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明日輸血なんですが水は飲んでも...

投稿者:アンジェリーナ

投稿日:2016/10/13(Thu) 12:29

No.4503

キャバリア ルビー 女の子 10歳と10カ月。
明日の朝から輸血する予定なのですが、当日の朝ご飯抜きと医師に言われたのですが、水を与えていいか聞き忘れ本日休診日で確認したかったのですが。現在、極度の貧血状態でステロイド注射をしている為水を多量に飲んでます。返答お願いします。

Re: 明日輸血なんですが水は飲ん...

- カウンセリング担当 三留

2016/10/13(Thu) 16:53

No.4505

アンジェリーナ 様

いつも大変お世話になりまして誠にありがとうございます。
No. 4503のご投稿へのご返答は、お電話でのご案内に変えさせていただきましたことを
何とぞご了承ください。

キャバリアちゃん、どうぞお大事になさってください。
アンジェリーナ様におかれましてもくれぐれもお体ご自愛ください。
今後とも、アニコム損保をよろしくお願い申し上げます。



子猫の便について

投稿者:youta

投稿日:2016/10/12(Wed) 10:48

No.4501

初めまして。
ラグドールの子猫と生活五日目なのですが、初日は便を出しませんでしたが2日目以降は毎朝元気に便を出しています。
下痢になることも無く安心をしていたのですが
三日目、五日目と二回に渡って、肛門付近に便が付着しています。

排泄時に付着したのかと三日目以降、排便後確認をしましたが、その時はついておらず30〜1時間後に確認したらドライフード二個くらいの大きさの便が付着しています。

何か体に異変が起きてるのでしょうか。すぐ病院に行った方がいいのでしょうか?
排便時はきちんと猫用トイレで行っています。
返答お願いします。

Re: 子猫の便について

- 獣医師 江口

2016/10/13(Thu) 16:50

No.4504

youta 様

秋晴れが続く今日この頃youta様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談いただきまして誠にありがとうございます。
さっそくご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内となりますことをご了承下さい。

今回、ラグドールちゃんをお迎えになられて、3日目と5日目の2回にわたって
肛門付近にドライフード2個くらいの大きさの便が付着していたということですね。
また、便は下痢でなく、排便後にはついていなかったのに、30分〜1時間後に
確認した際に、気付かれたとのことでございますね。

ネコちゃんの便は、硬すぎず柔らかすぎず、便を取り除いた後のトイレの砂や
ペットシーツに汚れが残らない程度の便が正常な便となります。
便中の水分量が多くなると柔らかくなったり、表面がツヤツヤしてくることがあります。
さらに悪化すると泥状便や水様便、粘液便となります。
何らかの理由で軟便や下痢になった場合には、便が軟らかくなるため、
排泄後の肛門に便が付着することもございます。

また、また「しぶり腹」といって、頻繁に便意をもよおすのに、
ほとんど便が出なかったり、排便があってもわずかしかない場合があります。
また、大腸に炎症が起きたときによくみられる「しぶり腹」という症状の際には、
頻繁に便意をもよおすのに、ほとんど便が出なかったり、排便があっても
わずかしかない場合があります。このような際に、少し出たウンチが被毛や
肛門周囲につくということもあります。

youta 様のラグドールちゃんの便は下痢になっているご様子はないということ
ですので、お伺いした範囲では健康上、おそらくご心配なさることはないとは
思います。

なお、便の調子も問題なく、しぶり腹のようなご様子も無い場合、その他に
考えられる事として、以下のようなことが考えられます。

1.毛づくろいした被毛が便に混じっている
ネコちゃんが毛づくろいをした際、被毛をいっしょに飲み込んでしまうこと
がございます。飲み込んだ被毛が便に混じって排泄される際に、便は排泄
されているけれども、被毛の一部が肛門内に残っており、肛門から便が
ぶら下がっているようにみえたり、肛門周囲に便が付着することがございます。
短毛種よりも長毛種のネコちゃんの方が被毛が長い分、このような事が
みられることが多いかもしれません。
また、被毛に限らず、おもちゃなどの糸や紐などを飲み込んだ際にも、
このようなことが起こる場合がございます。
※紐状のものは、飲み込んでしまった場合、便から排泄されずに腸管で詰まり、
腸閉塞などを起こす可能性がありますので、注意が必要です。

また、便が少し緩めだった場合、排便時に便が肛門周囲につくことも多いですが、
長毛のネコちゃんだと、便が被毛の中に隠れて見えない状態であったのが、
遊んでいる間に見えるようになったということもあるかもしれません。

2.肛門腺の分泌物の可能性
肛門の左右(時計に例えれば4時と8時の位置)には、一対の肛門嚢(腺)という
袋状のものがあり、この中に分泌物が溜まります。
溜まった分泌物は排便と一緒に排出され、自分の匂いを付けるマーキングに
利用されます。
この分泌物の性質は、色は黒から緑、粘り気もサラサラからネバネバと個体差
があり、肛門嚢の中で貯まっている間に凝固し固いツブツブとなることがございます。
それが肛門嚢から出て肛門に付着すると、肛門周りに便のようなものが付着して
いるようにみえることがございます。
今回、ラグドールちゃんの肛門周囲に付着していたのは、ドライフード2個程度の
大きさの「便」ということなので、分泌物の付着の可能性は低いとは思います。
しかし、ラグドールちゃんが分泌物のたまりやすい体質であれば、今後、
「肛門腺しぼり」といって肛門嚢を絞って分泌物を出すケアが必要となる
かもしれません。
念のため分泌物の付着かどうか、チェックしてもらった方がよろしいでしょう。

お迎えになりまだ5日目ということでございますので、これからも便の形状や
軟らかさに変化がないかどうか、食欲や元気にかわりはないかどうかや
「しぶり腹」のような症状がみられないかどうか、良くご様子をみていただけたらと
思います。
もし、少しでもご様子がいつもと違うようだったり、元気がないようであれば、
すぐに動物病院さんで診察していただきましょう。

ラグドールちゃんをお迎えになり、youta様もネコちゃんも楽しい日々を過ごして
いらっしゃることと思います。
成長の早い時期ですので、今このときのラグドールちゃんと過ごすお時間を
思いっきり楽しんで下さいませ。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256 です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



CRP20超

投稿者:マリン

投稿日:2016/10/07(Fri) 17:40

No.4499

10歳のオスのシーズーです。
2日間持続する食欲不振と元気がなかったため動物病院を受診し、血液検査、レントゲン(胸部、腹部)、エコー検査をしてもらいました。
検査はすべて異常なしで、白血球値も正常でしたが、
CRPの値のみ20以上という高い値でした。
その日は点滴をしてもらい(抗生剤が少し入っていたそうです)、翌日から体調と食欲が戻ってきました。
2日後に再受診しCRPを測ってもらうと、6程度に下がっていましたが、それでも基準値よりはるかに高い値でした(この時はすでに食欲も元気も通常の状態に戻っていました)。
その日も点滴をし、それ以降は抗生物質を服用することになり、食欲不振と元気のなさは現時点で改善されています。
他の検査結果に問題がなく、CRPの値のみ高いのには何か
病気が潜んでいる可能性があるのでしょうか。
よろしくお願いします。

Re: CRP20超

- 獣医師 江口

2016/10/13(Thu) 09:09

No.4502

マリン 様

日毎に秋も深まり、朝晩は肌寒さを感じる日も増えてきましたが、
マリン様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
このたびはご相談をいただきまして誠にありがとうございます。
マリン様のシーズーちゃんのCRPの値が高いということについてのご相談ですね。
さっそくご案内させて頂きますが、実際のご様子を拝見して
いないため、一般的なご案内となりますことをご了承ください。

まず、CRP(C 反応性タンパク)についてご案内いたします。
CRPは、体の中に炎症または組織壊死がある状態のときに血液中に増加する
蛋白質(急性期蛋白)の一つであり、急性炎症の指標とされているものです。
体のどこかで炎症が起こると、6時間ほどで上昇し、24〜48時間でピークを迎えます。
また、半減期(CRPの数値が半分に下がるまでの時間)は約6時間〜8時間です。

CRPを測定する目的としては次のようなことが挙げられます。
1.炎症性の疾患かどうかの確認
2.治療効果の確認

炎症がなければCRPは上昇しませんし、CRPの半減期は6-8時間と短いので、
「CRP価が減少していれば炎症を抑えることができている」、「CRP価に変化なければ
治療の効果があらわれていない、炎症が続いている」などと考えられるからです。

なお、CRPが高値を示す際に考えられる病気には、次のようなものがあります。
・感染症(特に細菌感染)
・免疫介在性の炎症(免疫介在性関節炎、アレルギー性胃腸炎など)
・胃腸炎
・腫瘍
・膠原病
・心筋梗塞
・外傷、骨折、外科手術
ただし、この限りではございませんし、炎症があっても、ウイルス感染、真菌感染、
白血病、脳梗塞などのように、CRPが著しく増加しない炎症もあります。
なお、一般的に、CRPの正常値は0〜1mg/dl、軽い炎症では1〜5mg/dl、
重い炎症では5〜10mg/dl、10mg/dl以上ではかなり重い炎症が考えられると
されています。

白血球数も炎症を調べる検査として利用されます。。
細菌感染などが起きると白血球はすばやく攻撃しようとします。
攻撃の結果として発赤・腫脹・疼痛・熱感といった炎症反応が起き、次に、炎症時に
異物や壊死物質を貪食した単球やマクロファージから IL-6やTNFαなどの
サイトカインが分泌され、それが肝細胞に作用してCRPやフィブリノーゲンなどの
急性期蛋白の産生が促進されます。

したがって、CRPと白血球とでは数値が上昇するタイミングには時間差が生じます。
ちなみに、白血球数の上昇は炎症が発生した後数時間以内に起こり、CRPの増加は
6〜12時間後から始まります。また、白血球数は炎症だけでなく、激しい運動や痙攣、
中毒性疾患などでも上昇し、炎症後にだけ上昇するというわけではありません。
また先にご案内したように、ウイルス感染症などではCRPが正常値であるため、
感染症の早期診断時や炎症性疾患の度合いを把握するためには白血球数と
CRPを組合せて測定します。

マリン様のシーズーちゃんが検査なさった時、白血球数は正常値でCRPのみ高値
を示したのですが、このことは、CRPと白血球のピークの時期に時差があるため、
測定時では白血球のピークが収まり、逆にCRPがピークを迎えていたことが
考えられます。
またその他の血液検査、レントゲン検査、エコー検査でも異常がみられなかった
ということから、血液検査で調べることのできる臓器には異常はなく、
もしくは異常値が出るほどではなく、レントゲン検査やエコー検査などの画像診断で
見つけることもできない様な炎症が、体の中のどこかにあったということが考えられます。
今回、治療後2日目のCRPはまだ高い数値ですが下がっており、症状に改善が
みられたということは治療により炎症が抑えられていることがわかります。

シーズーちゃんは現在も抗生物質で治療中ということでございますね。症状も改善
されており何よりです。今後も炎症反応を経過観察して頂き、完治を目指して
いくことと思いますが、今回、CRPが高い値を示した原因は判明していないと
いうことですので、再発する可能性も考えられるかと思います。
再発に対するマリン様の不安もとても大きなものかと思いますので、
経過観察と原因究明につきましてはかかりつけ動物病院さまにしっかり
ご相談頂きますようお願い致します。

マリン様におかれましては、とてもご心配かと存じますが、
一日も早く、シーズーちゃんもお元気になられ、マリン様も安心して過ごせる日
が来ることお祈りしております。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。

お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



食糞について

投稿者:ユカルド

投稿日:2016/10/07(Fri) 10:42

No.4498

生後6ケ月のポメラニアンの女の子ですが、いつも食糞をしてしまい、困ってます。
フードに混ぜる食糞 防止のシロップやサプリやパイナップルなどを試しましたが一向にやめず、ウンチをしてる最中でも食べに行こうとしています。
食糞を止めるなにか良い方法 はないでしょうか?

Re: 食糞について

- 愛玩動物飼養管理士  三留

2016/10/11(Tue) 17:36

No.4500

ユカルド  様

秋色の深まりを感じる頃ですが、ユカルド様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
この度は、ご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
生後6ヶ月のポメラニアンちゃんの食糞についてお困りとのことですね。
早速ご案内をさせていただきますが、一般的なご案内となりますこと、
何とぞご了承ください。

私たち人間にとっては驚き以外の何物でもない「ウンチを食べる」という行動ですが、
動物界では「ウンチを食べるのが普通」という動物もいて、
比較的よく見られる行動です。
ワンちゃんの世界でも、母犬は、子犬を危険から守るためなのか、
子犬の排泄物を食べて片付ける習性があります。
このような母犬の様子を目にしてきたせいなのか、多くの子犬が自分のウンチを食べて
飼い主さんを戸惑わせます。
子犬のうちは食べた物を消化吸収する力が不十分ですので、食べ物が充分に消化
されずに出てくることが考えられ、食べ物の匂いに誘われて食べることがあると
思いますし、好奇心や退屈しのぎのおもちゃとして遊んで食べてしまう
こともあるようです。

このように、ワンちゃんがウンチを食べる原因は、次のようなことが考えられます。
1.食事の量が多すぎたり少なすぎたりして、適量でない
2.ウンチに食事の匂いが残っている
3.好奇心から食べてしまう
4.ウンチを片付けているつもりで食べてしまっている
5.排泄の失敗を叱られた経験からウンチをすることがいけない行為と思い、
ウンチを隠すため食べるようになる
6.ウンチを食べたときに周囲がびっくりして声をかけられた経験があり、
構ってもらえると思い、注意をひきたくて食べてしまう
7.環境の大きな変化などの不安が原因となり、そのストレスのはけ口
としてウンチを食べる
8.退屈のあまりウンチで遊んでいる間に食べてしまう
9.自分の所有物(ウンチ)をとられまいと食べてしまう
9.寄生虫感染
10.消化不良   など

ユカルド様がお試しになった、フードに混ぜる食糞防止のシロップやサプリ、
そしてパイナップルの摂取は、ワンちゃんにとって口にしたウンチを嫌な状態にする、
あるいは排泄物のにおいをかえるというところに注目した方法だと思います。
ただ、効果がみられることもあれば、みられない場合もあり、
また、だんだん効果がなくなることもあるようです。

ポメラニアンちゃんは成長著しい時期から、少しずつ成長が落ち着いてくる時期に
移行する頃だと思いますが、食欲はいかがでしょうか。
ポメラニアンちゃんの食事量が適量であるかなど、
今一度ご確認をしていただくことも大切でしょう。
フードの袋に印刷してある適量は、あくまでも目安です。
目安量の1〜2割程度であれば増減は問題ないとされており、
食事量はそれぞれのワンちゃんにあわせて調節いただく必要がございます。
ご飯を食べた後も食器をペロペロとなめたり、食器をながめたりする、
ウンチがどちらかというとかためである、という場合には少し足りないかもしれません。
あるいは多すぎて上手に消化ができていない場合もあるかもしれません。
一度に沢山食べられないけど、すぐにお腹が空いている様子であるような場合には、
食事の回数を増やしていただいてもよろしいでしょう。
また、夕飯から朝ご飯までの時間が長くて、明け方にはお腹がすいて、
排泄したウンチを食べてしまうような場合もあるようです。
そのような場合には、一日のトータルの分量から少し取り分けておいた分を、
夜寝る前にお与えいただいてもよろしいかもしれません。

あるいはケージの中でウンチをオモチャにしていることもあるかもしれません。
そのような場合には、お散歩の時間や距離を増やして、ポメラニアンちゃんがケージ
に戻る頃には、心地よい疲れに、うとうとしてしまっている状態にしていただく
のもよろしいでしょう。
ケージのスペースに比較的余裕があるのであれば、ケージの中にクレートなどを入れて、
お気に入りの巣穴のような、お気に入りのスペースを作っていただき、
寝るスペースとトイレを分けて、ケージの中で過ごしているとき、
ウンチが目に入らない環境を作るのも一つの方法でしょう。
ケージが狭いようであれば、ケージそのものをサークルのようなもので囲い、
少し遊ぶスペースを作るなど工夫なさるのも一つの方法でしょう。

ポメラニアンちゃんはウンチをしていても食べにいこうとするのですね。
ウンチに対して「取られたくない」という気持ちがあるのかもしれませんね。
多くのワンちゃんは、自分のしたウンチに対して執着心もあるようです。
例えば、ワンちゃんがウンチをするのを目で追い、飼い主様が急いで走りより
ウンチを片付ける様子を、「ママもウンチを欲しがっているみたい。
取られるものか」とかえってワンちゃんのウンチへの執着心を強くしてしまっている
こともあるかもしれません。ウンチへの執着心を軽減するために、
排便後はワンちゃんの意識を可能な限りウンチから離すようにしまうことが重要でしょう。
例えば、ポメラニアンちゃんがウンチをしたら、少し離れたところからポメラニアンちゃん
を呼んで、「ウンチ出たのね。上手にできてお利口ね」と声をかけ褒めていただき、
ご褒美のオヤツをあげたり、おもちゃなどで遊ばせてあげたり、ボールなどを転がして
気持ちをそらしてしまい、ワンちゃんが遊んでいる間に片付けてしまいましょう。
ウンチをしたら、ママの方にいき、オヤツをもらったりおもちゃで遊べて楽しいという
状況を作っていただくのもよろしいかもしれません。
ご家族様はいつも見ているわけにはいきませんし、思うようにいかないこともあると
思いますが、まずは可能な範囲で工夫をしていただき、徐々にポメラニアンちゃんの
「ウンチを食べよう」という意識を、「ママに褒めてもらおう」、「ボールで遊びたい」
というほかのことに替えてしまえるとよろしいですね。

また、ポメラニアンちゃんがウンチに口を近づけようとした瞬間、低くて落ち着いた
声で「いけない」などと叱っていただき、食べないでいたら「オリコウね」と
明るい声で褒めていただき、食べないでいたら良いことがあったと感じさせてあげましょう。
また、「ウンチを食べたら、ママが構ってくれた」というのではなく、
ウンチを食べないでいたときたくさん遊んで楽しかった、
という記憶をたくさん作ってあげましょう。

食糞はとくに止めさせるのが難しい行動ですが、飼い主様が止めさせようと力を入れる
ことが、かえってワンちゃんのウンチへの執着心を高めてしまう場合もあるようです。
子犬ちゃんのうちに食糞をしていた子も、成長にしたがいウンチを食べなくなることも
ありますし、お散歩時に排泄をするようになると排泄後の片付けがしやすくなります。
「まあ、元気であればいい」とのんびりとした飼い主様の気持ちが
ワンちゃんがウンチへの興味をなくし、食べなくなることもみられます。
食糞はどうしても、尾をひくことも多く、
ずっと食べなくなったワンちゃんが、ひょんなことでまた食べてしまうことも
みられますが、のんびりと対応していただくお気持ちも大切なことかもしれません。

ウンチを食べるワンちゃんのご家族様にとって、ワンちゃんがウンチを食べた
お口でなめるという行動が気になるものだと思います。
なめるというのは、親愛の気持ちだとされていますので、
ワンちゃんは「ママ大好き!」という気持ちでなめているのであれば、
叱るというのもおかしなものですね。
そのようなときは、叱るのではなく、そっとさりげなく体の位置をかえて、
なめられても抵抗のない体の部位をなめさせるようにしたり、「あら」などとおっしゃって、
さりげなくその場から離れたり、他の行動に誘ってあげてもよろしいでしょう。

なお、ウンチを口にして体を壊すことは通常はありませんが、
食糞の原因が寄生虫の感染で、栄養が十分に足りていない場合や
消化が不十分であることなども考えられます。
ワンちゃんの健康状態に問題が無いかどうか確認していただくために、
ウンチを動物病院にお持ちになり、ワンちゃんのお腹に寄生虫がいないかの
チェックをしていただき、その際に消化の状況も併せてみていただくことも
大切でしょう。

ポメラニアンちゃんのお健やかなご成長が楽しみですね。
気温差が大きく、体調管理が難しい季節でございますが。
ユカルド様におかれましては、くれぐれもご自愛ください。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。

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土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



噛みぐせが直りません

投稿者:べるちゃん

投稿日:2016/09/25(Sun) 11:10

No.4496

生後二ヶ月のチワワとポメラニアンのハーフ犬なのですが噛みぐせが直りません。
おもちゃならまだ良いのですが手や足の指を遊んで噛んできます。甘ガミレベルではなくかなりきつく噛んできます。ネットで調べて怒ってみたり「痛い」と言ったり色々したのですが直りません。
もう少し我慢するしかないのでしょうか?

Re: 噛みぐせが直りません

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2016/09/27(Tue) 18:23

No.4497

べるちゃん 様

コスモスの花が美しい頃ですが、
べるちゃん様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談いただきまして誠にありがとうございます。
早速ご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますこと、
何とぞご了承ください。

べるちゃん様は、生後2ヶ月の子犬ちゃんの噛み癖にお困りとのことですね。
子犬ちゃんの乳歯は生後2、3か月で生え始め、
その後抜けて、8か月ごろを目安に永久歯が生えそろいます。
この間は、子犬ちゃんの口の中はむず痒いこともあり、何かにつけて
噛みたがりますので、子犬ちゃんのうちは、例外がないといって良いほど
噛んで飼い主様を困らせます。
べるちゃん様がおっしゃるように、子犬ちゃんの乳歯はとがっていますし、
元気いっぱい夢中になって噛みますので、噛まれると痛くて、
これでは甘噛みとはいえないと心配になってしまわれることが多くみられます。

また、噛んだ後のご家族様のご様子を「構ってもらえた」と感じ、
遊んで欲しくて噛むようになることもありますし、
「嫌なことを止めてもらうために噛む」ということも多くみられます。
このように、噛むことがワンちゃんの
要求をかなえるための手段となってしまうことも多くみられます。

さて、ワンちゃんは、「自分がした行動の前後にどのようなことがあったか」という
ことをもとに、行動を選択するようになります。
ワンちゃんがした行動の後に嬉しいことがあれば、その行動がワンちゃんにとって
重要なものになり、ワンちゃんは、よりその行動を繰り返すようになります。
したがいまして、噛んだあと、「面白い」、「構ってもらった」、「楽しい」と
ワンちゃんが感じる行動をご家族様がなさらないことが重要でしょう。
例えば、叱っているつもりでも、高くて大きな声で叱ってしまうことで
ワンちゃんからみると、「楽しくなってしまう」、「余計に興奮する」という状態
になっていることもよくみられます。
叱る際には、噛んだその瞬間、毅然とした低くて落ち着いた声で、
落ち着いた態度でお叱りいただくことが重要でしょう。
「いけない」、「ダメ」など、ご家族様の間で叱るときの言葉を決めていただくと
よろしいでしょう。

べるちゃん様はネットでお調べいただき、「痛い」とおっしゃっているのですね。
また、他にもいろいろな対応をなさったとのことですね。
叱る時には、低い声で、落ち着いた対応を繰り返しなさることが大切でしょう。
ワンちゃんがした行動に対し飼い主様がいつも同じ対応をなさることで
ワンちゃんは毅然とした飼い主様のご様子を落ち着いたものとしてとらえ、
あの時も、この時も、噛んだら、楽しいことがなくなった、という経験から
噛んでも良いことがない、噛んではいけないということを理解していくでしょう。
反対に感情で叱って大騒ぎになってしまうと、ワンちゃんを余計に興奮させたり、
飼い主様への信頼が減じてしまったりすることが懸念されます。
落ち着いて対応いただくことが望ましいでしょう。

子犬ちゃんといっても、噛まれると痛くてたいへんですが、
「痛い」「怖い」という飼い主さんのマイナスの感情をみせると、
ワンちゃんが強気になってしまうことがあります。
噛まれても、毅然とした強い表情でいらっしゃるほうが良いでしょう。

中には、噛んだら手でワンちゃんの口を押さえるなど、
飼い主様の手をご利用なさって叱ることもあるようですが、
「人の手が怖い」という状況を作ると、怖くて自分を守るために噛む、という
状況が今後生じてしまうこともあります。
これから長いこと、共に暮らす上で、「人の手は良いものだ」という経験を
たくさんさせていただくためにも、できれば手でお叱りにならないほうが
望ましいでしょう。

子犬ちゃんの様子をご覧になり、遊んでもらうことを期待して噛んでいるようで
あれば、「噛んだら遊んでもらえなくなった」という状態を作ってもよろしいでしょう。
例えば、噛んだら、べるちゃん様も他のご家族様も、その場を立ち去ってしまう
というのはいかがでしょうか。
噛んだらワンちゃんをケージに戻す、という方もいらっしゃいますが、
ワンちゃんにとって、くつろぐ場所であり、安全で安心なケージが
叱られるということと結びついて、自分のケージが好きな場所でなくなって
しまうようになることがあります。
ワンちゃんの遊ぶスペースをある程度制限していただき、
安全な状況にしていただいた上で、噛んだらワンちゃんをその場に
残したまま、ご家族様が皆様立ち去るほうが望ましいかもしれません。

子犬ちゃんが、べるちゃん様の皮膚に歯を当てた瞬間に、ぱっと立ち上がって、
その場を立ち去るのも一つの方法でしょう。
最初は平気で一人遊びをしているかもしれませんが、
「おかしいな、いつも噛むと、遊んでもらえなくなってしまう」と
分かる時が来ると思います。

ワンちゃんが望ましい行動をした後には、「褒める」など、ワンちゃんにとって嬉しい
ことをしていただくこと、「それは良い行動だよ」ということを教えることでもあります
ので、良い状態を作るように誘導して、それを褒めることもワンちゃんとの生活を共に
する上で大切なことです。
ちょっかいを出そうと、べるちゃん様の手や足を狙っている気配をお感じになったら、
噛む前にオモチャなどで気持ちをそらし、噛まない状態を作るというのも
一つの方法です。
なお、ご注意いただきたい点ですが、噛んだ後オモチャなどに興味をそらすと
「噛めばオモチャで遊べる」という経験を子犬ちゃんにさせてしまうことに
なりかねません。
したがいまして、例えば、ケージから出てお部屋の中をひとしきり夢中で
走り回った後、ご家族様の手を噛む、というのがいつものお決まりの行動だとすると、
走り回った後、噛む前に、お気に入りのオモチャをみせたり、
オモチャをさっと投げて遊ばせる、などはいかがでしょうか。
「噛まない状況」を作り、「噛まないでいたら良いことがあった」という経験を
させてあげましょう。

たいていの場合、子犬ちゃんが成長して、歯のむず痒さがおさまった頃、噛む癖も
おさまることが多いようです。ただ、この時に噛むことが自分の目的を果たす手段
だと子犬ちゃんに思わせていないということが大切です。
焦って「何とか止めさせなくては」と手で叱ったり、飼い主さんが興奮しすぎて
しまったりして、「人の手が怖い」などと恐怖や不安定さを感じる状況は成犬に
なってからも影響を及ぼすことが多いので、べるちゃん様がおっしゃるように、
急がないという姿勢も大切なのかもしれません。

ワンちゃんとの生活では、ブラッシングや歯磨きなど、さまざまなお世話をして
いただく必要があります。
「嫌だから、止めて欲しくて噛む」という行動もよくみられますが、
そのようなときには、噛んだ瞬間に、飼い主様は「いけない」などと
一言おっしゃって、後は「平然と余裕の笑顔でブラッシングを続ける」というように、
「噛んでも止めてもらえない」という状況を作るとよろしいでしょう。

成長著しい時期でもありますので、睡眠をしっかりととることが重要な時期でも
あります。どうしても好奇心旺盛な時期ですので、遊びたがりますが、
一日に20時間近くうとうとと寝ていても良いくらいの時期です。
ケージを使い古しのシーツなどで覆うなどしていただき、周囲が気にならない
状況を作っていただき、遊びたいと子犬ちゃんが騒いでいても知らん顔を
していればそのうち、すやすやと寝息をたてると思います。
そして、静かにしている時に良いことがある、と教えるためにも、
またワンちゃんが静かに落ち着いているときに、ケージから出して遊んであげる
ようにしましょう。

また、ぺるちゃん様の子犬ちゃんくらいの月齢から3か月頃までは社会化期といい、
社会性を育むのに適した時期だといわれております。
この時期にいろいろなニオイや音を感じ、さまざまなヒトに可愛がられた経験は
ヒトに対する信頼感の基礎となり、物事に馴染みやすい性格を形成するのに好ましい
と考えられています。この時期はお外に連れ出してあげて楽しい経験をさせて
いただくことが推奨されています。
リードをつけてのお散歩のスタートは、混合ワクチンの接種が全回済み、
免疫が定着してからになりますが、ワクチン接種を終えるまでは、抱っこをしたり、
キャリーバッグをご利用されたり、ワンちゃん用のスリングなどを利用なさったり
して、近所の散策に子犬ちゃんお連れになってはいかがでしょうか。
エネルギーがありあまっていると、どうしても噛むことが遊びになってしまい
ますが、外を見せてあげると心地よく疲れると思いますし、これからお散歩に
いくようになり成長していくと行動も変わってきますので、ゆったりと見守って
いただければと思います。

子犬ちゃんがべるちゃん様に名前を呼ばれて、寄ってきたり、振り向いたら、
「可愛い」「良い子ね」と声をかけて子犬ちゃんを喜ばせてあげましょう。
反対に、「呼ばれて飼い主さんの元に走っていったら叱られた」という経験
をしてしまうと、次第に呼ばれても、走り寄っていかなくなってしまう
ことがあります。
「飼い主様に呼ばれたら、嬉しいことがあった」、「飼い主様の声に
振り向いたら、笑顔に包まれ、うれしい気持ちになった」という経験は、
べるちゃん様と子犬ちゃんの絆を育むための礎となるでしょう。

笑顔が絶えないけれど、目が回りそうにあわただしい子犬ちゃんの様子に
戸惑いを感じる時期かもしれませんが、これから楽しいことが山ほど待って
いると思います。
子犬ちゃんのお健やかにご成長と、べるちゃん様とワンちゃんとの毎日が笑顔
いっぱいで素晴らしいものとなりますことを、心からお祈り申し上げております。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。

電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。