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無題

投稿者:みみこ

投稿日:2013/08/19(Mon) 13:27

No.2235

いつもお世話になっております。もうすぐ7カ月になる、トイプードルです。もともと食が細いのですが、動物用のふりかけを使ったりして最近は少しよくなっていたのですが、夏バテなのか味に飽きたのか、また食べなくなってしまいました。かつおぶしを乗せてあげると少し食べるようになったのですが、いぬに与えても問題ないでしょうか?「魚なんだからいい。」っていう人と「人間の食べ物は与えない方がいい。」という人と、意見がいろいろあって迷っています。

あと、こういう食べない時にウェットのフードを混ぜるのはどうでしょうか?ウェットを混ぜると、ずっとそうしないと食べなくなると獣医さんに言われたのですが、それよりも食べてくれた方がいいのかなあと思ったり・・・。

元気は普通にあって変わった様子はありません。水も飲んでいますし、排せつも問題ありません。昼間暑い時はあまり動かないでいる事が多いですが、病気を疑わせるようなものではありません。

Re: 無題

- ペット栄養管理士 三留

2013/08/20(Tue) 18:13

No.2239

みみこ 様

秋の便りが待ち遠しい頃でございますが、みみこ様におかれましては、
いかがお過しでしょうか。
トイプードルはもう7ヶ月になられるのでございますね。
少しずつ大人の表情が見られ、トイプードルちゃんの愛らしさは、
ご家族様をますます虜にしてしまっているのではないでしょうか。

さて、この度はご相談を頂戴いたしまして誠にありがとうございます。
トイプードルちゃんがこのところ、食べなくなってきているとのことでございますね。
みみこ様がおっしゃるように、夏の暑さのせいということもあるかもしれませんが、
それ以外にも、成長が落ち着いてきたせいで、体が要求するエネルギーそのものが
少なくなっていることも関係があるかもしれません。
どの小犬ちゃんも、ちょうどトイプードルちゃんくらいの月齢になると、
食べる量が減ることは一般的でございます。
現在与えていらっしゃる幼犬用のお食事はカロリーや栄養価が成長著しい
小犬ちゃんに適したように高く作られておりますが、これから一歳頃にかけて、
お食事を成犬用のものにお切り替えになるかと存じます。
その際は、急に切り替えるのではなく、少しずつ、大人のお食事の配合の割合を
増やすことで、トイプードルちゃんの体にスムーズに慣らしていただければ
と存じます。
みみこ様のワンちゃんは、元気もあり、排泄等も良い状態とのことでございますね。
今回のご案内に関しましては、健康面では問題がないという前提で進めさせて
いただきますこと、また、実際のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内となってしまいますことを併せてご了承くださいませ。

【かつおぶしをドライフードにまぶすことについて】
トイプードルちゃんはドライフードにかつおぶしをまぶすると食べるとのことで
ございますね。
かつおぶしはタンパク質が豊富で、カルシウム、リン、マグネシウムなどのミネラル、
ビタミンA、Dなどのビタミン類、ドコサヘキサエン酸(DHA)は、
エイコサペンタエン酸(EPA)などの脂質も豊富に含まれています。
ワンちゃんに与えることに関しては特に問題はないのですが、
ドッグフードそのものに栄養のバランスが整えられていますので、
このバランスを壊さないように与える分量は1割以内に留めていただくことが
大切でございます。
特に、かつおぶしはお互いに調整しあうことで健康を維持しているミネラルが
豊富ですので与えすぎないようにしていただけばと存じます。
あくまでも、食欲を刺激するためだけにお使いいただくのであれば
よろしいのですが、ドライフードはどうしても嗜好性が低いため、
かつおぶしだけを食べるようにならないようにご注意ください。

【ウェットフードを和えることについて】
現在与えていらっしゃるドライフードの袋をご覧になると、
総合栄養食と印刷されていると思います。
総合栄養食とは、健康維持等のために栄養のバランスを調整してあり、
このお食事とお水を与えていれば、ワンちゃんの健康は保たれるというもので
ございます。
ドライフードとウェットフードの違いは水分含有量で、
9%程度のドライフードと比べると、水分含有量が概ね60%以上のウェットフード
は嗜好性が高く、こちらのほうを好むワンちゃんは多い傾向がみられます。
ウェットフードにも総合栄養食がありますので、
ウェットフードのうち、総合栄養食のものをお選びいただければ、
お食事のバランスに影響が出る可能性のあるトッピングをするよりは、
望ましいといえるかもしれません。
獣医師の先生がおっしゃるように、確かにウェットフードはドライフードより
嗜好性が高いので混ぜないと食べなくなることもありますが、
ウェットフードをお選びになるとき、総合栄養食をお選びになれば
よろしいのではないかと存じます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります

みみこ様とトイプードルちゃんが笑顔いっぱいにお過しになられますことを
心からお祈り申しあげております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



無題

- みみこ

2013/08/21(Wed) 14:02

No.2242

ご丁寧に返信を頂きまして、ありがとうございました。

再度の質問で申し訳ありませんがよろしくおねがいいたします。成長が落ちついて食べる量が減少してくるとの事ですが、現在はシュプレモのパピー用を20g×3回、一日にとっています。だいたい一回に食べ切ってこれ以上出しても食べないというのがこの量です。

一日3回のところを2回にしていきたいと思っているのですが、昼の分を朝晩に振り分けて・・と、ペットショップで言われたのですが、おそらく振り分けても食べないと思うんですね。そうなると2回にした場合、摂取量が少なくなってしまうわけで、成長に影響が出るのではないかと思っていて、2回にするのを躊躇しています。獣医さんは2回でも3回でも一日に取る量を食べられればいいとおっしゃるのですが・・・。うちの子のように、食べる量が少ない場合はみなさんどうなさってるのかしら・・と思い、ご相談させていただきました。

たとえば朝は今まで通り20g食べて、昼を抜いて夜20g+もし食べるのであれば追加というのはどうでしょうか?



Re: 無題

- ペット栄養管理士 三留

2013/08/23(Fri) 10:28

No.2246

みみこ 様

この度はご丁寧にご返信をいただきまして誠にありがとうございます。
みみこ様のトイプードルちゃんはシュプレモのパピー用を一日トータルで60gを食べていらっしゃるのですね。
成長が落ち着いて食べる量が減少してくるころですので、
同じ分量あたりのカロリーや栄養価が成犬用にくらべて高い幼犬用のお食事から成犬用のお食事
への切り替えを10ヶ齢頃までになさるのが一般的です。

ご高承のように、フードの袋に印刷してある食事の量はあくまでも目安でございます。
季節や運動量などによっても変わってきますし、
私たち人間も同じですが、食が細くても健康で長生きするワンちゃんはたくさんいらっしゃいます。
それぞれのワンちゃんが美味しく食べられる分量をベースに考えていただければよろしいかと存じます。
お食事の回数について、でございますが、
消化吸収をする力がついてくるころになると、みみこ様が考えていらっしゃるように
3回から2回になさることが多いようです。
一方で、獣医さんがおっしゃっていらっしゃるように、
一日で食べる分量をある程度食べていればよいとお考えいただければよろしいので、
食事が細いワンちゃんやお腹が緩くなりやすいワンちゃんでは、
成犬になってもずっと3回与えていらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。

お食事の回数や、幼犬用のものから成犬用のものへの切り替えなど、
お食事の与え方をかえるときには、徐々になさるのが基本でございます。
例えば、お食事の回数を3回から2回に切り替えときは、急に昼の分量を朝と夜に振り分けて
しまうのではなく、3回のまま、朝と夜の分量を少し増やし、昼の分量を減らしていきます。
例えば、20gの一割ほどの分量を朝、夕のお食事に足して、お昼の分量をそれだけ減らしてみます。
2〜3日ほどしてもう少しお昼の分量を減らし、その分を朝夕のお食事の分量く加えて・・・という
具合に10日ほどかけることで、ワンちゃんにとって戸惑うことなく回数を変えていくのがよろしいでしょう。
ただ、この過程で、ウンチの状態などをご覧になり、トイプードルちゃんは一度にたくさん食べるより、
今まで通り3回のほうが適しているということであれば元にもどしていかれるとよろしいのではないでしょうか。
みみこ様がおっしゃるように、朝夕を20g与えていただき、食べられれば寝る前などに追加されても
よろしいかと存じますが、3回食がトイプードルちゃんの体調管理に適しているのであれば、
今のままでしばらく様子をご覧になられてもよろしいのではないかと存じます。

これから秋風がふき、涼しくなると、お散歩が楽しい季節でございますね。
お散歩のときなど、フードをおいしそうに与えていただき、オヤツ代わりになさるのもよろしいでしょう。
たくさん歩き、帰宅なさったとき、「お腹が空いて美味しい」、「食べるとママが褒めてくれて嬉しい」と
感じさせてあげ、量は少なくても、楽しい気持ちで食べるようになさることも大切なことかと存じます。
みみこ様とトイプードルちゃんが、笑顔いっぱいにお過ごしになられますことを、いつも応援いたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



食事について

投稿者:みく

投稿日:2013/08/15(Thu) 14:03

No.2232

今、愛犬は腎臓が悪く腎臓食のドライフードとセレクトプロテインの缶詰を混ぜてあげています。

それで、担当の先生からは混ぜてあげる場合には腎臓食より多くあげないように言われてます。

それって、例えばドライフードを10グラムあげて缶詰を15グラムあげても大丈夫なんですか?グラムからしたらドライフードのほうが少なめになるので。
見た目の量的にはドライフードのほうが多いいんですけどね。

腎臓食だけじゃ食べてくれなくて、混ぜないとダメなんですよ(>_<)

Re: 食事について

- ペット栄養管理士 三留

2013/08/16(Fri) 16:05

No.2233

みく 様

秋風の待ち遠しい頃でございますが、
みく様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
早速、ご案内させて頂きますが、一般的なご案内となりますことをご了承ください。

みく様は、ワンちゃんの腎臓のお病気のケアのため療法食を与えていらっしゃるのですが、
療法食だけでは食べてくれないので、セレクトプロテインの缶詰を混ぜていらっしゃる
とのことでございますね。
ご高承のように、腎臓が十分に機能しなくなると、尿の生成や、体の中で不要になった
老廃物や毒素を尿という形で体外へ排出がすることができなくなってしまいます。
また、腎臓は造血に関与するホルモンの合成や分泌にも関与しているので、
腎臓が十分に働かない状態になると貧血を起こしてしまうこともあります。
このような重要な働きをする腎臓の負担を軽減し、状態を維持するために作られた
療法食は次のような点が考慮されています。
・ 腎臓で排出すべき老廃物や毒素のもととなるタンパク質の含有量が制限され、
また、腎臓に負担をかけるリンやナトリウム(塩分)も制限されている
・ 必要なカロリーを効率良く補給できるようにできている。
・ 生体内の酸性物質の生産を抑制するように工夫されている
・ 脂肪酸の添加が適切な比率で加えられている

腎臓のケアが必要なワンちゃんが療法食を利用されることは、病状を維持するため
たいへん重要ですが、嗜好があわないことも多く、みく様のワンちゃんのように
療法食だけでは食べてくれないでお困りの飼い主様が多くいらっしゃいます。
みく様はセレクトプロテインの缶詰タイプと和えて与えていらっしゃるとのことですね。
かかりつけの獣医師さんからのご指示は、セレクトプロテインよりも療法食を多く与えるように、
というものだったとのことですね。
腎臓病用の療法食は、腎臓の負担を軽減し症状の進行を防ぐための様々な工夫がされて
おりますが、他のタイプのフードと混ぜてしまうことで、その効果が十分に得られなくなってしまう
可能性がございます。
そのため、なるべくメインのお食事としては腎臓病用の療法食を与えていただき、
セレクトプロテインの缶詰は味付け程度にとどめていただいておいた方がよろしいという
ことを主治医の先生はおっしゃったのではないでしょうか。
理想的には、1日に必要なカロリーの8〜9割程度は療法食で摂取していただき、
それ以外のものは多くて1〜2割にとどめていただくとよろしいかと思いますが、難しいでしょうか。

なお、ドライフードと缶詰のフードでは水分含有量が全く異なりますので、
単純に重さ(グラム)で給与量を評価することはできません。
単純にドライフードと缶詰を半々の割合にするとすれば、フードや缶詰に記載されている
給与量の目安を参考にして、1日の摂取カロリーの半分が摂取できるドライフードの量と缶詰の量
を与えることになります。

もしセレクトプロテインの量を多めにしないと療法食のドライフードを食べてくれないということで
あれば、腎臓の療法食は、さまざまなメーカーから、さまざまなタイプのものが販売されております
ので、味やタイプの違った療法食をお試しいただき、お子様にあったフードを選んでいただくのも
よろしいでしょう。
また、嗜好性の高いタイプに缶詰タイプ等もありますので、
今与えていらっしゃる療法食にそのような缶詰を混ぜて利用していただくと安心かもしれません。
あるいは、あまりに腎臓病用の療法食を受け付けてくれないようであれば、
フードはワンちゃんがよく食べてくれるタイプのものに切り替えて、
食事中のリンの吸収を抑えるリン吸着剤や、尿毒症の毒素を吸着する活性炭などを併用される
ことを検討されてもよろしいかもしれません。
主治医の先生とよくご相談され、ワンちゃんの状況に応じたお世話をなさって
いただけばと存じます。
今は暑い時期でもありますし、腎臓を悪くすると、食欲が減退することも多いのですが、
食べたら褒めていただき、おいしそうな雰囲気を作っていただくのも大切でしょう。

また、お食事の嗜好性を高めるためには次のような方法がございます。
1.食事を少し温めて香りを立たせてみる。
加熱しすぎないようにご注意いただき、ドライフードであればドライヤーで、
ウェットタイプの場合は電子レンジで温めてみるとよいでしょう。
40度程度の温度が好まれるともいわれております。
なお、ドライフードに熱湯を加えると、栄養分をダメにしてしまうと思われます。
ある程度粗熱をとったお湯を加えるようになさってください。

2.ぬるま湯や鶏肉やお魚のゆで汁などを加えてみる。
缶詰の分量を少しでも多くみせるため、ぬるや湯やお肉や魚のゆで汁を加えてみるのも
よろしいでしょう。ゆで汁の脂分は取り除くようになさってください。

また、腎臓病のワンちゃんでは、尿量を増やし、体外への老廃物や毒素の排出を助ける
ためにも、水分を十分量摂取することが大切です。
缶詰タイプのものを利用されることは水分をたくさん摂取するためには望ましいことでございます。
また、排尿回数を増やすように、外でしかオシッコをしないワンちゃんでしたら、
なるべく外に連れ出してあげるようにしましょう。

腎臓の悪いワンちゃんは、体内に溜まってしまう尿毒素の影響で
口腔内や食道、胃粘膜などが荒れて食欲がなくなってしまったり、吐き気がしたり、
脱水を起こして食欲不振に陥ることもあります。
お口内の炎症をケアしてあげたり、胃薬や吐き気止めを使ったり、脱水を改善してあげることで
また食欲が出て食べられるようになることもあります。
今後、ワンちゃんの様子をご覧になられている中で、
療法食を食べないのではなく、食欲自体が落ちているようにお感じになられた際には
かかりつけの先生にご相談いただければと存じます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります

また、腎臓の悪いワンちゃんのケアについては、
「どうぶつ相談室」にも特集がございますので、よろしければご覧ください。
http://www.anicom-page.com/labo/2013/05/post-469.html

みく様とワンちゃんたちのお幸せをいつもお祈りいたしております。
暑い時期ですが、くれぐれもご自愛いただき、素敵な夏をお過ごしください。
ワンちゃんもどうぞお大事になさってください。
今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。



Re: 食事と薬について

- みく

2013/08/19(Mon) 14:25

No.2236

お返事ありがとうございます。

ドライフードを温める以外にも砕いたりしてあげてもいいんでしょうか?

あと、愛犬は少食で1日に20グラムほどしか食べないんですけどからだ的には大丈夫でしょうか?
担当の先生に、以前、ドライフードが嫌いなせいかまったく食べないことを相談した際には、「ホントは療法食のみのほうが理想だけどからだのことを考えたら何でもいいから食べさせたほうがいい」とのことでした。(先生には20グラムほどしか食べないことは言ってません)

なので、どうなのかな?と思いまして。

あと、現在、愛犬は錠剤で降圧剤を飲ませてます。
しかし、なかなか飲ませることが困難なので、薬を砕いて水で混ぜてポンプ(注射器みたいなもの)で飲ませても大丈夫でしょうか?

また、錠剤の薬と粉薬は飲めば水と混ぜてあげても基本的に大丈夫なものですか?



Re: 食事について

- ペット栄養管理士 三留

2013/08/20(Tue) 18:17

No.2240

みく 様

この度はご丁寧にご返信をいただき、またご質問をいただきまして
誠にありがとうございます。
早速ご案内をさせていただきたく存じますが、
じっさいのワンちゃんのご様子を拝見していませんので、
一般的なご案内となってしまいますことを何卒ご了承ください。

まず、「ドライフードの与え方」でございますね。
ドライフードを砕いてお与えになられても、ふやかして与えていただいても
栄養価に違いはございませんので、問題ございません。

次に、「ワンちゃんの療法食について」でございますね。
かかりつけの先生がおっしゃるように、腎臓の状態を管理するためには療法食だけが
望ましいのですが、ワンちゃんに体力をつけるため、とにかく食べられる物を与えて
みることで、自分から「食べたい」という気持ちにさせてあげることが必要な状況もございます。
そして、ある程度食べられそうなことが確認できたら、それらの食材を上手く利用しながら、
なるべく療法食など腎臓に負担をかけにくい食事を利用する状況に移行させていきます。
しかしながら、どのように与え方をするのがワンちゃんにとって望ましいのかは、
やはり実際のワンちゃんの病状をいちばん把握されている
かかりつけの獣医師さんでございます。
一度、みく様のワンちゃんのお食事の状況をそのまま、かかりつけの獣医師さんにお伝えに
なられてはいかがでしょうか。
その上で、どのようなお食事の内容にしていくのが、ワンちゃんにとって望ましいかを
良くご相談いただくことをお勧めいたします。

最後に「お薬の飲ませ方」についてでございますね。
お薬を水で砕いて飲ませることについて基本的には問題ございません。
この場合、苦くて飲みたがらないときは、投薬用のシロップもございます。
ただし、錠剤は基本的に錠剤で与えた場合の効果を想定して作られていますし、
お薬の種類によっては砕かない方がいいものもございますので、
この点についてもかかりつけの獣医師さんにご確認頂いた方がよろしいと思います。
また、錠剤と粉薬を水で混ぜて与えても基本的には大丈夫ですが、
薬同士の相性等もございますので、水で混ぜてしまい、一緒に飲ませても効果に変化
はないかをかかりつけの獣医師さんにご確認いただいたほうがご安心かと存じます。
なお、投薬につきましては、どうぶつ相談室の次の特集がございますので、
よろしければご参考になさってください。
http://www.anicom-page.com/labo/2012/02/post-422.html

みく様に大切に愛され、ワンちゃんたちは幸せでございますね。
ワンちゃんのお世話でたいへんなこともあるかと存じます。
くれぐれもみく様におかれましては、お体ご自愛いただきますよう、お願い申し上げます。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。




犬の飲み水

投稿者:いちごみるく

投稿日:2013/08/10(Sat) 10:07

No.2224

浄水器の水で水素水やオゾン水ができるサーバーを購入したのですが水素水を与えても大丈夫ですか?
オゾン水は涙やけの防止にティッシュなどに浸して目元を拭いたりしたいのですが目に入ったら危ないですか?
アレルギー体質で目をかいたりするのでそういった面でも効果があると嬉しいのですが…
何か対処方法があったらアドバイス宜しくお願い致します。

Re: 犬の飲み水

- 獣医師 山田

2013/08/13(Tue) 17:19

No.2230

いちごみるく 様

きびしい暑さが続いていますが、いちごみるく様におかれましては
いかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子等を拝見していませんので
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承くださいませ。

水素水とは水(H2O)の中に水素原子(H)と水素原子(H)が結合した
水素分子(H2)が豊富に含まれている水です。
水素水には活性酸素を除去する働きがあり、ヒトでは生活習慣病や消化器疾患、
神経・筋疾患など、さまざまな疾患や症状に対する効果や効能が報告されているようです。
近年では、ヒトだけではなく、ワンちゃんやネコちゃんにも人と同様な効果を期待して
水素水を飲ませる方が増えているかと思います。
どうぶつさんに飲ませるにあたって注意していただきたい点と致しましては、
カルシウムなどのミネラル分が過剰に入った水素水は控えた方が良いという事です。
ミネラルは、長期間与え続けると、腎臓や膀胱に結石ができやすくなることも
ありますので、ミネラル分が過剰に含まれている様であれば、
できれば避けたほうが良いでしょう。
ミネラル分の含有について、成分表示をよく確認していただくことを含め、
念のため販売元の業者さんに、体の小さなワンちゃんが飲水しても問題ないかを
今一度ご確認いただけたらと思います。

一方、オゾン水は酸素が化学反応で変化した気体、すなわちオゾンが溶け込んだ
液体のことです。オゾンは地上では高山・海岸・森林に多く、大気の殺菌や脱臭などの
自浄作用があります。
オゾン水は、除菌や抗炎症効果による感染症や外因性皮膚疾患の予防に有効だと言われて
います。最近では、動物病院さんでもオゾン水を利用してどうぶつさんの
アトピー性皮膚炎や脂漏症(皮膚の新陳代謝が異常に速くなることにより、
全身の皮脂腺の分泌が過剰になったり、皮膚の角化が異常に亢進した状態)の治療を
行っている病院さんもあるようです。

いちごみるく様はワンちゃんの涙やけ防止にオゾン水をお使いになろうと考えて
いらっしゃいますが、万が一目に入った場合は問題ないのかどうかがご心配との事ですね。
どうぶつさん用のオゾン水生成器で生成したオゾン水は、
刺激が少なく目や耳や口のまわりにも使用できるようですが
今回いちごみるく様が使用するオゾン水が生成されるサーバーがどのようなもの
でしょうか。
ワンちゃんに安全に利用いただくためにも、水素水と同様に販売元の業者さんに
どうぶつさんへの使用が可能かどうか、万が一目には入った際に何か問題があるのかを
ご確認いただいてから、使用するかどうかを判断していただけたらご安心かと存じます。

いちごみるく様のワンちゃんはアレルギー体質で目をかゆがるのですね。
ワンちゃんのアレルギー性皮膚炎で多い原因はアトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどです。
これらは強い痒みを伴う皮膚症状が特徴的となっています。
アトピー性皮膚炎では、環境中のアレルゲン(ハウスダスト、花粉、樹木や雑草など)にも
反応して皮膚の赤みや痒みを発症します。
食事アレルギーは食事中のアレルゲンとなっている食材(主にタンパク質)に過敏に反応
して皮膚の痒みを呈します。
治療はともにアレルゲンを除去することですが、アトピー性皮膚炎のように環境中の
アレルゲンを全て除去することは困難なため、痒みを抑えるためにステロイド剤や
抗ヒスタミン剤、免疫抑制剤の投与が必要となることが多いです。
食事アレルギーの場合には、アレルゲンとなっている食材を含まない除去食や
食事アレルギーの原因となりにくい加水分解タンパク質(ある程度小さく分解した
タンパク質)で作られた食事に変更することで痒みの改善が認められる可能性もあります。
食物アレルギー対応の療法食への変更や、食物アレルギーの検査をお受けになり、
アレルゲンを特定の上、アレルゲンとなっている食材を使っていないフードに変更する
ことなどもご検討を頂ければと思います。
ただ、急に食事を変更すると、軟便になったり、吐いたりすることもあります。
新しい食事に胃腸を慣らし、お腹の調子を良い状態で維持するためにも、
食事変更の際は、現在与えている食事を毎日少しずつ減らし、
新しい食事を少しずつ増やすように混ぜながら、7〜10日間くらいかけて、
徐々に切り替えることをお勧めします。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っております。
気がかりなことがございましたら、お気軽にご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

暑い日が続きますが、いちごみるく様もお身体に気をつけてお過ごし下さい。
今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



ドッグフード切り替えについて

投稿者:くろ

投稿日:2013/08/09(Fri) 20:22

No.2223

いつもお世話になっています。
以前、こちらのページか電話での相談にのって頂いたかもしれませんが、
改めてアドバイスを頂きたく投稿致します。

トイプードル(2歳半)♂を飼っています。
今年の2月に急にウンチが緩くなって病院に通って便検査を行いました。
やや脂肪が多めでそれが原因で緩くなっていると診断されまして、
消化が上手にできていないのかも、と言われ、主治医の推薦もあって、
ロイヤルカナン食事療法食の「消化器サポート低脂肪」に変更致しました。

それまでは愛犬が膝蓋骨脱臼の手術をした過去もあり、
グルコサミンの入ったナチュラルハーベスト「メンテナンススモール」
こちらのフードを2年間与えておりました。

主治医は「いつかはもとのフードに戻してもいいし、このままでもいい」
とおっしゃっていましたが、個人的な考え(希望)としては、
グルコサミンの含まれた以前のナチュラルハーベストに戻したいと考えております。
ただ、今年の4月だったでしょうか、フードを徐々に、
食事療法食ロイヤルカナンからナチュラルハーベストに戻した際に、
またウンチが緩くなりました。
すぐにロイヤルカナンだけの食事に戻しましたが、
その際に病院では、きちんとした「なぜまた便が緩くなったのか」
の答えがわかりませんでした。

2年も食べていたフードなのに「アレルギーが出たのかも?」
「ちょっとストレスを感じているのかも?」という仮定的な答えでした。

そこで相談させてください。
*なぜ急に2年も普通に食べていたフードで便が緩くなったか。
*今後、元のフードに戻す事を考えていますがその注意点。
*以前のフードにはラム肉が使われていますがそれのアレルギーというものがあるのか?また急にラムをカラダが受け付けない事があるのか。

以上、お忙しい中恐縮ですが、宜しくお願いします。

Re: ドッグフード切り替えについ...

- 獣医師 岸田

2013/08/13(Tue) 14:09

No.2229

くろ 様

この度はご相談をいただきまして、ありがとうございます。
トイプードルちゃんのお食事ついてのご相談でございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承ください。

くろ様のトイプードルちゃんは、ナチュラルハーベスト「メンテナンススモール」を2年間食べて
いたところ、今年の2月に急にウンチが緩くなり、
検便の結果、脂肪分の消化が上手く出来ていない可能性があると診断されたとのことですね。
消化不良を起こす原因は急性の胃炎や腸炎、食べ過ぎや疲労などの一時的な原因を始め、
消化に関わる臓器(肝臓、胆嚢、膵臓など)の機能低下、食物アレルギーなど、
さまざまな原因があります。
トイプードルちゃんはお食事をロイヤルカナンの「消化器サポート低脂肪」に変更したら
お腹の調子が戻り、もとのナチュラルハーベストに戻したらまたウンチが緩くなってしまった
とのことでございますので、何らかの理由でナチュラルハーベストが合わなくなり、
上手く消化できずに消化不良を起こしてしまうようになった可能性が考えられます。

急にお食事が合わなくなってしまう原因としては、くろ様がご心配されていらっしゃるように、
原材料に対する食物アレルギーの可能性がございます。
ワンちゃんの食物アレルギーは遺伝の影響が強いと言われていますが、
フードの中の特定のタンパク質源、あるいは炭水化物源に対してアレルギーを起こしてしまい、
皮膚炎や外耳炎症状、下痢や嘔吐、消化不良などの症状を引き起こします。
くろ様のトイプードルちゃんが以前食べていたナチュラルハーベストには
ラム肉が使われているとのことですので、
ラム肉に対するアレルギーを起こしてしまった可能性も考えられます。
アレルギーは、人の花粉症が、ある年突然発症するのと同じように、
それまで何の症状がなくても、突然症状が出る場合がございます。
食物アレルギーの場合は、ずっと同じ原材料(例えばラム肉)を食べ続けている場合、
その原材料に対してアレルギーを起こしてしまう可能性が高くなると言われています。
なお、そのようなことを防ぐために、アレルギーのリスクが高いワンちゃんでは
獣医師さんの指導のもと、「一定期間ごとに違ったタンパク源、炭水化物源の
フードに変えてローテーションしながら与えること(フードローテーション)」を行う場合もあります。

くろ様のトイプードルちゃんがもとのナチュラルハーベストに戻すとお腹が緩くなってしまう原因が
原材料に対する食物アレルギーなのかどうかを調べるためには、
アレルギー検査をお受けになってみるとはっきりすると思います。
もしラム肉、あるいはナチュラルハーベストに含まれる他の原材料に対して
アレルギーを持っていることがはっきりした場合には、
できればそのフードを与えるのは控えていただいた方がよろしいでしょう。

また、現在トイプードルちゃんが食べているロイヤルカナンの「消化器サポート低脂肪」は、
脂肪分がかなり抑えられているのと、高消化性の原材料を使用しており、
お腹の弱いワンちゃんでも安心して食べられるように調整されています。
「消化器サポート低脂肪」であれば問題ないけれども、
その他のフードに変えるとお腹の調子が悪くなってしまうという場合には、
食物アレルギー以外の原因による消化機能の低下がある場合もございます。
例えば、肝機能の低下や胆嚢・胆管系の疾患、慢性膵炎や膵外分泌不全などです。
これらの疾患は血液検査や画像診断(レントゲンや超音波検査)などである程度わかりますので、
状況によっては検査をお受けになっておくと安心かもしれません。

今後、元のフードに戻すことも含めて、他のフードに切り替えるときの注意点ですが、
合うフードであっても急に切り替えるとお腹がびっくりして吐いたり下痢をしてしまったり
ということが起こりますので、時間をかけて少量ずつ切り替えていただくとよろしいでしょう。
そのような切り替え方をして、やはり途中でお腹の調子が悪くなってしまうようでしたら、
やはりそのフードは合わないと判断していただいた方が良いかもしれません。

くろ様のトイプードルちゃんは、膝蓋骨脱臼の手術をしたことがあり、
グルコサミンの含まれた以前のナチュラルハーベストに戻したいと考えていらっしゃる
とのことですね。
もしアレルギーの件が問題なさそうであれば、現在の消化器サポートに少しずつ以前のフードを
混ぜて与え、それでお腹の調子が問題なければ戻していただいても大丈夫と思います。
ただ、また同じようにお腹の調子が悪くなってしまうようであれば、
お食事は消化器サポートを続けていただいた方がよろしいかもしれません。
グルコサミンやコンドロイチンが含まれるワンちゃんの関節疾患用のサプリメントもございますので、
食事とは別にそのようなサプリメントを併用されることをご検討いただいてはいかがでしょうか。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っておりますので、こちらもご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

暑さ厳しき折でございますが、
お体をご自愛いただき、トイプードルちゃんと素敵な夏をお過ごしください。
今後とも、アニコムをよろしくお願い申し上げます。



てんかん

投稿者:くろ

投稿日:2013/08/06(Tue) 00:11

No.2209

2歳半のポメラニアンの女の子です。
よそのわんこも人間も苦手で吠えまくります。興奮しやすいです。ドッグランでは大丈夫です。

パピーの時にてんかんを発症しましたが、1歳をすぎてからは半年に一回のペースに減りました。
お薬はエクセグランです。
今までは3分以内の発作でしたが、先日は1時間以上続いてしました。
お散歩に出ると発作をおこすことはこれまでもありました。(楽しそうなのでキライではなさそうです。興奮しすぎ?)

長時間の発作に対しては座薬を獣医さんで頂こうと思っていますが、
夏に家族みんなで旅行に行くつもりでした。
今までは一緒に連れて行ってましたがどうなんでしょうか。
だからといって隠れるほど苦手な病院やホテルに預けるのもどうなんだろうと思います。

どちらがいいとは結果をみないとわからないかもしれませんが
専門家からみて、統計的でもいいのでアドバイスを頂けたらと思います。

Re: てんかん

- 獣医師 酒井

2013/08/07(Wed) 18:13

No.2214

くろ 様

朝、晩には暑さの和らぎを感じることもあり、そのようなときには真夏の陰りを感じますが、
日中の暑さはまだまだ続くようです。くろ様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子等を拝見していませんので
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承くださいませ。

くろ様の、2才半の女の子のポメラニアンちゃんが、てんかんを発症されていて
この度、家族旅行にご一緒に連れて行かれるかどうか、迷われているということでございますね。
現在エクセグランの内服をしていて、発作の回数が半年に1回ほどで
回数は少ないようですが、先日1時間以上の発作があったとのこと、ご心配な状況ですね。
発作が続けて1時間あったということなのか、小さな発作の繰り返しが1時間あったのか、
前兆から完全に落ち着くまでが1時間だったのかで、判断は異なりますが、
基本的に15分以上続く発作があるのであれば、重積発作といって命の危険も伴う場合も
ございます。
次回の発作までの期間が短くなる(発作の回数が増えてくる)こともありますので、
再度かかりつけの先生にも今後の治療方針、発作時の注意などご相談いただき、
緊急時の対応方法についても再度ご確認いただければと存じます。

お散歩時の興奮が発作と関連している傾向があるとのことですが今まで家族旅行にご一緒に
連れて行かれたときのご様子はいかがでしたか。
ご旅行は、移動もありますし、宿泊もされるのであれば、お家の環境とはかなり異なるため、
興奮やストレスがきっかけとなり発作を起こす可能性が普段より高くなることは考えられます。
くろ様のポメラニアンちゃんは、よそのワンちゃんや、人間も苦手で、よく吠えて、
興奮するとのことですので、ご旅行先によっては特に注意が必要かもしれません。
また、発作が起こった際、座薬などで、緊急時の応急処置をしても落ち着かない場合に、
ご旅行先の動物病院さんに行かなければならないことも考えて、
旅行のスケジュール先ごとの動物病院さんについて事前に調べておく必要があります。
こういった準備が可能で、ご旅行先でスケジュールにもゆとりがあるようであれば、
ポメラニアンちゃんが一番安心できるご家族とご一緒にご旅行されるのも良いかと存じます。

病院もホテルも苦手とのことですが、今まで病院やホテルにお泊まりした際の
発作の症状はいかがでしたか。
ホテルでは万が一発作が起こった場合にすぐに対応してもらえるかお問い合わせが
必要かと存じますが、かかりつけの病院さんで預かってもらえるのであれば
すぐに対応してもらえるという利点があります。
その点でも、いつも経過を見ていただいて、発作の程度をご存じの先生にご相談いただくのが
最も安心かと思います。
病院でお預かりいただく場合には、ご旅行前に一旦体験で半日でもお預かりしてもらって様子を
見ていただくのもいいかもしれません。
いずれにしても、てんかん発作の起こる日は事前に予測できないため、判断は難しい
かと思われます。
かかりつけの先生、ご家族とよくご相談されて、もし発作が起こった場合のシュミレーションをして、
対応策を事前に準備されておくことが大切です。

まだまだ夏の暑さが続いております。皆様もご旅行中だけでなく普段のお散歩など
日常でも熱中症などかかられませんよう、どうぞお元気でお過ごし下さい。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っております。
気がかりなことがございましたら、お気軽にご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。


今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



Re: てんかん

- くろ

2013/08/11(Sun) 11:21

No.2226

ご回答ありがとうございました。

1時間以上の発作の時は、まず2分の発作を起こし、30分後に2回目をおこし、その2分後に3回目をおこしてから1時間以上続きました。

今までの旅行では食堂などで会ったわんこには吠えますが、じきにおさまって寝てました。
ドッグランでは特に吠えずに追いかっけっこやクンクンして積極的に遊びます。
一度、高速道路のSAでおりた時に5m先のわんこに興奮して3分の発作をおこしました。その時は距離もあるし、大丈夫って教えようとその場を動かず声かけしてたのですが、それがまずかったでしょうか・・?

今回の旅行は座薬も処方してもらったので、現地の病院を調べて対処できるようにして連れて行くことにしました。

今後はまたゆっくり、環境がかわることにも慣れさせられればと思います。

ありがとうございました。



Re: てんかん

- 獣医師 吉村

2013/08/13(Tue) 10:53

No.2228

くろ 様

ご丁寧にご返信をいただきまして、ありがとうございます。
持病にてんかんの発作を持ったワンちゃんは、日々の生活のお心遣いが大切ですし、
症状に応じた内服が必要でございます。
くろ様におかれましてもご心配に思われることも多いかと存じますが、
いつも応援いたしております。お気軽にお声掛けください。

さて、前回の発作では、短い間隔で計三回、長いものは1時間以上続いたということですが、
短い間隔で発作が繰り返されたり、15分以上続く重積発作は命の危険を伴う場合もございます。
筋肉の痙攣は熱を生み出しますので、長時間の発作は体温を上昇させ、
脳や身体のいろいろな機能が回復不能な損傷を受ける危険が生じます。
そのため、痙攣の発作が繰り返す、もしくは数分以上長く続くようであれば
座薬などで発作を止めてあげる必要があります。

ポメラニアンちゃんはすでにエクセグランのお薬を飲んでいらっしゃるとのことですが、
お薬の量が足りているかどうかは血液検査で調べることができます。
一般的に抗てんかん薬は、発作の頻度などによって薬用量の変更や、
他のお薬を併用する必要も出てまいりますので、
もし今後も今回のような発作が起こったり、発作の頻度があがったりするようであれば、
かかりつけの先生と今後の治療方法についてしっかりとご相談なさることをおすすめいたします。
くろ様はとてもしっかりとワンちゃんの発作について記憶されていらっしゃいますが、
「いつ、どういった発作が、どのくらいの時間起こったのか」、「発作が起きたときの環境状況等」の
記録をつけて病院へお持ち頂くと治療方針の決定等にとても役立ちます。

以前のご旅行の際にはSAで5m先のワンちゃんに興奮して3分の発作をおこされたとのことですね。
てんかん発作は、ストレスなどの精神的な問題や天候などの周囲の環境が引き金となって発生
することもあるので、ワンちゃんに負担をかけないよう生活することも大切です。
とても繊細なワンちゃんであり、周囲の環境などに興奮してしまうようであれば、
くろ様のご判断でその場を離れてあげるといったことも必要かと存じます。
今回のご旅行も、ポメラニアンちゃんにとって無理のないペースで旅行のスケジュールを組み立てて頂いて、
ご家族の皆様と楽しい思い出をたくさん作られるようお祈り申し上げております。
ご旅行中、お薬の飲み忘れにはご注意ください。
今後、症状が安定し、くろ様とポメラニアンちゃんが楽しく元気にお過ごしいただける事を、
心よりお祈り申し上げます。
こちらこそ今後とも、どうぞよろしくお願い致します。