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13歳のボーダーコリーの後ろ足

投稿者:クッキー

投稿日:2011/07/29(Fri) 18:44

No.862

13歳のボーダーコリー、後ろ足がだいぶ弱ってきています。緑イ貝タブをずーっとフードと一緒に2粒ずつ食べさせてきましたが、最近はテルモのジョイフォートを5粒ずつあげています。でも後ろ足はだんだん悪くなっている感じです。階段も数段なら上がり降りできるし、おやつをみると素早く歩けるのですが、歩きはヨロヨロという感じ、ご飯を食べる時も床にご飯の椀を置いて伏せをして食べます。
緑イ貝とジョイフォートどちらの方が老犬の後ろ足に効果ありますか?
グルコサミンなどはどうなのでしょうか?
いろいろな会社から犬用サプリも出ていますが、何が一番効果的なのでしょうか?
寝たきりになったらかわいそうなので出来る事はしてあげたいのです。

Re: 13歳のボーダーコリーの後...

- ペット栄養管理士 三留

2011/08/02(Tue) 09:51

No.871

クッキー様

窓辺をつたう朝顔の花が涼しげでな頃ごございますが、
クッキー様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
ボーダーコリーちゃんの後ろ足が弱ってきて、歩く際の覚束ないご様子に
心を砕いていらっしゃるとのことでござますね。
ボーダーコリーちゃんを大切に思いいたわっていらっしゃるクッキー様のお気持ちが
ご相談から伝わってくるようでございます。

さっそくお問合せにつきましてご案内させて頂きますが、
実際にボーダー・コリーちゃんのご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。

【サプリメントについて】
ワンちゃんも人間と同様、加齢とともに関節に炎症を起こすことが多いのですが、
これは新陳代謝が低下などによる関節の軟骨の弾力性が失われることにあります。
軟骨は「コラーゲン」「プロテオグリカン」「水」からできており、
プロテオグリカンの生成にとって欠かせないのがグルコサミンです。
また、必須脂肪酸のうちでもEPAやDHAには抗炎症作用を含有しているとされて
いますが、関節炎の症状の緩和のためにこれらの物質を中心に含んだサプリメントが
数多く販売されています。

以前からボーダーコリーちゃんに与えていらっしゃる緑イ貝のタブレットも
最近与え始められたジョイフォートも同じく関節をサポートするサプリメント
として販売されていますが、上に挙げた成分を中心に配合されているのではないかと存じます。

サプリメントとは、普段の生活で不足しがちな各種栄養素を補うための“栄養補助食品”
のことを指します。サプリメントを長期的に摂取することで、特定の病気の予防や症状の
改善が報告されてはいますが、
あくまでも、特定の疾患や病態に効果が報告されている“医薬品”とは異なります。
さて、ボーダーコリーちゃんにあったサプリメントについてでございますが、
同じ商品であってもワンちゃんによって消化・吸収に差がみられ、期待できる効果も
お子様により異なる場合があります。
これらの個々の商品についての情報は弊社では持ち合わせておらず、
具体的なご案内を致しかねる点をご了承いただきたく存じます。

上述のとおり、サプリメントは、長期間に摂取することが前提でもありますので、
今お手元にお求めの商品をある程度の期間継続して与えて頂き、効果をみて頂くことも
一つの方法かと存じます。

また、筋肉を維持させることは、大変重要でございます。
そのためにも、市販の補助の道具などやタオルなどを利用なさって
手助けをしてあげながら、日々、少しずつでも歩かせてあげていただければと存じます。
外の爽やかな空気や鳥の声に
ワクワクとして、ボーダーコリーちゃんの胸も高鳴るかもしれません。
頑張って歩いたあとには、うんと褒めていただいたり、
ご褒美を与えていただいたりと、
楽しい時間にしていただければと存じます。

またサプリメントの投与で改善がみられず状態が悪化してしまう場合には、動物病院の先生に
ご相談頂き、治療をお受け頂くことも一つの方法かと存じます。状態によりましては、
関節の動きや血流を改善するためにマッサージなどを行うことが効果的な場合もありますので、
あわせてご相談いただければと思います。

大切なわが子が老いを迎えるのは辛いことでもございます。
クッキー様におかれましても、大変なことがあるかと存じますが、
くれぐれもお体ご自愛くださいませ。
いつもクッキー様とボーダーコリーちゃんを応援いたしております。
アニコムは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
お気軽にご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



先ほどの追加の質問です

投稿者:池本

投稿日:2011/07/28(Thu) 06:02

No.860

もし治療するとなったら どのような方法でしょうか

Re: 先ほどの追加の質問です

- 獣医師 岸田

2011/08/01(Mon) 14:03

No.868

池本 様

こちらのご相談につきましては、No.867で併せてご案内をさせていただいております。



麻酔

投稿者:池本

投稿日:2011/07/28(Thu) 05:46

No.859

月曜日早朝Uピンを食べてしまい、麻酔をかけ 内視鏡で とりだしてもらいました。昼すぎにはご飯をねだるくらいに復活していました。
が、瞳孔が開いたままなのです。火曜日に獣医に電話で聞いてみましたが 様子をみてくれとのこと。
水曜日ほんの少し瞳孔が小さくなる時もあるように思えますが、まだ大きいです。
麻酔の影響がこんなに長引くものなのか、このまま様子をみていていいものなのか、一生開いたままにならないか、長時間開いていることによる猫の負担、部屋を暗くしてあげたほうがいいのか 教えていただきたいです.
よろしくお願いします

Re: 麻酔

- 獣医師 岸田

2011/08/01(Mon) 14:00

No.867

池本 様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
ネコちゃんが麻酔処置後、瞳孔が開いたままとのこと、
池本様におかれましてはご心配のこととお察し申し上げます。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際にネコちゃんの
ご様子を拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますこと
何卒ご了承くださいませ。

<瞳孔反射について>
人と同様に、ネコちゃんの瞳孔も通常暗い所で散大し、明るいところでは収縮します。
明るい光のもとでも瞳孔が散大したままの状態を「散瞳」、あるいは「瞳孔散大」といいます。

この瞳孔の反射には、虹彩の中にある瞳孔収縮筋と瞳孔散大筋の働きが関係しています。
瞳孔収縮筋は副交感神経の働きにより収縮して縮瞳を起こし、
瞳孔散大筋は交感神経の働きによって収縮して散瞳を起こします。

<散瞳(瞳孔散大)の原因>
瞳孔の反射が上手くできず、散瞳(瞳孔散大)したままの状態になる原因として、
次のようなことが考えられます。

@瞳孔反射を支配している神経の麻痺による場合
頭部外傷や、脳炎、脳腫瘍などの脳疾患、糖尿病などに併発して見られます。
A光を感じる網膜の疾患による場合
ネコちゃんでは、進行性網膜萎縮症やタウリン欠乏性による網膜変性症が見られることがあります。
B緑内障による場合
眼圧の上昇により散瞳が起こります。
C瞳孔反射に影響する薬物の作用による場合
手術の麻酔前投薬として用いられる抗コリン剤(アトロピンなど)は副交感神経系の神経の伝達を
ブロックするため、瞳孔収縮筋を麻痺させて散瞳を引き起こすことがあります。
D眼の外傷による場合
外傷により虹彩が損傷を受けたり炎症をおこしたりすると、縮瞳がうまくできなくなり、散瞳となります
E驚き、痛み、興奮、緊張などの精神的、知覚的な刺激による場合
交感神経系が興奮状態となるため、散瞳が起こります。

池本様のネコちゃんの場合、麻酔をかけて内視鏡の処置をした後から瞳孔が開いたままとのこと
ですので、眼がちゃんと見えている様子で、もし他に気になる症状が見られないようであれば、
麻酔処置の影響によるものであることも考えられます。
麻酔処置の影響による散瞳がどの程度持続するかは、使用した薬の種類や
ネコちゃん自身の薬に対する感受性や代謝の程度にもよって異なってきますのではっきりとは
言えませんが、比較的長期に持続することもあるようです。
また、病院に行ったり大きな処置をしたりという精神的な緊張やストレスから交感神経が興奮状態に
なっていて、散瞳が続いている可能性もあるかと思います。
このようなケースでは、特に治療をしなくても、時間の経過とともに落ち着いてくると思います。

しかしながら、今回の麻酔や内視鏡の処置とは無関係に、
何らかの眼疾患や基礎疾患に関連して散瞳が持続している可能性も否定はできません。
池本様のネコちゃんの散瞳が続くようであれば、安心のためにも、一度受診をおすすめします。
特に、「視力が落ちている様子がある」、「眼を気にする」、「涙が多い」、「食欲や元気がない」などの
症状が見られるようであれば、早めの受診なさることが望ましいでしょう。

なお、何らかの疾患に関連して散瞳が起こっているのでなければ、
散瞳が今後継続しつづける可能性は低いかと存じます。
ただ、長時間散瞳の状態が続けば、やはり眼の負担は大きくなると考えられます。

<散瞳が続くときの注意>
人では、まぶしい状態が続くため、サングラスを着用するなどして太陽光や強い光を
直接見ないようにしたほうがよいと言われます。
また、眼の調節能力が落ちるため、車の運転や機械の操作などは控えるようにと言われます。
ネコちゃんの場合もこれに準じて考えていただけばよろしいかと思います。
例えば、ネコちゃんを室外に出さないようにして、カーテンをして照明を控えめにするなどの
注意をしてあげるとよいでしょう。
また、高い段差の昇り降りなどに気をつけてあげるとよいと思います。

<治療について>
散瞳の原因が何かによってそれぞれ異なってきます。
まずはその原因を明らかにし、原因となる眼疾患や基礎疾患がある場合には、
その疾患に対する治療を行うことになります。

暑い日が続きますが、池本様におかれましてはくれぐれもお身体をご自愛くださいませ。
またネコちゃんもどうかお大事になさってくださいませ。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
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今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



心臓のお薬

投稿者:hime

投稿日:2011/07/26(Tue) 12:38

No.857

体重29キロの9歳のMIX犬ですが、僧坊弁閉鎖不全・中程度の診断で「スパシオール」を15mm、1日2回飲むように処方されたのですが、薬の検索をしたら人間用のお薬で、人でも
1日1回、5mm〜10mmの服用となっているのですが・・・
体重の少ない犬に人間以上の量の1日に30oも飲ませても
大丈夫でしょうか・・・?

かかりつけの獣医さんに直接聞けなくてご相談しました。
よろしくお願いいたします。

Re: 心臓のお薬

- 獣医師 垣本

2011/07/28(Thu) 12:59

No.861

hime様

夏本番を迎え、hime 様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきましてありがとうございます。
hime様のワンちゃんの僧帽弁閉鎖不全症に処方されたお薬の分量について
ご不安をお持ちとのことでございますね。
さっそくご案内させていただきたく存じますが、
ワンちゃんの実際のご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことを
ご了承くださいませ。

【僧帽弁閉鎖不全症について】
僧帽弁閉鎖不全症は、心臓の左心房と左心室の間に位置する僧帽弁(血液を送り出すために
開いたり閉じたりする機能を持つ弁)が何らかの原因で変性し、閉鎖不全が生じるために
起こる病気です。
僧帽弁の閉鎖不全が起こると、左心室から左心房へ血液が逆流し血液の循環不全がおこるため、
さまざまな症状が引き起こされます。

【治療について】
症状や重症度によって治療法は異なりますが、心臓の負担を減らし症状を軽減するために、
血管拡張薬や利尿剤を使用することが治療の主体となります。
また、心臓の収縮力を高めるための強心薬や、咳の症状に対して気管支拡張薬の投与による
治療を行う場合もあります。
その他、症状に応じて抗生物質の投与や酸素吸入なども行ないます。
なお、生活の中では、激しい運動をしない、塩分をとりすぎない、興奮させないようにする
などの注意が必要です。

【お薬と分量について】
hime様のワンちゃんは、
「スパシオール15mg1日2回」を処方されたとのことでございますね。
このお薬は、本来人間用のお薬ですが、動物薬としても広く使われています。
スパシオールの薬剤名は「マレイン酸エナラプリル」というものです。
マレイン酸エナラプリルは、血管を収縮させる物質の生成を抑えることにより
血管を弛緩させる作用のあるお薬です。
用量についてでございますが、
ワンちゃんには体重1kgごとに0.5mgを経口で与えるのが一般的です。
1日1回か2回、ワンちゃんの症状の程度によって投与します。
したがいまして、hime様のワンちゃんの体重に対して処方された量は適切かと存じます。

しかしながら、お薬に対する反応や効き方にはワンちゃんによって個体差がございます。
お薬を飲ませてみて、体調の変化など何か変わったことがあれば、
かかりつけの先生にご相談されることをおすすめします。

ワンちゃんのご心配や暑い中でのご通院などでhime様におかれましては、
お疲れになられることもおありかと存じますが、
くれぐれもお体ご自愛くださいませ。

なお、アニコムは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
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土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



噛み癖

投稿者:石川 育代

投稿日:2011/07/18(Mon) 10:58

No.838

足をなめる癖があり、なめているときに触ると、「ウー」と威嚇してから噛みます。三男に対しては威嚇なしで噛みます。舐める行動については、病院の先生は、お手入れだといいます。アレルギーも疑い検査しましたが、ないでした。マウンテイング行動もあり、どうしてしているんかわかりません。初めて犬を飼うので知らない言ばかりで教えてください。家族以外の人に噛まないのですが将来心配です。

Re: 噛み癖

- ドッグライフカウンセラー 三留

2011/07/21(Thu) 12:23

No.847

石川 育代 様

楚々と咲く朝顔の花が美しい頃でございますが、
石川様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
石川様のワンちゃんには足をなめる癖があり、なめているときに触ると
威嚇したり、噛んだりするとのことですね。
早速ご案内をさせていただきますが、
一般的なご案内となりますことを何とぞご了承くださいませ。

<足先をなめることについて>
足先をなめるワンちゃんはたいへん多く、
かかりつけの動物病院さんがおっしゃいますように、
お手入れの一環としてなめることもあるでしょうし、
退屈でなめ始めるようになる場合もあるかと存じます。
ワンちゃんにとって、なめるという行為は傷を治すための行為でもあるからでしょうか、
違和感や痒みがあることで、なめ始めるようになったワンちゃんも多いようです。

ワンちゃんは、たとえ治そうという本能からなめ始めたことであっても、
なめることでかえって指と指の間に水分が残り、
細菌が繁殖することで炎症がおこることも多く、
治るどころか、かえって炎症をひどくしてしまうことがあります。

石川様のワンちゃんのアレルギーの検査は問題がなかったとのこと、
本当によろしかったですね。
ただ、予防という点からも、できるだけ指と指の間や肉球のまわりなどを
濡れたままにしないように、ドライヤーで乾かす等の工夫をなさると
よろしいかと存じます。

さて、ワンちゃんはなめているうちに気持ちが落ち着いたり、心地良さを感じることから
癖になってしまうことが多く、また、なめていると、「やめなさい」などと声をかけてもらえ、
また注目をされることが心地よく、足先をなめることが、習慣化してしまうことが多くみられます。

したがいまして、注目をしてほしくてなめている子に対しては、
「なめても注目してもらえない」という状況を作るのが望ましいでしょう。
また、石川様のワンちゃんのように、なめることに夢中になり、
邪魔をされることを嫌がるワンちゃんの場合には、
ワンちゃんの気もちをそらすとよろしいでしょう。

たくさん愛されたくて構って欲しいのがワンちゃんですので
ご家族が視線をむけるだけでもご褒美になることがあります。
したがいまして、ワンちゃんが足をなめているときには、
ワンちゃんのほうに視線をむけることなく、
ガラガラと勢いよくドアをあけて、ご家族の名前を呼んでみたり、
ワンちゃんの近くを通りすぎるなど、なさったらいかがでしょうか。
足をなめることから気持ちがそれた状態で、
その後、ワンちゃんが好きな遊びなどをなさると
よろしいでしょう。

なめている手をご家族がさわるとうなったり、噛んだりするとのことでございますが、
ワンちゃんにとっては、夢中になっている状態を邪魔されたくないという状態ではないでしょうか。
このようなときには、無理に触ることなく、
噛んだり唸ったりする状況を作らないのも対応方法の一つでございます。
また、先にご案内させていただいたように、困ったときには、ワンちゃんの気持ちをそらす
というのも重要でございます。

なお、ご注意いただきたい点は、あくまでも
「あれ、何だろう?」という気持ちを起こさせて、
気持ちをそらすことですので、「なめれば、いいことがある」と思わせないように
なさってくださいませ。
たとえば、気持ちをそらそうと、オヤツを見せたりすると、
なめればオヤツがもらえると思ってしまうこともございます。

<威嚇して噛んだときの対応方法>
ワンちゃんが威嚇したり、噛んだりしたときにご家族はどのようになさっていますでしょうか。
ワンちゃんは、自分がした行為の前後に何があったか、をもとに行動を選択していきます。
もし、一度でも威嚇した後に、ご家族様が手を引っ込めたことがあれば、
「威嚇すること=手をなめ続けることができる」と思ってしまっているのもしれません。
したがいまして、威嚇しても、噛んでも思うようにならないという
毅然と姿勢をワンちゃんに見せることが大切でございます。

威嚇したり、噛んだりしたときには、
低くて、落ち着いたトーンでご家族で決めた「いけない」ということを伝える言葉で
叱ってくださいませ。

そして、唸るのを躊躇したり、噛むのをやめたら、すかさず、「お利口ね」と
褒めてあげましょう。その後は、噛むのをやめたご褒美として、ボールを投げたり、
追いかけっこや引っ張りっこなど、楽しく遊んでいただいてもよろしいでしょう。
また、ワンちゃんは、相手が自分を恐がっているという雰囲気が分かると、さらに強気になりますので、
なるべく、堂々とした雰囲気で、ひるんだりする素振りは見せないほうがよろしいでしょう。

<マウンティングについて>
男の子のワンちゃんには、一般的に「さかり」と言われるような発情期はございませんが、
女の子には、生後 6 か月〜 1 年ごろから始まる発情(生理)があり、
この時期、女の子の匂いに男の子が刺激されて、男の子の行動や精神状態に変化を
もたらされることが知られています。この時期の女の子の匂いはかなり広範囲に届くため、
お住まいの地域に避妊していない女の子のワンちゃんが多い場合は季節などに関係なく男の子が
反応してしまい、マウンティングなどの行動をすることがございます。
しかし、マウンティングには生殖的な要素だけではなく、群れの中での順位付けの部分もあり、
一般的にマウンティングは相手よりも自分の方が上位であることを主張しているときにすると
言われております。
したがいまして、ご家族との関係を見直し、関係を整えることで解決する場合も多くあります。

ワンちゃんはご家族を一つの群れとして把握するという特性がございますので、
ご家族の中でのワンちゃんの位置付けを見直すことが重要となります。
人間があくまでも統率する立場であり、ワンちゃんは従う存在であると教えてあげましょう。
ワンちゃんがリラックスした心地良い状態というのは、頼れるリーダーに恵まれ安心して
いられる状況だと言われておりますが、このようにワンちゃんにリラックスさせて
あげるためにも、「ご家族様が守ってくれているから、安心であること」を、
雰囲気として伝えるようにしましょう。

他にも、マウンティングをしたときに、回りの方が「やめなさい」などと騒ぐのが楽しくて、
遊びの一環としてすることもございます。
ワンちゃんがマウンティングをしたときの対応ですが、
ご家族様はさっと、背中を向けてその場を離れてしまい、
物理的にマウンテイングができない状況を作ったり、マウンティングをしても遊んでもらえない、
ということを教えてあげてくださいませ。

ワンちゃんとの生活には大変なこともたくさんありますが、
「何があっても、あなたを守るよ」という愛情があれば、
その後には、それ以上に大きな喜びが待っているかと存じます。
一つひとつの壁を越えたあとの素敵な景色を楽しみになさってくださいませ。
いつも心から応援いたしております。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムをよろしくお願いいたします。



Re: 噛み癖

- 石川 育代

2011/07/23(Sat) 16:43

No.853

 お返事ありがとうございます。
足をなめることについては、甘えているこもあると思います。
私の手や足と一緒に舐めたりするので。

今までちびのして欲しいままにしてきたのでルールを決めました。噛んだら「痛い」といい無視をしたり、ゲージにいれる。
朝や帰りにすぐに抱っこをするのではなく「待っててね、手を洗うから」等一呼吸おいてから触る。ごはんの前は、伏せをして合図が出てから食べる。など              

ワンちゃんの躾は人間と違うのですね。今は「おいで」でくる練習をしています。今までは、首をかしげて、来る時と、そっちからきて!というように後ろに下がったりしていました。また相談してもいいですか?お願いいたします。



Re: 噛み癖

- ドッグライフカウンセラー  三留

2011/07/25(Mon) 19:48

No.856

石川 育代 様

この度はご丁寧にご返信をいただき誠にありがとうございます。
ちびちゃんが石川様に甘えている愛らしいご様子が目に浮かぶようでございます。

ご家族でルールをお決めになられたとのこと、とても素敵なことでございますね。
ちびちゃんも、「ママたち、頼りなるなぁ」と喜んでいるのではないでしょうか。
なお、ちびちゃんが噛んときのご対応でご注意いただきたい点でございますが、
叱ったときに、ケージに入れることで、叱られるというチビちゃんにとって
好ましくないことと、ケージに入ることがチビちゃんの中で結びついてしまい、
ケージに入りたがらなくなることも中にはございます。

ワンちゃんにとって、お家の中で安心な場所があるということは大切なことですので、
ケージの中はちびちゃんにとって、落ち着く、大好きな場所にするため
「入ったらいいことがある、落ち着くところ」になさったほうがよろしいかもしれません。
したがいまして、噛んだときには、低い声で毅然と叱っていただき、
噛むのを止めれば褒めていただきますが、
止めなければ、その場にちびちゃんを置いてきぼりで、
ご家族がその場からいなくなるのもよろしいかもしれません。
あるいは、ケージ以外にちびちゃんを叱る安全な場所をご用意いただくのも一つかと存じます。

さて、ちびちゃんは「おいで」の練習をなさっているとのことでございますね。
「おいで」といわれて、思わずいきたくなってしまうような楽しい雰囲気を
作っていただければと存じます。
「おいで」の、そしてワンちゃんとご家族との素敵な関係の礎ともいえるのが、
アイコンタクトでございます。
ちびちゃんの名前を呼んで、ちらりと「何かな」と、石川様の方をちびちゃんが見たら、
「お利口ね」「可愛いね」と明るく楽しい雰囲気で、褒めたり遊んであげてください。
「飼い主さんの声に反応したら、楽しかった、構ってもらえて嬉しかった」という
気持ちは大切でございます。

石川様、いつでもお気軽にご相談くださいませ。
私どももちびちゃんのご様子をお聞かせいただくことを楽しみにいたしております。
ちびちゃんのお健やかなご成長を、遠くからではございますが、心からお祈りいたしております。
ご家族の皆様とちびちゃんにどうぞよろしくお伝えください。