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サプリメントの件

投稿者:プー輔

投稿日:2012/10/20(Sat) 11:42

No.1734

はじめまして。教えて下さい。
6ヶ月になるトイプードルの♂を飼ってます。今現在はとても元気ですが、とてもやんちゃな男の子です。トイプードルは膝蓋骨脱臼になりやすいと聞きました。そこで骨を強化するサプリメントなどを与えていいのでしょうか?

Re: サプリメントの件

- 獣医師 岸田

2012/10/24(Wed) 11:12

No.1742

プー輔 様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
6カ月になるトイプードルちゃんにサプリメントをご使用になることについての
ご相談でございますね。お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

膝蓋骨脱臼とは、膝蓋骨(膝のお皿)が正常な位置から内側、または外側に外れてしまう
状態をいいます。小型犬のワンちゃんの場合には、膝蓋骨の内側への脱臼(内方脱臼)の
発症が多くみられ、多くの場合、先天的に骨や関節、靭帯などに膝蓋骨脱臼を起こす原因
となる構造的な異常が認められます。
膝蓋骨脱臼は脱臼の程度によりグレードが分かれています。
そのグレードや症状の出る頻度によって、経過観察、サプリメントの服用、鎮痛剤など
による内科的治療、そして、外科的な整復など、様々な治療が行われます。

プー輔様は6カ月になられるトイプードルちゃんの膝蓋骨脱臼をご心配されて、
サプリメントのご使用を検討されていらっしゃるとのことでございますね。
膝蓋骨脱臼を起こしやすいワンちゃんは膝の関節が不安定なため、脱臼に伴って
膝の関節炎を起こしてしまうことが多く見られます。
そのため、炎症を起こしにくい丈夫な関節をつくること、炎症で傷んだ関節を保護すること
などを目的として、コンドロイチンやグルコサミンなどの関節軟骨を強化する成分を含んだ
サプリメントが勧められることが多いようです。
獣医師さんから膝蓋骨脱臼と診断されていたり、頻繁に関節炎を起こしたりする
ワンちゃんや高齢のワンちゃんの場合には、効果が期待できる可能性もあります。
ただし、膝蓋骨脱臼は先天的な骨や関節、靭帯などの構造的な問題が原因となって
起こることがほとんどですので、膝蓋骨脱臼の発生自体をこのようなサプリメントで
予防することはできません。サプリメントの服用は膝蓋骨脱臼を起こしてしまった時の
関節の負担を減らすことが目的と考えていただいた方がよろしいでしょう。
診察時に触診などで膝蓋骨脱臼が認められず、日常生活でも足を挙げる、痛がるなどの
症状が全く見られないようであれば、現段階から服用させる必要性は低いかもしれません。

また、人間用のもので「骨を強化するサプリメント」というとカルシウムを含むものが
一般的です。ワンちゃんが成長に必要なカルシウム分は子犬用の総合栄養食のフードを
食べていればきちんと摂取できておりますし、カルシウム分を多く摂取しても、
膝蓋骨脱臼を予防したり症状を和らげたりすることはできません。
かえって成長期の過剰なカルシウム摂取は骨格の正常な形成を妨げることがあると
いわれています。したがいましてプー輔様のトイプードルちゃんの月齢では、
カルシウム分を多く含むサプリメントの使用は避けていただいた方がよろしいでしょう。

現在ワンちゃんの関節疾患用に販売されているサプリメントは数多くあり、
製品によってその吸収率や効果が大きく違ってくるようです。
かかりつけの先生に、プー輔様のトイプードルちゃんが現在サプリメントを使用した方が
よい状態にあるのかどうかを判断していただいた上で、もしその必要性があるのであれば、
子犬ちゃんの時期でも安心して使用できるもので、効果が期待でき、信頼できる商品を
お勧めいただくことが望ましいでしょう。

また、膝蓋骨脱臼を含め、脱臼自体を予防するには、できる限り子犬ちゃんのうちから、
関節に負担をかけないような生活習慣を身に着けさせることが
たいへん重要でございます。
以下にご案内いたしますので、参考にしていただければ幸いです。

1.適切な体重管理をしましょう。
体重の増加は膝の関節に負担をかけます。プー輔様のトイプードルちゃんは、
まだ子犬ちゃんですので、今の段階ではそれほど神経質になる必要はありませんが、
成犬になったら適正な体重を維持するように気をつけていただくとよいでしょう。
ただし、痩せ過ぎでしっかりとした筋肉がついていない状態もまた、関節に負担をかけます。
適度な運動で、筋肉を維持しながら体重管理をしましょう。

2.室内ではすべらないように注意しましょう。
フローリングの床はすべりやすく、関節に負担がかかります。
すべり止めのワックスを利用する、マット等を敷くなどの対策をしましょう。
また、爪が伸びすぎたり、足裏の毛が伸びてくるとすべりやすくなりますので、
こまめにチェックしましょう。

3.ジャンプや過度の運動を避けましょう。
ジャンプや激しい運動は関節に負担がかかります。
ぴょんぴょんと飛び跳ねたり、ソファーや階段などを昇り降りする習慣をつけない
ようにしましょう。飛び跳ねたときに、「どうしたの」などとプー輔様に声を
かけてもらったり、ケージから出してもうなどの経験をすると
「飛び跳ねたらいいことがある」と思ってしまいますので、飛び跳ねたときには、
相手になさらないほうがよろしいでしょう。
トイプードルちゃんが、相手にしてもらえずに、あきらめて飛び跳ねるのをやめた
タイミングでケージから出したり、声をかけていただくとよろしいでしょう。
根気強く、「飛び跳ねたら、いいことがなくなる」、「飛び跳ねていないときに、楽しいことが
ある」とトイプードルちゃんに伝わるようしましょう。
また、ソファの足元の位置に、トイプードルちゃん用の所定の場所をあらかじめ作って
いただいたり、階段を勝手に昇り降りできないようにのぼり口に扉を付けるなどして
物理的にガードなさるのもよろしいでしょう。
急な方向転換も、膝関節に無理な力がかかりますので、お散歩のときは、飼い主様の横を
まっすぐゆっくり歩くようにしつけておきましょう。
このためには、お散歩中にトイプードルちゃんの名前を何度もお呼びいただき、
プー輔様を意識する習慣をお付けになられ、
上手に隣を歩いているときに褒めてあげるとよろしいでしょう。

6カ月のトイプードルちゃんはかわいい盛りでしょうね。
健やかなご成長をお祈りいたしております。

寒暖の差が大きく風邪がはやっているようです。
プー輔様もお体大切にお過ごし下さい。

アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
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土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



ありがとうございました。

投稿者:ムク

投稿日:2012/10/20(Sat) 20:34

No.1737


10/5に 大事な家族 ムクが天国へ逝ってしまいました。
15歳と半分 長生きしてくれたと思う反面、もっとかわいがってあげられたのかと、ずっと家にいたらまだ生きていてくれたのかと悔む毎日です。
どれだけこの子に癒されてきたことかと亡くした今、実感しています。
睾丸ガンとアポクリン腺ガン 2年連続の手術、その後 肝臓がうまく働かなくなってからは 酷いときは毎日、最後は週に1度 お医者さんに通う日々でした。
アニコムさんの90%の保険のおかげで、本当に経済的に助かりました。この場を借りて 御礼を申し上げます。
保険がなけれムクを通わせることができなかったと思います。

これからも、かわいい家族を守る保険を継続してくださいますよう宜しくお願いいたします。

Re: ありがとうございました。

- ドッグライフカウンセラー 三留

2012/10/22(Mon) 17:15

No.1741

ムク 様

10月5日、ムクちゃんは天国へ旅立たれたのでございますね。
皆様に愛し慈しまれて、幸せにお過ごしになられ、ムクちゃんは永遠に
大切なご家族でございますね。
通院や入院、手術にあたっては、ムク様は本当によくムクちゃんを支えられ、
豊かな日々を過ごしていらっしゃったのですから、その分だけお寂しさや、
お辛さはいかばかりかと、心からお見舞い申しあげます。

そのような中、アニコム損保へ温かいお声掛けをいただきまして恐縮でございます。
ムクちゃんが紡いでくれたこのご縁に、心から感謝いたしております。
ムク様のお気持ちにお応えすべく、今後とも尽力してまいる所存でございます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

お気持ちが癒えるまでには、お時間がかかるかと存じますが、
何かございましたら、なんなりとお声掛けください。
また、万が一事務的なお手続きがお済みでない場合は、
落ち着かれましたら、一度アニコム損保にご連絡をいただければ
幸いでございます。

一日のうちでも、気温差が大きく、
体調管理の難しい時節でございます。
ムク様におかれましては、くれぐれもご自愛いただきますよう
心からお祈り申し上げます。



よく吐きます。

投稿者:みうにゃん

投稿日:2012/10/16(Tue) 14:19

No.1723

以前、動物病院で毛球症と診断されたことがあります。
長毛種なので月に何度か吐いてしまう事はあったのですが、ここ2日ばかり朝、夜吐きます。今までは吐いて毛玉が出てたのですが、今回は黄土色や透明な水を吐きます。いつもは毎日ウンチが出るのですが、今回は1日おいて、朝吐いた後ようやくウンチも出て、その中にちゃんと毛玉も入っていました。
ちなみにご飯はインドアキャットの高齢猫用のカリカリとレトルトスープを混ぜてあげています。尿と栄養と毛玉対策のものです。吐いた後、お腹が空いたと催促するので、間を空けてチュールという柔らかいおやつを猫ちゃんが立ち姿勢の状態であげたら、いま落ち着いて毛づくろいをしています。
毛球症でしょうか?ほかにどんな病気が考えられますか?
オシッコもきれいな黄色で、お水もいつもと変わりなく飲んでいます。高齢で、動物病院が大嫌いな猫ちゃんです。なるべくストレスをかけたくないので、病院へ行く前に良い方法を教えていただけませんか?

Re: よく吐きます。

- 獣医師 山田

2012/10/18(Thu) 14:50

No.1729

みうにゃん 様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
ネコちゃんが、ここ2日ばかり朝、夜と立て続けに黄土色や透明な水を吐いているとのことでございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際にネコちゃんのご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

一般的に私たち人間と比べると、ネコちゃんは「吐きやすいどうぶつ」と言えるかと存じます。
私たち人間が吐くと言うと、飲み過ぎや胃腸炎や食中毒や車酔いなど、さまざまな病気に因るもので、
いずれにしてもかなり気分が悪い状態であり、吐いた後もぐったりしてしまうことが多いのが一般的です。
一方、ネコちゃんの場合は、原因にもよりますが、吐いてもケロッとして元気なことが多く、
吐いた後でもすぐに次の食餌を欲しがったりすることもあります。
もちろん、病気等が原因で吐くことも多く、嘔吐の原因としては、次のようなものが多くみられます。
1 食餌が原因のもの(食べ過ぎ、一気食い、傷んだ食べ物、食物アレルギー、フードの変更など)
2 異物(毛玉、糸やひも、おもちゃ、ビニールなど)の摂取や中毒が原因のもの
3 食道、胃、腸、肝臓、膵臓など消化器系の異常、炎症、腫瘍などの疾患が原因のもの
4 腎疾患、ホルモンの異常、伝染病など、消化器系以外の疾患が原因のもの

ネコちゃんがたまに(月に数回程度)吐くくらいで、吐いた後ケロッとしていて、食餌も普通に食べており、
他に症状が見られないようであれば、病気とは関係のない嘔吐であり、心配ないことがほとんどです。
ただ、吐くときには胃酸や場合によって腸液などが一緒に逆流するので、その影響で食道が荒れて
食道炎を起こすこともあります。その食道炎が原因となってまた吐くという悪循環になります。
そのため、なるべく「吐かない」ようにする必要があります。

みゅうにゃん様のネコちゃんのように長毛のネコちゃんや換毛期のネコちゃんは毛玉が原因の嘔吐が
よく見られます。毛球症の場合、吐いたものに毛が混ざっている場合もありますが、混ざっていない場合でも、
飲み込んでしまった毛が原因のことがありますので注意が必要です。
これは、こまめにブラッシングをして不要な毛を飲み込まないようにすることで防ぐことができます。
毛玉をうんちに出すためのサプリメント等を使用するのもよい方法です。

また、高齢になってきたネコちゃんは、運動力の低下に伴い腸の運動力も低下し便秘しがちになります。
便秘でうんちが出ないことから、さらに胃腸運動の低下を招きます。また、排便をしぶることでおなかに力が入り、
その結果胃内のものを嘔吐してしまうことなどもあります。
このような便秘がちなネコちゃんの多くは、食事を繊維質が豊富なものに変更することで、
便が出やすくなる傾向があります。
また、水分を多く取らせることや、無理のない範囲で適度に運動をさせることも大事です。

みゅうにゃん様のネコちゃんのその後の様子はいかかでしょうか?
高齢で、動物病院が大嫌いなネコちゃんでなるべくストレスをかけたくないとの事ですが、
嘔吐が頻回に続く場合や、食欲、元気や便の状態などに変化が見られる場合は、
何らかの病気が原因で起こっている可能性があります。また、嘔吐が続くと脱水や体内の電解質バランスの
異常など様々な問題が出てきます。
ご心配な様子があるようでしたら、ご安心のためにも、早めの受診をおすすめいたします。

なお、ご通院の際には、大きめのタオルや洗濯ネットなどをご利用いただき、ネコちゃんの体を覆った状態で
キャリーバッグにお入れになられたり、クレートの周囲を覆っていただくなどして、
なるべく不安を抱かせないようになさると少しでも負担を減らしてあげられるかもしれません。

季節の変わり目で、気温の寒暖差が出てきております。
みゅうにゃん様におかれましてはくれぐれもお身体ご自愛下さい。
また、ネコちゃんもどうかお大事になさって下さい。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
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土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



Re: よく吐きます。

- みうにゃん

2012/10/21(Sun) 09:02

No.1738

ご丁寧に回答して頂き、誠にありがとうございました。
不安ばかりが先行して本当に心細かったので、とっても助かりました。猫ちゃんは相変わらず吐いてもケロッとしております。そんなことに気づく余裕もなくなっておりました。
自分もアレルギーなので、猫ちゃんが似てしまったのか定かではありませんが、私と同じくクリーミー系のスープを止めてみたら、ちょっと様子が軽くなったように見えます。でも、まだちょびっと吐いてしまうので、体の中を傷つけないように、これから、お医者さんに連れて行こうと思います。
外界の刺激から守るよう、タオルで包んであげたりと、ご意見を参考に、行って来ます。
本当にありがとうございました。



Re: よく吐きます。

- 獣医師 山田

2012/10/22(Mon) 12:39

No.1740

みゅうにゃん 様

この度はご丁寧にご返信をいただきまして、誠にありがとうございます。
ご相談の様子から、みゅうにゃん様がネコちゃんをとても大切にされていらっしゃるお気持ちが
伝わってくるようでございます。みゅうにゃん様のネコちゃんはお幸せでいらっしゃいますね。
これから動物病院さんにかかられると言うことですので、大きな問題がないことを
心よりお祈りしております。

また、気がかりなことやご心配なことがございましたら、いつでもお気軽にお声掛けください。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



トイレのしつけ

投稿者:モカいい子

投稿日:2012/10/18(Thu) 22:30

No.1731

3歳メスのトイプードルです。
これまで、ちゃんとケージの中のトイレでおしっこができていたのですが、
この3ヶ月ほど、ケージ以外の場所(お布団の上、ソファーの上、床等)で
おしっこをしてしまいます。夜間、一緒に寝ている時に自分でケージのトイレに行ってしていた子なのですが、最近何回かに一回は、家族が近くにいる時にも、部屋の中で構わずにしてしまいます。
どの様な原因が考えられるでしょうか?

Re: トイレのしつけ

- ドッグライフカウンセラー 三留 

2012/10/19(Fri) 11:48

No.1732

モカいい子 様

お散歩が心地良い頃でございますが、
モカいい子様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
モカいい子様のトイプードルちゃんがトイレ以外の決まった場所に排泄をするようになられたとのことで
ございますね。
早速ご案内をさせて頂きたく存じますが、ワンちゃんの詳しいご様子が分りかねますため、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承下さい。

まず、ワンちゃんが今までしていたトイレではなく、別なところでするようになった場合に、
考えられる原因の例をいくつか挙げさせていただきます。

 1. 今までのトイレに対して嫌なイメージができてしまった
「トイレシートが濡れていて足元が気持ち悪かった。」「トイレでオシッコをしようとしたら大きな音がして
怖い思いをした」など、トイレに対して嫌悪や怖いという感情を持つ経験をしたりすると、
以前と違うところでするようになることがあります。

2.環境の変化があった
ワンちゃんは環境の変化に敏感などうぶつさんですので、何らかの環境の変化により、排泄の場所など
が分からなくなることがあります。「ケージ内のトイレの場所の移動」や「お部屋全体の模様変え」などの
環境の変化などばかりではなく、「ご家族内の生活習慣の変化」などの場合でも
分からなくなることがあります。

3.粗相を見つけた周囲の反応
粗相を飼い主さんに叱られたことで、排泄行為そのものがいけないと思い、隠れたところで排泄をする
ようになってしまうことがあります。
また、粗相を見つけた飼い主様が「あらーっ」と声を上げた様子を「注目を浴びたこと」「ご褒美」だと
思った経験があり、トイレではない所ですることがご家族の注目を浴びることの一つの手段と
なっている。中には、粗相をしたときに、叱ろうとしたことを、ワンちゃんによっては
「騒いでくれてうれしい」と思うこともあります。

8.トイレシートと似た感触のものがある
キッチンマットなど、トイレシートと似た感触のものがあった場合、
どこでオシッコをしていいのかが分からず、区別がつかなくなることがあります。

9.体調不良による
泌尿器科などの病気があることで、排泄のリズムが変わったり、
オシッコを我慢できなくなったりして、トイレ以外のところでするようになることがあります。
自分の体調に変化や不安があり、安心して排泄ができる場所が変わった可能性もあります。
オシッコをしたばかりなのに、またしようとする、排泄のときに痛がる素振りをみせるなど、
トイプードルちゃんにいつもと違う様子がみらえるときには、一度かかりつけの病院さんに
ご相談いただくことをお勧めいたします。

以上のように、さまざまな原因が考えられますがいかがでしょうか。
お心当たりのことがおありでしたら、可能な限り、原因と思われる事を取り除いてあげると
よろしいでしょう。
ワンちゃんは環境の変化などに対して繊細ですので、どこがトイレなのかわからなくなることは
比較的よくありますが、その度、どこでオシッコをしていいのかをトイレトレーニングの
やり直しとお考え頂き、根気強く教えてあげましょう。
大切なことは、叱らず、騒がず、成功しやすい状況を整えて、偶然でも、できたら褒めることです。
そろそろ「オシッコをするかな」というタイミングでトイレへ誘導して「トイレはここよ」などと
声をかけていただき、上手くいったときには明るく、ワンちゃんが嬉しくなってしまうような
声で褒めてあげます。
上手に誘導をしてトイレを失敗する機会を減らすことで成功体験を持たせてあげ、
どこで排泄をするのか、もう一度思い出させてあげましょう。
ワンちゃんが粗相をしたときは、叱らず何もなかったかのように片付けます。
なるべくリラックスさせてあげることも大切でございます。
また、トイレのあるケージを好きなところにすることもたいへん重要です。
よろしければ、しつけ・健康関連の情報サイト「どうぶつ相談室(ハウスを好きにする)」を
ご参考になさってください。
http://www.anicom-page.com/labo/2009/04/post-136.html

また、いつも粗相をしてしまう場所がだいたい決まっているのであれば、
その場所にシートを置いていただき、もう一か所トイレを作っていただいてもよろしいかもしれません。
また、最初おは広めにシートを敷いていただくと、成功の確率が上がり、
褒めるチャンスは大きくなるでしょう。
しばらくして、何枚かのシートのうち、いつもするシートが決まってきましたら、使わないシートを
はずしていくのも一つの方法でしょう。
シートの位置を移動させるときには、数センチずつ日にちをかけて移すと
トイプードルちゃんが戸惑わないかと存じます。

アニコムでは下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への健康相談、しつけ相談サービスを
承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、
03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30(年末年始を除く)
土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

気温差が大きく、体調管理の難しい時期でございますが、モカいい子様におかれましては、
お体をご自愛いただきトイプードルちゃんと素敵な秋をお過ごしください。
今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。




Re: トイレのしつけ

- モカいい子

2012/10/20(Sat) 07:50

No.1733

三留様
ありがとうございました。
お留守番の際、私が帰宅すると大変喜んで迎えてくれていたのが、おそそをしてからは、帰宅を喜んでいるのですが、怒られるのが怖いので、嬉しい反面怖がって震える様になってしまっています。(おそそをしていない時も)
やはり、失敗した時に大きくリアクションをし過ぎていたようです。
反省しています。
なるべく心地よいトイレを目指したいと思います。



Re: トイレのしつけ

- ドッグライフカウンセラー 三留

2012/10/22(Mon) 12:24

No.1739

モカいい子 様

この度はご丁寧にご返信をいただきまして、誠にありがとうございます。
いつも応援いたしております。何かございましたら、お気軽にお声掛けください。

お散歩が心地よい季節の到来でございますね。
素敵な秋を笑顔いっぱいにお過ごしになられますよう
心からお祈りいたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



新しい家族を迎えて。悩み増えて...

投稿者:しらたま

投稿日:2012/10/16(Tue) 23:42

No.1725

10月27日で1歳になるクロ柴(クロ)です。
先日、チワワ(チコ)の妹ができました。
やきもちからか、今まで絶対しなかったトイレ以外の室内でのおしっこを私たち夫婦のベッドでしてしまいました。
特にクロがチコをいじめることもなく、チコのサークルのまわりをウロウロ。二人を室内ですこしずつ慣れさせていますが、クロがちょっかい出すというより、チコ方がちょっかいを出しています。
クロに対して私たちが今しなければならないことを教えてください。
また、クロは普段はほとんど吠えませんが、電話の音、チャイムの音がすると吠えます。いろんな情報から、電話の音を小さくしたり、チャイムが鳴ってお客様を一緒に迎える事やチャイムが鳴ったらお菓子をあげて吠えないようにするなどいろいろ工夫していますがどれもだめこのままだと、チコも一緒になって吠え出すのでは?と心配です。何かほかに方法はあるのでしょうか?

Re: 新しい家族を迎えて。悩み増...

- ドッグライフカウンセラー 三留

2012/10/18(Thu) 17:00

No.1730

しらたま 様

木々が少しずつ秋色に移ろう頃ですが
しらたま 様におかれましてはいかがお過しでしょうか。
クロちゃんはもうすぐ1歳のお誕生日をお迎えになられるとのこと、
本当におめでとうございます。
また、チコちゃんを先日お迎えになられたのですね。
少しずつ大人びてくるクロちゃんと、愛らしいチコちゃんを囲み、
しらたま様のお宅では、笑い声が溢れているのではないのでしょうか。

さて、この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
早速、ご案内をさせて頂きたく存じますが、一般的なご案内になりますことを
何卒ご了承くださいませ。

【多頭飼いについて】
新しくワンちゃんをお迎えになられると、先住のワンちゃんが縄張りや
ご家族の愛情を取られることへの不安などから、いつもと異なる行動をすることが
みられ、中には体調を崩すワンちゃんもいます。
クロちゃんは、ご夫婦のベッドでオシッコをしてしまわれたとのことで
ございますね。クロちゃんは「ボクを見て」と伝えたかったのかもしれませんね。
もし、今後もトイレ以外でオシッコをしてしまっても、叱ったり、声をあげたりせず、
いつもと同じように、出来たときだけ褒めてあげるようにしましょう。
クロちゃんを安心させてあげ、チコちゃんを、同じ群れの仲間として受け入れやすく
するためのポイントを以下、ご案内させていただきます。
参考にしていただければ幸いでございます。

1.飼い主様の確かな愛情を先住犬に確信させる
しらたま様はなるべくクロちゃんと一対一で過ごす時間をお作り頂き、
しらたま様の愛情は今までと何ら変わらないことをしっかりと伝えてあげましょう。

2.なるべく嫉妬をさせないようにする
クロちゃんの前で、チコちゃんを可愛がるところをあまり見せないようにしましょう。
例えば、ご主人様がクロちゃんと遊んでいるときに、奥様がチコちゃんの
お世話をなさるなど、なるべくクロちゃんに切ない思いをさせないようにしましょう。

2.先住のワンちゃんを優先する
先住犬が自分の位置や飼い主様からの愛情を確信することは、
新しいワンちゃんを受け入れる心の余裕を作ることに通じます。
このためにも、クロちゃんたちを呼んだり食事をお与えになられるとき、
視線を向けるとき、すべてクロちゃんを優先するようにしましょう。
優先して先住犬を扱うことは、先住犬を群れの上位の位置に落ち着かせることにも
つながります。

3.クロちゃんの縄張りを確保する
チコちゃんは元気いっぱいの小犬ちゃんですので、クロちゃんは少しゆっくりしたいと
思うときもあるかもしれませんが、このようなときに逃げられる場所を
用意してあげましょう。
クロちゃんのケージにチコちゃんが入ったときには、
「ココはクロちゃんの場所だから、ダメよ」とチコちゃんを出してしまいましょう。
今までクロちゃんが自分の場所としてくつろいできた場所は、
なるべくそのままで、クロちゃんに利用させてあげましょう。

4.「チコちゃんと一緒にいると楽しい」とクロちゃんに思わせる
クロちゃんに「チロちゃんがいると良いことがある」と
思わせてあげることが重要です。
クロちゃんはチコちゃんのサークルの回りにいらっしゃることが多いご様子ですが、
そのようなときに、しらたま様は明るい声でクロちゃんに声をかけていただいたり、
ボールで楽しく遊んだりなさるとよろしいでしょう。
チコちゃんがいると、楽しいことがあったという経験をさせてあげてください。

5.一緒の群れの存在だと自然に思わせる
ワンちゃん同士の連帯感を持たせ、また自分の縄張りから開放させてあげるためにも、
散歩などを利用していただくのも一つの方法です。チコちゃんのリードをつけての
お散歩は、ワクチン接種が完了し獣医師さんの許可が出てからですが、
ワクチン接種が完了していなくても、抱っこやキャリーバッグを利用した状態での
散策はむしろ好ましいと推奨されています。

6. 順位付けの行為を理解する
群れの中での自分の位置がはっきりしていることで、ワンちゃんたちは安心し、
どちらが上位でどちらが下位なのか明確でないと、ワンちゃんたちは不安になります。
先住のワンちゃんは後から迎えたワンちゃんにマウンティングをしたり、うなったり、
吠えたりしながら、「順位をはっきりさせよう」「ここは私の縄張りだよ」という
意志表示をすることがあります。また、子犬ちゃんにいろいろと
教えているところがみられることもあります。
また、ワンちゃんたちはケンカを通してお互いの順位を決定しようと
することがありますが、クロちゃんが正当な主張をしているときには
叱らないようにすることが大切でしょう。
ワンちゃんたちの順位を正しく扱うようにしましょう。

7.先住犬を強い存在だと思わせる
クロちゃんがチコちゃんの積極性にたじたじになることもあるかもしれませんが、
先住犬をかばわないようにしましょう。
かばったり、なぐさめたりされるのは、弱い存在だとワンちゃんたちの目には
映ります。できるだけ、クロちゃんを強い存在として、チロちゃんの目に
映るようにしましょう。
焦らず、少しずつ慣らしていくようにしましょう。

【吠えることについて】
ワンちゃんが吠える原因には、「縄張りを守ろうという防衛本能から吠える」、
「周囲のご家族に要求をして吠える」、「怖くて吠えて何とか身を守ろうとする」、
「周囲のご家族に指示をしようと吠える」など、さまざまな原因が考えられ、
原因にあった対応をすることが必要です。

以下、ご留意いただきたいポイントをご案内させていただきます。
ご参考にしていただければ幸いでございます。

1. 縄張り意識を弱めるために
クロちゃんは電話の音、チャイムの音がすると吠えるとのことですね。
どのワンちゃんにも縄張り意識がありますが、
この意識が強い子は、どうしても周囲の様子に強く反応をいたします。
この意識を弱めるためには、「パパやママが守ってくれるから大丈夫」とワンちゃんに
思わせること、そして、お家の中にケージなどの安心できる場所を用意してあげるとよろしいでしょう。
守られているという感じを伝えるためには、日常生活の中で指示にしたがったら良いことがあった、
安心だったという流れを作っていただくとよろしいでしょう。
例えば、「遊んで」とトイプードルちゃんがオモチャを持ってきたタイミングで遊び始めるのではなく、
「オスワリ」などの指示に従ったら遊んでいただく、
ご主人様が帰宅なさったときに声がけをなさる順番を
最初に奥様に声をかけていただき、その後にクロちゃん、最後にチロちゃんに声をかけるようにすること
などにご注意いただくとよろしいでしょう。
落ち着いたときによいことがあるということを教えることも重要でしょう。
また、お散歩のとき、行っていいところ、いけないところをしっかりとクロちゃんにお伝えいただき、
車道を渡るときには、オスワリをさせて、しらたま様に安全を守ってもらっているということを
教えてあげましょう。

2.ワンちゃんが吠えたときの対応について
しらたま様は電話の音を小さくなさったとのことですが、
クロちゃんの様子は変わりないとのことでございますね。
同じ反応であっても、反応の度合いが変わる可能性もございますので、
なるべく小さくなさっておくのもよろしいでしょう。
また、インターフォンがなった時やご来客時にオヤツをお与えにならえるというのも
よろしいと思いますが、インターフォンがなって、吠えているときに、オヤツで気持ちをそらすと、
吠えたらオヤツをもらえると思ってしまうので、ご注意ください。
吠えない状況を作って、オヤツを与えるということを、日頃からご夫婦で練習をなさって
いただくのもよろしいでしょう。
例えば奥様にインターフォンを鳴らしていただきます。
鳴った瞬間のクロちゃんの様子をご覧になられていると、耳をピクつかせているが、
まだ吠えていない様子のときがあると思いますが、
このまだ吠えていない状態のときに、「オスワリ」とおっしゃっていただき、
その直後にオヤツを与えていただくとよろしいでしょう。
また、ケージをご利用なさるなど、吠える以外のことをさせていただき、
吠えないでいることを褒めてあげる習慣をつけましょう。
このほかのご家族様にご注意いただきたい点でございます。

(1) 飼い主さんの動じない姿勢が重要
ワンちゃんは一度、興奮して吠え始めると、なかなか止まず、大声で叱っても、
「パパやママが応援してくれている」とばかりに、余計興奮することがありますが、
クロちゃんはいかがでしょうか。
吠えたときに落ち着いた声で叱って効果が見られないのであれば、
かえって相手にせず、ゆったりと落ち着いた様子でいらっしゃったほうが、
よろしいかもしれません。
特に、ワンちゃんはご家族の気持ちを把握する力がたいへん優れていますので、
ご家族が外の音に「また吠えるのでは」と不安に思ったり、インターフォンにあわてて
出たりすることがかえってワンちゃんの縄張り意識を刺激する場合もあります。
「外の音は怖がる必要がない」、「何があってもパパやママが守ってくれるから大丈夫」だと
教えるためには、デンと構えて、動じないパパとママという雰囲気を見せることも重要です。

(2)お家の中に安心できる場所を作る
先に縄張り意識を弱くするために、ケージなどの安心できる場所がお家の中にあるということが
望ましいとご案内いたしましたが、
クロちゃんにとってケージはどのような場所でしょうか。
叱られたときに入るなど、ケージの中に嫌なイメージがおありでしたら、
ケージに入ると楽しいことがある、ケージはのんびりできるというイメージ作りを根気強くして
いただき、少しずつケージを好きなところにしていただいてはいかがでしょうか。
ケージを好きな場所にするためには、「ケージの中に入ると、いつもお留守番だ」と
クロちゃんが理解してしまっているのであれば、日頃からケージをご利用なさり、
ケージに入るといいことがあると思わせてあげるとよろしいでしょう。
お散歩やお食事の後などにケージの中でまどろむ
ようにしたりケージの中に入ったら、好きなオモチャを与えてあげたらいかがでしょうか。
ケージでなくてもお出かけのときに利用なさるキャリーバッグやクレートをご利用いただいて
「怖い!」というときに逃げ込める場所を用意してあげましょう。

(3)外の物音が気にならない環境を作る
クロちゃんが、玄関や窓の外の様子がよく見渡せる場所でいつも過ごしているのであれば、
カーテンを引いたり、外を見渡せる場所に行かれないようにしたり、
パーテーションで目隠しをするなど、外の様子や音が気にならない環境を作ることも大切です。
また、ラジオやテレビをつけておくのもよろしいでしょう。

クロちゃんとチコちゃんのお健やかなご成長を心からお祈りいたしております。
アニコムでは下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への健康相談、しつけ相談サービスを
承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、
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土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

日々、気温差が大きく、体調管理の難しい頃ですが、くれぐれもお体ご自愛ください。
いつも応援いたしております。
今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。