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いきなりどこか痛そうに鳴きます

投稿者:なるる

投稿日:2015/02/03(Tue) 10:30

No.3876

5歳のポメラニアン♂です。
ここ数日いきなり痛そうにしてキャンキャン鳴きます。
時間が経てば元気になります。いまのところ、これを3回くらい繰り返しています。元気になればいつも通りですが昨日おしっこをカーペット等に4回していました。普段は全くおしっこを失敗することはありません。
あとは異常に震えたりします。全てここ数日の間から起きたことです。
最初痛そうにしたときに病院に行きました。ぎっくり腰とのことで注射して薬をもらったので毎日一錠飲ませています。それでも先ほど痛がって鳴いてました。
どんな病気が考えられるのか、どんな病院に連れていけばいいのか、どうすればいいのか教えて下さい。とても心配です。
宜しくお願い致します。

Re: いきなりどこか痛そうに鳴き...

- 獣医師 酒井

2015/02/03(Tue) 18:17

No.3878

なるる 様

少しずつ日が長くなり、確実に春は近づいていることが感じられる一方、朝晩の気温の低さに
コートをしっかり着込む毎日ですが、なるる様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?

この度はご相談いただきありがとうございます。
なるる様の5才の男の子のポメラニアンちゃんがここ数日、急に痛そうにキャンキャンと鳴いたり、
もとの元気な状態に戻ったりをくり返していて大変ご心配されているとのことですね。
早速ご案内させていただきたく存じますが、ポメラニアンちゃんの実際のご様子を
拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことをご了承ください。

なるる様のポメラニアンちゃんの突然の症状が、動物病院を受診された後も続いている
ということで、ご心配なお気持はいかほどかと、お気持ちお察しいたます。
このように、どこかに痛みを感じているような症状を発作的に示す病気として、
頸や腰の椎間板ヘルニア、脊髄空洞症、環軸不安定症などが挙げられます。
また、すでに受診されていらっしゃるので、その際にチェックしていただいているかとは存じますが、
小型犬に多い膝蓋骨脱臼など関節の痛みを伴う病気も考えられます。

腰の椎間板ヘルニアと症状が似ているのですが、ぎっくり腰は急激に無理な力が腰にかかったために
急性に起こる腰痛で、捻挫のような状態であるため、関節や椎間板には異常がなく、
通常は安静にしていると徐々に回復していきます。
現在お注射をしていただき、飲み薬を投薬中とのことでしたので、おそらく消炎鎮痛剤などで、
治療中ではないかと存じます。
薬などで一時的に痛みが和らぐと元気になり、動きすぎてしまうと、再度悪化させてしまい
痛みを感じてしまう場合があります。

椎間板ヘルニアは背骨と背骨の間にあるクッションの役割を果たしている椎間板が何らかの原因で
正常な位置より飛び出してしまい、脊髄を圧迫してしまい様々な症状を示す病気です。
常に強く鋭い痛みを感じている様子であったり、発作のようにくり返し痛みを感じている様子であったり、
動きたがらずじっとうずくまり、震えを伴うこともあります。
強い痛みで失禁してしまうこともありますし、神経が圧迫されて排尿のコントロールがうまくいかず
失禁してしまうことも考えられます。
脊髄空洞症は何らかの原因により脊髄内に空洞が生じ、その空洞内が脳脊髄液と同様の液体で
満たされ、脊髄を内側から圧迫してしまう病気です。また環軸不安定症は第一頸椎(環椎)と
第二頸椎(軸椎)の関節が不安定になることにより、脊髄が傷害を受けて頸部の痛みや
四肢の麻痺などがおこる病気ですが、いずれも同じような症状が出る可能性がございます。

症状が続くようであれば、これらの病気の確定診断のためにMRIやCT等の画像診断が必要と
なります。お早めにかかりつけの先生に発作的にキャンキャン鳴く症状がまだ続いていることをお伝えし、
さらなる安静が必要であるか、今後の検査のタイミングをどうするか等ご相談いただくとよろしいでしょう。
MRIやCTはどこの病院にでもある検査機器ではありませんので、通常はかかりつけの先生より
紹介状をいただき、他の病院に検査に行くのが一般的です。
またこのような症状がてんかんの発作として認められる場合もございます。症状が現れた際に、
ぶつけたり、滑ったりすることがないように周囲の安全を確認してから、携帯電話などの動画で
症状を記録し、更に症状が現れる頻度、時間、その後の様子、目つき、よだれや失禁の有無などの
詳細もメモに残しておき、受診の際にお持ちいただくとよろしいでしょう。

症状が現れた時にはとても心配で、大きな声で、声かけをしてしまったり、慌ててしまいがちなのですが、
落ち着いて安全を確保し、安心できる優しいトーンで声かけしてあげて症状が治まるのを
待つことが大切です。病気によっては進行が速い場合もありますので、お早めに動物病院の先生に
再度ご相談いただくことをお勧め致します。

ポメラニアンちゃんの症状が1日も早く落ち着き、お元気になられるようお祈り申し上げます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。

電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256
です。
平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30
土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。




高齢のミニウサギへの牧草につい...

投稿者:わだつみ

投稿日:2015/01/31(Sat) 08:00

No.3875

初めて相談させて頂きます。
今年9歳になるミニウサギを飼っております、現在与えている牧草が2種類あるのですが(内1種類は昨年までは安定した品質だったので好んで食べていましたが今年に入り質が変わり固めになりました)、高齢というのもあってかあまり食べてくれなくなってしまいました。
今まではメインの牧草の質がいまいち食いつきが悪い時はもう1種類の方で何とか食べ続けて貰えていたのですが、両方とも食べてくれなくなってきてしまった為、新たに牧草を試している所です。
色々な所に相談し、牧草の種類についてはご教授頂いて柔らか目のものから1番刈りチモシーまで揃えて、実際に与えてみているのですがまだ気に入ってくれる牧草がありません。
私の与え方が間違っているのではないかと思い、今回ご相談させて頂きました。

簡潔ではありますが、1日のサイクルを参考にして頂きたく記載します。
朝6時頃にペレットと牧草を与える(この時牧草はメインのものだけです)
私が病気療養中なのもあり、すぐまた横にならなければならない為1〜2時間後に追加で牧草を入れます(この時ペレットの減り具合を見つつ、メインの牧草をあまり食べていないようであればもう1種類の牧草を入れます)
どれくらい食べているか確認する為と、ケージの中を見てもあまり減っていない事がある為、昼に一度全ての牧草を取り替えます。
その後は夜6時頃までの間、約2時間置きに食べ具合を見ながら追加しています。
夜6時に晩御飯のペレットと、再度牧草を交換します。
後は私の就寝する時間まで同様に2時間置きくらいの間隔で追加しています。

新しい牧草を試すタイミングとして実際にやってみたのが、朝ご飯を入れた後、昼に一度交換した後、夜ご飯を入れた後です。少しだけ分けて入れてみています。
牧草入れを別途置くスペースがないため、牧草置き場という形でメインと同じ場所に分けて入れています。
どのタイミングがベストなのか、また試し方として良い方法はあるのか、そもそも牧草の与え方が間違っているのか…長年連れ添ってきたくせにどうにもうさぎの気持ちが判らず飼い主失格を痛感しております。
判りにくい文章で申し訳ありません、ご教授宜しくお願い致します。

Re: 高齢のミニウサギへの牧草に...

- 獣医師 酒井

2015/02/03(Tue) 12:42

No.3877

わだつみ 様

暦の上では、春の始まりの頃となりましたが、まだまだ寒さが続き、インフルエンザの
ニュースも届いて参ります。
わだつみ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?

この度はご相談いただきありがとうございます。
わだつみ様のミニウサギちゃんが、高齢のためか、この頃牧草の食べつきが悪くなり、
ご心配ということでございますね。

1日のペレット、牧草の与え方を詳細にお知らせいただきありがとうございます。
文面より、わだつみ様がミニウサギちゃんのことを大変大切になさっており、
丁寧に観察しながら、試行錯誤されている様子がとても伝わって参りました。
ミニウサギちゃんは幸せでございますね。
また、わだつみ様におかれましては、病気療養中とのこと、お体をいたわっていただき、
どうぞ大切にお過ごしください。

早速ご案内させていただきたく存じますが、ミニウサギちゃんの実際のご様子を
拝見していませんので、一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。

うさぎさんの食事にはペレットといわれるラビットフードと干し草、野菜等があげられます。
ペレットは総合的な栄養バランスを考えて作られたフードですので、
ワンちゃんやネコちゃんの感覚で考えると、取りあえず必要な栄養素が摂れているから
大丈夫と思われがちなのですが、うさぎさんの消化器官や、歯を健康に維持するためには、
繊維質に富み、しっかりと咀嚼が必要になる干し草を食べることがとても大切です。
干し草には大きく分けてアルファルファなどのマメ科のものとチモシーなどのイネ科のもの
とがあります。マメ科の干し草はタンパク質が多く含まれ、繊維が少なめで、カロリーも高い
ため、成長期のうさぎさんに適していると言われています。
一方、イネ科の干し草はタンパク質が少なく、繊維が多くカロリーも低いという点で
高齢期のうさぎさんに適していると言われています。
通常、うさぎさんの食事の与え方としては、ペレットを体重や年齢に合わせて、適切な量を
1日2回ほどに分けて与え、それとは別に、牧草をいつでも食べることが出来るように、
適宜補充してあげるということが多いかと存じます。

イネ科の干し草の中でも、今まで食べていたものから別のタイプに変更する場合には、
今までのものに少しずつ別のものを加えていき、1週間ほどですっかり入れ替えるように
すると良いのですが、わだつみ様のミニウサギちゃんのように、数ある牧草の中から
気に入った牧草をまず探したいという場合には、一緒に与えてみて
その中からどの干し草を選んで食べているかを判断していただくのが良いかと思われます。
うさぎさんの干し草の好みは、かなり細かい場合があり、同じチモシーでも収穫する時期が異なる
一番刈りや二番刈りで栄養価や香りの強さ、柔らかさなどが異なるために好き嫌いがあったり、
収穫地によって好みがあることもございます。
そのため少なめの量で多くの種類を試せるような牧草のセットを取りよせて一番好むものを
選んであげるのも1つの方法かと思います。
わだつみ様は、とても細やかにチェックをしていただき、ミニウサギちゃんが常に新しい干し草
を食べられるようにしていただいていますので、与え方については問題ないかと存じます。
一つご注意いただきたい点ですが、以前に比較して、干し草を食べる量が減ることが、
嗜好性の良し悪しではなく、体調の変化に原因があることも考えられるということです。
例えばお口の中のトラブルで、歯の噛み合わせが悪くなり、頬の粘膜を傷つけて痛みがあったり、
歯周病を起こしている場合もあります。
奥歯は特に家では確認が難しいために、一旦かかりつけの先生にチェックしていただくと安心です。
また、毛球症などの、食欲不振の原因になるうさぎさんに発症しやすい病気や、
もし避妊をしていない女の子のうさぎさんでしたら、子宮水腫などの、初期には症状が分かりにくい
病気などで、消化管が圧迫をうけていることがないかなどもあわせてチェックしていただくと安心です。
ペレットと牧草の摂取量のバランスですが、9才のミニウサギちゃんが年齢と共に、
運動量が減り、ペレットで充分に満腹感を得ている場合には、牧草の摂取量が
減ってしまうことも考えられます。ミニウサギちゃんの現在の体重が適正なものか、
以前と比較して体重の増減はどうかなどもみていただき、食事内容のバランスや量も
再度ご相談いただければと存じます。

ミニウサギちゃんの小さな変化に気付き、きちんと対処されているわだつみ様は、
飼い主失格などとおっしゃっていますが、正反対で、本当に立派な飼い主様です。
うさぎさんはもともと自然界でも弱い立場のどうぶつさんであるため、
体調不良を上手に隠しがちです。一旦は念のため、動物病院さんで健康チェックをして
いただき、問題がなければ、ミニウサギちゃんの大好きな干し草を引き続き探して
いただければと存じます。

ミニウサギちゃんの食欲が以前のように回復されますよう、
わだつみ様が1日も早くお元気になられますよう、お祈り申し上げます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



灯油踏んだ?

投稿者:どん

投稿日:2015/01/29(Thu) 22:59

No.3873

石油ファンヒーターの灯油を外でいれたんですが、数滴床にこぼれてたんです。うちの猫のどん君が近くに座ってたので、踏んでたら大変だと思い即座に体中チェックしました。足がまったく濡れてはなかったのですが、左後ろ足が灯油臭いんです。鼻を足にくっつけてにおったら、灯油臭いんです。すぐに中性洗剤(joy)で2度洗いしましが、まだ少し灯油の臭いがします。グルーミングをこれまた丁寧にするし、段々不安になり、相談しました。
嘔吐や下痢、皮膚の異常は1時間たってもないのですが、不安です。
灯油中毒にはなりませんか?

Re: 灯油踏んだ?

- 獣医師 山田

2015/01/30(Fri) 15:01

No.3874

どん 様

春の訪れが待ち遠しい頃でございますが、
どん様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談を頂きまして誠にありがとうございます。
さっそくご案内をさせて頂きたく存じますが、
一般的な案内になりますことを何卒ご了承くださいませ。

灯油が数滴床にこぼれていて、ネコちゃんの足は濡れてはいなかったが、
左後ろ足が灯油臭い状態だったのですね。
どん様はすぐに中性洗剤で2度洗いをしたとのことですが、
まだ少し灯油の臭いがするので、グルーミングなどのことを考え、
ご不安とのことでございますね。

灯油は揮発性(液体が蒸発しやすい性質)の物質です。
揮発性の物質には、灯油の他にガソリンなどの石油製品、マニキュアや
マニキュアの除光液などがございますが、どれも「独特な臭い」がいたしますね。
このような「独特な臭い」を嫌がって遠ざかるどうぶつもいれば、逆に気になって
好奇心から近づくどうぶつもいます。

どん様がご心配されていらっしゃるとおり、灯油をなめたり飲んでしまった場合
には「中毒」になることがあります。ごくわずかの量をなめたのであれば
何も中毒症状がでないこともありますが、飲み込んでしまった場合には
下痢や嘔吐などの消化器症状がでることがあります。
また、舌が赤くなったり、ただれる可能性もあります。
眼に入った場合には結膜炎や角膜炎になり、皮膚に付いたままですと
赤く水ぶくれのようになることもありますし、嘔吐した時に少しでも
気管・気管支・肺に入ってしまうと、肺炎になったり咳がでたり、
危険な状態になる可能性もございます。

それ以外にも、体についた状態で長時間経過すると、
揮発した灯油を吸い続け、なめていなくても呼吸困難などに至る可能性が
ございます。直接灯油をなめなくても、気にして近づいた時に鼻先についた灯油を
舐める可能性や手足についた灯油をなめてしまう可能性もございます。

また、灯油と接触した直後ではなく、時間がたってから症状が出るということも
多くありますので、飲み込んでしまった場合や、体に灯油がたくさんついてしまった
場合には、吐かせたり様子を見たりせずに、すぐに動物病院さんに連絡を入れて
いただき、診察をうけていただく必要がございます。

どん様のネコちゃんは洗剤で洗っていただいた後も左後ろ足が灯油臭いと
いう事ですね。
どうぶつに付着したり、お部屋の中に付いた灯油の臭いはなかなか取れず、
臭いが蔓延してしまうことがあります。
寒い時期ではございますが、換気を十分に行っていただくことと、
ネコちゃんの状態に大きな変化はないようでございますが、
念のため、かかりつけの先生にも一度診察していただきますことを
お勧めいたします。
お願います。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

まだまだ寒い日が続きますが、
どん様におかれましてもお風邪などめしませぬようお気をつけくださいませ。
今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。



プロレスごっこと多頭飼いの見分...

投稿者:ishimama

投稿日:2015/01/27(Tue) 20:23

No.3869

以前、8歳になったシュナウザー♀と3ヶ月半のシュナウザー♀の多頭飼いについて投稿させて頂き、1ヶ月が過ぎました。少しずつ、2匹をゲージから出して遊ばせていますが、先住犬が子犬がゲージから出てくると、子犬が何かをしたわけでもなくただいることが気に入らないようで、ウーウー唸ってガブガブと首のあたりに噛み付きながらケンカのような状態になって、子犬もそれに向かって飛びつき顔のまわりに噛み付いています。さほどキャンと言うことはないので大丈夫かなと思うのですがこの状態がずっとずっと続きます。これをプロレスごっこと捉えて放おっておくべきでしょうか?子犬はかなり迷惑そうにしています。このまま放置してこの先2匹を合わせるたびにケンカのような状態が癖になってしまうのではないかと心配です。飼い主が止めては行けないのでしょうか?それと、子犬がお腹を見せて降参のポーズを取らないのも気になります。
もう一つ質問があります。
ガムなどのおやつを2匹に与えたところ、子犬のほうが食べるのが遅く先住犬に奪い取られてしまったのですが、食べ物の奪い合いなど叱っても良いのでしょうか?

Re: プロレスごっこと多頭飼いの...

- ドッグライフカウンセラー 三留

2015/01/29(Thu) 16:17

No.3872

ishimama 様

春の温かい陽射しが恋しい頃でございますが、
ishimama 様におかれましてはいかがお過しでしょうか?
この度はシュナウザーちゃんたちのご様子をお聞かせいただき
ありがとうございます。
クリスマスの頃にご相談いただいてから一ヶ月がたち、少しずつケージから
出して遊ぶようになられたが、遊びなのか喧嘩なのか分からないご様子に
戸惑われていらっしゃるのでございますね。
ご案内をさせていただきたく存じますが、実際のご様子を拝見していませんので、
一般的なご案内となりますことを何とぞご了承ください。

ワンちゃんたちが遊ぶ様子は、確かに首のあたりをがぶがぶと噛むような
仕草をしますし、ウーウーと唸りながら、夢中になってまるでプロレスや
レスリングのように転げまわります。
遊びに誘うときは、お尻をあげて、お辞儀をしながらはねるような仕草をしますが、
この仕草も怒っているのか誘っているのか、よく分からないと
戸惑われる方もいらっしゃいます。
首のあたりに口をあて、じゃれているときに、歯を強く当てると、
先住のワンちゃんに怒られることから、遊びを通して加減をすることを覚える
というように、ワンちゃんは遊びの中から多くのことを学びます。
また、先住犬の力強さを子犬ちゃんは遊びの中から確認して、
先住のワンちゃんと子犬ちゃんとの群れの中で安定した上下関係を作る
ための下地になるかもしれません。中には先住のワンちゃんが群れの中の
力関係を子犬ちゃんに教えようと、肩に手を置いたり、上から乗ろうとしたり、
さまざまな働きかけをしたりします。お腹を出して降参をするということも
みられますが、これ以外にも多くの力関係をあらわす表現がございます。

ishimama 様のワンちゃんたちも、遊びを通して、同じ群れである仲間の
ような感じができていき、また先住のワンちゃんが優先性を示しながら、
関係が作られていっているのではないでしょうか。
ただ、おっしゃるように、遊びがこうじて喧嘩になることもありますし、
遊んでいるのか喧嘩をしているのか戸惑うような状況が生じることも
多くございます。
一般的に、同じ群れの中で暮らすワンちゃんたちの関係が安定するのは、
どちらが上でどちらが下であるかが明確であることが必要だといわれます。
このためには、喧嘩をすることが必要なこともありますが、
できれば今、ワンちゃんたちがなさっているように、じゃれあいながら、
先住のワンちゃんが上であることを子犬ちゃんにしっかりと主張させながら、
というのが理想的なのかもしれません。
実際に様子を拝見していないのでなんともいえませんが、
ワンちゃんたちのご様子が、険悪ではなく、遊んでいるようにもみえる、という
雰囲気であったり、先住のワンちゃんが自分の力を誇示したがっているので
あれば、かえって望ましい状況ではないでしょうか。
子犬ちゃんが多少迷惑そうであっても、ワンちゃんたちが自然に振舞うままに
なさったらよろしいかと存じます。
ishimama 様をはじめご家族様は、先住のワンちゃんを優先いただき、
先住のワンちゃんが強く、大きな存在であるかのようにご対応いただく
ことが大切でしょう。
また、ishimama 様やご家族様は、心配そうにはらはらしながら
ご覧になるよりは、2頭のワンちゃんたちを率いる立場の方として、
毅然とした姿勢でご対応いただくことが大切でございます。

ただ、先住のワンちゃんが、子犬ちゃんを受け入れたくなくて攻撃して
いるような感じをお受けになるのであれば、もう一度距離を離して
みることも必要かもしれません。
先住のワンちゃんが子犬ちゃんにやきもちをやくような状況を作らない
ようにしていただき、同じ部屋で過ごすときは、子犬ちゃんをケージに
入れていただき、子犬ちゃんの回りでお母様と先住のワンちゃんが
楽しく遊ぶ時間をもったり、子犬ちゃんがいるときにオヤツをもらった、など
嬉しいときに子犬ちゃんの存在を感じた、というように、子犬ちゃんを好ましい
ものとして感じるようにされるとよいでしょう。
公園などで一緒に遊ぶなど、縄張り以外のところで一緒に楽しい時間を
過ごされながら、馴染めるように工夫していただき、少しずつ一緒にいる時間を
作るようになさってもよろしいでしょう。
ワンちゃんでなくては分からないワンちゃん同士の関係もあるでしょうし、
ワンちゃんの世界の理屈があるでしょう。
喧嘩にみえても、先住のワンちゃんが子犬ちゃんに何かを教えるために
している行動かもしれませんので、間に入るのは、たいへん難しいのですが、
毅然と、堂々と、いけないことはいけない、という雰囲気で止めるように
なさることが大切でしょう。
エネルギーが十分発散できていないと、どうしても顔をあわせるととっくみあいに、
ということもございますので、お散歩などで十分にエネルギーを発散させてあげて
いただくことは大切ですが、お互いの関係が構築されてくれば、
今後もずっと顔をみあわすたびに喧嘩をする状況が続くことは
あまりご心配なさらなくてもよろしいでしょう。

オヤツを先に食べ終えた先住のワンちゃんがまだ食べている子犬ちゃんの分を
とってしまうことについてでございますが、
分け与えたのは、群れを率いる飼い主様であり、分け与えたのとは違う食べ方を
したのですから、取った瞬間に、低い声で、「いけない」と毅然と叱るということは
よろしいのではないでしょうか。
なお、ガムをあわてて飲み込んでしまうというような事故もありますし、
今与えていらっしゃるガムが子犬ちゃんの月齢で与えても良いのかを
一度ご確認いただいてはいかがでしょうか。取られまいとあわてて
飲み込んでしまうことが想定されるのであれば、子犬ちゃんにも安易に
食べられるものにしていただき、ガムは先住のワンちゃんだけに
与えてもよろしいかもしれません。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256
です。平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

時節柄、ishimam様におかれましては、くれぐれもお体ご自愛ください。
ワンちゃんたちにどうぞよろしくお伝えください。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。




寒さのせい?

投稿者:うさこ

投稿日:2015/01/26(Mon) 17:30

No.3868

初めての相談です。
7歳のミニピン(♀)です。
年末位からですが、ベットから出てくる回数が減り、いつもなら喜んでいく散歩にも乗り気ではない様子。
寒さによるものか?と思ってはいるのですが、幾分活気もない感じです。
食欲はあります。
また、ベットに潜りっ放しのせいか、おしっこを中でしてしまうこともあります。
何か病気でしょうか?
現在、皮膚病で抗生剤を飲んでいますが、そのことと関連はあるのでしょうか?

Re: 寒さのせい?

- 獣医師 山中

2015/01/28(Wed) 16:18

No.3871

うさこ 様

吹く風が頬に冷たい頃でございますが、うさこ様におかれましては
いかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
7歳のミニチュア・ピンシャーちゃんが、昨年末から若干元気がなく、
ベッドの中でおしっこをしてしまうのですね。
早速、お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見して
おりませんので、一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

うさこ様がおっしゃるように、寒い季節はワンちゃんも動きが緩慢になり、
お散歩も躊躇するなど、活気がないような感じを受けることがございます。
また、ベッドの中が気持ちよく、トイレでの排泄に間に合わないことも
あるかもしれませんが、中には病気が隠れている場合もあり、
治療が必要なケースもございます。
治療が必要な状態なのかどうか、また、どのような治療を行う必要があるのかは
原因によって異なってきますので、まずはその原因を特定することが重要です。
尿漏れについて、原因を特定するためには、次のような情報が重要になります。
・いつから尿漏れが始まったのか 
・尿漏れを起こすときの状態
・尿漏れの回数や量、色など 
・通常の排尿の状態
・飲水量や尿量
・避妊しているかどうか(女の子の場合)

また、病院では一般的にはまず身体検査と尿検査を行い、必要に応じて
エコー検査、レントゲン検査、血液検査、神経学的検査などを行います。
その結果によって、さらに詳しい検査が必要となる場合もあります。

次に尿漏れをする原因についてご案内をさせていただきます。
1. 頻尿や、多飲多尿が原因である場合
頻尿(トイレに何度も行くようになること)やお水をたくさん飲んだりおしっこを
たくさんするような「多飲多尿」といわれる状態ではトイレの間隔が短くなるために、
尿漏れが認められる場合がございます。
なお、一般的にワンちゃんでは、体重1kgあたり1日で90〜100ml以上の飲水がある
場合に「多飲」、体重1kgあたり1日で45〜50ml以上の尿量がある場合を
「多尿」といいます。実際には、1日の尿量を正確に調べることは難しいので
飲水量を調べます。さらに動物病院で、尿検査を行い、尿比重を測定して
判断します。

次に、頻尿や多飲多尿が認められる疾患や状況を幾つかあげさせていただきます。
うさこ様のミニチュア・ピンシャーちゃんのご様子と照らし合わせていただき、
もしご心配な点がおありであれば、一度、かかりつけの獣医師さんに
ご相談いただけたらと存じます。

(1)膀胱炎
膀胱炎とは、何らかの原因により膀胱に炎症が起こることをいいます。
膀胱炎の原因として、細菌性のもの、膀胱結石によるものがあげられます。
女の子のワンちゃんは尿道が短く、尿道口が肛門に近いので細菌が入りやすく、
大腸菌などの細菌が膀胱に侵入して炎症を起こすこともあります。
また、寒い季節には、長時間おしっこを我慢したり、あまり水を飲まなかったり
することにより、細菌が繁殖しやすくなります。
膀胱炎になると頻尿以外にも尿が濁ったり、色の変化が見られたりするほか、
尿が臭くなることがあります。

(2)尿石症
尿石症は尿路結石症ともいわれますが、尿に含まれるリン、カルシウム、
マグネシウムなどのミネラル成分が結晶化し、腎臓、膀胱、尿道などの泌尿器で
結石となるためにさまざまな症状を引き起こす病気です。他にも、食欲不振などの
症状が出たり、排尿時に背中をまるめて痛がる様子がみられることもあります。
膀胱炎と同じく、長時間おしっこを我慢したり、飲水量が減る冬には
多く発症いたします。

(3)発情周期に関連したもの
避妊をしていない女の子のワンちゃんの場合、発情周期に関連するホルモンの影響
により、発情中に食欲の減退や頻尿、トイレの失敗などを示すことがございます。
これはホルモンの影響ですので、発情の周期に合わせて自然と症状が改善して
いきますが、あまりにも症状が長く続く場合は、ホルモンの分泌異常などが
あることもございます。症状が重い場合はその治療として、避妊手術が勧められます。

(4)子宮蓄膿症
子宮蓄膿症は、子宮内に細菌感染が起こることで膿が溜まり、
さまざまな症状を引き起こす病気です。
陰部からの異常な(血液や膿状の)分泌物が見られる場合と、
全く陰部からの分泌物がみられない場合があります。
その他の症状としては多飲多尿、腹部膨満、元気消失、食欲不振、嘔吐、
発熱などがあります。黄体ホルモンの影響を受けやすく、発情後期に細菌感染が
起こりやすいため、避妊していない中高齢以上のワンちゃんで発症が多い
傾向がみられます。

(5)内分泌疾患(糖尿病、副腎皮質機能亢進症など)
糖尿病、副腎皮質機能亢進症は共に多飲多尿の症状を認める内分泌疾患です。
どちらも全身に様々な症状が出ますが、ワンちゃんの免疫能が長期間にわたって
低下しますので、感染をおこしやすくなり、膀胱炎を併発することがあります。
 
(6)腎不全
腎臓は、尿の生成や体の中で不要になった老廃物や毒素の尿への排出、
ホルモンの分泌などを行っている臓器で、腎臓が障害を受けて十分に機能
しなくなる腎不全になると、ワンちゃんは多飲多尿や食欲不振、嘔吐など
さまざまな症状を引き起こします。おもに高齢のどうぶつに見られます。

(7)食事の変更
食事内容の変更などがあった場合には、今までよりも多くお水を飲むように
なることもございます。
基本的に、ドライフードはウェットフードよりも水分含量が少ないので、
今までウェットフードを食べていたワンちゃんがドライフードに切り替えた際は、
いつもよりお皿から飲水する量が増えたと感じることがあるかもしれません。
また、同じドライフードであっても、メーカーにより塩分含量などが微妙に
異なりますので、お食事内容の変更に伴い飲水量が変化することは
十分に考えられます。
重要なのは、飲水している量が正常範囲を超えて多飲の域に達して
いるかどうかという事になります。

2. 無意識に尿が漏れてしまうような場合
無意識に尿が漏れてしまうような場合は、泌尿器の先天的な異常や神経疾患、
ホルモン異常などの原因が隠れている可能性もございます。
ご参考までにいくつか原因についてご案内をいたします。

(1)先天的な奇形(異所性尿管、尿膜管遺残など)
膀胱や尿管の形態的異常のため、尿漏れが起こります。正常な排尿が
認められるにもかかわらず、尿の滴下が認められます。

(2)脳や仙髄などの神経疾患(椎間板ヘルニア、腫瘍など)
膀胱や尿道筋の神経的な機能不全のため排尿のコントロールが上手くできずに
尿漏れが起こります。

(3)体内のホルモン量の変化の影響(加齢、避妊手術など)
尿道括約筋の収縮に関与しているホルモンの減少によるもので、ワンちゃんの
尿失禁の中でも比較的よく見られます。
主に中高齢、あるいは卵巣摘出の避妊手術を受けた女の子のワンちゃんに
多く見られ、睡眠中や休息時に尿漏れが認められます。

また、お散歩のときの様子が異なるなど、昨年末から元気がないような感じを
お受けになるとのことでございますね。
ミニチュア・ピンシャーちゃんという犬種はワンちゃんの中ではどちらかというと
寒さに強いほうではございませんし、
寒さからベッドにいるのが心地よいのかもしれませんね。
またミニチュア・ピンシャーちゃんは7歳とのことでございますので、そろそろ加齢に伴う
変化をお感じになられる頃でございますね。
一般的に若いときは動きも活発であったワンちゃんもミニチュア・ピンシャーちゃん
くらいの年齢になると、少しずつ活動性が低下してくるようです。
ただ、関節などに違和感や不調があったり、循環器などに問題があり
お散歩にいくのをためらうことも中にはございます。
食欲もおありとのことですので、まずご心配はないかとは存じますが、
ミニチュア・ピンシャーちゃんの変化が気候や加齢に伴うものであるのか病気に伴う
ものであるのかを確認するためにも、また、
素敵なシニアライフをお迎えになるための準備という意味でも
かかりつけの動物病院さんにご相談いただくと
ご安心ではないでしょうか。
なお、受診の際には尿検査を行うことが予想されますので、新鮮な尿をきれいな
容器に入れて持参するか、院内で採尿できるように、尿がたまった状態のときに
連れて行かれることをお勧めいたします。

最後に、抗生剤が尿漏れの原因になっているのではとご心配されていらっしゃる
ご様子ですが、抗生剤の副作用として、通常尿漏れは認められませんので、
関連はないのではないかと存じます。
しかし、皮膚のご病気ですと、併せて消炎剤を処方されることがございますが、
うさこ様のミニチュア・ピンシャーちゃんにおかれましてはいかがでしょうか。
消炎剤の中には、多飲多尿の症状が出るものもあり、
それが原因で尿漏れを起こすこともございます。
また、お薬を飲むことが嫌いなワンちゃんですと、投薬がストレスになって
尿漏れを起こしていることも考えられます。その場合は、投薬が終了すれば
尿漏れは治りますが、継続して投薬が必要な場合はご不安になりますね。
抗生剤の種類によりますが、最近では、ワンちゃん用のお好みの味付けした
抗生剤もございます。
いずれにしても、現在のミニチュア・ピンシャーちゃんには、皮膚の治療のために
必要なお薬ですので、もしご不安な点がおありの場合には、
かかりつけの先生に、体調や尿漏れのご相談と併せてお薬についてもご相談されると
ご安心でしょう。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

うさこ様とミニチュア・ピンシャーちゃんが、健やかにお過ごしする事が
出来るよう、心からお祈り申し上げます。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。