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フィラリア予防薬について

投稿者:jane

投稿日:2013/02/06(Wed) 13:50

No.1906

友人が保護した被災犬がフィラリア陽性で、予防薬(カルメドッグ)を通年投与しているのですが、犬が食べないので小さく刻んだものを豚ひき肉で包み、だし汁で煮込んだのち投与しているとのことですが、加熱による変性などで十分な効き目が得られないのではないかと心配しています
年齢は不詳ですが高齢の犬のようです
宜しくお願いします

Re: フィラリア予防薬について

- 獣医師 岸田

2013/02/08(Fri) 18:09

No.1913

jane 様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
ご友人様の保護されたワンちゃんがフィラリア予防薬のカルドメックをそのままでは食べないため
加熱調理して与えているけれども、効果がきちんとあるかどうかご心配されているという
ご相談でございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

フィラリア予防薬のカルドメックには錠剤とチュアブルタイプの2種類がございます。
カルドメック錠にはイベルメクチン、カルドメックチュアブルにはイベルメクチンとピランテルパモ酸塩
という駆虫薬が含まれています。
このうち、イベルメクチンという成分がフィラリアの幼虫を駆虫する効果があり、
これらの薬がフィラリア症の予防や治療に使われています。
このイベルメクチンが加熱調理によって効力を失うものであるのかどうか、
弊社では情報を持ち合わせておらず、ご案内することができないことを
ご了承いただきたく存じます。大変申し訳ありません。

カルドメックを製造、販売されていらっしゃるメーカー様に直接お問い合わせいただくと、
回答が得られるのはないかと思いますが、
ただ、メーカー様の方でも加熱調理した状態で臨床試験を行っているわけではないと思いますので、
効果の有無についてはっきりしたことが言えないという可能性もあるかもしれません。
できれば、薬自体を加熱調理するのではなく、
加熱調理したものの中に薬を砕いて埋め込むなど、なるべくそのままの状態で飲ませることができれば、
その方が望ましいのではないでしょうか。

ご友人様の保護されたワンちゃんの場合、豚ひき肉でつくったお団子をだし汁で煮込んだものを
食べてくれるようですので、先にお団子をつくってから中にお薬を隠すようなことはできないでしょうか。
もし現在チュアブルタイプをご使用で、お団子の中に隠すことが難しいようであれば、
錠剤タイプのものにしていただいて、そのままあるいは小さく割ってから入れていただくと
よろしいかもしれません。
イベルメクチンの錠剤はカルドメック以外にも数種類ございますし、
また、効果は若干変わりますが、フィラリア陽性のワンちゃんでも比較的安全に使える薬として、
他にモキシデクチンの錠剤などもございます。
現在処方されているお薬をワンちゃんが飲みたがらないことをお伝えして、
一度かかりつけの先生にご相談いただくとよろしいと思います。

ワンちゃんが自らすすんでお薬を飲みたがることはほとんどありませんので、
ワンちゃんへの投薬でご苦労される飼い主様はたくさんいらっしゃいます。
どうぶつ相談室の以下の記事でもワンちゃんへの投薬のコツについてご案内していますので、
参考にしていただけると幸いでございます。
ワンちゃんへの投薬について http://www.anicom-page.com/labo/2012/02/post-422.html

ご友人様が保護されたワンちゃんは震災でご家族様と別れ、つらい思いをされたのでしょうね。
とてもいい方に保護されて、フィラリア症の治療もきちんと行ってもらい、本当によかったですね。
心温かい保護主様のもとで、ワンちゃんが穏やかに元気に過ごせることをお祈りしております。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っております。
状況をお伺いした上でより具体的なご案内ができると思いますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。



よろしくお願いします

投稿者:piyomama

投稿日:2013/02/06(Wed) 15:57

No.1908

お世話になります。
トイプードル8ヶ月雌について相談でございます。
1. 我が家にきた当初より便を食べ行為が ありました。
すぐに片付けるなど対応してますが、お留守番中は防ぐ事ができません。やめさせる方法はありますでしょうか。
2. 今食べているドライフードの注意書きに従って同じ銘柄のアダルト用に移行しようと少量からスタートしましたが、便の回数が増えて軟便から水の状態になります。これはフードが合わないのか、うちの子には時期が早いのかいかがでしょうか。
以上2点お願いします。

Re: よろしくお願いします

- ペット栄養管理士 三留

2013/02/08(Fri) 18:06

No.1912

piyomama 様

梅の花が春の訪れを告げる頃でございますが、piyomama様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
トイプードルちゃんは8ヶ月になられ、愛らしさの中に少しずつ大人の雰囲気を
お感じなのではないでしょうか。ご成長が楽しみですね。
さて、このたびはご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子等を拝見していませんので
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承くださいませ。

1. ウンチを食べることについて
ワンちゃんの世界では、母犬は赤ちゃんワンちゃんのウンチを食べますが、
これはウンチをそのまま置いておくということは、子犬の存在を外敵にしらせることになり、
子犬を守るためから、あるいは、巣穴の中の衛生状態を保つためではないかといわれています。
このようなこともあるのかもしれませんが、ワンちゃんがウンチを食べることは珍しいことではなく、
特に子犬ちゃんではよくみられます。
以下、考えられる原因と対応についてご案内をさせていただきますので、
ご参考にしていただければ幸いでございます。

【原因】
1.食事の量が多すぎたり少なすぎたりして、適量でない
2.ウンチに食事の匂いが残っている
3.好奇心から食べてしまう
4.ウンチを片付けているつもりで食べてしまっている
5.排泄の失敗を叱られた経験からウンチをすることがいけない行為と思い、ウンチを隠すため
食べるようになる
6.ウンチを食べたときに周囲がびっくりして声をかけてもらった経験を、構ってもらえると思い、
注意をひきたくて食べてしまう
8.退屈のあまりウンチで遊んでいる間に食べてしまう
9.寄生虫感染
10.消化不良    など

このようにさまざまな原因が考えられます。
なお、ウンチを食べることで、何か健康上の問題が生じるのではないかということに関しては、
あまりご心配をなさらなくてもよろしいかとは存じますが、
しかしながら、寄生虫がいることで栄養が十分に摂れていないことによる
場合も中にはございます。また、消化が不十分でウンチから食べ物の匂いがしていることも
考えられます。
トイプードルちゃんの健康状態に問題が無いかどうか確認して頂くために、
ウンチを動物病院にお持ちになり、お腹に寄生虫がいないか等のチェック
をしていただき、その際に便の消化状況も併せてみていただくとご安心でしょう。

【対応について】
先にご案内をさせていただいたとおり、ワンちゃんが最初にウンチを口にするようになった
経緯にはさまざまな原因があり、そのまま癖付いてしまうことも
ございます。ウンチが、ワンちゃんにとって遊びの対象
になっているのかもしれませんし、
たまたま、ウンチで遊んでいるときに、飼い主様が驚いたり、叱ったりして声をかけた様子を
飼い主様に構ってもらえたと思い、ウンチに執着している可能性もございますので、
ワンちゃんのウンチへの執着心を和らげることが大切でしょう。
まずは、piyomama様がなさっているように、ウンチをしたらすぐ片付けるようになさることで、
ウンチを食べるチャンスを与えないことが大切ですが、
ウンチをした瞬間にあわてて駆け寄り、急いで片付ける飼い主様の様子を
「飼い主様もウンチを欲しがっているみたい。飼い主様に取られまい」と
かえってウンチへの執着心を強くして急いで食べようとしたり、
目が届かないうちに食べてしまおうとしたりするワンちゃんも見られます。
ウンチへの執着心を軽減するためには、排便後、可能な限りトイプードルちゃんの
気持ちをウンチから離してしまうことが重要でしょう。
具体的には、トイプードルちゃんを少し離れたところから呼んで、
ウンチのあるところから少し離れたところで、
「上手にできてお利口ね」と褒めていただき、おもちゃなどで遊ばせてあげているうちに、
さっと片付けてしまいます。
あるいは、ボールなどを転がして気持ちをそらしてしまい、ワンちゃんがボールなどで
遊んでいる間に片付けてしまいましょう。

また、ワンちゃんがウンチを食べようとした素振りに気付いたときには、
とにかく低くて落ち着いた声で叱っていたければと存じます。
このとき、あわてたり騒いだりすると、「ウンチを食べようとすること=注目してもらえること」と
思わせてしまい、逆効果になってしまうこともみられます。
偶然でもウンチを食べるのを躊躇してやめたら、褒めてあげましょう。
その際、大好きなオモチャで遊んであげるなど、
ウンチを食べないでいたら良いことがあると教えてあげましょう。

piyomama様がおっしゃるように、お留守番のときの対応はなかなか難しいのですが、
お出かけの前などには、お散歩を長めになさって
お散歩中に排便を済ませておくとよろしいでしょう。
また、ご帰宅なさったとき、トイプードルちゃんがウンチを食べていたことに気がついた際の
ご対応でございますが、「ウンチを食べること=構ってもらえる」という状況にならない
ためにも騒いだりせず、知らん顔をなさっていたほうがよろしいでしょう。

今はまだウンチの回数も多いかもしれませんが、
成長にしたがい、排泄の回数も減ってくる傾向にありますので
だんだんコントロールしやすくなるようでございます。
このほかにも、食糞防止のための商品がペットショップさんなどで販売されている
ようですが、この効果については、個体差もあるようでしょうし、詳しい情報も持ち合わせて
おりませんので、お店の方にお問い合わせいただければと存じます。

2. お食事の切り替えについて
お食事をパピー用のお食事と同じ銘柄のアダルト用に移行しようと少量からスタートされたところ、
ウンチの回数が増えて、水様性のウンチをするようになられたとのことでございますね。
パピーちゃんの時期のお食事は、健康維持のためだけではなく、成長のために栄養価、カロリーともに、
特別に多く必要ですが、成長が落ち着く8ヶ月から1歳ごろで、アダルト用のお食事に
少しずつ移行いたします。
子犬の頃は消化吸収の能力が、まだ十分に発達していないことなどもあり、
パピー用のお食事は、胃腸に優しい高消化なお食事であることが多いかと思います。
ワンちゃんの成長のスピードはそれぞれで異なりますので、消化や吸収する能力が
まだフードの切り替えに十分対応しきれないと、アダルトのお食事に切替えたとき、
トイプードルちゃんのように回数が増えたり、下痢をすることがございます。
トイプードルちゃんは8ヶ月とのことですので、時期的にまだ早いという可能性、
またフードがトイプードルちゃんに合っていない可能性とどちらの可能性も考えられますが、
いずれにせよ、しっかりと消化吸収できる状態を作ってあげることが必要でしょう。
パピー用のお食事のときのウンチはいかがでしたでしょうか。
そのころのウンチが良い状態であれば、そのときのお食事に戻していただくとよろしいでしょう。
8ヶ月ぐらいですと、消化吸収の能力自体が、まだしっかりと出来上がっていない可能性も
あるかもしれませんので、1〜2ヶ月くらい様子をご覧いただき、体調をみながら10日ほどかけて
少しずつアダルト用のお食事に切り替えていただいてはいかがでしょうか。
パピー用のお食事にアダルト用のお食事を
最初は1割、次は2割・・・という具合に増やしていただき、
もし、ウンチの状態が軟らかくなったらもとの状態に戻していただきながら
移行していただければと存じます。

一方で、お食事そのものがトイプードルちゃんのお身体にあわないとすると、
数ヶ月して、アダルト用のお食事を加えたときにウンチの状態が変わってしまう可能性もございます。
そのような場合は、トイプードルちゃんに合うお食事を探していただく必要がございます。
この場合は、できるだけ消化がよく、胃腸に負担をかけないタイプのお食事が好ましく、
そのようなことを目的とする療法食もございます。
また、ワンちゃんにとって、アレルゲンとなる食品に反応して
下痢そしてしまうケースも中にはございますので、
かかりつけの獣医師さんにご相談いただくのもよろしいでしょう。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っております。
気がかりなことがございましたら、お気軽にご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

春はもうすぐそこまできていますが、
しばらくは厳しい寒さが続くかと存じます。
piyomama様におかれましては、お体をご自愛くださいませ。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます



多頭飼い、お迎えの間隔について

投稿者:nuko

投稿日:2013/02/05(Tue) 14:15

No.1904

お世話になります。
2012年下半期生まれの猫を3匹迎えて、暮らしております。
家の設え等猫に向くように新築中ですが、迎えるとしてもあと1匹だと思っております。

これまで書籍やネット上の情報などで、同じくらいの月齢もしくは仔猫どうしなら馴染みやすいと思っておりましたので、近い月齢の仔だけ迎えております。
ですが、ブリーディングをされている方から、多頭飼いする方は1年か2年離して迎えていらっしゃいますよ、との指摘を受けました。

どちらが本当のことを言っているのでしょうか。
私としては近い月齢で…と思うのですが。

なお現在飼っている仔は完全室内飼い、適宜去勢・避妊手術を受け、クリニックにも適宜通院しております。
猫どうし小競り合いはあっても、仲間はずれもなくお互いに舐め合うなどしております。

Re: 多頭飼い、お迎えの間隔につ...

- ドッグライフカウンセラー 三留

2013/02/06(Wed) 15:46

No.1907

nuko 様

春の温もりが恋しい頃ですが、
nuko様のネコちゃんたちは元気に日向ぼっこを楽しんでいらっしゃいますでしょうか。
この度はご相談を頂戴いたしましてありがとうございます。
早速、ご案内をさせていただきたく存じますが、
一般的なご案内になりますことを何卒ご了承ください。

nuko様のお宅には月齢の近い子ネコちゃんが3頭いらっしゃるとのこと、素敵でございますね。
ネコちゃんたちの愛らしい仕草に笑顔が絶えないのではないでしょうか。
また、この度、nuko様におかれましては、ネコちゃんのブリーダーさんから
多頭でネコちゃんとお暮らしの方には1〜2歳ほど歳を離してお迎えになられる方が
多いとお聞きになられたとのことですね。

多頭のネコちゃんとお暮らしになられる場合、何より大切なのは、ネコちゃん同士の相性でございます。
月齢等の条件を考慮なさってお迎えになられても、相性が悪ければ
一緒に暮らすこともままならないケースもみられます。
一方で、条件等があわないように思えても、ネコちゃん同士の相性がよく、
問題なく暮らすお宅もたくさんございます。
ネコちゃんを多頭で飼育をなさる場合、最初は1頭で飼育されており、1年ほどして、
可愛いので「もう1頭いたらいいね」とお考えになられるなど、
結果的に、月齢が離れた状態で飼育なさることとなるケースも多くございます。

ただ、nuko様のお宅のように、幼い頃から一緒に暮らすようになさることは、
他のどうぶつや物事や人になじむ能力が高い時期ですので、
スムーズに新しいネコちゃんを受入れることに繋がりやすいのではないかと存じます。
先住のネコちゃんも、お宅での生活が長くなり、また、性的に成熟する頃になると、
より縄張り意識も強くなり、警戒心も発達しますので、
新しく子ネコちゃんを迎えるときに、先住のネコちゃんが体調を崩すこともございます。
このような点からも、nuko様のお宅のように、子ネコちゃん同士ですと、
先住のネコちゃん達へのストレスも小さく済むのではないでしょうか。

また、スムーズな多頭のネコちゃんとの生活をなさるためには、
もちろん、nuko様がされているように、避妊・去勢手術を適宜なさることは大切です。
この他にも、縄張りを分け合えることができるように、隠れる場所を何箇所か作っていただく、
トイレの個数を多目にご用意いただく(少なくとも頭数+1個)、
上下運動ができるように家具などの配置を工夫するなども
ネコちゃん達の生活を快適にするポイントでございます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。
●あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみとなります。

建築中のお宅の完成が待ち遠しいですね。
nuko様がネコちゃんたちにとって幸せな環境を作っていらっしゃるので、
ネコちゃん達は、にぎやかに楽しんでいらっしゃるようでございますね。
どうか、ネコちゃん達と笑顔に溢れたときをお過ごしください。
ネコちゃん達のお健やかなご成長をお祈りいたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



分離不安症なのでしょうか…

投稿者:みらい

投稿日:2013/02/03(Sun) 23:15

No.1901


ミニチュアダックス♂8歳です。
1ヶ月程前、震えの症状から病院通いしていますが
今だ震えが治まらない事から、医師に分離不安症(恐怖症)の
可能性があると言われました。
特に生活環境で変わった事もないのに、突然分離不安症になるのでしょうか?
また、下記の症状で分離不安症(恐怖症)の可能性はありますか?

【症状】
・食欲は、今までと変わりなくあります。
・気がつくと震えていたり、震えて無くても目が合ったり
抱っこすると震え出したりします。
(小刻みに短い時で1分、長ければ10分以上震えます
この震えが1日平均4〜5回起こります)
おやつなどをあげると、治まる事が多いです。
・今までは、外に連れ出しても大丈夫だったのですが
症状が出始めてから何処に連れて行くにも震えます。
・ここ2日、今までに聞いた事が無い声でパニックになった様に
泣きさけびます。

【生活環境】
・完全室内犬です。もう一匹ミニチュアダックス♂が居ます。
・24時間家族の誰かは居るので、犬だけでの留守番は6年近くしていません。
・小さな時からゲージに入れる事はなく家の中や庭を自由にさせてます。
なので、散歩も月1程度です。
・寝る時は、人と同じ布団で寝ています。
・上記の事は、飼育上いけない事と解っていますが、どうしても甘やかしてしまいます。
・病院は、小さな時から定期的に通っている病院です。

【性格】
・小さな時から、インターホンや散歩時にすれ違う人に
異常に吠えたり、トリーミングで預けると、オシッコやうんちを
漏らしたりしていました。
・我が強く、わがままです
・人が出かける時は知らん振りですが
帰って来た時は凄くよろこんで
走ったりジャンプしたりします

 【その他】
・病院では胃腸炎・ヘルニア・膀胱炎の治療をしてもらいました。
・色々な検査の結果、心臓肥大と真菌性皮膚炎が見つかり
現在も治療中で毎日薬を飲み、週1で通院しています。


気になるのは、検査の為、半日入院しましたが、愛犬にとって
家族・もう一匹のワンコと離れて、一匹ぼっちになったのは
初めての事でした。

以上な事から、分離不安症(恐怖症)の可能性はあるでしょうか?
もし、そうならば今後どの様に対応していけば良いでしょうか?
医師からは、愛犬を無視する事と言われましたが
急に態度を変えても大丈夫でしょうか?

Re: 分離不安症なのでしょうか…

- ドッグライフカウンセラー 三留

2013/02/05(Tue) 12:02

No.1903

みらい 様

梅の開花の報せに春の訪れを感じる頃ですが、
みらい様におかれましては、いかがお過しでしょうか?

この度は、お問合せを頂戴致しまして、誠にありがとうございます。
みらい様のミニチュアダックスちゃんに1か月ほど震えるご様子がみられ、
分離不安による変化ではないかとご心配なさっていらっしゃるとのことでございますね。
さっそくご案内をさせて頂きたく存じますが、ミニチュアダックスちゃんの詳しいご様子が
分りかねますため、一般的なご案内になりますことを何卒ご了承下さいませ。

ワンちゃんに「震える」という症状が見られる場合、
一般的には「寒い」「痛い」「怖い」のどれかが原因となっているといわれます。
ワンちゃんは一般的に、暑さに比べて寒さには強いと思われていますが、小さいころから温度環境の
整った室内で育ったワンちゃんや小型犬のワンちゃんは寒さには弱い子が多いようです。
また、老齢のワンちゃんでは甲状腺機能の低下などが原因で、寒さに弱くなって震えの症状が
見られることもあります。
気温が低い時、暖かいところから寒い所に出た時などに震えることが多いようでしたら、
寒さからの震えの可能性もあるかもしれません。
また、ワンちゃんは「お腹が痛い」「腰が痛い」「足が痛い」などの「痛み」で震えることもございます。
震えの症状が見られる時に身体に触れてみると、痛いところに触れられたときに緊張して力を入れたり、
嫌がって噛みつこうとしたりすることで、どこの部位が痛いのか推測できることもございますが、
痛みで全身的に緊張していて部位の特定が難しいこともあります。
椎間板ヘルニアや関節疾患、腰痛などから来る痛みは、レントゲン検査だけではわからないこともあり、
試験的治療やCTやMRIなどの特殊な画像診断が必要になることもあります。
また、熱があったり、低血糖をおこしていたりなどの痛み以外の体調不良がもとで震えることも
ございます。ミニチュアダックスちゃんは通院をされ、食欲もいつもと変わらないとのことですので、
身体的な問題に関しては大丈夫とのことでございますね。

次に、恐い、不安などの何らかの精神的なことが原因となっている震えもございます。
また、何らかの原因でミニュチュアダックスちゃんが震えたとき、
周囲の方が、「どうしたのかしら。」と不安げにワンちゃんをみつめたりすることで、
震えるという行動が、周囲の皆様の関心を得るための有効な経験として
強化されることもございます。

さて、みらい様は分離不安についてかかりつけの先生からお聞きになられたとのことでございますね。
分離不安症とは飼い主様がワンちゃんの側から離れてしまうのではないか、
また、いらっしゃらない事への不安が原因となり、ワンちゃんが問題となるような行動を起こす状態の
総称でございます。
ワンちゃんはもともと数頭の群れで協力して狩りをして生活をしてきた社会性の豊かなどうぶつです。
そのため、群れから離れることに不安を感じるのは当たり前のことともいえ、どの子も多かれ少なかれ、
分離不安気味なのかもしれませんが、中には日常生活に支障がみられることもございます。
行動の変化の例といたしましては、
・飼い主の留守中に物などを破壊する
・飼い主が出かけようとすると吠え始める
・飼い主の留守中に自分の手足を舐めたり噛んだりする
・お留守の間にトイレではない場所でおしっこやウンチをしてしまう
などが挙げられます。
これらは、ワンちゃんが不安から混乱を起こしていることが原因となっていることですので、
叱ったりせず、少しずつ一人でいることへの自信を持たせてあげることが大切でございます。
また、飼い主様の不在はごく普通の日常の一つだと、さりげなく振舞ってあげることも大切でございます。

みらい様は、ワンちゃんだけをお宅に残してお留守をなさることがないとのことですね。
分離不安傾向のみられるワンちゃんは、お家の中でも部屋にポツリと置いていかれるのではないかと
飼い主さんが離れる気配を感じただけで、そわそわとし始めることがよくみられます。
ミニチュアダックスちゃんは「お出かけのときには知らん顔をしている」とのことですので、
お話をお伺いした範囲ではあまりご心配なさることはないのではないかと存じます。
ワンちゃんは、ご家族様やもう一頭のミニュチュアダックスちゃんと離れて半日検査のため
入院をされたとのことですが、入院なさった病院さんも、今までなじんでいる病院さんだった
とのことですので、入院時のことがストレスになっていることもあまり考えにくいのではないかと存じます。

みらい様からお伺いしたご様子から気になった点でございますが、震えていなくても目があったり、
抱っこをすると震える、あるいはおやつなどをあげるとおさまることが多いとのことですので、
震えることで、ご家族の関心を得られると思っているのではないかと推測いたしましたが、
そのようなことは考えられませんでしょうか。
このような点を考えますと、かかりつけの獣医師さんが示唆なさったように、
震えたときに、声をかけないことが必要かもしれません。

ワンちゃんは不安なこと、大きく心が動いたできごとが目の前にあったとき、
ちらりと飼い主さんの表情をみることがございます。
このときに、「ママが大丈夫そうな顔をしているから、平気かもしれない」と思わせてあげることが
たいへん重要でしょう。
したがいまして、ワンちゃんが不安そうな表情のときほど、飼い主様は平然と、毅然とした表情をみせて
あげてくださいませ。特に、みらい様のミニチュアダックスちゃんは、小さなときからトリミングに預けると、
オシッコやウンチをもらすことがあったとのことですね。
ミニュチュアダックスちゃんは、心の根っこのところでは、気持ちの大人しいワンちゃんではないでしょうか。
このようなワンちゃんには、自信をつけさせていただくことも大切でございます。
できるだけ、よい状態のときに褒めてあげ、守られているから安心すればいい、という雰囲気を
感じさせていただければと存じます。
トリミングのときの現在のミニュチュアダックスちゃんちゃんのご様子はいかがでしょうか。
もし、あまり好きでない様子がみられるようでしたら、トリミングにお預けになられるとき、
いかにも楽しいところにいけるのよ、という表情で、トリマーさんとにこやかに談笑なさり、
終わった後、お利口だったね、と明るい声で褒めてあげましょう。
また、興奮しているとき、緊張しているとき、不安そうなとき、「どうしたの」などと声をかけたり、
視線を向けたりなさらないほうがよろしいでしょう。
そのようなときは、状況にもよりますが、オスワリをさせてあげたり、お気に入りのクッションの上で
寛がせていただいたりなさって、なるべくゆったりとリラックスをさせてあげていただき、良い状態のときに、
声をかけてあげることで、どのような状態が望ましいのか教えてあげましょう。

震えていないときに、楽しく遊んでいただくなどなさって、震えていないときに、構ってもらえると
感じさせてあげてください。震えているときに抱っこをしてあげるのではなく、
震えていないときに抱っこをしてあげましょう。

また、ワンちゃんの気持ちを安定させてあげるためには、
みらい様のご家庭で、核となり、ご家族という群れを動かしているのは、人間のご家族様であり、
人間のご家族様はたくましく頼れる存在であると感じさせてあげ、
ワンちゃんたちは、指示に従っていれば安心であると教えてあげましょう。
お食事のとき、ボールで遊ぶとき、「オスワリ」と指示を出していただき、
指示にしたがったら楽しいことがあると教えてあげてもよろしいでしょう。
また、お家の中に、恐いとき、不安なとき、身を隠し安心できる場所を用意していただくことも必要でしょう。
もし、お出かけのときに利用されるクレートやキャリーバックがおありでしたら、
お部屋の中においていただき、中にお気に入りのオモチャやタオルなどを入れて
入ると良いことがあるというイメージ付けをなさっていただくとよろしいでしょう。

ミニチュアダックスちゃんは、もともとは猟をしていたワンちゃんですので、
エネルギーを上手に発散させてあげることも必要です。
お散歩はエネルギーを発散させるためにも、豊かなコミュニケーションのためにもたいへん有効
ですので、暖かい時間などにできるだけお時間を割いていただければと存じます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

少しずつ春の温もりを感じる頃ですが、
まだまだ厳しい寒さが続くと思われます。
みらい様におかれましては、くれぐれもお身体ご自愛くださいませ。
今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。



誤飲

投稿者:gonta

投稿日:2013/02/03(Sun) 11:57

No.1900

落花生を1個たべてしまいました、5.5kgのトイピードルです。

Re: 誤飲

- 獣医師 山田

2013/02/04(Mon) 16:39

No.1902

Gonta 様

春が待ち遠しい頃でございますが、
gonta様におかれましては、いかがお過しでしょうか。

この度はご相談いただきありがとうございます。
5.5kgになるトイプードルちゃんが、落花生を1個食べてしまい、
ご心配とのことでございますね。
早速ご案内させていただきたく存じますが、トイプードルちゃんの実際のご様子を
拝見していませんので、一般的なご案内となりますことをご了承くださいませ。

gonta様のトイプードルちゃんは、落花生を殻ごと食べてしまったのでしょうか。
あるいは、中のピーナッツだけを食べてしまったのでしょうか。
殻ごと食べてしまった場合と、中のピーナッツを食べてしまった場合とで、
起こりうる症状が多少異なってきます。

落花生を殻ごと食べた場合は、胃での消化に時間がかかるため、胃もたれや不快感など
がおこり、嘔吐や食欲不振などが出てくる可能性がございます。
また、落花生を殻ごと噛まずに丸呑みした場合には、そのまま、あるいは消化されて
糞便に出てきたら良いのですが、場合によっては殻が上手く消化できずに胃の中に
そのまま止まってしまったり、胃から十二指腸へ落花生が流れ、消化管の中で詰まってしまい、
腸閉塞を起こす可能性もございます。
腸閉塞の症状は多岐にわたり、食欲不振や嘔吐、活動性の低下など様々です。
殻ごとの落花生が胃の中に止まっているようでしたら催吐処置や内視鏡で取り出す
ことができる場合もありますが、腸の方に流れて腸閉塞を起こしてしまうと、
開腹手術が必要になります。
万が一殻ごとの落花生を噛まずに丸呑みした可能性が高いようでしたら、
念のため、かかりつけの病院さんを受診され、ご相談されておいた方が安心かと思います。

殻ごとではなくピーナッツをそのまま食べた場合に起こりうる症状は嘔吐や下痢などの
消化器症状が多いかと思います。
ピーナッツは50%以上が油分でできていると言われており、
人間用に加工されたものは塩分が付着している場合もございます。
このように油分や塩分を大量に取ってしまうと、消化酵素を分泌する膵臓に負担がかかり
急性膵炎を起こす可能性や、消化吸収が悪いので胃腸炎を起こしてしまう可能性や、
普段食べなれないものを食べた事で、胃腸が驚き、軽度の胃腸炎を起こし
嘔吐する場合などがございます。
また、その症状も軽度から重度まで様々で、落花生をどれだけ食べたかや、
ワンちゃんの感受性によって変わってきます。

gonta様のトイプードルちゃんは落花生を1個食べたとのことですね。
その後、体調不良などは出ていないでしょうか。
落花生1個であれば、おそらくそれほど胃腸の負担にはなっていないとは思いますが、
今後、嘔吐や下痢、食欲低下、活動性の低下などが認められないか注意深く経過観察
していただきたいと思います。
いつもと様子が異なる様であれば、早急にかかりつけの動物病院を受診して頂きます
ようお願いいたします。


寒い日が続き、体調を崩されやすい時期ではございますが、gonta様に
おかれましては、お風邪など召されませぬよう、十分にご自愛くださいませ。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
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