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マーキングについて

投稿者:まりも

投稿日:2015/09/22(Tue) 20:28

No.4138

1才のミックス(プードル×マルチーズ)オスです
生後6か月位で去勢手術をしました。
今まで足を上げておしっこしたことがなかったのですが、
最近足を上げるようになりました。
外で散歩中に足を上げ、何回もします。
その際おしっこも少ししか出さないのでマーキングだと思います。
今のところ家ではやりません。
家ではトイレは完璧にできる子です。
散歩中のマーキングはしつけが必要ですか?
叱ってしまうと、おしっこがいけないことだと思ってしまうのが
怖くて叱れません。
だけど、家の中でマーキングされたらどうしようという不安もあります。
アドバイスお願いします。

Re: マーキングについて

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2015/09/28(Mon) 10:42

No.4144

まりも 様

芳しい金木犀の香りに秋の訪れを感じる頃でございますが、
まりも様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

このたびはご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
6ヶ月で去勢手術をお受けいただいた、まりも様のワンちゃんが、ここのところ外で
足を挙げてオシッコをするようになり、お家の中でも足を挙げてのオシッコをするように
なるのではないかとご心配で、しつけが必要か迷っていらっしゃるのでございますね。
早速ご案内させていただきますが、まりも様のワンちゃんの詳しいご様子が分かり
かねるため、一般的なご案内になりますことを何とぞご了承ください。

ワンちゃんはもともと群れで生活をしていたどうぶつであり、群れの中で上位下位を
付けたり、縄張りを主張するのは、本能だといわれています。
また、ワンちゃんには自分の縄張りを侵入者から守る習性があり、お散歩の時など
自分の縄張りを示すために、オシッコで目印を付け自分の存在を主張しようとします。
外で足を挙げてオシッコをするようになることが、男の子が性的に一人前になることを
あらわしているともいわれますし、マーキングはどちらかというと、男の子としての気質が
強く現れる部分でもありますが、女の子でも足は挙げなくてもオシッコを使っての
マーキング行為はみられますし、気質のしっかりとした勝気なタイプの女の子であれば
足を挙げてマーキングをすることもあるようです。
このように、家の外は多くのワンちゃんがお互いの力関係を牽制しあう場でもあります
ので、散歩時のマーキングは、ワンちゃんにとってごく当たり前の自己主張といえるかも
しれません。

ただ、家の中では、外のように自分の匂いをつけることで、他のワンちゃんたちに誇示する
必要はございませんので、外で足を挙げてマーキングをするからといって、
家の中でも足を挙げてマーキングをするとは限らないでしょう。
もちろん、多頭で飼育されていたり、ワンちゃんが「自分が中心にご家族が回っている」と
勘違いをしてしまって、ご家族の中での力関係があやふやである場合など、自分の力を
誇示する必要があるとワンちゃんが感じている場合には、家の中でも足を挙げての
マーキングがみられるようになる可能性は大きいかもしれません。

このようなことを考慮いただきますと、ご家族様とワンちゃんとの力関係を、明確に
ワンちゃんに分かるようにしてあげることで、「家庭という縄張りは、たくましい飼い主様が
守ってくれているから、のんびりと、安心していて良い」とワンちゃんが感じるように
していただくことが大切でしょう。

具体的には、お家の中のどこでもワンちゃんが自由にできるのではなく、例えば、台所は
危ないから入ってはいけない、など、お家の中のワンちゃんの行動にある程度の制限を
設けてみたり、ケージやクレートなどの安心安全な場所を与えていただく、あるいはソファの
真ん中の位置などのワンちゃんにとって優先度が高い位置は、人間のご家族様が占める、
などしていただくことも望ましいでしょう。
また、お食事やオモチャで遊ぶなど、ワンちゃんにとって嬉しいことを「ワンちゃんが
要求してきたからする」のではなく、オスワリ、マテなどの指示をご利用いただき、
「飼い主様の指示にしたがったらしてあげる」ということを繰り返しなさるとよろしいでしょう。
お出かけのときに家から出るのは、まりも様が先、ワンちゃんは後です。

家の外でのマーキングも関しても、どこでも自由、というのではなく、ある程度、
ワンちゃんの行動をまりも様がコントロールしているということをお見せいただくことは
大切でしょう。
リードでコントロールいただき、「この場所はいけない」という場所は、まりも様がリードを
ひいてサッと通り過ぎるようにしていただきます。
ワンちゃんを従えて走っていただくようになさるとよろしいでしょう。
お散歩も先に歩くのは、まりも様。そして、まりも様は胸をおはりいただき、堂々と、
ワンちゃんを従えているという雰囲気で歩いていただくことも大切でしょう。
一方で、スキンシップや楽しいコミュニケーションを十分にお取りいただき、ゆったりと
一緒に過ごせる満足感を感じさせてあげましょう。

なお、お散歩で十分に自己表現ができていないことが、お家でのマーキングにつながる
可能性もございます。若くてエネルギーが有り余っている月齢でございますので、
楽しいお散歩でエネルギー発散をさせていただくことも大切でしょう。

万が一、家の中で、ワンちゃんが実際にマーキングをしている姿を見たり、マーキングが
してある場所を見つけても、まりも様は慌ててしまったり、感情的に怒ったなさらない
ほうがよろしいでしょう。
実際にしている場面を叱るのであれば、極力落ち着いて、低い声で「いけない」など
決めた言葉で伝えるようにしましょう。
マーキングをするのを止めたときには、明るい声で褒めてあげましょう。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

まりも様とワンちゃんの笑顔の溢れる毎日を心から応援いたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



おトイレについて

投稿者:はる

投稿日:2015/09/22(Tue) 10:21

No.4137

11ヶ月になる小型犬ミックスの女の子です。
基本的にはおトイレはおトイレの場所ですることができます。ですが、稀にラグの上でしてしまいます。トイレシートが汚いわけでも、家のものがどこかに出掛けるというわけでもありません。叱ったわけでもなく、他にワンちゃんや小さい子がいるわけでもないのですが……。
ラグにしてしまうときは、私達の目の前ではなく、私達が寝ている間や、家事をしているなど目を離している時です。このような場合、どのようなことが考えられるのでしょうか?

Re: おトイレについて

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2015/09/28(Mon) 10:01

No.4143

はる 様

秋の空に丸く輝くお月様が美しい頃でございますが、はる 様におかれましてはい
かがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
早速、ご案内させて頂きたく存じますが、
一般的なご案内となりますことを何とぞご了承ください。

はる様の11ヶ月のワンちゃんは、トイレでの排泄が基本的にできるのですが、
稀にラグの上にすることがあるとのことでございますね。
ラグやカーペット、玄関マットやキッチンマットのようなフワフワして、オシッコがシュワーっと
吸収されていく場所は屋内環境では最も、といってもよいくらい、
ワンちゃんがオシッコをしたがる場所だといえるでしょう。

はる様のワンちゃんは、どこでオシッコをするのかはわかっているけど、ラグでするオシッコが
気持ち良いので、ついつい「ここでしたい」という誘惑に負けてしまい、
してしまっているのかもしれませんね。
気温が下がっていくこれからの季節は、ラグの温もりが嬉しい季節ではありますが、
ラグをワンちゃんの行き来できない場所に移していただくなどの工夫をなさったほうが
よろしいかもしれません。

また、はる様のワンちゃんは11ヶ月の女の子でございますね。避妊手術をしていない
女の子であれば、1年に2度発情出血がみられます。
もしはる様のワンちゃんが避妊手術をなさっていないのであれば、発情に伴い、
ホルモンの影響でオシッコの量や頻度が増えて、オシッコが我慢しきれないという可能性
も考えられます。
なお、中には膀胱炎などの泌尿器科系の病気があって、我慢できずにオシッコをして
しまっている可能性もゼロではございません。
もし、ラグの上でしてしまっている以外にも、オシッコをする体勢をするけど、
上手く排泄ができていないようだ、痛みを伴っているようだ、さっきしたばかりなのに
オシッコをしたがる、などオシッコをする際の様子に、いつもと違うところがみられた
場合には、動物病院さんにご相談いただくことをお勧めいたします。

はる様のワンちゃんは、来月には一歳のお誕生日をお迎えになるのでございますね。
本当におめでとうございます。
はる様のワンちゃんのお健やかなご成長と、ご家族の笑顔いっぱいの毎日を心から
応援いたしております。
なおアニコムでは、お電話でのしつけ・健康相談サービスも行っておりますので、
お気軽にご利用ください。
電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256
です。
平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30(年末年始を除く)
土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります

体調管理の難しい頃でございますので、くれぐれお体をご自愛くださいませ。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。





外出先でのトイレ

投稿者:アリス

投稿日:2015/09/20(Sun) 09:47

No.4135

いつもお世話になっています。
来週9ヶ月になるチワワの女の子のトイレの事で相談したいと思っています。
現在おしっことウンチは朝昼晩の食事の後に決まってします。
なのでだいたいそれぞれ1日3〜4回の回数です。
困っているのは外出先では一切どちらもしてくれない事です。
まだ2・3ヶ月の幼少の時は外出先でもしていたのですが、成長する度にしなくなりました。
長時間の外出の時は家に帰るまで全くしません。
あと普段の散歩の時も道や草むらでのトイレも1度もした事が無いコです。
特に問題が無ければいいのですが、見ているコチラ側は心配なので大丈夫なのかと思ってしまいます。
神経質っぽい性格のコなので、こういうコの場合はどうすれば外出先でトイレをしてくれるのでしょうか。(常時、車内や出掛け先でトイレシートはひいているのですが)
良い方法があればアドバイスよろしくお願い致します。

Re: 外出先でのトイレ

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2015/09/25(Fri) 17:05

No.4141

アリス 様

こちらこそ、平素よりお世話になりまして誠にありがとうございます。
お月様が美しい表情を見せてくれる頃でございますが
アリス様におかれましては、いかがお過しでしょうか。

この度はチワワちゃんのご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
チワワちゃんはお家の中では、トイレで排泄をなさるとのこと、
お利口さんでございますね。
アリス様におかれましては、チワワちゃんが外出先では排泄をしようとせず、
ご帰宅まで排泄を我慢する様子にご心配なさっていらっしゃるのでございますね。

早速ご案内をさせていただきたく存じますが、実際のチワワちゃんのご様子を
拝見しておりませんので一般的なご案内となりますことを何とぞご了承ください。

チワワちゃんは生後9ヶ月とのことですので、まだ多少の幼さは残しながら、
少しずつオトナの表情を見せる頃ではないでしょうか。
また、怖いものを持ちながらも、少しずつ自信をつけ始めていく思春期かと存じます。

実は、外での排泄はワンちゃんの成長とも関連があるといわれております。
チワワちゃんは2〜3か月の頃にはお外でも排泄をしていたのに、その後しなく
なったとのことですが、くったくなく恐いものしらずだった子犬ちゃんが、
だんだん恐いものが分かるようになってお外でしなくなったということも
考えられます。

これから、ワンちゃんが、成長とともに自分への自信を持つようになり、
どこででもある程度のリラックスができるようになるようになると、
だんだん外で排泄をするようになる傾向が見られます。

お散歩などで外を歩いていらっしゃると、ワンちゃんたちが地面に残るほかの
ワンちゃんのおしっこの痕跡を夢中になって嗅ぐ姿をご覧になられる
のではないでしょうか。
ワンちゃんたちは、オシッコの匂いを通して他のワンちゃんたちとの情報交換を
します。チワワちゃんも、他のワンちゃんの情報を積極的に収集するようになると、
今度は自分の情報を外に発信したいと思うようになるのかもしれません。
お外を歩いていろいろなワンちゃんの情報を得ることで、慣れた場所を作ること
にもなるでしょう。

これから精神的にも成長をしていく中で、いつも通るお散歩道にチワワちゃんが
自分の匂いをつけようとオシッコをするようになるまで、
このままもう少し整調を見守っていただければと存じます。
まずはリラックスできるよう毎日のお散歩を楽しくことを続けましょう。

お家でする排泄と、お外でする排泄とを関連付けることも1つの方法です。
お家で排泄をするときに、「チーチ、チーチ」などと、いつも決まった掛け声を
かけていただき、排泄したら褒めてあげましょう。
この行動を繰り返す中で、「特定の号令=排泄」と反射的につながるようになって
いくことがあります。

そして、お散歩道にも慣れたころ、膀胱の中にオシッコがたまっているような
タイミングで、お散歩の最中に掛け声をかけていただければ、
偶然でも排泄をする時があるかもしれません。
そのときにはうんと褒めてあげることで、「お外でしても良いよ」ということを
教えてあげましょう。

なお、オシッコやウンチのタイミングを把握なさっていらっしゃるのであれば、
その頃にお散歩されるのもよろしいかもしれません。
例えば、朝一番に排泄をする習慣がある場合は、朝一番のタイミングでお散歩に
でかけられてはいかがでしょうか。

そのようになさりながら、外出先でもシートを広げていただき、
オシッコがたまった状態でチワワちゃんに声がけをしていただき、
偶然でもできたら褒めてあげましょう。
チワワちゃんがリラックスをして自然体のままでいられるようにのんびり、
「いつかできたらいいね」くらいの気持ちでいらっしゃったほうが
よろしいかもしれません。

もちろん、個性はいろいろですので、成犬になってもお外で排泄をしない子も
みられます。排泄とは無防備な行動ですので、一般的に心配性であったり、
恐がり屋さんの傾向にあるワンちゃんにそのような傾向があるようでございます。

「心配をしなくても良いよ」と教えるためには、「飼い主様がチワワちゃんを
守っているから安心できる、飼い主様が頼りになる」ということを
チワワちゃんにアピールしていただいてはいかがでしょうか。
例えば、お散歩道では、なるべくアリス様がチワワちゃんより先を歩くことで、
アリス様がチワワちゃんを率いていることを示していただくとよろしいでしょう。
また、車や他のワンちゃんを連れたご家族と通り過ぎるときには、
アリス様が、車や他のワンちゃんとチワワちゃんの間をお入りいただき、
胸をはって堂々とお歩きになることで、
アリス様に守られていることを、チワワちゃんに伝えていただければと存じます。

また、チワワちゃんが自信をつけるためには、チワワちゃんの望ましい行動に
対して、明るい声でうんと褒めてあげてください。

チワワちゃんもそろそろオトナの仲間入り、お誕生日をお迎えにならえる日が
楽しみでございますね。
チワワちゃんのお健やかな成長を心からお祈りしております。
アリス様とチワワちゃんの笑顔いっぱいの毎日を心から応援いたしております。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、しつけ相談
サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



赤ちゃんとの生活

投稿者:ジョヌママ

投稿日:2015/09/18(Fri) 13:31

No.4133

すいません。焦って投稿してしまい。シュナとはミニチュアシュナウザーです。
赤ちゃんが二か月でウイルス感染し、それから余計心配になってしまっています。
散歩は赤ちゃんと一時間ほどいっています。
宜しくお願い致します。

Re: 赤ちゃんとの生活

- 獣医師 酒井

2015/09/25(Fri) 15:04

No.4140

ジョヌママ様

NO.4133のご投稿につきましては、NO.4139と併せてご案内をさせて
いただいております。何とぞご了承いただきますようお願いいたします。



赤ちゃんとの生活

投稿者:ジョヌママ

投稿日:2015/09/18(Fri) 10:49

No.4132

四か月の赤ちゃんと四歳のシュナの生活について相談です。
どのくらい清潔にきをつければよいのかが分かりません。数人の小児科医に聞きましたが皆難しい問題です。手を洗う口を舐められない。アレルギーが出るならこれからだから気を付けるようにいわれます。
しかし、うちは家はフリーに動いてますし、11才の息子もいますので息子はシュナと一体化した様な生活をしていて家の物はみなシュナを触った手で触っているというような状態です。ですから、私は今、何十回も手を洗い、シュナを抱っこしたりかわいがると五六回着替えをしている状態です。
シュナも家の中で排泄をするので、そのたびに御尻やおちんちんを拭かれ除菌スプレーをされている状態です。
ストレスが溜まっているのか近頃自分の布団に楊枝の先ほどのうんちをして鼻で一生懸命どかそうとしていて、結局シャンプーを連続でしたりして悪循環です。シャンプーが苦手なので。
私もだんだんシュナを触る回数も減ってきてしまいました。
冬は今まで私の布団で寝ていたのですが、昨夜寒かったようで布団に入ってきました。これも授乳の度に服を着替えなくてはいけないのか?と悩んでいます。ここまで清潔にしなけれはいけないという指標がないのでどうしたらよいか困っています。もっとシュナを触ってあげたいです。いつも赤ちゃんを見る目が切ない目をしています。だからと言って吠えたりはしません。
私もシュナもストレスでいっぱいです。赤ちゃんがいて、犬がいらっしゃる家庭はみなさんどうしているのでしょうか?
犬がいる場所に落ちたおもちゃや哺乳瓶は今まで捨ててきました。

これから赤ちゃんもベビーベットから下に降りる生活になります。その前に相談したく思いましてメールいたしました。

Re: 赤ちゃんとの生活

- 獣医師 酒井

2015/09/25(Fri) 14:23

No.4139

ジョヌママ 様

コスモスの花がそろそろ咲き始め、秋の深まりを感じる今日この頃でございますが、
ジョヌママ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
早速ご案内させていただきますが、実際のワンちゃんのご様子を拝見して
おりませんので、一般的なご案内となりますことをご了承下さい。

ジョヌママ様の4ヶ月の赤ちゃんと4歳のシュナちゃんの生活についてのご相談でございますね。
まずは、赤ちゃんのご誕生、誠におめでとうございます。
数か月の赤ちゃんの育児でしたら、ジョヌママ様は産後の疲れを癒す間もなく、
普段の家事に加えて昼夜問わず赤ちゃんの授乳にお世話と、
ワンちゃんが一緒でなくても本当に大変な時期でございますね。
さらに赤ちゃんが2ヶ月齢の時にウイルス感染をしたとのことで今後のことに
ご不安を強く感じていらっしゃるお気持、お察しいたします。

すでに小児科の先生にもご相談されているということですので、赤ちゃんに対しての衛生面で
ご注意いただくことは、先生のご指導に従っていただくのが一番かと存じます。
しかしながら、一言に衛生面にご注意、といっても、ジョヌママ様が仰る通り、
どこまで注意すべきか、ということはとても難しい問題かと思います。
ワンちゃんを飼っていらっしゃる多くのご家庭に人間の赤ちゃんが生まれたとき、
ワンちゃんとの生活をどのようにしていくか、ジョヌママ様と同じように悩まれているのでは
ないかと存じます。ご家庭の環境や、ワンちゃんの性格、赤ちゃんの体質などによっても
対策は異なってくるかとは思われますが、皆さん試行錯誤しながら、
ワンちゃんとの生活スタイルをそれぞれ形作っていかれるのではないでしょうか。

すでにジョヌママ様はシュナちゃんと触れ合ったり、抱っこをしたり、お世話をした後には
手洗いや着替えを徹底し、衛生に注意していただいているのですね。
赤ちゃんがいないご家庭でも、ワンちゃんと家の中で生活する場合、排泄物の片付けの後の
手洗いや、食事の支度前の手洗いなどは当然のことですが、まだ抵抗力の弱い1歳未満の
赤ちゃんがいらっしゃるお宅では、そういったことに加えて、ジョヌママ様がなさっていらっしゃるように、
赤ちゃんのお世話をする前の手洗いや衣類の衛生にもご注意が必要でしょう。
度重なる着替えや手洗いの大変さ、それだけ注意していても赤ちゃんに対しては完全では
ないかもしれないというご不安な思い、シュナちゃんと思う存分触れ合うことができず寂しい思い
をさせてしまっているというシュナちゃんに対する申し訳ない気持ち、ジョヌママ様は
こういったすべての思いを一気に背負って強いストレスを感じていらっしゃるのではないでしょうか。
そのようなお気持は、大切な赤ちゃんを守るという、母性そのものでしょうし、お辛いお気持ちも、
ジョヌママ様が愛情深いお人柄でいらっしゃるからこそではないかと存じます。
ただ、ワンちゃんと一緒に生活する中で、ワンちゃんがいない生活と同じように、
すべての面で衛生的にするというのは難しいのかもしれません。
一方で、ジョヌママ様は、素晴らしい心の栄養をシュナちゃんとの生活を通して、
お子様方にお与えになられているという側面もあるのではないでしょうか。
小児科の先生が、赤ちゃんの健康のためにワンちゃんとの生活は特別に注意が必要と
いうご指示でしたら、シュナちゃんを一定期間お知り合いや、ご実家などで預かって
いただくことも検討なさることも一つの選択肢であるかもしれません。
しかしワンちゃんと生活をされているご家庭で、通常の衛生管理に加えて少し赤ちゃんの
抵抗力がつくまでご家族の皆さんに協力していただくことで、特に大きな問題もなく、
普通に生活をされている方もたくさんいらっしゃいます。

さて、11歳になられる赤ちゃんのお兄ちゃんは、シュナちゃんと一体化したような生活で、
シュナちゃんを触った手で家の物をなんでも触ってしまうということですね。
きっと、シュナちゃんと仲良しで、ご一緒に遊んでいらっしゃるのではないかと思います。
やんちゃ盛りの男の子でも11歳でいらっしゃれば、お母様が今赤ちゃんのお世話で大変なことも、
赤ちゃんの健康のためにも衛生に注意しなければいけないこともご説明いただければ、
きっと素晴らしい協力者になっていただけるかと思います。
お兄ちゃんにはシュナちゃんとたっぷり触れ合ってジョヌママ様がシュナちゃんとスキンシップを
取れない分を補っていただいているのかもしれませんね。
シュナちゃんとの生活、赤ちゃんとの生活、ことさら今後赤ちゃんがベビーベッドから降りて
生活するスペースが同じになったとき、ご家族全員が和やかにお過ごしになられるため、
シュナちゃんと触れ合ったら、手洗いをしっかりすることなどをお話なさってみてはいかがでしょうか。
お兄ちゃんには、お母様の視点とは異なる、シュナちゃんへの思いがあり、お兄ちゃんも複雑な
思いを抱いていらっしゃるのかもしれません。
シュナちゃんが汚いからということではなく、赤ちゃんがお母さんのお腹から出てきて、
今はまだ抵抗力がついていないので、しばらくは、特別な注意が必要なこと、
お兄ちゃんも赤ちゃんと同じように周りの家族に守られて立派に成長したことを
わかっていただく、とても素敵な機会かと存じます。

4ヶ月の赤ちゃんですので、今はやはりジョヌママ様には赤ちゃん中心の生活を考えて
いただくのがよろしいでしょう。それを引け目に感じることなく、頼もしいご子息様やご家族に
ご協力していただき、シュナちゃんとの触れ合いを今はなるべくお任せしましょう。
冬の季節や寒い日、ジョヌママ様のお布団にシュナちゃんが入ってくるということですが、
やはりこれから授乳を含め、赤ちゃんとのスキンシップが長い生活の中では、
お布団にはシュナちゃんが自由に出入りすることがないよう工夫されてはいかがでしょうか。
お部屋を分ける、シュナちゃんの寝室としてサークルにふかふかのお布団を用意してあげるなど、
他のスペースを用意してあげましょう。
かわいそうという気持ちになりがちですが、衛生面を重視するところではきっぱりと線引きし、
その分、自信をもって優しく声をかけてあげることでシュナちゃんは環境の変化に慣れ、
ストレスを最小限にできるのではないかと思います。

ジョヌママ様ご自身がストレスに押しつぶされそうになりながら、生活されていらっしゃると、
ジョヌママ様にとっても、シュナちゃんにとっても、大切な赤ちゃんにとっても、よくありません。
今のところ、大きな環境の変化にも関わらず、吠えたりもしないシュナちゃんは本当に頭がよく、
ご家族の皆様が赤ちゃんを大切にしていることを理解している証拠だと思います。
幸いM.シュナウザーちゃんは抜け毛が少ない犬種ですので、他の犬種に比べると敷物や布団、
クッションなどにも毛が付着しにくく衛生的に保ちやすいかと存じます。
シュナちゃん自身も定期的にシャンプーをしていただいたり皮膚の状態を良好に保ちフケなどが
落ちにくいよう管理していただくことや、下痢など起こさないよう、健康状態を良好に保てるよう、
他のご家族にもよく注意していただくようにしましょう。

シュナちゃんにも、ママの大切な赤ちゃんだということはわかっていると思います。
赤ちゃんがお昼寝なさっている時などに、ママの気持ちは変わらないこと、
でも赤ちゃんがまだ小さいから、今しばらく我慢してね、ママを助けてね、と
お話いただく時間をお持ちいただいてはいかがでしょうか。
生活の中で「触る」というコミュニケーションが減ることは、
大切な赤ちゃんの子育てをなさっていらっしゃるのですから、致し方ないのではないでしょうか。
その分、「シュナちゃんはママを助けてくれて、いい子ね」と言葉によりコミュニケーションを
お取りいただくようなさることも一つの方法でしょう。

普段の家の中での排泄も、気になってしまわれるかと存じますが、シュナちゃん自身排泄が
悪いことのように感じる状況にはしないように、何事もなかったように手早く片づけ、
お尻周りも汚れがある場合にはさっとふき取り清潔に保つといいでしょう。
普段から寝室をきちんと分けておく、シュナちゃん専用のお気に入りのくつろぎスペースを
準備してあげることなどの対策で、ある程度は衛生的な環境に保つことが可能かと存じます。

赤ちゃんのオモチャなど口にするものも衛生的に丸洗いしやすいものや消毒しやすいものを
選んだり、赤ちゃんがベッドから降りる生活になってもベビーゲートなどを利用して赤ちゃんの
主な生活スペースは可能な範囲でしばらくワンちゃんと分けて様子を見ていくということでも
よいかもしれません。また哺乳瓶は煮沸消毒や専用の消毒薬で殺菌できますので、
正しい方法で処理し衛生に注意することが大切です。

赤ちゃんとご一緒に一時間ほどのお散歩にも連れて行っていただいているとのこと、
赤ちゃんにとっても、シュナちゃんにとってもとても素晴らしい体験ですね。
気候の良いこの季節に一緒にお散歩にお出かけになり、赤ちゃんもシュナちゃんと一緒でなければ
できない経験をされていることかと存じます。
今は小さな赤ちゃんを目の前に、衛生面に神経質になってしまうことは当然ですが、
赤ちゃんは思った以上に周りの環境から、様々なことを吸収し、
たくましくどんどん成長していきます。
ワンちゃんとの生活は私たちに大きな癒しを与えてくれて、気持ちをリラックスさせ、
免疫力をアップさせる効果があると考えられていますが、赤ちゃんにもきっと目に見えない
素晴らしい影響をシュナちゃんは与えてくれていることと思います。
そういったワンちゃんとの生活のプラス面も時折思い描きながら、毎日を過ごされると、
少し気持ちをゆったりと持ってご家族の皆さんとシュナちゃんとのよりよい生活の方法が
みえてくるかもしれません。

赤ちゃんの健康の面で、ご心配な点がありましたら、その都度、小児科の先生にも
ご相談をされると安心です。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。

お電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

ご家族の皆様とシュナちゃんが健やかに、笑顔いっぱい過ごされますよう、
いつも応援致しております。
またご不安なことございましたら、いつでもお気軽にご相談下さい。

今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。