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4歳からのしつけ

投稿者:すず

投稿日:2014/05/02(Fri) 11:44

No.3501

4歳のロングコートチワワ♀を飼っています。家族構成は祖母と同居をしています。私が仕事をしている都合上、忙しくチワワが産まれたばかりの頃から祖母にお世話をしてもらっています。ですが、祖母は甘やかしてしつけができないタイプなので、今まで甘えん坊でワガママに育ってきました。性格はもともと大人しく臆病です。
甘やかしの内容は、ご飯はいつでもお皿に出しっ放し、おしっこやウンチを時々失敗する、散歩にいかないので社会的な交流がない、くクーンと人間の食べ物を欲しがって結局あげる、などです。
先日狂犬病の注射をうちに病院に連れて行ったところ、半年で700gも体重が増えていて4.5kgになっていました。肥満だそうです。
そして最近私が育児休暇に入り家にいることがほとんどなのでチワワのお世話をしています。この機会にダイエットと、しつけを徹底的にしなおそうと思い、始めました。ご飯は出しっ放しにしない→食べないと片付ける。栄養不足にならないか少し心配していましたがドックフードを変えると食べてくれるようになったのでこのまま食べないときは片付けるで様子みようと思います。散歩は、毎日2回40分ずつしていますが、人や犬に警戒して吠えまくります。これはもうなおりませんか?あと、肥満と言われてから人間の食べ物やおやつは一切あげていません。いろいろ急にあれこれ変えてストレスを与えていないか、吠えぐせは治らないのか心配しています。

Re: 4歳からのしつけ

- ドッグライフカウンセラー 三留

2014/05/07(Wed) 15:25

No.3511

すず 様

若葉の美しい頃でございますが、
すず様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

すず様は、育児休暇に入られたとのことでございますね。
ご家族が増えられるとのこと、本当におめでとうございます。
育児休暇に入られたことを機会に、ロングコートチワワちゃんのしつけを
見直そうとのこと、早速ご案内をさせていただきますが、
一般的なご案内となりますこと何とぞご了承ください。

【お散歩での吠えるご様子について】
お散歩は健康管理のため、コミュニケーションのためにたいへん重要でございます。
現在、すず様はお散歩を毎日2回ずつ、40分なさっているとのこと、
本当に素晴らしいことでございますね。

どのワンちゃんも、それぞれ、苦手なものや怖いものがあるようですが、
そのようなものと遭遇したとき、固まってしまうタイプのワンちゃんもいれば、
ロングコートチワワちゃんのように、吠えて何とかしようとするタイプのワンちゃん
もいて、本当にそれぞれでございます。
すず様のロングコートチワワちゃんは「怖い!」という気持ちを吠える行動で
表そうしているのでしょうか。吠えたら、嫌なことから逃れられたという経験を
したことがあるのかもしれませんね。
お散歩中、「ママに守られているから安心!」「楽しかった」「嬉しかった」という
経験をさせてあげて、あきらめず、無理をしないように、
少しずつ慣らしていきましょう。

一度吠え始めると、興奮して何も聞こえなくなってしまうのは、どのワンちゃんも
同じです。できれば、ロングコートチワワちゃんが吠え始める前に、
「向こうからお散歩中の飼い主さんとワンちゃんが来る」
「ロングコートチワワちゃんは吠えるかもしれない」という段階で、
ロングコートチワワちゃんに、大好きなオモチャなどを見せて気持ちをそらしながら、
「オスワリ」などとおっしゃっていただいて、
ロングコートチワワちゃんを落ち着かせていただきます。
このとき、ロングコートチワワちゃんは守られているということを伝えるため、
すず様がロングコートチワワちゃんと相手のワンちゃん連れの方との間にお立ち
いただくとよろしいでしょう。
また、堂々と落ち着いて穏やかな表情を見せていただくことが重要でしょう。
すず様はしゃがんで、ロングコートチワワちゃんの体を優しく撫でなたり、
ロングコートチワワちゃんを抱きしめて
「お利口ね」などとおっしゃってもよろしいかもしれません。

吠えないで通り過ぎられたら、明るい声で落ち着いて褒めていただき、
ロングコートチワワちゃんに自信をつけさせてあげましょう。
ロングコートチワワちゃんにとって、今は他のワンちゃんや人と通りすぎることに
対して「怖い!」とイメージがあるかもしれませんが、
大好きなオモチャのイメージや、フードをオヤツ代わりに与えいただくなど
嬉しいことに結び付け、また「自分は大丈夫だった」と自信をつけさせて
あげてください。

他のワンちゃん連れの方と通りすぎるときに、
すず様が相手の飼い主さんに楽しそうに声をかけたり、表情で挨拶をなさる姿を
お見せいただくこともよろしいでしょう。
どうしても、「また吠えるかもしれない」とお思いになると、避けたくなって
しまわれることもあるかもしれませんが、人やワンちゃんを「好ましいもの」として
ロングコートチワワちゃんが感じ、すず様がたくましく守ってくれていることを
伝えるために、逃げたり、隠れたりするような雰囲気を
ロングコートチワワちゃんに感じさせないことも大切でしょう。

そして、「落ちついて吠えないでいたら、褒めてもらえて嬉しかった」という経験を
繰り返しさせてあげましょう。

同時に、人の手や人の存在を「怖い」と感じる経験をさせないことも
重要でしょう。ワンちゃんは、人の手が頭上から降りてくる状況や、
後ろから急に手が伸びてくる状況に恐怖を感じます。
お世話をなさるときなど、ロングコートチワワちゃんの体を触るときには、
できるだけこのような状況を作らないようにしましょう。
小型犬のワンちゃんの目には、人の手は思いのほか大きく怖いものに映ってしまう
ことがあります。
お散歩のときなど、ロングコートチワワちゃんのことを「可愛い」と、
触りたがる方がいらっしゃったら、相手の方にもしゃがんでいただいたほうが
よろしいでしょう。
「触ってもいいかな?」などと声をかけながら、
できれば相手の方の手をロングコートチワワちゃんの鼻のあたりに持って
いってもらうように誘導してみましょう。
ロングコートチワワちゃんに相手の方の匂いをかがせて、安心させてあげ、
胸や背中、首の付け根などをそっと撫でていただくように
お声掛けいただくとよろしいでしょう。

また、他のワンちゃんや人に慣らそうとして、無理をなさらないほうが
よろしいでしょう。最初は、「他のワンちゃんがロングコートチワワちゃんの
視界に入っているけれども、まだロングコートチワワちゃんが吠えない」という
くらいの距離で、楽しい経験をさせてあげることで、他のワンちゃんのイメージを
よくしていくほうが望ましいでしょう。
「他のワンちゃんがいたけど、ママとボール遊びをして楽しかった」というような
経験をさせてあげながら、少しずつ慣れていく中で、他のワンちゃんに対して
反応し始める距離を縮めていきましょう。

吠えたとき、「止めなさい」などと声をかけると余計に興奮してしまうことが
ございますが、ロングコートチワワちゃんはいかがでしょうか。
高い大きな声をかけると、余計に興奮させてしまいますので、低くて、
落ち着いた声が望ましいでしょう。
あるいは、吠えてもすず様は動じたり、相手にしたりせず、平然と散歩を続けて
いただくほうがよろしいかもしれません。

【変化がストレスになっていないかというご心配について】
可愛いお顔で、要求してくると、ついついワンちゃんの思うようにさせて
あげたくなりますが、このことがかえって、ワンちゃんにストレスを与えて
しまうことがございます。
「自分の思うようになる」ということは、ワンちゃんに自分で決めなくては
いけないということを強いて、また、「ご家族を守らなくてはいけない」という
ことにつながる場合がございますので、
すず様が「このようにする」と毅然とお決めになり、ロングコートチワワちゃんを
しっかりと率いることは、かえって安心を与え、望ましいことかと存じます。

「良いことについては褒める」「いけないことについては低い声で叱る」と
いうことで、何が良くて、何がいけないのかしっかりと教えてあげることは
たいへん重要なことでございます。
ただ、ワンちゃんはすず様がおっしゃるように、変化に対して敏感なところ
がありますので、今までと違うことに関しては、最初は戸惑ってしまうかも
しれませんが、すず様が「これがいちばんいい」という自信ある表情を
お見せになり、迷わず、一貫性のある対応をお続けになることが重要でしょう。
大切なことは、「何があってもロングコートチワワちゃん守る」というご家族の皆様の
確かな愛情をお示し続けることではないでしょうか。
お食事の調整を含め、すず様は本当に素晴らしい対応をなさっているかと存じます。
すず様におかれましては、自信をお持ちいただき、
ロングコートチワワちゃんを率いていただければと存じます。
なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

ご家族皆さまの笑顔いっぱいでお健やかな毎日を心から応援いたして
おります。
すず様におかれましては、くれぐれもお体ご自愛くださいませ。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



誤飲について

投稿者:ポポ

投稿日:2014/05/01(Thu) 22:11

No.3500

トイプードル2歳、体重1.7kgの♂です。
昨夜(4月30日)午後9時頃ゴム製のおもちゃを噛み切って誤飲しました。大きさは長さ1.5センチ厚み0.5センチ位で、
三か所凸があります。
今日は三回排便がありましたが、まだ出てきません。食欲もありいつもと変わらぬ様子ですが、早急に受診したほうがよいでしょうか?明後日(4月3日)はかかりつけの病院でのトリミングを予定しているので、それまでは様子見で大丈夫でしょうか?

Re: 誤飲について

- 獣医師 酒井

2014/05/02(Fri) 13:23

No.3503

ポポ 様

この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
早速ご案内をさせていただきますが、異物の誤飲につきましては、
急激に体調が悪くなることも考えられますので、
なるべくお早めに病院さんにご相談して診察を受けていただくことをお勧め致します。

ポポ様の2歳のトイプードルちゃんが4月30日の午後9時頃、ゴム製のおもちゃを噛みきって
誤飲してしまったとのことでございますね。
大きさが長さ1.5センチ、厚み0.5センチ、3カ所に凸部があるとのこと、
大きさにするとたいしたことがないように見えますが、1.7kgの小さなトイプードルちゃんの身体にしますと、
この大きさの異物は注意が必要です。
上手く便に排泄されればよいのですが、向きによっては胃の出口を通過しきれずに胃内に停滞して
しまう場合もありますし、腸を通過する際、詰まって腸閉塞を起こしてしまうこともあり得ます。
胃内に停滞している場合には内視鏡等で摘出することもできますが、腸閉塞を起こしてしまうと、
開腹手術が必要となります。

便が3回出ているとのことで、今のところ、胃腸の動きがあるようですが、その場合にも誤飲したおもちゃが
いつ、どこに動くか、いつ詰まってしまい急変するかわからない状況で、
休診になる病院さんが多くなるゴールデンウィークの時期を迎えられるのは心配です。
無事に通過して便から出てきても、胃腸炎を起こしてしまい調子を崩す場合もあります。
なにぶん小さなお子様ですので、夜間や、病院の休診により対応が遅れますと、
危険な状況になることも充分考えられます。
続けて、便の中身もよく確認いただき、なるべくお早めに一旦は受診され、
かかりつけの先生とご相談されることをお勧めします。
その際、食べたおもちゃのかけらの残りがありましたらレントゲンで写るかどうかなどの
判断材料になりますので、一緒にお持ち下さい。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っております。
気がかりなことがございましたら、お気軽にご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

ポポ様のご相談が、急変も考えられる内容でしたので、取り急ぎご返信させて
いただきました。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



2匹目を迎えて

投稿者:はっしー

投稿日:2014/04/22(Tue) 23:39

No.3493

マルチーズ♂(去勢済)2歳です。
4月19日にマルチーズ♀2か月半を迎えました。
先住犬に噛み癖、吠えが激しいと、犬見知りが激しくて、
どうやって慣らせばいいのか、困っています。
今は、見えない所に、♀の子をゲージに入れて置いています。
昨日から、1日に1時間程、顔見せしているのですが、吠えます。
1時間吠えっぱなしです。今日は、ちょっと吠える声も小さく、止める時間もありました。
私が♀を抱くと吠えません。
それに安心して気を抜いた時に、噛みついてきました。
♀の毛が抜けました。幸い怪我はしていません。
友人に多頭飼いしている人がいるので、相談しながら色々やっているのですが、うまくいきません。

あまり、吠えられると♀もストレを感じで、大人しくとっても良い子なのに、変になられても困る!と思っています。

どうすれば、二人にあまりストレスをかけずに、慣らす事ができるでしょうか?
先住犬の事はもちろん優先しています。

時間をかけるしかないんでしょうが。。。
何かいい方法や知恵があったら教えてください。
よろしくお願い致します。

Re: 2匹目を迎えて

- ドッグライフカウンセラー 三留

2014/04/25(Fri) 14:55

No.3496

はっしー 様

色とりどりの春の花が美しく、お散歩の楽しい季節でございますが、
はっしー様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
早速ご案内をさせていただきますが、実際にワンちゃんたちのご様子を
拝見しておりませんので、一般的なご案内となりますことを何とぞご了承ください。

はっしー様は 4 月 19 日に2頭目のマルチーズちゃんをお迎えになられたのですね。
可愛くて、はっしー様はメロメロなのではないでしょうか。
先住のワンちゃんにとっては、今までは自分の縄張りだったお宅に知らない
子犬ちゃんがやってきたのですから、自分の場所やご家族の愛情を取られるような
不安を感じているのか、
先住のワンちゃんがいらっしゃるご家庭に新しいワンちゃんをお迎えになられたとき、
最初からスムーズにいくことは本当に稀でございます。
中には先住のワンちゃんに食欲不振や下痢などの体調不良がみられることも
みられますし、子犬ちゃんに対して、吠えたり噛んだりして威嚇することも
本当に良くみられます。
はっしー様の先住のマルチーズちゃんも今、不安でいっぱいなのかもしれませんね。
まずは先住のマルチーズちゃんに「何も変わらないから大丈夫」と安心させて
あげて、新しくお迎えの子犬ちゃんを受け入れる心の余裕を持たせてあげましょう。
以下、仲良く過ごすためのポイントをいくつか、ご案内させていただきますので、
ご参考にしていただけましたら幸いでございます。

1.愛情への不安を和らげる
ワンちゃん達にとって、「群れのリーダーであるはっしー様の愛情こそ全て」と
いっても良いくらい、はっしー様の愛情は重要なものでしょう。
先住のマルチーズちゃんに、はっしー様の愛情は今までと何も変わらないことを
しっかりと伝えるようにしましょう。

(1)一対一の時間を作る
はっしー様は、なるべく先住のマルチーズちゃんと一対一で過ごす時間をお作り
いただき、はっしー様の愛情が今までと変わらないことを先住のマルチーズちゃんに
伝えてあげましょう。
お散歩にいらっしゃったとき、気持ちの良い季節を楽しみながらベンチなどで
くつろいで、はっしー様と先住のマルチーズちゃんとお二人でゆったりとした時間
をお過ごしになさっても素敵ですね。

(2)嫉妬心を抱かせない
先住犬であるマルチーズちゃんの前で、新しくお迎えのマルチーズちゃんを
抱っこしたり、お世話をしたりするのは、今はなるべく控えていただいたほうが
よろしいでしょう。

(3)子犬ちゃんが来て、もっと楽しくなったと思わせる
「あの子がきてから何だか楽しいな」「あの子がいると、いつも良いことがある」と
先住のマルチーズちゃんに思わせてあげましょう。
同じお部屋で会わせるときも、先住のワンちゃんと子犬ちゃんと遊ばせようと急ぐ
よりは、子犬ちゃんが同じお部屋にいる状況で、はっしー様が先住のワンちゃんと
遊んだり、優しく体を撫でてあげることで、良い雰囲気を作り出しましょう。
このとき、子犬ちゃんをクレートやキャリーバッグなどに入れた状態にしておくと、
先住のマルチーズちゃんも落ち着いていられるかもしれません。

2.「縄張りへの不安」を和らげる
(1)先住のワンちゃんの居場所をキープする
子犬ちゃんは元気いっぱいでテンションが高いのが普通ですが、
先住のマルチーズちゃんが元気いっぱいな子犬ちゃんから離れ、ゆっくりできる場所
を用意してあげましょう。
今まで先住のマルチーズちゃんが使っていたベッドやケージなどは先住のワンちゃん
だけが入れるところにしていただき、子犬ちゃんが先住のワンちゃんのベッドやケージ
に入ったら、「ここはお兄ちゃんの場所だからね」ということで、
出るように促していただき、先住のマルチーズちゃんだけの場所にしてあげると
よろしいでしょう。

(2)少しずつ慣らしていく
現在、子犬ちゃんは、先住のマルチーズちゃんから離れたところにあるケージの中で
過ごしていらっしゃるとのことで、この環境はとても望ましい状況かと存じます。
環境が変わると子犬ちゃんが免疫力低下から体調を崩すことがたいへん良くみられ
ますし、子犬ちゃんの健康管理のためにも、ゆっくりと睡眠を取らせてあげることが
たいへん重要なことでございます。
最初は、先住のワンちゃんの好きなことをしているときに、子犬ちゃんの匂いを
感じさせてあげるくらいから始めていただくくらいのお気持ちでご対応なさっては
いかがでしょうか。

例えば、お食事のときに食器の下に、あるいは先住のマルチーズちゃんのオモチャ箱
の中に、子犬ちゃんの匂いのするタオルを置くのもよろしいでしょう。
一緒に過ごさせてあげる時間も、最初は 10 分、次は 20 分、30 分と短い時間から
少しずつ延ばしていきながら、同じ空間にいることに叙々に慣らしていきましょう。

吠えることについても、次第に子犬ちゃんの存在を受け入れられるようになれば
和らいでくるかと存じますので、今はゆったりと先住のワンちゃんと子犬ちゃんを
見守っていただければと存じます。

お互いの存在を良いものだと感じさせてあげるためには
ワンちゃん同士を縄張り以外のところで慣らしていくのも一つの方法でしょう。
子犬ちゃんの予防接種がまだ終わっていないようでしたら、抱っこをしたり、
キャリーバッグなどに入れて、汚いものに直接触れないようにしていただき、
ご近所の散歩に連れていってあげてもよろしいでしょう。
既にワクチン接種も終わり、地面を歩かせるようなお散歩ができるようになれば、
近所の公園などで、一緒に楽しい時間を過ごすことで少しずつ馴染ませて、
好ましいイメージをつけてはいかがでしょうか。

決して無理強いをせず、近くでお互いに楽しい時間を過ごすだけで十分です。
このように、好ましいイメージを、時間をかけて抱かせてあげるようにします。
リラックスをした、のびのびとした雰囲気で、「あの子が傍にいたら、楽しかった」
という記憶を縄張り以外の場所で作ってあげましょう。
一緒に歩くときは、先住犬のマルチーズちゃんを先に歩かせていただき、
先輩犬としての誇りを満足させてあげましょう。
はっしー様は、穏やかに、毅然と、ワンちゃんたちを統率いただくのが望ましい
でしょう。お家を出るのも、飼い主様が先、先住のマルチーズちゃんが次、
子犬ちゃんは最後です。
ワンちゃんが車の走る車道に出る時は、必ず、「スワレ」や「ストップ」などの
指示をして、飼い主様の指示に従えば安心だと思わせてあげましょう。

飼い主様が、楽しそうに、穏やかな表情や自信をお見せになられることで、
ワンちゃんたちに、安心感と楽しげな雰囲気を感じさせてあげましょう。

3.「群れの順位への不安」を和らげる
ワンちゃんには「家族を一つの群れと考える」という特性があり、群れの中での
自分の位置が明確であることが、たいへん重要です。
ワンちゃんたちの順位を正しく扱うことにより、はっしー様への信頼感を深め、
群れへの安心感を作っていきましょう。
(1)先住犬を優先する
今、はっしー様がなさっているように、すべてにおいて先住犬を優先することは
とても重要です。このことには、飼い主様が視線をむける順番、名前を呼ぶ順番、
家や部屋に入る順番なども含まれます。
先住のワンちゃんは、もちろん群れの順位は上ですから、
下の順位の子犬ちゃんにいろいろなことを教えようとします。

吠えると心配になってしまいますが、「ここではボクの立場が上だから
ボクの言うことを聞くんだよ」と教え、先住犬としては、自分の力を念押ししたい
のかもしれませんので、このことに関しては、あまり気になさらないほうが
よろしいかもしれません。
傍目には喧嘩のように見えることも、もしかして先輩犬として子犬ちゃんに、
「それはいけないことだよ」、「群れの約束を守らなくてはいけないよ」などと
教えているのかもしれません。
ただし、子犬ちゃんが先住のマルチーズちゃんに対してうなったり吠えたり
することは「お兄ちゃんに何をするの」とお叱りいただくとよろしいでしょう。

(2)群れの順序を重んじる
ワンちゃん同士の順位が不安定な場合には、ケンカをすることで順位をはっきり
させることで、ワンちゃん同士の関係が安定することもあります。
ケンカをご覧になるのは、辛いものがありますが、ワンちゃんの世界では納得
できない方法で、飼い主様が叱ることで、ワンちゃんたちに不満が生まれ、
関係がこじれることもあります。
はっしー様はワンちゃんたちのご様子に圧倒されたり、あわてたりすることなく、
先住のワンちゃんが、小犬ちゃんに対して自分の優位性を伝えることができる
ように、群れを率いるリーダーとして、ワンちゃんたちを落ち着いて
見守ってあげてください。

競い合ったり、喧嘩をしたりしたとき、戸惑っている方やケンカに負けた方の
ワンちゃんをかばわないようにしたほうがよろしいでしょう。
はっしー様が負けた方のワンちゃんをかばって、勝った方を叱ったりすると、
上位のワンちゃんは納得できず、はっしー様が見ていないところや、
次の機会にもっと激しい喧嘩に結びついてしまうかもしれません。

また、先住のワンちゃんが子犬ちゃんに追いかけられたときにも
先住のワンちゃんをかばうと、先輩犬なのに弱いワンちゃんにみえてしまいます
ので、上位である先住のワンちゃんに対して、逃げてはいけない、という
叱り方をなさったほうがよろしいでしょう。

ただ、日常生活の中では、このような対応ばかりしていられないこともあります。
とにかく 2 頭を引き離したいというときは、ボールを投げたり、ドアを開けたり
して、ワンちゃんたちの気持ちを他のものにそらすようになさるのもよろしいでしょう。

(3)統率するのは飼い主様だということを示す
はっしー様が、ワンちゃんたちに対してきちんとリーダーシップを取ることが、
群れの安定のため、何よりも重要でしょう。日常生活の中で、
はっしー様はワンちゃんたちを守るリーダーとして、一貫性のある落ち着いた対応を
なさるとよろしいでしょう。

はっしー様がおっしゃるように、時間をかけて、根気強く 2 頭の
マルチーズちゃん達を見守ることはたいへん大切なことでございます。
また、ワンちゃん同士のことは、ワンちゃんたちにしか分からないこともございます。
ワンちゃんたちを信頼いただき、時間をかけ、少しずつ馴染ませていくことで、
いつの間にか 2 頭のワンちゃんたちが、並んで愛らしい寝顔を見せてくれていること
に気付かれるのではないでしょうか。
ご心配に思われることもおありかとは存じますが、ゆっくりと見守ってあげてください。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスをうけたまわっております。
状況をお伺いした上でより具体的なご案内ができると思いますので、ぜひ
ご利用くださいませ。

●アニコム損保 あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

マルチーズちゃん達のお健やかなご成長を心から応援いたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



Re: 2匹目を迎えて

- はっしー

2014/04/28(Mon) 22:16

No.3498

こんばんは。今はGWで2ワンコと悪銭苦闘中です。
1日10分〜20分位キャリーバックに仔犬を入れて会わせています。
最初の何分かは吠えますが、吠えない時間もできるようになりました。
私が抱っこしている時だけですが。。。
離すとキャリーバックに入れてる子に突進していきます。
一緒の部屋で仲良くできるなんて、まだまだ夢の夢のような気がします。。。
一体、どのような状態になったら、一緒の部屋で仲良く出来るようになるんでしょうか?
今は一緒に部屋に居るわけではないのですが、一緒の部屋で慣れさせた方がいいのでしょうか?
会わせる時間を徐々に長くしてから一緒に部屋にした方がいいのでしょうか?
先住犬があまり他のワンコに慣れてないので、不安です。。。



Re: 2匹目を迎えて

- ドッグライフかウンセラー 三留

2014/05/01(Thu) 16:09

No.3499

はっしー 様

この度は、ご丁寧にご返信をいただきまして、ありがとうございます。
ほんの少しずつでも、吠えない時間ができたとのこと、前進ですね。
少しずつ、ゆっくりと、ワンちゃんたちを率いていただければと存じます。

急がず、少しずつ、好ましい存在として慣らしていくことが大切ですので、
同じ部屋でずっと過ごさせてあげることは、最初は数分から、少しずつ一緒に
過ごす時間を延ばし、先住のマルチーズちゃんの様子が、
子犬ちゃんを目にしても表情等に険しさを見せなくなってからになさったほうが
望ましいのではないでしょうか。
先住のマルチーズちゃんを抱っこいただき、子犬ちゃんの存在を見せたら
その瞬間、先住のマルチーズちゃんにオヤツをあげるなど、
先住のマルチーズちゃんのお気に入りのことをしていただいて
嬉しいイメージのままで練習を終えてしまってはいかがでしょうか。
子犬ちゃんの存在そのものが楽しくて、嬉しいことと結びついたところで終えて
しまい、また、リラックスをして吠えないでいられたら褒めていただくことを
根気強く続けていただければと存じます。
2頭のワンちゃんたちにとってのリーダーであるはっしー様が堂々と、
余裕のある表情で、自信ありげでいらっしゃることもたいへん重要で
ございます。
笑顔いっぱいで2頭のワンちゃんたちと過ごすことを思い描き、
楽しい雰囲気を演出いただければと存じます。

はっしー様におかれましても、根気強く頑張ってくださいませ。
いつも応援いたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



子犬の腎臓嚢胞について

投稿者:たじ

投稿日:2014/04/12(Sat) 13:15

No.3480

保険に入っているちょこの子供のことなんですけど、生まれつき未熟児で後ろ足に奇形が出てた今6ヶ月の子犬で今900グラムしかなくて、前日病院で検査してもらったら、左側の腎臓嚢胞が見つかりました。
血液検査の結果、BUN 51クレアチニン1.3でした。
まだ成長期なので、腎臓ケアの食事をあげるのもどうかなぁと思っているのですが、元々食の細い子で、しっかりと食べ込むことができにくいみたいです。
そのためよく低血糖になり、そのたびにブドウ糖を飲ませてます。
体が小さいので、ごく小粒のフードの方が食べやすいみたいなんですが、このような子によいフードは無いでしょうか?
他のところは全く問題ないので、治ることは無いとは思ってますが、どうにかして少し改善、若しくは現状維持できないものかと考えてますが、調べれば調べるほど訳が変わらなくなってきました。
とりあえず、植物性のカーボンの薬(?)は飲ませようかと思ってます。
よろしくお願いします。

Re: 子犬の腎臓嚢胞について

- 獣医師 阿部

2014/04/16(Wed) 10:40

No.3483

たじ 様

うららかな春日和が心地良い季節となりましたが、たじ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
ちょこちゃんのお子様のワンちゃんは、腎臓に嚢胞が見つかり、血液検査の結果ではBUN51、
Cre1.5だったのでございますね。
また、食事を腎臓ケアにされることをご検討中とのことですが、ワンちゃんの食が細く、
低血糖を起こすため、小粒で食べやすいお食事を探していらっしゃるのですね。
たじ様のご心配なお気持ちはいかばかりかとお察しいたします。早速ご案内をさせて
いただきますが、実際にワンちゃんのご様子を
拝見していないため、一般的なご案内となりますこと、ご了承くださいませ。

たじ様のワンちゃんは病院の検査で、左の腎臓に嚢胞が見つかったとのことでございますが、
おそらく腎臓に液体のたまった球状の袋(嚢胞)が形成される「腎嚢胞(嚢胞腎)」という病態
であるかと存じます。
嚢胞の発生原因ははっきりと分かっておらず、嚢胞が自然に消失することはないといわれています。
嚢胞の数が少なく、大きさも小さいうちは臨床症状を示すことは少ないとされていますが、
嚢胞の数が増えたり大きくなったりすると、嚢胞周囲の腎組織が圧迫・破壊されていきます。
末期になると、腎臓が十分に機能しなくなり、尿の生成や体の中で不要になった老廃物・毒素
などが尿へ排出されなくなるため、
慢性腎不全の病態へ進行します。

ネコちゃんでは、片側あるいは両側の腎臓に、多数の嚢胞が形成される「多発性腎嚢胞
(多発性嚢胞腎)」という病態があり、無症状で長期間経過し、中年齢以降の腎不全として
発見されることが多いご病気です。
ワンちゃんでも本症例の発生が報告されており、進行すると慢性腎不全の病態と
なります。嚢胞形成を食い止める根本的な治療はなく、
嚢胞内の液体を注射器で吸引・減量する処置を行うことがありますが、
進行する腎機能の低下に対する対症療法を、慢性腎不全の治療法に準じて実施していきます。
先にご案内をさせていただいた様に、嚢胞が小さく、腎機能の低下が現れていない間は、
治療の必要はなく経過観察を行う場合が多いようでございますが、病態が進行すると慢性腎不全
へ移行するため、予防として腎臓の療法食(タンパク、リンを制限)や
ACE阻害薬(腎臓糸球体血管の血圧を下げて腎臓を保護する)の投与を行う場合もあります。

たじ様のワンちゃんは血液検査でBUN51、Cre1.3の結果であったとのことですね。
腎疾患の状態を確認する際の項目として、BUNとCreが挙げられ、
これら二つの項目を同時に評価します。

BUNは血中尿素窒素を示し、血液中に含まれる尿素量を表します。
蛋白質が体内ではアミノ酸に分解され、アミノ酸が代謝・分解されるとアンモニアができます。
アンモニアは、そのままでは神経毒性を有するため、
肝臓での代謝により尿素が産生されます。
尿素の大部分は腎臓から糸球体で濾過されて尿中に排泄されますが、
その一部は再吸収され血中に戻されます。
腎臓の糸球体濾過率が低下したり、腎機能以外の要因(高蛋白の食事、消化管出血、
発熱など)でも上昇がみられます。
Cre(クレアチニン)は筋肉由来の窒素化合物であり、こちらも尿中に排泄されますが、
腎機能が低下したり、筋肉が損傷した時に血中濃度の上昇がみられます。

なお、ワンちゃんのBUNの正常値は、約7-31mg/dlとされており、腎機能の低下で上昇
しますが、腎機能以外の要因(高蛋白の食事、消化管出血、発熱など)でも上昇します。
一方Creの正常値は約0.7-1.5mg/dlとされています。ただしCreはワンちゃんの筋肉量
により正常値が異なり、900gのワンちゃんであれば上昇していると考えられます。
Creも腎機能の指標であり、高値では腎機能の低下が考えられます。
実際のご様子を拝見しておりませんので、数値からの考察になりますが、
たじ様のワンちゃんは腎嚢胞が認められていますので、おそらくBUNやCreの上昇は
腎嚢胞に関連しているのではないかと思いますが、上述したとおりBUNは腎機能以外の
要因でも上昇しますので、総合的な判断が必要となって参ります。
今後も、定期的に血液検査や尿検査、超音波検査などを行い、腎機能の評価や嚢胞の
大きさ、数をチェックし、病態の進行度を把握しながら、腎不全を発症した場合は
少しでも進行を遅らせることが重要です。

たじ様のワンちゃんは生後6ヶ月の成長期であり、療法食を与えることについてお悩みで
いらっしゃるのですね。
また、子犬ちゃんは食が細く、低血糖を起こしたこともおありとのことでございますね。

成長期のお子様ですので、ご飯をおいしく、必要量食べてくれると安心でございますね。
昨今では、フードメーカー各社から様々なタイプのお食事が販売されております。
嗜好性やタイプの違ったお食事をお試しいただき、お子様に合ったフードを選んでいただくと
よろしいでしょう。
たじ様におかれましては、腎嚢胞のご病気もおありですので、
かかりつけの動物病院さんにお食事のご相談や、
その他現在の体調をご考慮いただいた上で、お食事をお選びいただくことをお勧めいたします。
腎臓の疾患のワンちゃんやネコちゃんの療法食では、消化吸収後、腎臓で排出すべき老廃物
や毒素のもととなるたんぱく質が制限され、また、腎臓に負担をかけるリンやナトリウム(塩分)も
制限されたお食事となっています。
腎不全は早期に適切な食事療法を行うことで、病気の進行を遅らせることができるといわれて
おり、腎不全の管理においてとても大事な役割を果たします。
たじ様のワンちゃんは成長期でございますので、タンパクやリンを制限したお食事はあまり推奨
されませんが、腎不全の進行度を考慮した上で、腎療法食の処方を開始すべきか、
かかりつけの先生とご相談頂きたく存じます。
なお、食物性のカーボン薬を与えるご予定とのことですが、こちらにつきましても、かかりつけの先生
に現在のワンちゃんの体調を診ていただき、与えるかどうかご相談されますように、
よろしくお願い申し上げます。

また、食が細い場合は、次のような工夫をしていただくと、
食べてくれることもございますので、よろしければお試しください。

1.食事を少し温めて香りを立たせてみる。
加熱しすぎないようにご注意いただき、ドライフードであればドライヤーで、
ウェットタイプの場合は電子レンジで温めてみるとよいでしょう。
40度程度の温度が好まれるともいわれております。
2.ぬるま湯や鶏肉の煮汁などを加えて、やわらかくしてみる。
3.お食事を家の中の数か所に置いてみる
家の中のいろいろな場所に置いてみると、よく食べてくれる好みの場所が
見つかることもあるようです。
ただし、これからの季節は気温も高くなり、食べ物が傷みやすい季節
ですし、空気が触れると脂分が酸化して栄養価や嗜好性の低下が懸念されますので
出したままにせず、ある程度(15分〜30分ほど)で片付けるようにしましょう。
また、「もっと食べましょう」と声をかえると、食べないことに声がけというご褒美を与えて
しまうことになる場合があります。
食べたら「お利口ね」と褒めてあげていただくことも大切でしょう。

また、たじ様のワンちゃんは、子犬ちゃんですので、以前、たじ様も経験なさったように、
食事を十分に摂取できないと、低血糖になってしまうことがございますので、
おやつのボーロでもよろしいですし、ブドウ糖をお水に溶かして飲ませて
あげるようにしましょう。

このように、ある程度の糖分は摂取できるようにしていただき、
お食事は普通どおりのタイミングで、食べないようでしたら少しの食事量でもよろしいので、
食べるくらいに調節いただき、与えていただければと存じます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っておりますので、ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

末筆になりますが、たじ様とワンちゃんたちが笑顔にあふれた毎日を過ごされますよう、
心からお祈り申し上げます。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。




Re: 子犬の腎臓嚢胞について

- たじ

2014/04/22(Tue) 00:00

No.3489

丁寧な回答ありがとうございました。
とてもよくわかりました。
病院で「ネフガード」を処方されましたので、それを毎日飲ませて、H4Oの水が良いと聞きましたので、それを飲ませてみようと思います。
フードも細かく砕いて、糖水をかけてあげたらいつもより食べてくれるようになりました。
まだまだ体重が増えませんが、体力をつけてあげようと思います。
フードはパピー用でリンとかが多いので、おやつは少ないのを探してあげようかなと思ってますが、おやつにはあまり細かく表記されてないようで、どのようなのが良いか悩んでます。
7ミリの嚢胞で、この子にしてはほぼ左の腎臓全体くらいの多いさなので、誕生日まで生きられるか分かりませんが、できる限りしてあげたいと思います。



Re: 子犬の腎臓嚢胞について

- 獣医師 阿部

2014/04/23(Wed) 18:00

No.3495

たじ 様

この度はご丁寧にご返信をいただき、誠にありがとうございます。
たじ様のワンちゃんがお食事をいつもより食べてくれるようになったとのことで、
安心いたしました。たじ様の愛情にあふれたお気持ちが伝わり、お食事をおいしく
感じられたのではないでしょうか。

たじ様は、ワンちゃんに与えるおやつについてお悩みでいらっしゃるとのことでございますね。
フードメーカー各社から様々なタイプのおやつが販売されておりますので、
その中でも特に、たんぱく質、リン、ナトリウム(塩分)が制限されたおやつをお選び頂くことが
望ましいでしょう。
腎不全用の食事などで、情報をお調べ頂くと、参考になるものも多くございます。
一般的には市販のジャーキーは、嗜好性はありますが、たんぱく質、リン、ナトリウム(塩分)が多く含まれて
いますし、チーズやにぼし、かにかま等の練り製品は塩分が多く含まれていますので与えるのは控えた方が
よろしいでしょう。

また、ジャガイモやサツマイモなどの食物繊維は、窒素を栄養源としている腸内細菌を増やし、
アンモニアの発生を抑えるので、血液中の有害物質が減少し、その結果腎臓の負担を軽くする
効果がありますので、蒸したり、茹でたりして、小さくしてタッパーなどに入れておき、
おやつとしてお試しいただいてもよろしいかと思います。
ただし、これから気温が上がり、傷みやすくなりますのでご注意いただければと思います。
その他、オメガ-3脂肪酸が含まれたおやつも、腎臓の損傷の進行を遅らせるのに効果がありますので、
お試しいただければと存じます。

一般的なご案内をさせていただきましたが、療法食の子用のトリーツ(オヤツ)なども販売されているようで
ございますし、たじ様のワンちゃんのご様子をいちばん把握されているかかりつけの動物病院さんにご相談
いただき、現在の体調をご考慮の上、一番適したものを選んで頂くことをお勧めいたします。

今はとてもご心配だと存じますが、
何か気がかりな事などがございましたら、いつでもご気軽にご相談ください。
たじ様の愛情に包まれ、ミニチュワダックスちゃんがお健やかに成長されますことを
心からお祈りいたしております。



犬の食事についてお伺い

投稿者:ごっくん

投稿日:2014/04/19(Sat) 17:12

No.3488

犬の食事についてお伺いいたします。
1歳10ケ月になる雄の柴犬で、体重は9kg
・ドックフード(ドライタイプ)
  サイエンスダイエット/アダルト 1/2カップ(目盛り40g)
・ドックード以外の食べ物
  朝 ドックフードを完食後  ヨーグルト/プレーン(大さじ3程度)
  夜 ドックフードを完食後  お肉/豚肉(湯がいたものor焼いたもの)

・散歩
  飼い主自身の健康管理の目的もあり散歩は、1日3回

我が家に来た時には10ケ月を過ぎていましたから丁度1年となります。
日中は外で飼い、夕方から朝までは玄関(段ボールの中)にいます。
ドックフードは、ショップで食べていたメーカーと同じサイエンスダイエットのパピーを問題なく食べていました。その後、同じメーカーのアダルト(小粒用)に切り替えました。切り替え当初は特に問題なく食べていいましたが、ある時からお皿を目の前に出しても食べようとしなくなりました。結果的には出したものは食べるのですが、皿から取り出して手のひらに載せると食べたり、玄関のフローリングの上にぶちまけると食べたり...こんな感じで宥め賺して食べさせています。いつも手が掛かって困っています。素直に食べる時の方がむしろ少ない位です。
但し、お肉とヨーグルトは直ぐ食べ、出すのが遅れると要求もします。
長々と書きましたが何かいい方法などありましたらお教え願います。
以上、よろしくお願いいたします。

Re: 犬の食事についてお伺い

- ペット栄養管理士 三留

2014/04/23(Wed) 12:51

No.3494

ごっくん 様

色とりどりの春の花が美しい頃でございますが、ごっくん様に
おかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
1歳10か月の柴犬ちゃんお食事についてのご相談でございますね。
早速、お問合せにつきましてご案内をさせて頂きますが、
一般的なご案内となりますことを何卒ご了承下さいませ。

ごっくん様の柴犬ちゃんは、お食事のときに手をかけないと食べない
ことが多くてお困りとのことでございますね。
私たち人間の場合も、その日により食欲がある日があれば、ない日もあり、
自然と食べる量を調節していることもあるのではないでしょうか。
ワンちゃんも同じで、一過性の嘔吐や下痢などの消化器症状が
みられる場合には、食事量を減らしてあげることで消化器の負担を減らして
あげることができます。
また運動が不足しているようであれば、必要なカロリー量が低下するため、
運動量を増やしてあげて食欲を刺激してあげることも必要かもしれません。
フードの袋に印刷がされている分量はあくまでも目安ですので、
運動量や季節、体調にあわせてお食事量を調節いただきます。

しかしながら、体調が悪くて食事量が減っている場合も中にはございます。
ごっくん様からお教えいただいた内容ですと、柴犬ちゃんはお元気なご様子
ですので、健康状態には問題がないという前提でお話を進めさせていただきますが、
今後、お食事の量が減ること以外にも、ウンチの状態に変化があったり、
嘔吐がみられたり、元気がない、食欲不振の症状が進行しているなど、
気になるご様子がみられた場合には
体調不良による食欲不振である可能性もあるため、
お早めに動物病院さんにご相談をなさることをお勧めいたします。

さて、総合栄養食であるドッグフードは栄養のバランスが整ったお食事ですが、
どうしても嗜好性には劣りますので、ワンちゃんがドライフードを嫌々食べるような
素振りを見せることがよくみられます。
柴犬ちゃんは、最終的には出されたお食事を全部食べ、またお肉とヨーグルトは
すぐに食べるご様子ですね。
食欲がない訳ではなく、ドライフード以外には、美味しい物がたくさんある
ということが分かってきたのかもしれませんね。
また、ワンちゃんに周囲からの注目はたいへん嬉しいことですので、
食べないでいると、ご家族様が「まだあるわよ」「もう少し食べましょう」と声を
かけてくれることが知らないうちに、ワンちゃんにとって、「食べないでいると
良いことがある」ということになってしまうこともございます。
「出してもらったときに食べないと、困る」、また、「ごっくん様のお蔭で
お食事ができる」と柴犬ちゃんにしっかりと伝えていただくことが大切でしょう。
次にお食事を与えるときのポイントをご案内いたします。

■今もなさっているかもしれませんが、
お食事の時間になったら、オスワリ、マテと指示をして、
柴犬ちゃんがごっくん様の指示にしたがったら、「ヨシ」と
おっしゃってから、与えることは重要でございます。
さらに、「マテ」から「ヨシ」にいたる時間を、柴犬ちゃんの口から
よだれが出るくらいじらすと、ワンちゃんの体で食事を受け入れる態勢を
万全にさせることができるでしょう。

■一般的にドッグフードは脂でコーティングされていますので、空気に触れる時間が
長くなると酸化して、栄養価の面でも味の面でも劣化してしまいます。
柴犬ちゃんに、「食べないでいると困る」ということを教えるためだけではなく、
嗜好や栄養という面でも食べないでいたら、一定の時間(15分〜20分くらい)を目安に、
食事はさっと下げてしまった方が望ましいでしょう。

■今は、「食べないでいると、手で食べさせてもらえたりして、楽しいことがおこる」
というように柴犬ちゃんは思っているのかもしれません。
「食べたら、嬉しいことがおこる」と感じるようになさることが望ましいでしょう。
食事を少ししか食べていなくても、ごっくん様は「もう食べないの」などと
いうような言葉は何もかけず、知らん顔をなさって、柴犬ちゃんから
背を向けてしまいます。
反対に食べたときにだけ、「お利口ね」「すごいね」と柴犬ちゃんが嬉しく
得意になるような言葉をおかけいただきます。
そして、柴犬ちゃんが楽しみにしているお肉やヨーグルトは、食べたことへの
ご褒美として与えるようにしましょう。
このときも、柴犬ちゃんに要求されて与えるのではなく、
ごっくん様に主導権があることを表すため、「オスワリ」、「マテ」、と
指示をしていただき、柴犬ちゃんが指示に従って初めて「ヨシ」と
与えるようにします。
あるいは、最初から、一回に与える分量を食器に全部いれるのではなく、
「いつも、これくらいなら食べる」というくらいの分量をまずお入れ
いただき、食べたら「お利口ね」と褒めながら、ごっくん様の手から食器に入れて
追加なさるのも一つの方法でしょう。
このときに手から乗せて食べさせてあげてもよろしいですし、
食器の中にごっくん様の手からフードを追加していただくなどして
楽しい雰囲気を作ってあげましょう。
食べ方が少なくて心配なときは、1〜2時間したら、再度、食事の時間にしても
よいでしょう。
また、フードを少し取り分けてお散歩のときなどお持ちいただき、
お利口なときご褒美の代わりに与えていただくと
楽しい雰囲気に思わず食べるかもしれません。

■ごっくん様は、毎日3回柴犬ちゃんをお散歩にお連れになられていて、
柴犬ちゃんは幸せでございますね。
元気盛りの柴犬ちゃんですので、お食事の時間を「お腹が空いているから、
おいしい」という時間にするためにも、お食事の前のお散歩を長めにして
いただくなどして、なるべく運動量を増やすようになさると
よろしいかもしれません。
なお、一般的にワンちゃんが消化・吸収に要する時間は長くかかるので、
食後のお散歩などの運動は望ましくなく、食後はゆっくりと休ませてあげる
ようにしましょう。

■ドライフードそのものを美味しそうに見せるため、
食後に与えていらっしゃるお肉やヨーグルトをフードプロセッサなどで細かくして
ドライフードと分けることができないくらい、よく和えていただくのも一つの方法
かもしれません。
ただ、このようになさることでドライフードだけで食べなくなることも懸念され、
万が一、療法食を与える必要が起きたときに困ってしまいますので、
まずは、今のままドライフードだけで与えていただくほうが望ましいかもしれません。

アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256(携帯電話・PHSからは、03-6810-2314)です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります

お散歩の気持ち良い時期でございますね。
ご家族の皆様のご健康と、笑顔いっぱいの毎日を
心から応援いたしております。
今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。