湿度が保てそうな場所とスペースを確保していただけたらと思います。

ゴールデンレトリバーちゃんは8歳になったばかりとの事ですので、
これからもずっと、末長くミントコちん様やご家族様と一緒に楽しく穏やかな
生活を過ごしていただくよう心から応援いたしております。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

朝夕冷え込む季節になりましたので、ミントコちん様もどうぞ
お身体に気をつけてお過ごし下さい。
今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。



粗相

投稿者:のんのん

投稿日:2013/12/03(Tue) 12:03

No.3336

子猫ミックス3か月♀1.6kg
お兄ちゃん猫2歳ミックスと調子よく遊んでいたら突然私のベッドで粗相(うん○)をして、片づけていたらこんどはおしっこをしてしまいました。
子猫は叱らないで「トイレまで我慢できなかったのね。」「今度はトイレでしようね。」と撫でました。
うちに来てまだ10日目、やっとおにいちゃんにも慣れて仲良く遊んでいたのに凹みます。
遊びに夢中でトイレを忘れたのでしょうか?
今までトイレの失敗はありませんし、保護主さん宅でもトイレは使いこなしていたそうです。
トイレは清潔で4個ありこの子猫が好んで使うものにはお兄ちゃん猫は使いません。
この先、トイレが上手にできなくなるとか、何かの病気なのでしょうか?

Re: 粗相

- アニコムカウンセラー 能登

2013/12/03(Tue) 16:49

No.3340

のんのん様

クリスマスの彩りに街並みが華やぐ頃でございますが、
のんのん様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

このたびはご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
早速ご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますことを
ご了承くださいませ。

のんのん様の子ネコちゃんが、遊んでいる途中でベッドにウンチをして、
片付けている間にオシッコをしてしまったとのことでございますね。
ネコちゃんは繊細ですので、些細な環境の変化等であっても、
いつもしていたトイレでしなくなることがあります。
ネコちゃんがトイレ以外のところでするようになるきっかけとして、
主に以下のようなものが挙げられます。

1. トイレの砂などの環境が変わった
2. トイレの場所が「人の出入りが多い」などの理由で落ち着かない
3. 同居しているどうぶつへの縄張り意識、対抗意識
4. トイレに嫌な思い出がある
5. ご家族の生活のリズムなどに変化があった

ネコちゃんのトイレは、ご高承のように、一般的に「ネコちゃんの頭数プラス1個
以上が望ましい」といわれています。
のんのん様は2頭のネコちゃんにトイレを4個ご用意されているとのことですので、
トイレの個数は十分かと存じます。
しかしながら、先住ネコちゃんがよく利用するトイレと隣同士であったり、
トイレが先住ネコちゃんの姿がいつも見える所にあったりすると粗相につながる
こともあります。
トイレの砂(目の粗さや材質など)やタイプ(蓋の有無など)も含め、
今一度、子ネコちゃんがトイレを気に入っているかを見直して
いただければと存じます。

のんのん様がおっしゃるように、遊びに夢中であったのかもしれませんし、
気持ちが良くて、思わずしまったのかもしれませんね。
基本的にトイレですることは分かっていても、ネコちゃんの中には、
布団やソファ、クッションなど、フワフワとした所での排泄を好む子は
たいへん多くいます。
出来れば、布団での排泄がお気に入りにならないように、
物理的に布団のある場所に行けないようになさるか、
ビニールシートなどネコちゃんがあまり好まないタイプのカバーを
布団にかけておくのもよろしいかもしれません。

なお、粗相をすると構ってもらえると思う子もいます。
今回は、叱らずに優しく声をかけられたとのことでございますが、
粗相をしてしまったことに気付いたときは声をかけたり、叱ったりは
なさらず、そっと片付けてしまいましょう。

ネコちゃんは比較的スムーズにトイレを覚えるといわれておりますが、
迎えられて10日目ということでございますので、しばらくの間は、
1日数回トイレのある場所まで優しく誘導し、上手にトイレで排泄が
できたときに「お利口ね」と声をかけて褒めてあげましょう。

また、膀胱炎や尿路結石などの泌尿器疾患においても、
トイレ以外の不適切な場所での排泄がみられることもございます。
そのような疾患にかかっていないことを確認するために、
念のため、ついでの折にでも、一度動物病院さんにご相談されると
ご安心かと存じます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

日々、寒さが増しておりますが、のんのん様とネコちゃんたちが
お元気に楽しくすごされますよう心よりお祈り申し上げます。
今後ともアニコムをよろしくお願いいたします。