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噛み癖

投稿者:448919

投稿日:2016/12/03(Sat) 05:39

No.4559

生後1ヶ月半のフェレットを飼い始めましたが、
外に出すと私の手も含めて色々なところをよく噛みます。
物はまだしも、手を噛むときは歯型が残るほど噛みます。
甘噛みより少し強いかなというくらいです。

今は乳歯と永久歯と混ざっている状況で、歯がゆいこともあるだろうし、
我慢できるくらいの痛さなのですが、
今後永久歯で同じ強さで噛まれたら血が出るくらいだと思います。

しつけに関して、まだ赤ちゃんと思うと今はじゃれているだけとあまり怒るべきでないのか、小さいうちからきっちりしつけをすべきか、悩んでおります。
それとも

Re: 噛み癖

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2016/12/07(Wed) 16:07

No.4564

448919 様

クリスマスイルミネーションが街並みを彩る頃ですが
448919様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度は、ご相談いただきまして誠にありがとうございます。
生後1ヶ月半のフェレットちゃんが噛んだときのご対応についてのご相談でございますね。
早速ご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますこと、
何とぞご了承ください。

強く噛む子、ほとんど噛まない子、個体差はありますが、どのフェレットちゃんも噛む傾向
がみられますが、特に永久歯への生え変わりが完了して歯のむず痒さがおさまるまでは、
周りのご家族様や物をやたらと噛む傾向がみられます。
448919様のフェレットちゃんも生後1ヶ月半の赤ちゃんとのことですし、歯がかゆくて
噛んでいるのかと存じます。また、お迎えになられてからそれほど間がないご様子ですので、
新しい環境に戸惑ったり、不安で警戒してしまうというところがあるのかもしれませんね。
育ち盛りでお腹がすいてイライラとして噛んでしまっていることもあるかもしれません。
いろいろな原因が考えられますが、これから落ち着いていき、信頼関係が育まれていく
赤ちゃんのうちは、まずは新しい環境に対する安心を抱かせてあげること、
人は信頼できよいものだと感じさせてあげることが大切でしょう。

ただ、まさにフェレットちゃんが噛んだそのとき、「噛むことがいけないことだ」と
お伝えいただくことは重要でしょう。噛んだらその場で、「こら」「ダメ」などと、
フェレットちゃんに分かり易い、ご家族の皆様と統一した言葉で、しっかりと目をみて
落ち着いた声で叱り、いけないことだと教えてあげましょう。
フェレットちゃんが噛んだときに、その場の雰囲気が大騒ぎになってしまうと、
フェレットちゃんが興奮状態になってしまって収拾がつかなくなってしまうことも
ございますので、なるべく落ち着いて対応いただくことが重要でしょう。
また、フェレットちゃんは狩りをするどうぶつですから、脅えている相手、弱いところ
を見せる相手には「手を緩めないぞ」とばかり強く出るようになることがありますので、
噛まれたときなど脅えている表情をみせないようになさらないようにしましょう。
堂々とした強い飼い主さん、という表情をお見せいただければと思います。
フェレットちゃんの歯は鋭くて、お怪我をなさることも多いのですが、
ご家族様が「怖い」、「痛い」とお思いになる状況を減らすためにも、
日々のお世話をなさるときに、軍手や手袋、靴下などをなさるのも一つの方法でしょう。
また、噛んで遊ぶおもちゃなどで、エネルギーを発散させていただければと存じます。
フェレットちゃんの目の前で手をひらひらと動かさないようにするなど、フェレットちゃん
が噛む状態を作らないようになさることも重要でしょう。
また、「撫でて欲しいけど、しつこくされるのは嫌い」というフェレットちゃんも
いますので、撫でているとこのくらいのタイミングで噛む、というようなときには、
噛む前にさっと離れてしまうようになさるとよろしいでしょう。
なお、フェレットちゃんがお家の中にさまざまなものを噛んでしまうことが
よくみられますが、噛まれて困るものや噛んだら危険なものにはカバーをするなど、
あらかじめ保護しておくことも重要でしょう。
また、かじってしまった欠片などを飲み込んでしまわないように
ご注意をいただければと存じます。

アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
どうぶつ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。
電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

フェレットちゃんのお健やかにご成長を心からお祈り申し上げております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



子犬のあまがみについて

投稿者:ビス子

投稿日:2016/12/02(Fri) 10:46

No.4558

9月25日生まれで、うちに迎えて1週間です。
子犬ですが足や手をガブガブ噛むので、
しつけの本を読んで、手を隠したり、低い声で『ダメ! 』としかったり、他に噛むおもちゃをあげたりしますが、だんだんとヒートアップして過呼吸みたいになってしまいます。しつけ教室に通おうと思いますが、その前に出来る対処はありますか?

Re: 子犬のあまがみについて

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2016/12/05(Mon) 17:09

No.4563

ビス子 様

街のクリスマスイルミネーションに心はずむ頃ですが
ビス子様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
1週間前に子犬ちゃんをお迎えになられたとのこと、
子犬ちゃんの時期は、エネルギーがあり余って興奮しやすく、
「可愛いけど、思ったより大変」「目が回りそう」などとおっしゃる方が
多いのですが、いかがでしょうか。

この度は、ご相談いただきまして誠にありがとうございます。
早速ご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますこと、
何とぞご了承ください。
子犬ちゃんの甘噛みについてのご相談でございますね。
子犬ちゃんの乳歯は生後2、3か月で生え始め、その後抜けて、
8か月ごろを目安に永久歯が生えそろいます。
この期間は、子犬ちゃんの口の中はむず痒いこともあり、何かにつけて噛みたがり、
例外がないといって良いほど噛んで飼い主様を困らせます。
子犬ちゃんの乳歯はとがっていますし、夢中になって噛みますので、
噛まれると痛くて、「これでは甘噛みとはいえない」と心配になってしまわれる
ことが多くみられます。

永久歯が生え揃った後は、むず痒さは治まってきますので、噛まなくなる傾向は
みられます。ただ、ワンちゃんは、「自分がした行動の前後にどのようなことが
あったか」ということをもとに、行動を選択するようになりますので、
「噛んだら構ってもらえた」という経験をすると、「噛むこと=良いことがあった」
ということになり、その後も噛み続けることがあります。
したがいまして、噛んだあと、「面白い」、「構ってもらった」、「楽しい」と
ワンちゃんが感じる行動をご家族様がなさらないように継続的にご注意いただくことが
重要でしょう。
例えば、噛んだことを叱っているつもりでも、高くて大きな声で叱ってしまうことで
ワンちゃんからみると、「楽しくなってしまう」、「余計に興奮する」という状態
になっていることもよくみられます。
タイミングは噛んだその瞬間、叱る言葉はご家族様の間で決めていただいた言葉で、
毅然とした低くて落ち着いた声と態度でお叱りいただくことが重要です。
ビス子様も、低い声で叱っていらっしゃるとのこと、望ましいので、このままお続けに
なられるとよろしいでしょう。
即効性はみられないかもしれませんが、子犬ちゃんを守り率いる飼い主様として
「今あなたがやったことはいけない」ということを、しっかりと伝えるため、と
考えていただくとよろしいでしょう。
ワンちゃんがした行動に対し飼い主様がいつも同じ対応をなさることで
ワンちゃんは毅然とした飼い主様のご様子を落ち着いたものとしてとらえ、
「あの時も、この時も、噛んだら、楽しいことがなくなった」という経験から
「噛んでも良いことがない」、「噛んではいけない」ということを理解していくでしょう。
一方で、感情で叱って大騒ぎになってしまうと、ワンちゃんを余計に興奮させたり、
飼い主様への信頼が減じてしまったりすることが懸念されます。
落ち着いて対応いただくことが望ましいでしょう。

ビス子様は、低い声で叱ることのほか、手を隠したり、おもちゃをご利用なさったり
しているとのことでございますね。
「良い状態を作るように誘導して、それを褒める」ということもワンちゃんとの生活
を共にする上で大切なことです。「噛まない状況」を作り、「噛まないでいたら良い
ことがあった」という経験をさせてあげるためには、これらの方法も望ましい方法
でしょう。
ただ、手を隠す際に、噛もうとするワンちゃんから逃げるような状況になって
しまうと、ワンちゃんにとっては遊びになってしまう可能性もございます。
生活の中でワンちゃんの気をひきやすい場所に手をおかないようにする、あるいは
ワンちゃんの目の前を通るときには手を首の後ろなどに置くなどして、
ひらひらと手が動く状況を作らないということを習慣付けるというこも
大切でしょう。
また、オモチャを利用なさる際もタイミングが大切です。
例えば、噛んだ後にオモチャをみせて気をひくと、ワンちゃんには噛めばオモチャを
与えてもらえる、と伝わってしまうかもしれません。
必ずワンちゃんが噛んでいない状況で、オモチャを見せたり与えることが重要でしょう。
ケージから出した後、ひとしきりリビングを走り回った後、決まって噛みに来る、
というのがいつもの行動であれば、走り回った後、ワンちゃんがいつもなら
これから噛みに来る、というタイミングで、オモチャをポンと投げてみては
いかがでしょうか。

子犬ちゃんといっても、噛まれると痛くてたいへんですが、
「痛い」「怖い」という飼い主さんのマイナスの感情をみせると、ワンちゃんが
強気になってしまうことがあります。
噛まれても、毅然とした強い表情でいらっしゃるほうが良いでしょう。
また、焦って「何とか止めさせなくては」と手で叱ったり、飼い主さんが興奮しすぎて
しまったりして、「人の手が怖い」などと恐怖や不安定さを感じる状況は、
成犬になってからも影響を及ぼすことが多くございます。
長い目でみること、急がないという姿勢も大切なのかもしれません。
また、人の手に対する恐怖は、「怖くて自分を守るために噛む」、
という状況が今後生じてしまうこともありますので、
「人の手は良いものだ」という経験をたくさんさせていただくことが大切でしょう。

ワンちゃんとの生活では、ブラッシングや歯磨きなど、さまざまなお世話をして
いただく必要があります。
「嫌だから、止めて欲しくて噛む」という行動については、噛んだ瞬間に、
飼い主様は「いけない」などと一言おっしゃって、後は「平然と余裕の笑顔で
ブラッシングを続ける」というように、「噛んでも止めてもらえない」という状況を
作るとよろしいでしょう。
もちろん、ブラッシングをしている間に無理をして痛い思いをさせないこと、
ブラッシングって気持ちが良い、という経験にしてあげることはたいへん重要です。
そして、ブラッシングをしたら、ご褒美になることをしてあげたり、与えていただくと
よろしいでしょう。

ビス子様の子犬ちゃんの月齢の頃は成長著しい時期でもありますので、
健康管理のために睡眠をしっかりととることが重要な時期です。
好奇心旺盛な時期でもありますので、遊びたがりますが、
構い過ぎない、ということも大切でしょう。
ケージをタオルケットなどで覆うなどしていただき、周囲が気にならない状況を作って
いただき、遊びたいと子犬ちゃんが騒いでいても知らん顔をしていればそのうち、
すやすやと寝息をたてると思います。
そして、静かにしている時に良いことがある、と教えるためにも、
またワンちゃんが静かに落ち着いているときに、
ケージから出して遊んであげるようにしましょう。

また、エネルギーを発散できていないと、噛んだり吠えたりする行動に結びついて
しまうことがありますので、これからの生活で、お散歩などを通して十分な運動を
確保していただくことは大変重要です。
リードをつけて地面を歩く、本格的なお散歩はワクチン接種が終わり、抗体が十分に
ついてからですが、子犬ちゃんがまだワクチンが終わっていないのでれば、
社会性を育むためにも、抱っこやキャリーバッグなどをご利用いただき、
安全に十分ご注意いただいた上での散策などを通して、
外の気持ちよさなどを味あわせて
いただくのもよろしいでしょう。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。

電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

ビス子様の子犬ちゃんのお健やかにご成長を心からお祈り申し上げております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



お留守番出来ない子になりました

投稿者:ぷちゃちゅ

投稿日:2016/11/29(Tue) 21:50

No.4555

生後2ヶ月でうちの家族になってから14年、仕事に行ってる間一人でお留守番してました。先月仕事を辞めたと同時に引っ越しをしてから、環境が変わり私が家に居るようになったせいか、お留守番出来なくなりました。出掛けようとすると酷く鳴いて困ってます。
近所迷惑にもなりますし、帰った時(2.3時間)までク〜ク〜鳴いてるみたいです。近々仕事再開する予定なのですが、どうしたら留守番出来る子に戻りますか?宜しくお願いします。

Re: お留守番出来ない子になりま...

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2016/12/01(Thu) 17:18

No.4557

ぷちゃちゅ 様

師走を迎えて気忙しさを感じる頃でございますが、
ぷちゃちゅ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度は、ご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
先月お引越しをなさってから、お留守番ができなくなり、お困りとのことでございますね。
早速ご案内させていただきますが、一般的なご案内となりますこと
また、ぷちゃちゅ様から承ったご様子からワンちゃんのご相談ということで
ご案内させていただきますこと、何とぞご了承ください。

ワンちゃんは環境の変化に対してたいへん繊細なところがありますので、
「いつもと違う」ということに対してはたいへん大きな不安を感じます。
このため、お引越しなどの環境の変化があった後に行動の変化がみられることは
多かれ少なかれ、どのワンちゃんにもみられます。
例えば、周囲のお散歩コースの匂い一つにしても、お引越しをするとまったく知らない
ワンちゃんの匂いにびくびくして、以前は好きだった散歩なのに、止まって
歩こうとしなくなってしまうことも多くみられます。
ぷちゃちゅ様のワンちゃんのように、留守番を不安がることも多くのワンちゃんにみられます。
この他にも、粗相をするようになったり、下痢などの消化器症状などがみられることもあります。
また、ぷちゃちゅ様のワンちゃんは、お迎えになられて14年とのことですので、
ワンちゃん自身も年を重ねて「今まで楽にできていたのに思うようにならない」などといった
「感覚や体の変化への不安」を感じる頃ですので、余計にぷちゃちゅ様がいらっしゃらなく
なることについての不安感が強くなっている可能性も考えられるかもしれません。

ワンちゃんは住み慣れた家からお引越しをして、お部屋も、家具の配置も部屋の匂いも変わり、
今は戸惑うことも多いのかもしれませんが、
これから、ぷちゃちゅ様の笑顔に包まれ、ぷちゃちゅ 様に守られて、
これまでと変わらない日々の生活を過ごしているうちに、今ははじめてで戸惑う景色や匂いが、
いつの間にか懐かしい景色や匂いになっていくと思います。
ワンちゃんは、いつもと同じことが続き、いつもと同じことが増えていくと、
少しずつ落ち着いていくという側面もありますので、
今はなるべく安心させてあげる、ということも大切かもしれません。

【お留守番ができないことについて】
ワンちゃんはもともとある程度の頭数で群れとなり、集団で力を併せて狩りをしてきた
どうぶつだと考えられており、たいへん社会性が高いのが特徴ですが、
その分、家族という群れから離れることや、離れてしまうかもしれないと不安を感じたときに
反応をみせる傾向がみられます。
特にお引越し後にはこの傾向が強くみられることがありますが、
望ましいご対応についてご案内させていただきます。ご参考にしていただけましたら幸いです。

■さりげなくふるまう
ぷちゃちゅ様から離れることも、お留守番も、「特別なことではなく当たり前のことだ」と
感じさせてあげるため、さりげなくでかけて、さりげなくご帰宅されることが重要でしょう。
また、ご帰宅なさったときにも、不安そうにワンちゃんに声をかけたり、様子をご覧に
ならないほうがよろしいでしょう。
個体差はありますが、「お利口にしていてね」などの声がけも、
あまりなさらないほうがよろしいかもしれません。
また、ワンちゃんの今までと違う様子をご覧になると、飼い主様はご不安やご心配から、
ついつい表情にもその気持ちがあらわれてしまいがちですが、
ワンちゃんは、そのような飼い主様をみて、ますます不安になってしまうことがよくみられます。
また、不安そうなワンちゃんをなだめたり、なぐさめたりすることも、
なさらないほうがよろしいでしょう。
飼い主様は今までと変わらぬ穏やかな笑顔で、毎日を楽しそうにお過ごしになられることが
重要でしょう。
ご帰宅なさった後、もしワンちゃんが興奮していても知らん顔をなさって、
ワンちゃんが落ち着いたら、落ち着いた声で「ただいま」と声をかけてあげましょう。

■徐々に慣らす
あまり長時間のお留守番を最初からなさるよりは、徐々に短時間のご不在から
慣らしてあげたほうがよろしいでしょう。
新しい環境に馴染んでいくまでは、可能であれば、ワンちゃんが不安を感じない程度の
短時間のお留守番に留めていただき、お留守をせざるを得ないときも、
お留守番は特別のことではなく、当たり前のこと、という表情でいらっしゃることが
大切でしょう。
少しの時間でも、例えばぷちゃちゅ様がゴミ出しにいらっしゃる間であっても、
一人でいられたら褒めてあげましょう。

お家の中にいらっしゃるときも、さっと違う部屋にいらっしゃって、
ワンちゃんがリビングでお気に入りのクッションで寛ぎながら独りで遊んでいられたら、
明るい声で「お利口ね」と優しく褒めてあげましょう。
ワンちゃんが不安なときは、褒めてあげるチャンスをなるべく作っていただき、
自信をつけてあげることはたいへん重要です。
「独りでも大丈夫だった」「褒めてもらえた」という経験をたくさんさせてあげましょう。

■「お出かけを連想すること」とお出かけとの結びつきを解く
ぷちゃちゅ様がバッグを持つと心配そうにそわそわするというような、ワンちゃんにとって
お留守番への不安を感じる「キーとなるぷちゃちゅ様の行動」はありますでしょうか。
もしそのようなことがあれば、例えばバッグであれば、ぷちゃちゅ様はバッグを手にしたまま
出かけないでリビングでくつろぐ、バッグをお持ちになった状態でワンちゃんとオモチャで遊ぶ
などなさって、キーとなる行動とお留守番との結びつきを解くようになさることも有効でしょう。
一度ついた結びつきですので、解くことはなかなか難しいかもしれませんが、
バッグをあらかじめ玄関に置いておいたり、立ち上がってもすぐに出かけず、
他のことをなさってから出かけるというように、結びついた行動を
ワンちゃんが目にしないような工夫をなさることも一つの方法でしょう。

■お引越し前のものをご利用いただく
新しい家具などを新調なさっているのかもしれませんが、
ワンちゃんがずっと使ってきた食器など、以前使っていらっしゃったものや家具などを
ご利用なさるのもよろしいでしょう。
ワンちゃんが気に入りそうな毛布やクッションなどを幾つかお部屋にご用意いただき、
ワンちゃんがお部屋でのんびり、リラックスして過ごせるようになるのを待っていただくことも大切でしょう。

■ケージの中を好きなところにする
お留守番の間、ワンちゃんが過ごす場所はケージでしょうか。
例えば、お留守番のときだけケージにお入れになっていらっしゃるのであれば、
ケージ=お留守番、とイメージがついて、ケージに入った瞬間から
緊張状態になってしまっていることもあるでしょう。
ケージを日ごろから「安全で安心な場所」、「入ると良いことがある場所」として
ご利用なさっておき、ワンちゃんがのんびりしたいときに入っていく場所、
眠いときに入っていく場所というような、お気に入りの場所にしていただくことが
好ましいでしょう。そのためには、ワンちゃんのお気に入りの時間に入るように
誘導していただいたり、入ったら好きなものを与えたりすることが大切でしょう。

もし、ワンちゃんがケージやクレートなどをご利用なさらず、
自由に好きなスペースで過ごしていらっしゃるのであれば、引越したばかりでまだ落ち着かず、
どこで過ごしたらよいのか不安になってしまっていることも考えられます。
ワンちゃんは元来、穴倉のような自分から外は見渡せるけど、外からは自分の身を隠せる
ような狭い場所を好みます。クレートやバリケンやキャリーバッグのようなスペースを安心
できる場所として用意いただき、日ごろから開けておき、出入りさせていただくのも
よろしいでしょう。
クレートやバリケン、ケージの中には、ワンちゃんがくつろぐときに利用するクッションや
飼い主さんの匂いのする毛布をケージの中に入れたりなさってはいかがでしょうか。
ただし、誤飲の恐れのあるものはお入れにならないようにご注意ください。

■お留守番の前には長めのお散歩を
「ママがいないのは気になるけど、散歩で公園に連れていってもらって、ちょっと疲れて眠い」、
「うとうとしてしまった」という状況を作ってあげるため、お出かけのご予定がある日には、
長めのお散歩をしていただき、ゆったりと体を撫ぜてあげるなど、なるべくリラックスする
時間を過ごさせてあげてはいかがでしょうか。
お散歩が苦手のワンちゃんであっても、抱っこをしてお宅の周辺を歩くなど、
心地よい疲れを感じるくらいの運動をさせてあげることはたいへん有効でしょう。

■スキンシップを大切にする
お引越し後はお忙しくて、どうしてもあまり構ったり、遊んだりする時間を
作ることは難しいかもしれませんが、ゆったりと体を撫でて安心させてあげてください。

お仕事を再開なさる日まで、まだ時間的に余裕がおありであれば、
玄関を出るだけ、お隣の家までなど、ほんの短い時間から、少しワンちゃんから離れる
練習をなさってはいかがでしょうか。
ワンちゃんが不安に思って吠える手前の段階で戻ってきていただき、
独りで過ごせたことに対して褒めてあげてください。
お部屋の中を不安そうについてきても、さりげなく笑顔で普通にお過ごしいただくと
よろしいでしょう。
ワンちゃんが好きなオモチャで遊んでいるときなど、ちょっと部屋を離れ、
ワンちゃんが反応を見せる前に部屋に戻っていただき、吠えていないことを褒めていただく
ことを気長に繰り返していただければと思います。
同じ空間で過ごす際も、あまり心配そうに視線を向けたりなさらず、クンクン鳴いても構わず、
さりげなくお互いの時間を過ごす、というようにお過ごしになられることが大切でしょう。
ゆったりとした毎日を笑顔で過ごしていただき、新しい環境に慣れていただければと思います。

なお、ぷちゃちゅ様のワンちゃんは高齢期をお迎えですので、体調に何らかの問題があり、
不安な行動としてあらわれている可能性もないとはいえないでしょう。
ワンちゃんのご様子をご覧になり、ご心配に思われる変化などがおありであれば、
どうぶつ病院さんへのご相談いただくとご安心でしょう。
また、ワンちゃんの中には、お留守番の間に不安のあまり、
お家の中をぐちゃぐちゃにしてしまったり、粗相をしてしまったりすることもみられます。
たとえ、ご帰宅なさったときに、粗相をしてしまっているなどにお気づきになられても、
叱ったり、声をかけたりなさらず、さりげなく過ごしていただくことが大切でしょう。

なお、ワンちゃんはそれぞれ、今までの経験から自分がした行動の前後に周囲に何があったか、
「何をしたら何が得られるか」ということを学習してきています。
日常生活の中で、ワンちゃんが吠えた後に声をかけたり、様子をご覧になるということが
あると、「吠えれば構ってもらえる」ということになってしまいます。
ワンちゃんが一度、「何かしてもらう時には、吠えるといいのだ」と思うと、
かなりしつこく、吠えることに執着をします。
がまんしきれなくて構ってしまうと、「がんばった甲斐があった」と
吠えることがどんどんワンちゃんの中で大切な手段となってしまうかもしれません。

したがいまして、吠えている時に、「ワンちゃんがして欲しいこと」を
なさらないことが重要でしょう。
また、「吠えていない時に良いことがある」ということを教えるために、
例えばケージから出すのは、「出して」と要求した時ではなく、
オスワリなどの指示をなさって、オスワリをして落ち着いてから
ケージから出すというようになさるとよろしいでしょう。

お留守番のとき、いつもワンちゃんが過ごすお気に入りの場所から、
あまり窓の外がみえないように、カーテンを引くなどなさって、
守られている雰囲気を作ることも大切でしょう。
また、周囲の音に敏感に反応するのであれば、
小さな音でラジオをつけておくというのもよろしいでしょう。

なおアニコムでは、お電話でのしつけ・健康相談サービスも行っておりますので、
お気軽にご利用ください。
電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256
です。
平日9:30〜17:30 / 土日祝9:30〜15:30
土日祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。
なお、日・祝日および年末年始はお休みさせていただきます。

ぷちゃちゅ 様とワンちゃんの笑顔いっぱいの毎日を
心からお祈りいたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



猫の噛みぐせと乳離れについて+...

投稿者:つかさ

投稿日:2016/11/25(Fri) 12:47

No.4552

野良の猫を保護して2ヶ月、生後約四ヶ月目迎えるうちの猫ですが、噛みぐせを直そうと奮闘しています。
しかし、始めに手で遊んでしまったせいかなかなか治らず、ネットや猫を飼ってる友人の躾法を実践してはいるのですが、おもちゃで遊ばせてもいずれ手に噛みついて来たりします(´д`|||)最近は力が強いので、流血することもしばしばです。どうにか治らないものでしょうか?
乳離れについて
私に対してだけだと思うのですが、よくお乳をさがしに来ます。
足のつけね当たりをジュルジュルと吸って、服がベタベタになっています。
生まれ
ほぼすぐて母猫と別れたせいか、寂しくてすることかな?と思って好きにさせているのですが、長いと一時間位していますし、四ヶ月目になるのでそろそろ乳離れしてもいいのでは?と思っています。猫はどれくらいで乳離れするのでしょうか?
初めて猫を飼うのでわからないことばかりで、毎日奮闘中です。何か方法論があればよろしくお願いします。
あともうひとつ、夜に愛猫が突然走り回ったり、威嚇してくることがあります。(背中を丸めて前後ろ足を伸ばす。尻尾は下がっています)その辺走り回っては、寝ている家族の顔など平気で踏んでいきます。(爪立てたまま)かなり痛いので、怒るのですがお構い無しという状況です。夜行性なので仕方ないのかも知れませんが、このままでは、それこそゲージにいれっぱなしになっています。何か躾方法ありませんでしょうか?

Re: 猫の噛みぐせと乳離れについ...

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2016/11/30(Wed) 14:09

No.4556

つかさ 様

陽だまりの恋しい季節でございますが、
つかさ様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
ネコちゃんは日向ぼっこを楽しんでいらっしゃいますでしょうか。
この度はご相談を頂戴いたしまして誠にありがとうございます。
早速ご案内をさせていただきたく存じますが、実際のネコちゃんのご様子を拝見いたして
おりませんので、一般的なご案内となりますことをご了承ください。

■ネコちゃんの噛み癖について
つかさ様におかれましては、4ヶ月齢のネコちゃんの噛み癖にお困りとの
ことでございますね。ネコちゃんが噛む原因といたしましては、つかさ様がおっしゃる
ように、手で遊んでいたことで、手がオモチャのようになってしまうことが多くみられます。
一般的な原因として、次のようなものが挙げられます。

・これ以上触られたくないという意思表示 
・飼い主様の手が魅力的なオモチャになっている
・縄張り意識から来る噛み癖
・ハンティングする(捕食)本能に因る噛み癖 
・眠くなり噛み付いてくる
・噛まれた時に、手を引っ込めるなど、飼い主様の反応に対して
ネコちゃんが「噛むと自分の思い通りになる」と思っている
・痛みによる噛み癖 
・恐怖から誘発される噛み癖 
・ 社会化の不足による噛み癖
・優位性による噛み癖
・やつあたりによる噛み癖  など

ちょうど現在のつかさ様のネコちゃんくらいの月齢は、動いているものには何にでも
反応し、遊びたくて仕方がない時期でございますので、遊びの一つになってしまって
いるのかもしれませんね。
また、ネコちゃんのハンターとしての力量は誰もが認めるところです。
人のご家族様と暮らしているネコちゃんは獲物を獲得する必要はなくても
狩猟本能はしっかりと残っています。そのため、人の手が獲物のようにみえてしまう
ことがあります。

次に対応方法についてご案内させていただきますので、ご参考にしていただければ
幸いです。

1. なるべく噛む状況を作らない
「この後、もう少しすると噛んでくるな」というような空気をお感じになったら、噛む前に、
つかさ様はその場を離れてしまうなど、なるべく「噛む」という状況を作らないように
なさることはたいへん重要です。
噛む状況を作らない、また、ネコちゃんにゆったりできる安心できる場所を作るという
意味でも、つかさ様がなさっているように、ケージを好きなところにして有効に活用
するということは望ましいことではないでしょうか。

2..注意をそらせる
「いつもの様子では、この後、噛んでくるな」というタイミングで、ネコちゃんの興味を
他のものにそらすのも一つの方法です。
ネズミくらいの大きさのオモチャをポンと放りなげて、オモチャ相手に格闘させて
あげるのもよろしいかもしれません。あるいは釣竿の先にネコじゃらしをつけて
遊ばせる、というようなイメージで、棒の先にオモチャをつけて遊ばせるのも
よろしいでしょう。
つかさ様のネコちゃんは、オモチャにあきてしまうとまたつかさ様の手を噛みに
来るとのことでございますね。
ネコちゃんとつかさ様との距離を、オモチャを投げることによって離すことで、
すぐに噛みに来られない状況を作るとよろしいかもしれません。
オモチャをご利用になる際にご注意いただきたい点ですが、噛んだ後にオモチャで
気持ちをそらすと、噛めばオモチャで遊べるということになってしまうかもしれません。
必ず噛む前にオモチャで注意をそらすようになさることが重要です。
狩猟本能を発散させるためには、レーザーポインターの光を利用なさったりして、
何かを追う遊びを取り入れたり、吊り下げてブラブラとゆれるオモチャなど
の魅力的なオモチャを用意していただき、一人遊びができるようにしてあげると
よろしいかもしれません。

3.落ち着いた雰囲気を作る
「噛んではいけない」という飼い主様の意思表示をすることは大切です。
まさにそのとき、ネコちゃんの興奮を鎮めるためにも、できるだけ落ち着いた
低い声で叱るようになさってください。
なお、大きな声で叱ったりすると、ネコちゃんは恐怖を感じて、さらに興奮してしまう
ことも考えられます。特に格闘状態になってしまうと、ネコちゃんの興奮がヒートアップ
してしまい手がつけられない状態になってしまう場合もあります。 
またネコちゃんの記憶にそのときの状態が強く印象づけられることにより、
飼い主様が恐怖の対象になってしまうことが中にはありますので、大きな声で
叱ったり、痛さから手で思わず払いのけたりなさらないことはたいへん重要でしょう。

4.構いすぎない
撫でていると最初は気持ちよさそうにしているのに時間が経つと噛む傾向がある
のであれば、ネコちゃんは「ママ、そろそろ手を離してね」という意思表示をして
いるのかもしれません。
自分が撫でて欲しいときは要求するのに、「しつこい」と思ったら離れたがるのが
たいていのネコちゃんです。長時間、撫ですぎず、興奮しそうなときや、
「そろそろ噛むかもしれない」というタイミングで手を離してネコちゃんのもとを
離れてしまいましょう。

4.逃げ込める場所を作る
ネコちゃんにとっては、縄張りの存在は重要ですので、入り込んで自分の安全を
確保できる場所、ケージやベッドなど、お気に入りの場所を用意してあげましょう。
この場所の中でネコちゃんが寛いでいるときは、そっとしておいてあげましょう。

5.運動量を確保し、エネルギーを発散させる
子猫ちゃんの時期はエネルギーいっぱい、走り回って目がまわりそうになりますね。
ネコちゃんは高低差のあるところで運動することを好みますので、
たんすや棚の上などの高いところで運動会をすることもあるかもしれません。
運動量を確保してエネルギーを発散させることも必要ですので、高いところで楽しむ
ことのできる環境を作っていただくとよろしいでしょう。そのような場所がなければ、
キャットタワーなどをご用意いただいてもよろしいでしょう。

なお、特定の部位を触ると噛むのであれば、その部位に不快感があり噛んでいる
可能性もございます。気になる点がおありでしたら、動物病院さんにご相談を
いただいたほうがよろしいでしょう。

■チュッチュッとおっぱいを吸うような行動について
通常、ネコちゃんは、生後1ヵ月ぐらいで離乳食に興味を持ち始め、徐々に母乳の
割合が減っていって生後2ヵ月ぐらいまでには離乳をします。このおっぱいを吸う
行動は一種の代償行動で、ネコちゃんのお母さんから早期に離れたネコちゃんに
多くみられる行動だとされています。
ネコちゃんによくみられる、毛布などを吸うウールサッキングと呼ばれる行動に
つながる場合もあるようです。
この行動は次第になくなる場合もあれば、大きくなってもずっと続く場合もあります。
探検遊びや狩りも真似事などを通し、この行動より楽しい経験があることを覚え、
またつかさ様の愛情を受け、心地よく撫でてもらったりする中で、次第にこの行動が
和らいでいくかもしれません。ただずっと続くこともあります。
長時間続くと大変でございますので、つかさ様のご都合で、ネコちゃんが吸っていても、
さっと立ち上がってしまってはいかがでしょうか。
ご成長を見守っていらっしゃる間に次第にこの行動が遠のくことも考えられますので
しばらく様子をご覧になったらよろしいのではないでしょうか。

■ 夜に活動的になることについて
ネコちゃんには狩りに適した時間である、夜半から明け方に活動する習性が
ありますので、ネコちゃんを飼いはじめた飼い主様はどの方も戸惑ってしまわれます。
夜になる前までにオモチャなどでネコちゃんとたっぷり遊んであげて、
心地よい疲れを感じさせてあげると、夜間に走り回ることが減っていくかもしれません。
就寝の直前に遊んであげると、ネコちゃんが興奮してしまい、落ち着けないことが
ありますのでご注意ください。

ネコちゃんの、「尻尾を下げた状態で、背中を丸めて前後ろ足を伸ばす行動」は、
場合によっては、つかさ様を遊びに誘っているのかもしれません。
また、今までに人との関わりがなかったり、他のネコちゃんと十分に遊べなかった場合、
遊びの抑制方法をしっかりと学べていないこともあります。
そういった場合は走り回ったり、飛びかかってきたり、威嚇するといった行動が
みられることがあるようです。
ネコちゃんが走り回ったり威嚇をしたりするのには何かきっかけはあるでしょうか。
例えば時間帯や場所などはいつもほとんど同じでしょうか。
もし、きっかけとなる刺激を特定できるのであれば、環境を整えてあげたり、
オモチャなどを使って、気をそらしたりしてもよいかと思います。
ネコちゃんの本能的な欲求を満たしてあげるために、はずんだり動いたり
する安全なオモチャを取り入れるのもおすすめです。
1日に2回ほど、15分程度、ネコちゃんと一緒に遊ぶ時間を作ってあげると
良いと思います。
また、つかさ様が十分に一日の疲れをお取りになり、次の日もネコちゃんと楽しむ
エネルギーを養っていただくため、ネコちゃんが運動会をして睡眠を妨げられない
ように、ケージに入れてお休みになられるのはとてもよろしいのではないでしょうか。
あるいは、ネコちゃんは、つかさ様やご家族様の寝室以外のお部屋で過ごすように
なさったほうがよろしいでしょう。
「鳴いても、騒いでも、構ってもらえない」とネコちゃんが感じるように、夜中や明け方は
構わないでおいたほうがよろしいでしょう。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
健康相談、しつけ相談サービスを承っておりますので、ぜひご利用ください。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

ネコちゃんのお健やかなご成長が楽しみですね。
ご家族皆様の笑顔いっぱいの毎日を心からお祈りいたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願いいたします。



爪の切り方について

投稿者:トントン1949

投稿日:2016/11/24(Thu) 21:56

No.4551

爪が伸びてきたので、切って上げようとして、足を持つと、暴れて切らせないのです。どうしたら、上手く切らせてくれるのでしょうか?

Re: 爪の切り方について

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2016/11/28(Mon) 18:38

No.4554

トントン1949  様

陽光の温もりのありがたみを感じる頃でございますが、トントン1949様におかれ
ましては、いかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただき誠にありがとうございます。
トントン1949様のどうぶつさんが、爪を切るため足をお持ちになると暴れてしまい
切ることできないとのことでございますね。
早速ご案内をさせていただきますが、詳細なご様子が分かりかねますため、
一般的なご案内となりますこと、また、どうぶつさんがワンちゃん、あるいはネコちゃん
ということでご案内をさせていただきますことを併せてご了承ください。

ワンちゃんやネコちゃんの身体の中では、足先、鼻先、耳先といった先端にあたる
ところやシッポは急所といわれ、敏感に反応する場所です。急所である足先に爪切り
をあてるのですから、ワンちゃんやネコちゃんが爪切りに抵抗を覚えるのは当然とも
いえるかもしれませんね。
爪切り以外にも、シャンプーやブラッシング、歯みがきなど、どうぶつさんとの暮らし
には、飼い主様はさまざまなケアをすることになるのですが、これらのケアにあたっては、最初からおとなしく上手にさせてくれることは、まれだとお考えいただいたほうが
よろしいでしょう。

ワンちゃんやネコちゃんを、「嫌がること(=爪切り)」に慣らしていこうとするとき、
記憶に「させたい行動(=爪切り)」と「ワンちゃんやネコちゃんにとって嬉しいこと」
を結びつけながら、少しずつ、徐々に慣らしていくことが重要でしょう。
具体的には、爪切りに関するさまざまなことや物を、嬉しいことと少しずつ結びつけて
いきます。最初は飼い主様がどうぶつさんの指先を触ることから慣らしていくくらい
のほうが良い場合もあります。また、日ごろからご家族様に体をさわってもらう
心地良さを感じさせてあげるようにすることも重要でしょう。

「さあ、爪切りを始めよう」と、緊張した面持ちで飼い主様がいらっしゃると、
その緊張感や不安感がワンちゃんやネコちゃんに伝わってしまうかもしれません。
リラックスした雰囲気でいらっしゃることが大切でしょう。
「良い子ね」などと穏やかに声をおかけになりながら足先に触れてみましょう。
体を優しくなでながら足先まで撫でる範囲を広げていくのもよろしいでしょう。
足先に触ったら「お利口ね」などと褒めてあげたり、併せてご褒美を与えて
いただいてはいかがでしょうか。

爪切りをみるだけで体を固くして抵抗するワンちゃんやネコちゃんも多いのですが、
トントン1949様のどうぶつさんはいかがでしょうか。
もし、爪切りを目にするだけで嫌がる素振りをみせるのであれば、日常生活の
ワンちゃんやネコちゃんにとってお気に入りの時間に、ワンちゃんやネコちゃんの
視界に入るところにごく自然に爪切りを置いておくのもよろしいでしょう。
ただし、いたずらをしてお怪我をする可能性のない場所にお置きになるように
しましょう。
爪切りに良いイメージをもち、足先を触られることにも慣れてきたら、爪切りを
足先に当てるフリをなさったり、ちょっと当ててみて、その後に褒めたり、
楽しく遊ぶなどなさっても良いでしょう。

徐々になれてきたら次は実際に切ってみましょう。
狼爪のある場合は別として、ワンちゃんやネコちゃんの爪は通常18本
ありますので、一度に全部の指の爪を切ろうとすると時間がかかります。
その間ワンちゃんやネコちゃんに我慢を強いることにもなり、途中で飽きて
暴れたり嫌がったりということになってしまいますので、一度に済ますのではなく、
初めは1回1本の爪と決めていただくのもよろしいかもしれません。
爪が伸びてくるとカーペットや飼い主さんの洋服にひっかかったりして怪我に
つながることがあり危険です。
部屋の中を歩いたとき、床に爪が当たる音がするようなら、伸びてきているな
という合図ですので、爪をカットしてあげましょう。爪が伸びる早さはそれぞれ
異なりますが、1ヶ月に1回程度が目安です。
また、私たち人間の爪とは異なり、爪の中には血管や神経などの軟部組織が
通っています。その血管や神経などを誤って切らないように気をつけて、
先端を切ります。
爪を切るときには爪切りややすり以外にも、手元に止血パウダーや止血時に
使うタオルなどを用意しておきましょう。

爪のお手入れをしようとすると、最初は「何が始まるのかしら?」と不安感から
トントン1949様は顔色をちらりとみているかもしれません。トントン1949様が
不安げな様子をお見せになると今から始まることに不安な気持ちを抱いて
しまうかもしれません。爪を切る人が緊張すると、ワンちゃんやネコちゃんにも
その不安が伝わりますので、リラックスしながら爪を切りましょう。
毅然で堂々と、穏やかな笑顔で、「あなたにとって大切なことをしているのよ。
私に従いなさい」という毅然とした、頼りがいのある飼い主様の態度で
安心させてあげましょう。
嫌がっても平然と落ち着きはらう表情も必要です。嫌がったから止めると
いうことになると、「嫌なことは、嫌がれば止めてもらえる」と覚えてしまうかも
しれません。
「さあ、今日はこれで完了」というように終わりのタイミングはトントン1949様が
お決めいただくようにしましょう。

次に爪切りの大雑把な流れをご案内いたします。
なお、爪が大きくて硬い大型犬などの爪を切る場合、シャンプーをした後などは、
爪がふやけていて軟らかいのでお勧めです。

1.どうぶつさんの足を持ちます。
あまり強く握らないようにしたほうが良いでしょう。他のご家族様に体をなでて
もらったり、声をかけてリラックスさせたり、お気にいりのオモチャをお見せに
なり気をそらせながらなさってもよいでしょう。

爪を切る前に、指の間の余分な毛をカットすると爪が見やすくなります。
皮膚を切らないように十分に注意してください。なお、毛をカットすることは、
滑りやすい床で遊ぶ際などの滑り防止にもなり、肢や腰を痛めることの予防
にもなります。

2. 爪を切ります。
伸びすぎた爪の先端だけ切り、少しずつ丸くなるように角度を変えましょう。
何回かカットすると丸くなりますが、できなければ先端だけ少し切ってみましょう。
上手に切らせてくれた時には、いっぱい褒めてあげましょう。

出血したときはあわてないようにしましょう。
飼い主さんが動揺すると、その動揺がワンちゃんやネコちゃんに伝わりますます
不安になってしまいます。あくまでも冷静に対処しましょう。脱脂綿などで押さえて
止血しますが、なかなか出血が止まらない場合は、市販の止血パウダーなどを
つけます。

3. やすりをかけて爪を整える。
切り口がギザギザしているのでやすりで爪を整えましょう。爪を切った後はヤスリを
かけて平らにします。ヤスリは爪がささくれだたないように、一定方向にかけます。

ワンちゃんやネコちゃんの爪にもいろいろあります。爪が白い場合は、一度に深く
切らないで、血管がピンク色に透けて見える手前まで角を少しずつ落としながら
切りましょう。爪が黒や濃い色の場合は血管がみえないので、切り過ぎないように
注意しながら、先端から角を少しずつ落としながら切りましょう。

どうしても暴れてしまい難しいとお感じになるようでしたら、一度トリマーさんや
獣医さんに相談をしてみましょう。
実際にしているところを見たり、専門家からコツを尋ねてみてください。
徐々にお家でも出来るようになるポイントがつかめるかもしれません。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、お電話でのご契約者様への
健康相談、しつけ相談の無料サービスを承っております。
こちらもお気軽にご利用くださいませ。
お電話番号は、あんしんサービスセンター 0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土・日・祝日9:30〜15:30
土曜日、日曜日、祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

トントン1949様とどうぶつさんが笑顔いっぱいの毎日をお過ごしになられますよう、
心から応援いたしております。
今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。