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柴犬の後ろ足の肉球から血が出て...

投稿者:さぶろー

投稿日:2016/03/07(Mon) 23:01

No.4286

柴犬の後ろ足の肉球から血が出ている
散歩から帰ってきて後ろ足をウエットティッシュで拭いたら血が少量ついてきた。痛がる様子はないが病院へ行った方がいいのか応急処置で構わないのかまた応急処置でいいのならその処置について教えて下さい。よろしくお願いします。

Re: 柴犬の後ろ足の肉球から血が...

- 獣医師 酒井

2016/03/09(Wed) 13:29

No.4289

さぶろー様

やわらかな日差しの中、咲き誇る梅の花を見ますと、春の訪れを感じる今日この頃で
ございますが、さぶろー様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
柴犬ちゃんの肉球のお怪我についてのご相談でございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、
実際のご様子を拝見していませんので、一般的なご案内となりますことをご了承ください。

お散歩から帰ってきてさぶろー様が柴犬ちゃんの足を拭いたところ、少量の血がついていた
ということですね。
足を痛がる様子は無かったということですが、その後も気にしたり、舐めたりする様子は
ございませんか。

肉球の表面は他の皮膚と構造が異なり、非常に厚い角質層で覆われていて小石など
突起物による負傷から足の裏を保護しています。また肉球の内部は脂肪を多く含んだ
弾性繊維によって構成されており、歩いたり、飛び降りたりする際に四肢の骨や関節が
受ける衝撃をやわらげるクッションの役割を果たしています。

産まれて間もない子犬ちゃんの肉球は柔らかく傷つきやすいものですが、成長に伴い、
お散歩時に直接地面に触れ、様々な刺激や衝撃を受けるにつれ、さらに丈夫になって
いきます。このように丈夫な肉球ですが、ガラスやとがった小石などが刺さったり、草などで、
切ってしまうこともあります。
さぶろー様の柴犬ちゃんも、お散歩から帰って足を拭いたところ、血がついていたということ
ですので、お散歩の時にケガをしてしまったのかもしれませんね。
傷つきにくい肉球ですが、一旦ケガをしてしまうと、清潔に保つことが難しいことや、
歩行する度に治りかけた傷に圧力がかかり傷が開いてしまうこと、そして他の皮膚に比べて
肉球の角質層は再生能力が乏しいことから、傷が治りにくいといわれています。
また見た目ではすぐに確認できないような小さな草の実や小石が肉球や指の間に
食い込んでいることがあります。
もし、出血が続くようであったり、その足を気にして舐めている様子がみられるようでしたら、
傷の状態をしっかり確認いただくためにも、念のためかかりつけの病院さんに
ご相談いただくことをお勧め致します。

もし出血はその時だけで、症状が落ち着いているようであれば、しばらくの間はお散歩から
帰った後にはしっかりと足裏を洗って清潔に保ち、出血の有無を確認するようにしましょう。
小さな傷であれば、「清潔に保つこと」、「じめじめした場所や小石などのある足場の
悪いところは歩かせないこと」、「飛び上がったり飛び降りたりさせず、安静に過ごすこと」で、
通常は良くなります。

また、肉球は高齢になったり、若くても皮膚がデリケートなワンちゃんですとひび割れのような
状態になっていたり、ガサガサに硬くなることもあります。そのような状態ですと、ケガをして
いなくても、歩いただけで出血をする場合があり、足裏を靴下などで保護したり、
クリームを使用した方がいい場合もありますので、かかりつけの先生に日常のケアについて
ご相談されることをお勧め致します。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っております。
気がかりなことがございましたら、お気軽にご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

お散歩に気持ちの良い季節になってまいりました。
肉球のトラブルが早く落ち着き、さぶろー様と柴犬ちゃんが毎日のお散歩を満喫
できますよう願っております。

今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



DHAとEPAの過剰摂取について

投稿者:みー

投稿日:2016/03/03(Thu) 18:51

No.4283

心臓、関節、貧血にいいと聞いたDHAやEPAですが、猫の過剰摂取の量が調べても分かりません。
グリーンマッスルのサプリを飲ませてますが、サーモンオイルも飲ませようか考えてます。
しかし取りすぎになるのかが分からず教えてください。
グリーンマッスルは必ず飲ませなきゃならないので、それだけでじゅうぶんでしょうか?
鉄分の過剰摂取も何か問題ありますか?

Re: DHAとEPAの過剰摂取について

- 獣医師 酒井

2016/03/08(Tue) 11:34

No.4287

みー様
すっかり春めいて、チューリップの葉もぐんぐん生長している今日この頃でございますが、
みー様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

この度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
みー様のネコちゃんに与えるサプリについてのご質問でございますね。
早速ご案内させていただきますが、実際のご様子を拝見していないため、
一般的なご案内となりますことをご了承下さい。

みー様のネコちゃんは現在グリーンマッスルを飲ませており、
さらにサーモンオイルを追加して飲ませるかご検討中ということですね。
サプリメントは、栄養補助食品ともいわれ、食事では十分に取ることができない
栄養素を補うために利用され、サプリメントを摂取することで、特定の病気の予防や症状の
改善が報告されています。
ただ、医薬品はその成分内容や用量、副作用、効果効能、飲み合わせについてしっかりと
調査が行われて、成分を明記することや一定の安全基準を満たすことが義務付けられているのに対し、
サプリメントはあくまでも食品であり、成分の表記や安全基準などにもあいまいな部分があります。
そのため、サプリとサプリ、サプリと医薬品の飲み合わせの良し悪しというのは
しっかりと調査されていないのが現状です。
このようなことから、厳密な投薬量は定められていませんが、サプリメントにはそれぞれどうぶつに与える
目安の量の記載があり、それ以上の量を与えることはお勧めできません。
複数のサプリメントを与える場合、特に高齢どうぶつを対象にした商品は同じ成分が含まれることが
多いので、推奨されている量よりも多く与えることになりかねません。
また、高齢どうぶつのお食事にもサプリメントと同じ成分が含まれている場合がよくありますので、
ネコちゃんに普段与えている食事と、検討いただいているサプリメントの種類を先生に
ご提示いただき、現在のネコちゃんの体調に問題がないかどうかご確認をお願い致します。

例えば、既に与えていらっしゃる、グリーンマッスルは緑イ貝の抽出物を主成分としており、グルコサミン
やDHA、EPA等が含まれている製品です。
グルコサミンはネコちゃんやワンちゃんの関節の健康に効果が期待され、高齢による関節症や、
若くても関節に疾患を抱えている場合に利用されています。
DHAやEPAなどのオメガ-3脂肪酸はネコちゃんにおいて、被毛を良好な状態に保つ役割や
抗炎症作用があり、老化を防ぐ効果が期待される抗酸化物質として高齢のネコちゃんへの
投与が一般的に勧められています。
みー様はグリーンマッスルに加えてサーモンオイルを与えることをご検討中ということですね。
サーモンオイルは、このDHAやEPAを多く含みますので、グリーンマッスルにも含まれる
DHAやEPAに加えて摂取することになります。
身体に良いとされる成分であっても、多くの成分は過剰に摂取することが勧められない、
もしくは過剰に摂取することによる害がよくわかっていない事が多いかと存じます。
オメガ-3脂肪酸の過剰摂取は免疫機能障害が起こる可能性もあるとされていますので
注意が必要です。

もう一つはご質問の鉄分の過剰摂取で問題が生じるかどうかについてですね。
鉄は体内の酸素運搬に関わる重要な栄養素です。鉄の不足により貧血が起こることも
ありますので、貧血を起こしている場合に、鉄剤を処方されることもあります。
しかし、貧血のすべての原因が鉄不足というわけではなく、多くは体内の出血、感染症、
慢性腎不全、溶血性貧血など、何らかの疾病が原因で起こっています。
その場合には、基礎疾患の治療を行いながら、鉄が不足していると考えられる場合にのみ
鉄分をサプリなどで補給します。
鉄は微量必須ミネラルといい、貧血だからといって、必要量以上に摂取させることは
勧められません。
過剰に摂取することによりリンの吸収を妨げることが知られており、下痢や嘔吐などの症状を
示す可能性もあります。

ネコちゃんの健康状態、体調、継続しているお薬などによっては、サプリの投与が勧められない
場合もあります。
そのため、新しくサプリの投与を検討される場合にはかならずネコちゃんの健康状態を
よくご存じの、かかりつけの先生にご相談いただくことがとても大切です。

なお、弊社では、サプリメント等の個々の商品についての詳しい情報は持ち合わせておらず、
具体的なご案内を致しかねる点をご了承いただきたく存じます。
サプリのパッケージにある成分表だけでは情報が充分ではない場合には、
各々の販売元に問い合わせて、飲み合わせなどについての情報を伺ってみるのも1つの方法です。
それらの情報もお持ちになって、かかりつけの先生とご相談の上、サプリの内容を決めていただくと
よろしいでしょう。
また、使用する場合には、その後のネコちゃんの体調もよく観察し、なにか気になることが
ございましたら、すぐに先生に相談いただくことも大切です。
ネコちゃんの健康な毎日のために、よりよい食事管理に加え、サプリが適切に利用されます
ように願っております。

アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
お気軽にご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

季節の変わり目で気温差が大きい頃ですが、みー様もネコちゃんも体調を崩されることが
ございませんようご自愛下さい。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



サプリについて

投稿者:あずき

投稿日:2016/02/09(Tue) 21:46

No.4256

フレブル9歳10か月の♀です。
膝蓋骨、大腿骨にトラブル有で関節サプリはとっていますが、筋肉が落ちてきてしまったため、筋肉にいいサプリを取りたいのですが、成分としてはどのようなものを選べばいいのでしょうか?
よろしくお願いします。

Re: サプリについて

- 獣医師 江口

2016/02/12(Fri) 15:39

No.4260

あずき 様

暦の上では春とはいえ、寒い日が続いておりますが、
あずき様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

この度はご相談頂きまして誠にありがとうございます。
早速ご案内させて頂きたく存じますが、実際にワンちゃんのご様子を拝見して
おりませんので、一般的な案内になりますこと何卒ご了承ください。

現在、あずき様のフレブルちゃんの筋肉が落ちてきてしまったため、
筋肉にいいサプリメントを与えたいということでございますね。

筋肉はタンパク質を材料として作られますので、筋肉を作るための必要な栄養素と
いうことでは、まず良質なタンパク質の摂取が必要となります。
タンパク質は体内に摂取された後アミノ酸に分解されます。動物の身体を組成
するために必要なアミノ酸は20種類ありますが、そのうち半数は体内で
合成できなかったり、合成される量が不足するため食事から摂る必要があります。
毎日の食事によってバランス良くこれらのアミノ酸を摂取することが理想的
ですが、もし食欲があまりなく、栄養バランスの偏った食事しか食べられない
状況であれば、足りない栄養素を補足するためのサプリメントのご利用は
効果があるかもしれませんね。

タンパク成分にはミルクから取り出したミルクペプチド、魚から取り出した
フィッシュペプチド、もちろん鶏肉や豚肉など獣肉からタンパク質を取りだした
ものもあります。
様々な商品がございますので、選んで頂く際には、もしフレンチブルドッグちゃん
に食物アレルギーがありましたらアレルギー成分を含まないものであること、
というように、現在の体調にあわせて選んでいただくことも重要なポイントでしょう。

筋肉増量のためのサプリメントで上記のようなタンパク成分と一緒に配合されて
いるのが、グルタミンとBCAAです。
グルタミンは筋肉中のアミノ酸で、免疫機能を向上させ、筋肉の分解を抑え、
タンパク質の合成を促進させる効果があります。
BCAA(分岐鎖アミノ酸)はバリン、ロイシン、イソロイシンの3つのアミノ酸
から構成されている必須アミノ酸です。タンパク質の分解を抑え、筋肉の合成を
促す働きがあります。
これらの成分を含んでいるサプリメントもよいかと存じます。

ただし、筋肉を作るために必要だからと言って食事中のタンパク質の量を過剰に
増やしたりタンパク質含有の多いサプリメントを飲ませれば良いというわけでは
ありません。
特に高齢のワンちゃんですと、内臓疾患の状況によっては、良くない影響が出る
ことも考えられますので、サプリメントをご検討の場合には、必ず、かかりつけの
先生に、現在与えている食事内容を含めてご相談いただくことが大切です。

またバランスの取れた良質のタンパク質の摂取も大切ですが、忘れてはいけない
重要なポイントは「筋肉の増量・維持には筋肉への負荷が必要だ」ということです。
フレンチブルドッグちゃんが筋肉量を落とさないためには、歩行や姿勢の保持
などの運動による筋肉への負荷が必要です。
ただし、現在フレンチブルドッグちゃんは、膝蓋骨、大腿骨にトラブルがある
とのことですので、過度な運動は避けなければいけません。

普段家の中であまり動かずにいた状態からいきなり動こうとしても関節や靭帯や
筋肉が固まっていて上手く歩けないことがあります。
フレンチブルドッグちゃんが立ち上がるのがつらそうな場合には、
滑りにくいマットなどを敷いてあげたりして立つことを助けてあげると
よろしいでしょう。
フレンチブルドッグちゃんがリラックスしている時を選んで、マッサージをして
あげることも効果的です。血行を促し、筋肉をほぐし、関節が柔軟に動かせる
ようにゆっくりと行うことが大切です。関節や骨の状態によってはどれくらい
動かして良いか異なってきますので、かかりつけの先生に運動の種類や量と
併せてご相談いただきながら行うと安心です。

運動につきましては、無理せず、あずき様とフレンチブルドッグちゃんの
ペースで行って下さい。
また、寒さも続き体調を崩しやすい時期ですので風邪など引かれませんよう、
ご自愛下さい。

アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っておりますので、お困りのときなど、
ぜひご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後とも、どうぞアニコムをよろしくお願い致します。




Re: サプリについて

- あずき

2016/02/27(Sat) 16:22

No.4276

江口先生、このたびは貴重なアドバイスをありがとうございました!!大変勉強になり、愛犬のケアに力が入ります!また相談させていただいた際にはどうぞよろしくお願いします!



Re: サプリについて

- 獣医師 江口

2016/02/29(Mon) 16:34

No.4281

あずき様

こちらこそ、ご丁寧にご返信いただきまして誠にありがとうございます。
あずき様に熱心にケアしてもらって、フレンチブルドッグちゃんは
本当に幸せ者ですね!
あずき様とフレンチブルドッグちゃんが、幸せな毎日を過ごせますよう、
私共も精一杯サポートさせていただきます。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



ワクチン接種について

投稿者:あずき

投稿日:2016/02/06(Sat) 20:21

No.4253

もうじき10歳を迎えるフレンチブルドッグ♀避妊済みですが、混合ワクチンは5年ほどしておらず、体調も悪いため散歩には出していない状態で、室内のみの生活になっています。診察はほとんど往診しにしてもらっており、他のコと接触もすることがないので、このままワクチンは見送ろうかとも思っていますが、10歳とゆう年齢でシニアでもあるので、ワクチンをしていないことに関して万が一救急病院に駆け込んだ場合、受けいれはしてもらえるものでしょうか?もしワクチン接種をしていないと受け入れ出来ないと言われた場合は、種類の少ないワクチン接種にしておけばいいのでしょうか?

Re: ワクチン接種について

- 獣医師 江口

2016/02/10(Wed) 10:54

No.4257

あずき様

立春も過ぎましたが、雪が舞うほどの寒さが続きますが、
あずき様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?

この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
あずき様のフレンチブルドッグちゃんがワクチンを5年ほど接種しておらず、
体調の面からこのままワクチン接種を見送る予定ということでございますね。
万が一、救急病院に通院なさる際にワクチン未接種ということで受け入れ
してもらえるかどうか、ワクチン接種が必要な場合、種類の少ない
ワクチン接種でよいかというご相談ですね。
さっそくご案内をさせて頂きますが、実際のフレンチブルドッグちゃんのご様子
を拝見していませんので、一般的なご案内となりますことをご了承下さい。

フレンチブルドッグちゃんの体調が優れないこと、とても心配ですね。
現在のフレンチブルドッグちゃんの生活環境では感染症のリスクが少ないこと、
体調不良によるワクチン接種の副作用が懸念されることにより、
ワクチン接種を見送るという判断をされているかと存じます。
もちろん、高齢で室内のみの生活であっても、健康状態に問題がなければ、
感染症のリスクを軽減するためにワクチン接種を行うことは
有効な予防方法です。
しかし、実際の動物病院でも、食欲不振や下痢などの症状が出ていて、
体調が万全の状態でないどうぶつへのワクチン接種は負担が大きいため
見送られます。
ワンちゃんへの接種が義務づけられている狂犬病ワクチンでも老齢や病気の
治療中などの理由で接種を見送ることがあるほどです。
(狂犬病ワクチンは法律で接種が義務づけられているため、何らかの理由に
より接種を見合わせる場合は、動物病院さんに狂犬病予防注射の
猶予証明書を発行していただくことが必要です。)

まず、救急病院に駆け込んだ場合の受け入れに関してご案内いたします。
ホテルやドッグランなどの施設の場合は、どうぶつさん同士の相互感染を
防ぐためワクチン接種が必須となっている施設がほとんどです。
しかしながら動物病院の場合、診療を業務とする獣医師は正当な理由が
なければ診療を拒んではならないという決まりもありますし、
どうぶつさんの病状が緊急を要する場合、ワクチン未接種だからという理由で
診療を断られるということはまずないでしょう。

ただし、いざというときに安心してご通院いただけるように、緊急時や夜間の
受け入れをしていらっしゃるお近くの動物病院さんに、
事前にフレンチブルドッグちゃんの事情などをご説明いただき、
ワクチン接種について確認をなさっておくとご安心かと存じます。
あずき様のフレンチブルドッグちゃんがワクチンを見送っている理由・状況を
動物病院さんへお伝えしてご相談していただければ、実際にその動物病院さん
にご通院された場合の受付もスムーズになるかと存じます。

もし、感染のリスクの観点から、ワクチン未接種であれば診療の受け入れは
できないと言われた場合は、そこでワクチン接種の種類についても
確認して頂くとよいでしょう。
例えば、5種までは必要である、などと回答が得られるかと存じますので、
体調をご覧になりながら予定されるとよろしいでしょう。

ワンちゃんのワクチンには、生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があり、
このうち不活化ワクチンには、体内で効果的に免疫をつけるために、
アジュバントという免疫賦活剤が加えられています。
ワクチンアレルギーの原因の1つが、このアジュバントと考えられていますので、
8種のような不活化ワクチンと生ワクチンの混合ワクチンを接種するよりも、
5種ワクチンのように生ワクチンのみの混合ワクチンを接種する方が、
アレルギー反応は起こりにくいでしょう。
フレンチブルドッグちゃんの身体への負担を考えると、種類の少ない
ワクチンの方が望ましいと思われます。
しかし、アレルギー反応や体への負担の原因はアジュバントに限りません。
ワクチン接種するときのフレンチブルドッグちゃんの体調などで
重篤な症状がでる可能性を否定することができません。
ワクチン接種への反応は実際に接種してみないとわからないという面
があります。

もし、万が一、通院にワクチン接種が必要になった場合は、
フレンチブルドッグちゃんの状態を、往診して頂いている先生にしっかり診て
頂き、ワクチン接種が可能かどうか相談して頂きますようお願い致します。
また、実際の接種に際しましては、午前中に接種いただき、アレルギー反応
などに適切に対処する手はずを整えていただくとよろしいでしょう。

今後も気がかりなことやご心配なことがございましたら、いつでもお気軽に
お声掛けください。

今、あずき様とフレンチブルドッグちゃんは闘病中でがんばっていらっしゃると
いうことでございますね。闘病はどうぶつさん本人にとっても、飼い主様に
とっても大変なものであり、つらいことも多いものです。
そんな中でも、病気に負けず、笑顔でお過ごしいただけますように私どもも
心から応援いたしております。
寒さも続き体調を崩しやすい時期ですので風邪など引かれませんよう、
お体大切にお過ごし下さい。

アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談サービスを承っておりますので、お困りのときなど、
ぜひご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後とも、どうぞアニコムをよろしくお願い致します。



Re: ワクチン接種について

- あずき

2016/02/27(Sat) 16:25

No.4277

江口先生、このたびもアドバイスいただきありがとうございました!大変参考になりました!ちょうど夜間に救急で昨夜行ってきたところで、受けいれに問題なかったです!今後ともよろしくお願いします!!



Re: ワクチン接種について

- 獣医師 江口

2016/02/29(Mon) 16:31

No.4280

あずき 様

こちらこそ、ご丁寧にご返信いただきまして誠にありがとうございます。
フレンチブルドッグちゃんは夜間に救急でご通院されたとのこと、
あずき様は、さぞかしご不安なお気持ちでいらっしゃったことと、
お気持ちお察し致します。

その後フレンチブルドッグちゃんのご様子はいかがでしょうか。
何とぞお大事になさってください。
また、ご通院の際の受け入れには問題がなかったとのことで
まずは一安心でございますね。

あずき様とフレンチブルドッグちゃんの笑顔で心穏やかな毎日を
心から応援いたしております。
こちらこそ、今後とも何とぞよろしくお願いいたします。



目のしたのしこりについて

投稿者:げん

投稿日:2016/02/27(Sat) 12:10

No.4275

 6才のバセンジー雄(去勢済)のことです。下アイラインの所ににきびのようなできものができていて、白いしこり?芯のようなものが、アイラインをめくると内側にあります。大きくなると、にきびのように破裂して血交じりの膿みがでてきます。そして、少し小さくなりますが、内側の芯はなくなりません。”アイボームだね。本人が気にしている風でもないので、そのままでも”とかかりつけの獣医には言われました。私は、麻酔をかけるなら若い方がよいと思うし、三回も膿が出ているので何か処置をしなくてはいけないのでは・・と悩んでいます。処置(手術)はどのようなやり方があるのでしょうか?いくつかあるのでしょうか。また、目のふちなので、処置(手術)のあとがどんな風になるのかもきになります。
よろしくお願いします。

Re: 目のしたのしこりについて

- カウンセリング業務担当 三留

2016/02/29(Mon) 14:26

No.4279

げん 様

NO. 4275 のご投稿につきましては、獣医師のご案内を電話でさせていただきましたので
削除をさせていただきました。
げん 様とバセンジーちゃんの笑顔にあふれた毎日を心より応援いたしております。
ご心配なことがおありの際にはお気軽にご相談ください。
今後とも、アニコム損保を何とぞよろしくお願い申し上げます。