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噛み癖について

投稿者:akko

投稿日:2016/06/19(Sun) 19:05

No.4418

4ヶ月ラブラドール女の子です。我が家に来て二ヶ月になりますが、噛み癖がなおりません。歯が痒いのと、じゃれて噛んでくるので、他のおもちゃを差し出したりして、根気よくいけないと教えてきましたが、いっこうにやめません。おいで、お座りはすぐに憶えましたが、噛むな、痛いといっても、手を噛みながら寝そべって喉をぐるぐると鳴らします。昼間留守にしているので寂しいのでしょうか。乳歯が生え変われば落ち着くでしょうか。

Re: 噛み癖について

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2016/06/20(Mon) 17:47

No.4419

akko 様

紫陽花が雨に美しく映える頃ですが、
akko様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談いただきまして誠にありがとうございます。
早速ご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますこと、
何とぞご了承ください。

生後4ヶ月のラブラドールちゃんの噛み癖にお困りとのことですね。
子犬ちゃんの乳歯は生後2、3か月で生え始め、
その後抜けて、8か月ごろを目安に永久歯が生えそろいます。
この間は、ワンちゃんの口の中はむず痒いこともあり、何かにつけて
噛みたがります。
そのため、子犬ちゃんのうちは、例外がないといって良いほど
噛んで飼い主様を困らせます。
akko様がおっしゃるように、ラブラドールちゃんも口の中がむず痒くて、
つい噛んでしまっているのでしょう。
また、噛んだ後のご家族様のご様子を「構ってもらえた」と感じ、
遊んで欲しくて噛むようになったり、
「嫌なことを止めてもらうために噛む」というように、噛むことがワンちゃんの
要求をかなえるための手段となることも多くみられます。

ワンちゃんは、「自分がした行動の前後にどのようなことがあったか」ということ
をもとに、行動を選択するようになります。
ワンちゃんがした行動の後に嬉しいことがあれば、その行動が重要になり、
ワンちゃんは、よりその行動を繰り返しするようになります。
したがいまして、噛んだあと、「面白い」、「構ってもらった」、「楽しい」と
ワンちゃんが感じる行動をご家族様がなさらないことが重要でしょう。
例えば、叱っているつもりでも、高くて大きな声で叱り、
ワンちゃんからみると、「楽しくなってしまう」、「余計に興奮する」という状態
になっていることもよくみられます。
したがいまして、叱る際には、噛んだその瞬間、低くて落ち着いた声で、
毅然と落ち着いた態度で、お叱りいただくことが重要でしょう。
「いけない」、「ダメ」など、ご家族様の間で叱るときの言葉を決めていただくと
よろしいでしょう。
感情で叱って大騒ぎになってしまうと、ワンちゃんを余計に興奮させたり、
飼い主様への信頼が減じてしまったりすることが懸念されます。
落ち着いて対応いただくことが重要でしょう。

子犬ちゃんといっても、噛まれると痛くてたいへんですが、
「痛い」「怖い」という飼い主さんのマイナスの感情をみせると、
ワンちゃんが強気になってしまうことがあります。
噛まれても、毅然とした強い表情でいらっしゃるほうが良いでしょう。
中には、噛んだら手でワンちゃんの口を押さえるなど、
飼い主様の手をご利用なさって叱ることもあるようですが、
「人の手が怖い」という状況を作ると、怖くて自分を守るために噛む、という
状況が今後生じてしまうこともあります。
これから長いこと、共に暮らす上で、「人の手は良いものだ」という経験を
たくさんさせていただくためにも、できれば手でお叱りにならないほうが
望ましいでしょう。

ラブラドールちゃんの様子をご覧になり、遊んでもらうことを期待して噛んで
いるようであれば、「噛んだら遊んでもらえなくなった」という状態を
作ることも一つの方法でしょう。
例えば、ラブラドールちゃんが噛んだら、akko様も他のご家族様も、
その場を立ち去ってしまうというのはいかがでしょうか。
噛んだらワンちゃんをケージに戻す、という方もいらっしゃいますが、
ワンちゃんにとって、くつろぐ場所であり、安全で安心なケージが
叱られるということと結びついて、自分のケージが好きな場所でなくなって
しまうようになることがあります。
ワンちゃんの遊ぶスペースをある程度制限していただき、
安全な状況にしていただいた上で、噛んだらワンちゃんをその場に
残したまま、ご家族様が皆様立ち去るほうが望ましいかもしれません。
akko様が「噛むな」、「痛い」とおっしゃっても、ラブラドールちゃんは
手を噛みながら寝そべっているとのことですね。
ラブラドールちゃんが噛もうとakko様の皮膚に歯を当てた瞬間に、
ぱっと立ち上がって、その場を立ち去るのも一つの方法でしょう。
最初は平気で一人遊びをしているかもしれませんが、
「おかしいな、いつも噛むと、遊んでもらえなくなってしまう」と
分かるときが来ると思います。

ワンちゃんが望ましい行動をした後には、「褒める」など、ワンちゃんにとって
嬉しいことをしていただくことで、「それは良い行動だよ」ということを
ワンちゃんに教えていただくことになります。
akko様がなさっているように、噛んだとき、オモチャなどに興味をそらす方法も
一つですが、噛んだあとにオモチャを見せると、「噛めばオモチャで遊べる」と
いう経験をラブラドールちゃんにさせてしまうことになりかねません。
したがいまして、ちょっかいを出そうとakko様の手に狙いを定め、
「この後に噛むな」という状況で、噛む前にオモチャなどで気持ちをそらす
ことが重要でしょう。
例えば、ケージから出てお部屋の中を走り回った後、akko様の手を噛む、
というのがいつものラブラドールちゃんのお決まりの行動だとすると、
走り回った後に、噛む前に、お気に入りのオモチャをみせたり、
オモチャをさっと投げて遊ばせる、などはいかがでしょうか。
「噛まない状況を作る」ということも重要なポイントでしょう。
「噛まないでいたら良いことがあった」という経験をさせてあげましょう。

ラブラドールちゃんは、お散歩には慣れてきましたでしょうか。
子犬ちゃんの時期は特にエネルギーが有り余っていて、見ているだけで
目が回りそうな時期ですが、エネルギーを上手に発散させていただくためにも、
お散歩を上手に利用いただくことは重要でしょう。
また、ラブラドールちゃんに、「落ち着いたらいいことがあった」という経験を
させていただくためには、akko様が「おすわり」という指示を上手に
ご利用なさるとよろしいでしょう。
お食事のとき、ボール遊びをしたいというときなど、さまざまな日常生活の
場面で、akko様の「オスワリ」という指示にしたがったら良いことがあった、
という経験をさせてあげましょう。
ラブラドールちゃんは「おいで」もできるようになって、素晴らしいですね。
akko様の声に走り寄るラブラドールちゃんの姿はさぞかし可愛くて、
満面の笑顔で迎えていらっしゃるのではないでしょうか。
akko様の元に走り寄っていったら、「可愛い」「良い子」と声をかけて
ラブラドールちゃんを喜ばせてあげましょう。
反対に、「呼ばれて飼い主さんの元に走っていったら叱られた」という経験
をしてしまうと、次第に呼ばれても、走り寄っていかなくなってしまう
ことがあります。
「飼い主様に呼ばれたら、嬉しいことがあった」、「飼い主様の声に
振り向いたら、笑顔に包まれ、うれしい気持ちになった」という経験は、
akko様とラブラドールちゃんの絆を育むための礎となるでしょう。

ワンちゃんとの生活では、ブラッシングや歯磨きなど、さまざまなお世話を
していただく必要があります。
「嫌だから、止めて欲しくて噛む」という行動もよくみられますが、
そのようなときには、噛んだ瞬間に、飼い主様は「いけない」などと
一言おっしゃって、後は「平然と余裕の笑顔でブラッシングを続ける」というように、
「噛んでも止めてもらえない」という状況を作るとよろしいでしょう。

お昼間はakko様がお留守になさっていらっしゃるのですね。
子犬ちゃんのうちは、睡眠をしっかりととることが重要です。
一日に20時間近くうとうとと寝ていても良いくらいの時期ですので、
お留守の間はゆっくりと成長のために必要な休養をとっているのでは
ないでしょうか。
もちろん、帰宅なさった後遊んでもらうのを楽しみにしているのだと思いますが、
騒いだり、遊んでとアピールしているときに、遊んであげるのではなく、
指示に従ったり、落ちついているときに、楽しい時間を過ごすようにしていただくとよろしいでしょう。
「噛んではいけない」、「噛んでも良いことがない」、「噛んでも思うように
ならない」ということを根気強く教えておけば、口の中のむず痒さが
落ち着けばだんだん噛まなくなることが一般的です。
焦らず、ゆっくりと、毎日を過ごしていらっしゃるうちに、
だんだん成長していき、行動も変わってきますので、
ゆったりと見守っていただければと思います。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

ラブラドールちゃんのお健やかなご成長を心からお祈りしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。




歯のケアのことで

投稿者:ikuko

投稿日:2016/06/14(Tue) 11:35

No.4414

1歳半になるゴールデンをかっています。最近、歯が薄く黒くなってきています。できるだけ毎日、ブラッシングは心がけています。ガーゼでふいたり。お散歩で石をかじったり、木の枝をかじったり大好きですが、犬用の牛皮・骨は食べません。肉が巻いてある小型犬用の牛皮ガムは食べます。病院で歯石をとってもらうには、麻酔かけるそうなのです。スケラーで自分でとる飼い主さんもいます。スケラーというのは、素人でも使えるものなのでしょうか?麻酔かけて、歯石をとる以外に何か飼い主でもできるようなデンタルケアがありましたら教えてください。ゼオライトが配合された和紙のような歯石とりも出ているようですが

Re: 歯のケアのことで

- 獣医師 江口

2016/06/16(Thu) 11:06

No.4415

ikuko 様

この度は、ご相談いただきまして誠にありがとうございます。
1歳半になるゴールデンちゃんの歯についてのご相談ですね。
早速ご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますことをご了承下さい。

ゴールデンちゃんの歯が薄く黒くなっているということですね。
薄くなっているのは何らかの原因で歯が削れているということでしょうか。
削れているということであれば、歯の「摩耗」ということがあります。
石など何か歯より固いものを噛んだりすることで歯が削れてしまうものです。
ひどくなると歯の中にある神経や血管が通っている歯髄にまで達する
こともあります。そうなると、そこから細菌感染を起こすこともありますので、
歯が削れないように対処が必要です。
ゴールデンちゃんの歯がそういったことが原因で歯が薄くなっている
のではないか等、一度かかりつけ動物病院さまでチェックをしていただき
ますようお願いいたします。

また、黒くなっているという症状は歯に色素沈着があったり、
ikuko様が心配されているように歯石や歯垢がついて黒っぽくみえている
ということがあります。
また、齲歯(うし)といって、ワンちゃんではまれですが、いわゆる「虫歯」で
歯が黒くなっている可能性もあります。
この歯が黒くなっていることについても原因をかかりつけの動物病院さんで
チェックしてもらいましょう。原因によって治療や対処法が異なりますので、
必ず診てもらいますようお願いいたします。

次に歯石のケアについてですが、一番効果的なのは歯ブラシによる
歯磨きの習慣をつけることです。ikuko様のゴールデンちゃんは、
できるだけ毎日ブラッシングを心がけられているとのこと、大変素晴らしいです。

何かを噛ませることも一つの方法ですが、ワンちゃんの噛み癖によって、
きれいになる歯と、ならない歯がどうしてもできてしまいます。
また、歯垢がたまりやすく歯周ポケットのある歯と歯茎の間の歯垢除去は
何かを噛むだけではどうしても不十分です。
歯周病の原因となる細菌は嫌気性菌※ (※生育に酸素を必要としない
細菌のこと)なので、歯ブラシの使用で空気に触れさせることが重要です。
そう考えると、やはり人の手で歯ブラシなどを使ってまんべんなく磨いて
あげること以上の効果的な方法は、ないといえるでしょう。

歯磨きができるのであれば、それを習慣にしていただくことが重要です。
そのためには、歯磨きをしたら、しっかりと褒めていただき、
歯磨きをすると嬉しい気持ちにさせてあげましょう。
また、ブラッシングの際にワンちゃん用の歯磨きペ-ストを使うのも
効果的です。歯石を付きにくくしたり、歯茎の炎症を抑えたりなどの
効果があるものがあります。

ただ、どうしても歯磨きを嫌がってしまい、難しいのであれば、
歯磨き効果のあるおもちゃなどを与えていただくのもよろしいと思います。
固めのゴムなどでできている、ある程度弾力があって、壊れたり噛みちぎって
飲み込んでしまう危険性のないものを選んであげて下さい。
そのようなおもちゃに、ワンちゃんが好む味の歯磨きペースト(飲み込んで
しまっても問題ないもの)を塗って、噛ませてあげるのもよろしいでしょう。
木の棒は噛んでいるうちに壊れてしまいますので、噛んでいるうちに
割れたり裂けたりして口の中に入る危険があるようでしたら、
避けていただいた方がよろしいと思います。
あるいは、割れたり裂けたりしたら、素早く片付けるようにしましょう。
牛皮・骨についても、固すぎると歯の摩耗や欠けてしまう原因となることが
あるので、ikuko様のゴールデンちゃんは食べないということですが、
その方がよろしいと思います。
ガーゼやゼオライト配合の和紙のような紙で拭くということなども歯の表面
の歯石取りやケアにはよいですが、歯と歯茎などの細かい部分のケアには
不十分ですのでブラッシングを頑張っていただくことをおすすめします。

また、一度付いてしまった歯石についてはブラッシングでは除去ができません。
その場合、歯石除去が必要となりますが、細かい部分の歯石除去をするためと、
安全に処置を行うために、どうぶつさんには動かないようにしていてもらう
必要があります。そのため全身麻酔下での処置が必要となります。

歯石の沈着や歯茎の炎症などが軽度の場合、麻酔をかけずスケーラーや
歯磨きペーストなどで処置することもあります。
ご自分でスケーラーを使用される飼い主様もいらっしゃいますが、
麻酔下でない場合、どうぶつさんが動いてしまうので、
しっかりとした歯石除去ができなかったり、口の中を器具で傷付けて
しまうこともあります。

ご家庭でのスケーラー使用を検討する際には、まず、ゴールデンちゃんの
歯の状態がお家での処置で大丈夫かどうか、ゴールデンちゃんが
スケーラ-処置を我慢できるかどうかを検討する必要があります。
かかりつけ動物病院でご相談いただき、スケーラ-使用が適当な場合は、
正しいスケーラ-の使い方とゴールデンちゃんのお顔の保定(おさえ方)を
教えてもらいましょう。
歯や歯茎の状態によりスケーラ-使用が適当でない場合もありますので、
ご自分で判断せずに必ずかかりつけ動物病院へご相談下さい。

お家でできるデンタルケアは歯石が付かないようにするための
ブラッシングが一番ですので、がんばって続けていただけたらと思います。
また、歯石が付いてしまった場合は、歯石の程度、歯や歯茎の状態を
しっかりチェックして頂き、その状態にあった処置を選んで頂ければと存じます。

ゴールデンちゃんは1歳半ということですから、これからも末永く健康で
お過ごしいただくためにお口のケアは大変重要です。
ikuko様とゴールデンちゃんがケアを続けて健康な歯で過ごされるよう
応援しております。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
お気軽にご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

暑い日が続きますが、ikuko様におかれましては、体調などくずされませんように
くれぐれもお体ご自愛ください。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



高齢の大型犬の心臓について

投稿者:くま

投稿日:2016/06/08(Wed) 17:55

No.4408

ゴールデンレトリバー13歳メスです。
先日、病院にて、聴診器を当てられた際に「雑音がある」と言われ、レントゲンを撮りました。結果、「微妙に心臓のサイズが大きめだが、まぁ問題ない」との事。大きな病院なので、後日、別の先生にも聴診器を当ててもらったところ、その先生は「雑音は聞こえない」とのことでした。さらには、現在、そこの病院にて3ヶ月毎に検診をしてもらっているため、「引き続き、3ヶ月毎の検診で聴診器を当てて様子をみていけばよい」とのことで落ち着いていました。ところが先日、別件で通院した際に聴診器を当ててもらったところ、今度は「心音遠い。心臓の周りに水が溜まっていてもこのように聞こえる事がある。心臓専門の病院に行ってしっかり診てもらうことを勧める」と言われました。「専門の病院とうちの病院では、検査機器の精密さが全然違うので、うちの病院の検査では、はっきりした診断ができない。」とのこと。でも先日のレントゲンでは異常なかったわけだし、何より、今まで、愛犬に心臓が悪い症状が見られた事は一度もありません。今通っている病院では、3ヶ月毎に腹部エコー、血液検査、尿検査をしています。それらの検査で心臓の状態はわからないものなのでしょうか?何せ、専門の病院に行くようにと何度も言われるので困惑しています。検診的な意味合いなのでしょうか?今のこのような状態は、果たして専門の病院に行くレベルなのでしょうか?心臓のトラブルは今まで一度もないのですが、何か症状が出たら、通院するというのでは遅いのでしょうか?愛犬も高齢のため、検査検査でストレスをかけたくないというのが正直なところです。
よろしくお願いします。

Re: 高齢の大型犬の心臓について

- 獣医師 霍田

2016/06/13(Mon) 10:02

No.4413

くま 様

この度はご相談を頂きまして、誠にありがとうございます。
13歳のゴールデン・レトリバーちゃんの、心臓についてのご相談でございますね。
お問合せにつきましてご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見していないため、
一般的なご案内となりますことをご了承ください。

先日、13歳のゴールデン・レトリバーちゃんは病院さんで心雑音を指摘され、レントゲン撮影を
したところ、問題ない程度の軽度の心肥大のため、3ヶ月毎の検診で様子をみましょうと
いうことだったのですね。
その後のご通院の際、心音が遠いことから心臓専門の病院への受診を勧められたのですね。

心臓は血液を全身に送る働きがあり、心臓自身が収縮や拡張することによって、全身からの血液を
肺に送り、酸素が豊富な血液を全身に送り出しています。
心臓は左右の部屋に分かれ、それぞれの部屋はさらに上下に「心房」と「心室」に分かれており、
血液が逆流しないように弁がついています。
心雑音とは、心臓内を血液が流れる際に生じる異常な音のことを言います。
心雑音は重症化すると、触診で胸壁の振動が感じられるようになり、これをスリルと呼びます。
心臓病では多くの場合、聴診器による聴診で心雑音が聴取されますが、
中には心雑音が発生しない心臓病もあります。
心肥大は心臓が通常より大きくなった状態をいい、さまざまな原因により心筋に強い負荷が
かかり、その負荷に耐えるために、心筋が肥大します。
心臓の機能が低下すると、必要な量の血液を正常に送り出せなくなるため、症状が現れます。
症状としては、コンコンといった乾いた咳や息切れ、運動不耐性(運動を嫌がること)
などがみられることがあります。
心雑音が軽度であれば、症状も軽度とは必ずしも言えず、心雑音の程度だけでは病状の判断が
できないため、心雑音が聴取された場合には、通常はエコー検査や心電図、レントゲン検査、
必要に応じて血液検査などの追加検査を行います。
レントゲン検査では、心臓の形や大きさなどを確認できますが、心臓内部の異常まではわかりません。
また、血液検査や尿検査のみでは、心臓の状態を正確に把握することはできないので、
定期的な聴診や胸部エコー検査も大切かと思います。
心臓のエコー検査では、心房や心室の大きさ、弁の様子や心室の壁の厚さ、動きなど、
形態評価や心機能評価ができます。
病院さんが使用されているエコー装置によっても異なりますが、エコーの性能はさまざまであるため、
より詳しく心臓の評価をするためには、心臓の専門病院の受診が必要となります。

かかりつけの先生からは心音が遠いため、心臓の周りに水が溜まっている可能性も示唆されたのですね。
心臓を保護している膜と心臓との空間である心膜腔内には、心膜液(水)と呼ばれる液体が
貯留しています。この心膜液が何らかの原因で多量にたまる状態を心膜液貯留といいます。
心膜腔内圧が非常に上昇して呼吸困難やショックなどを起こすことがあります。
また、心膜液が多量に貯留し、心膜腔内圧が心臓の拡張する圧力を上回ってしまうと、
心タンポナーデと呼ばれる状態に陥ります。
このように心膜液が多量にたまると、心音が聴取しにくくなるため、「心音が遠い」と感じることが
あります。心タンポナーデは、心膜液の貯留により心臓の拍動が障害された状況で、
右心不全の原因となります。
この原因としては血管肉腫などの腫瘍性のものが多いといわれており、特発性心膜水貯留(※)は
ゴールデン・レトリーバーやジャーマン・シェパードなどが好発犬種といわれています。
※特発性とは原因が不明なものをいいます。
もちろん、心音が遠いからと言って、必ずしも上記のような病態であるとは言えませんが、
かかりつけの先生は、ゴールデン・レトリバーちゃんのご年齢などからも、万が一のことがあっては
いけないと、早期に詳しい検査が望ましいと判断されたのではないでしょうか。

ゴールデン・レトリバーちゃんは、今までに心臓が悪いような症状が見られたことはないのですね。
軽度の心肥大はあるとのことですので、今後、咳をしたり、お散歩や運動を嫌がる、苦しそうに
息をする、飲水量が著しく増えるなどの症状がないか見ていただき、そのような症状が見られた
場合には、すぐに動物病院で診察してもらいましょう。
心臓は体の外から見えないのでどうしても定期的に検査をして、進行していないかどうかや、
状況によって投薬をいつから始めるかといったことを調べる必要があります。
外見上は健康であっても、心臓の病状が進んでいる場合もあります。
高齢のため、検査でストレスをかけたくないという、くま様のお気持ちはごもっともでございます。
しかしながら、症状が出てからのご通院の場合、治療が遅れてしまったり、検査やその後の治療などで、
よりゴールデン・レトリーバーちゃんに負担がかかってしまう恐れがあります。

お話をうかがった限りでは、急を要する症状は出ていないようではございますが、
心臓疾患の場合は、急に症状があらわれたり悪化する可能性も否定できません。
エコー検査は痛みもなく、ゴールデン・レトリーバーちゃんへの負担も少ないかと思います。
念のため、一度心臓専門の先生の診察を受けていただき、大きな異常がないか診ていただくと
くま様もご安心いただけるのではないかと思います。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスを承っております。気がかりなことがおありの際には、
ぜひご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

時節柄、くま様におかれましてはくれぐれもお体ご自愛ください。
今後ともアニコムをよろしくお願い申し上げます。



メール配信再開希望

投稿者:アリエル

投稿日:2016/06/10(Fri) 05:00

No.4409

メール廃止手続きを間違えて送信しましたので、メール配信に変更してください。

※オープンな掲示板でございますため、誠に勝手ながら、ご入力いただきました
証券番号の掲載は控えさせていただきましたこと、何とぞご了承ください。

Re: メール配信再開希望

- 営業推進部 カスタマーリレーション課

2016/06/10(Fri) 16:26

No.4411

アリエル 様

この度は、ご連絡をいただき、誠にありがとうございます。

早速ではございますが、メール配信の再開につきましては、ご契約内容を確認の上、
詳細をご案内したく存じます。

つきましては、大変お手数ではございますが、以下あんしんサービスセンターまで
お電話にてご連絡いただけますようお願い申し上げます。

【あんしんサービスセンター】
電話番号 :0800-888-8256
平   日:9 : 30 − 17 : 30
土日・祝日:9 : 30 − 15 : 30

それでは、アリエル様からのご連絡を、お待ちしております。



2月で3歳になったチワワについ...

投稿者:meme

投稿日:2016/06/08(Wed) 09:52

No.4407

こんにちは。
2つ質問させてください。

@遊び方について
1歳頃までは、ぬいぐるみやロープのオモチャで投げて取ってきてを繰り返して遊んだり、オモチャで一人遊びを長い時間してくれていたのですが、最近は1回取ってきてくれたかと思ってもすぐ飽きるのか所定の位置にもどり呼ぶと反応はするのですがオモチャの方へは行きません。

オモチャの名前を呼ぶと興奮して反応はするのですが以前のような食いつきまありません。

遊び方が悪いのでしょうか?
どのようにしたら、楽しんでもらえるのでしょうか??

日中お留守番させる時間が長いため、少しでも楽しいことをしてあげたいと思いますし、オモチャがダメなら何か他の楽しいことを見つけてあげたいなと思ったりもします…

一人遊びの時間もだいぶ短くなってしまっています。。


A鼻(ノド)?を鳴らす
ひっくり返して、胸を撫でてあげたり頭を軽く掻いてあげると猫がノドを鳴らすような感じで鳴らしている時があります。
手を止めると足で催促するような仕草をするので、気持ち良いのだと思うのですが犬も気持ちよかったりするとノドを鳴らすのでしょうか?
また、食には目のないコで、私達が食事中足元でお座りしている事が多いのですがその際コッチをじーっと見ながら鼻を鳴らすような感じ
の動作?をするのですが、どのような時に鼻を鳴らすのでしょうか?

長くなりましたが、お返事お待ちしております。
宜しくお願い致します。

Re: 2月で3歳になったチワワに...

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2016/06/10(Fri) 12:37

No.4410

meme 様

紫陽花が雨に映える季節になりましたが、
meme様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
早速ご案内をさせていただきたく存じますが、
実際のチワワちゃんのご様子を拝見していませんので
一般的なご案内となりますことを何とぞご了承ください。

1.遊び方について
1歳半ごろまでは、オモチャで一人遊びを楽しんでいたmeme 様の
チワワちゃんは、3歳になられ、小さな頃に比べてオモチャで一人遊びを
しなくなったとのことですね。
エネルギーに溢れた子犬ちゃんが成犬になり、成長して3歳くらいになると、
多くの飼い主様が「小さい頃のように遊ばなくなった」と仰います。
やんちゃで飼い主さんを困らせていたようなワンちゃんも、ようやく落ち着いて
くるのが、ちょうどmeme様のチワワちゃんの年齢頃かもしれません。
十人十色といいますが、ワンちゃんの遊びの好みもいろいろです。
また、その好みも月日の移り変わりで変わってきます。
チワワちゃんも成長を遂げ、体を使って動くことが楽しい子犬ちゃんから、
「風の通るこの場所で、クッションの上でのんびりと過ごすのが
大好き」であったり、「meme様の笑顔に包まれて体を優しく撫でてもらう時間
が大好き」というように、楽しみな時間が変わってきたのかもしれませんね。

例えば、チワワちゃんは食いしん坊さんとのことですので、フードやオヤツを
meme様の片手に隠し入れて、両手を握ってチワワちゃんに「どっちに入って
いるかな?」などと当てっこをなさったら楽しいかもしれませんね。
当たったときには、「すごいね」と褒めて貰い、meme様の手の中のフードや
オヤツをご褒美に食べられ、チワワちゃんは大喜びしてくれるかもしれません。
あるいは、お散歩のときに、公園などを散策なさるとき、太い幹の木に
meme様が隠れて、隠れん坊をしても楽しいかもしれません。
「ヨーイドン」などと駆けっこに誘ってあげても楽しいでしょう。
これから暑くなると朝晩の時間のお散歩がのぞましい季節となってしまい
ますが、お気に入りのベンチでチワワちゃんを膝にのせてのんびりとする時間も
楽しいでしょう。
チワワちゃんにとって、何より、ただmeme様がいてくれるだけで楽しいのだと
思います。 一緒に歩き、ママの笑顔をみて、そんな毎日はチワワちゃんにとって、
この上なく幸せな時間なのではないでしょうか。

2.鼻を鳴らすことについて
チワワちゃんはmeme様に撫でてもらったり、頭を軽く掻いてもらったとき、
鼻やのどを鳴らすようなときがあるのでございますね。
meme様がおっしゃるように、気持ちが良いのだと思います。
「うう、気持ちがいい、もっと」という感じだと思います。
お食事を召し上がっているmeme様を見上げて鼻を鳴らすこともあるのですね。
ワンちゃんによって表現の癖はそれぞれですが、気持ちが良いときや、
おねだりするとき、鼻を鳴らしたり、甘えたような声を出すことはよくみられます。

meme様のお話のご様子からは、meme様のお優しいお気持ちやチワワちゃん
への愛情が伝わってきます。 チワワちゃんはほんとうに幸せでございますね。
meme様とチワワちゃんとの笑顔いっぱいの毎日を心から応援いたしております。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からの電話での健康相談
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土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後とも、アニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。