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しつけ

投稿者:さくら

投稿日:2017/04/12(Wed) 09:42

No.4695

生後3ヶ月の日本スピッツがなかなかトイレをおぼえなくてこまっています。
あと、人に対して喜んで飛びついついってしまいます。どうしたらいいでしょうか、

Re: しつけ

- アニコムカウンセラー 澤口

2017/04/13(Thu) 18:11

No.4698

さくら 様

若草萌える時期となりましたが、
さくら様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。

生後3ヶ月のスピッツちゃんは、元気いっぱいの頃と存じますが、
トイレのしつけや、人への飛びつきについて、お困りでございますね。
早速、ご案内いたしますが、一般的なご案内となりますこと、何とぞご了承ください。

【トイレのしつけについて】
スピッツちゃんの月齢ですと、排泄機能の成長は、まだこれからという段階です。
そのため、排泄の回数も多く、また、好奇心旺盛な時期でもありますので、
興奮したりした際に、オシッコやウンチをしてしまうこともありますが、成長に従い落ち着いてくるのが一般的です。
下記に、トイレトレーニングのポイントをご案内いたしますので、ご参照いただけますと幸いでございます。

1. 飼い主様は平常心で
トイレのしつけでは、飼い主様が落ち着いて、平常心を保つことが大切です。
失敗している現場を目撃すると、思わず慌ててしまうと思いますが、
ここで、どれほど平常心を保つかが、今後の成功に大きく関係してきます。

失敗した時は、どのようにしていただいておりますでしょうか。
声もかけず、目も合わせず、無視するのが成功への近道です。
片づけている姿も、なるべくスピッツちゃんには見せないようにするのが良いでしょう。

例えば失敗に対して、「あ〜」など何か声をかけたり、
飼い主様が掃除をしている姿を見た子犬ちゃんは、
「ここでおしっこをしたら、飼い主さんが何か声をかけてくれた。」
「自分のしたことに興味を持ってくれた。注目された。」と勘違いすることが多く見られます。

また、トイレと違う場所で排泄した跡を見つけても、叱らないようにしましょう。
なぜ叱られたのか分からない子犬ちゃんは、排泄行為自体を叱られたと思う可能性があり、
その場合、飼い主様から隠れて排泄行為をするようになることもあります。

ワンちゃんは感情を把握する能力の大変高いどうぶつさんですので、
「いつするのだろう」と息を詰めてみていると、緊張感がワンちゃんに伝わり、
かえって上手くいかなくなることもあります。
大変ではございますが、できるだけ肩の力を抜いて、見守っていただくことも必要です。

2. タイミングをつかみ失敗させない
子犬ちゃんにトイレを覚えさせるには、失敗させないという「予防」も大切です。
ワンちゃんは、特に寝起きやお食事の後、興奮した時、体を動かした後等は排泄しやすい時間ですし、
排泄前は、ソワソワし出したり、床をクンクン嗅いで落ち着きがなくなったりします。
タイミングを見計らって、トイレに連れて行き、何処で排泄をしたら良いか、根気強く教えてあげましょう。
初めは抱っこでも正しいトイレの位置まで連れて行き、
そして徐々に自分の足で歩いてたどり着けるように誘導してあげると更に効果的です。
また、飼い主様が見ていられない時は、排泄されたら困る場所には入れないようにしましょう。

3. 成功したら沢山褒めてあげる
偶然でもトイレで一滴でもできたら、大げさに沢山褒めてあげましょう。
ご褒美をあげても構いません。少しでも時間が空くと、なぜ褒められたのか分からなくなりますので、
排泄が終わったら、すぐに褒めてあげてください。
このことを続けることにより、決まったトイレで排泄すると褒めてもらえる、
ご褒美をもらえると思い、子犬ちゃんは益々張り切ります。

4.行動範囲を限定する
さくら様のスピッツちゃんは、ケージの中ではできているのに、
外に出すとケージの中のトイレに戻れないということでしょうか。

ケージの中でできているワンちゃんも、一歩ケージの外に出ると世界が広がり、
位置感覚が変わったり、遊びに夢中になっている時や興奮している時は、
排泄のためにケージに戻ることは難しいのが一般的です。
上記2のタイミングを見て誘導することが難しい場合、
トイレの場所を覚えて、自分でトイレの場所まで移動できるようになるまでは、
失敗させないためにも、限られたスペースの中で自由にさせてあげるのが良いでしょう。

限られた空間にシートを敷き詰め、スピッツちゃんの行動範囲を全てトイレにしてあげ、
トイレの場所を知らないスピッツちゃんが、失敗することのない環境を作ってあげるのも一つの方法です。
何処でしても大成功という結果になりますので、褒められたり、ご褒美の回数も増え、
成功体験が積み重なっていくと、スピッツちゃんにもどんどん自信がついていきます。
その少しずつ自信がついていく過程で、敷き詰めてあったシートの中には、
いつも使うシート、たまに使うシート、一度もしたことのないシートが出てきますので、
使ったことのないシートから取り外していきます。
シートが1〜2枚くらいになった時、飼い主様のご希望の場所と違う場合には、
子犬ちゃんが戸惑わないように少しずつずらしていき、
最終的には、飼い主様がトイレを置きたい場所に到達できると、トイレトレーニングの成功です。

ケージから出すタイミングが多ければ多いほど大変ですので、
ケージの中で過ごす時間を長くしてあげるのもよろしいでしょう。
遊びたがってケージから出たがるかもしれませんが、子犬ちゃんのうちは、
健やかな成長や体調管理のためにも、十分な睡眠時間が重要な時期です。

5. ケージを好きな場所にする
お部屋で遊んでいて、ケージの中のトイレに戻ることが分かってきても、
叱られてケージに戻された経験があるなど、嫌な経験とケージがワンちゃんの中で結びつき、
ケージに戻ることそのものに、躊躇するようになることがあります。
「褒めたときにケージに戻す」、「ケージに入ったらお気に入りのおもちゃを与える」、
「ケージの中にいるときに優しく声をかけていただく」など、ケージを好きな場所にしておきましょう。

6. 紛らわしいものは置かない
ワンちゃんは、マット類やラグ類などの上にいると、排泄を誘発される傾向が見られます。
スピッツちゃんが、お部屋の中で粗相をしてしまうマット類などがあれば、
取り除いていただいたほうがよろしいでしょう。

【飛びつくことについて】
スピッツちゃんは、人に対して喜んで飛びついてしまうとのこと、
嬉しい感情を体いっぱいで表現しているかと存じます。

スピッツちゃんが飛びついてきた時、さくら様はどのようにしていただいておりますでしょうか。
もし、声をあげたり騒いだりしてしまうと、スピッツちゃんは、「飛びついたら構ってくれる」と思うでしょう。
飛びついた後に、「嬉しい」「良かった」と思うようなことが起きず、
スピッツちゃんにとって良いことがなくなることを教えてあげることが重要です。

例えば、さくら様が帰宅された時などに、スピッツちゃんが飛びついてきたら、
さくら様はスピッツちゃんに視線を合わせることもなく、背中を向けてその場を離れます。
繰り返し行うことで、「おかしいな。飛びつくと、いつも楽しいことがなくなってしまう。」と
スピッツちゃんが感じるようになります。

ワンちゃんは、一度成功したことについては、固執して同じことをし続けます。
スピッツちゃんに、以前飛びついた後、楽しいことがあったという経験があると、
繰り返し飛びついてくるかもしれませんが、あきらめず続けていただければと存じます。

スピッツちゃんが嬉しくて興奮状態の時は声もかけず、
落ち着いた時に、声をかけたり、遊んであげたりして、
落ち着いていたら良いことがあるということを教えてあげましょう。

アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
健康相談、しつけ相談サービスをうけたまわっておりますので、ぜひご利用ください。

電話番号は、あんしんサービスセンター0800-888-8256です。
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土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

スピッツちゃんの健やかな成長を、心よりお祈り申し上げます。
今後とも、アニコム損保をどうぞよろしくお願いいたします。



ゴキブリ駆除剤をなめていました

投稿者:ふーちゃんママ

投稿日:2017/04/10(Mon) 22:52

No.4693

何かをペロペロ舐めているなぁと思ったら、コンバットというゴキブリ駆除剤を抱えていました。容器に挟み込まれた様な構造になっているので、薬剤の形状は殆どそのままで、周囲が舐められた様に角が崩れたようになっています。全く元気ですが、受診した方がいいでしょうか?

Re: ゴキブリ駆除剤をなめていま...

- 獣医師 霍田

2017/04/11(Tue) 19:14

No.4694

ふーちゃんママ 様

春光うららかな季節でございますが、
ふーちゃんママ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

この度は、ご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
早速ご案内させていただきますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内となりますことをご了承下さい。

コンバットというゴキブリ駆除剤は、有効成分がフィプロニルであるようです。
フィプロニルはノミやマダニ等の節足動物の中枢神経系に作用するため、
ワンちゃんやネコちゃんなどの脊椎動物には安全性の高い薬剤とされています。
そのため、フィプロニルを少量なめたり口にした程度であれば
問題がないことが多いですが、よだれを垂らすなどの症状が出る場合もあります。
「薬剤の形状は殆どそのままで、周囲が舐められた様に角が崩れたよう」とのことでございますが、
ケースの部分をなめただけで、薬剤自体はなめていない可能性もあるのでしょうか。
もし薬剤自体をなめておらず、症状もなく食欲元気も正常であれば、
様子を見ていただいてよいかと思います。

また、コンバットにフィプロニルの他どのような成分が含まれているかは、
恐縮ながらわかりかねますので、もし明らかになめたのであれば、
念の為、早めに受診していただくと安心かと存じます。
その際は、なめてしまったコンバットをそのままお持ちいただき、
先生にご確認いただくことをお勧めいたします。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
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土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申し上げます。



歯肉腫に関して教えてください。

投稿者:心配性

投稿日:2017/04/05(Wed) 15:20

No.4688

ある人のブログの記事で(抜粋)

『歯肉腫(エプーリス)。
良性なら取るだけなんですが、悪性の場合、腫瘍を取ってしまうと刺激を与えて猛スピードで広がってしまいます。
悪性なら顎の骨を少し取らなきゃいけません。でないと、腫瘍だけ取ってもまた転移します。

良性か悪性かの検査もあるのですが、麻酔をかけて細胞を摘出するため、刺激を与えてしまいます。
悪性だった場合、刺激を与えてしまって猛スピードで広がってしまいますので、細胞採取でも悪性の場合最悪な展開になります。
じゃ〜どうすれば?
良性であろうが悪性であろうが、基準を悪性として顎の骨まで取る。
そのあと検査に出して良性ならそれでOK。
悪性なら状態を見ながら過ごす。

しかし、うちの犬の腫瘍は数年前からあるんですよね。
悪性の場合1年持つか持たないかぐらいの寿命。転移が早い腫瘍なのです。
でもこの犬は数年前からあった!という事は悪性ならもう死んでいるか奇跡的に生きていても顎の骨が溶けたり、肺に転移したりとなっています。しかし、今はそんな様子はないので、良性なのでは?と考えています。
例え、悪性であっても恐らく手遅れ。。。数年前からありましたからね。
手術しようがしまいが、悪性なら大して変わらない。と思います。
よってなにもしない・・・が最善かな??とも思います。
もし、皆さんの愛犬がこのようなことが起こったら一度冷静に考えてください。
何もしないことがいいこともあります。
もちろん、何もしなかったからこうなった・・・ってこともあります。』
 とありました。
うちの犬も歯肉種があります。
今度病理検査をお願いしようと思っていますが、細胞採取は危険でしょうか?

Re: 歯肉腫に関して教えてくださ...

- 獣医師 霍田

2017/04/07(Fri) 15:59

No.4690

心配性 様

春風の心地よい季節になりましたが、心配性様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はご相談をいただきまして、誠にありがとうございます。
早速ご案内をさせていただきますが、実際のご様子を拝見しておりませんので、
一般的なご案内になりますこと、何卒ご了承ください。

心配性様のワンちゃんには歯肉腫があり、病理検査をご検討なさっているけれども、
ブログの記事をご覧になり心配されているのですね。
歯肉腫(エプーリス)は歯肉あるいは歯肉上に限局した腫瘤性病変を示す口腔内良性疾患の総称で、
以下のように分類されます。
1.線維腫性エプーリス:構成成分が歯周靱帯の間質(組織成分)。
2.骨化性エプーリス:上記同様だが成分に骨の構成成分に似た成分(類骨基質)を含む。
3.棘細胞腫性エプーリス:皮膚を構成している細胞層の中の、有棘細胞が腫瘍化したもの。
最近では「棘細胞性エナメル上皮腫」と呼ばれることもあり、癌化しやすい。

エプーリスは歯根膜の細胞または歯周靱帯と呼ばれる歯を取り囲む組織に由来する良性の腫瘍です。
一般的に病理学的には良性とされていますが、臨床的には外科的に摘出しても再発を伴うことも少なくなく、
由来する細胞成分によっては悪性腫瘍との鑑別が難しいものも報告されています。
そのため、病理検査で腫瘍がどういったものであるか見極めを行うことが必要です。
病理検査を行うためには組織または細胞を採取する必要があり、簡易な検査としては、針生検
(ニードルバイオプシー)による細胞診があります。この検査では腫瘤に直接注射針を刺して
内容物を採取し、スライドグラス上で染色し、顕微鏡で観察します。
注射を打つのと同じ程度の痛みですので、場所によっては無麻酔でもワンちゃんに大きな負担をかけずに
行うことができますが、細い針を用いるため得られる細胞数が少なく、検査に十分な量を採取できない
こともあります。
今回のような口腔内腫瘤では、無麻酔での検査は一般的に困難であるため、心配性様のワンちゃんの場合は
全身麻酔下での腫瘤切除(組織採取)を行うことが望ましいのではと思います。
もちろん、全身麻酔をかけるリスクはゼロではありませんが、細胞診よりも検査精度が上がるので、
より正確な検査結果が得られる可能性が高くなります。
もしこのような検査をなさる場合、かかりつけの先生とよくご相談いただくこと、また血液検査などにより、
事前にしっかりワンちゃんの健康状態を確認することが必要になります。
さて、ご心配なさっている、「腫瘤の細胞・組織採取による刺激によって、腫瘍が浸潤すること」は
全く可能性がないとは言えませんが、悪性腫瘍に対する細胞診によって猛スピードで進行するとも
言えないと思います。
確かに、もし悪性腫瘍であれば、進行がはやく、治療として、腫瘍の周囲を根こそぎ切除、または下顎や
上顎の部分切除を行うことがあります。反対に、もし経過観察でもよい良性腫瘍であれば、
骨切除によって、本来は不要な大きな負担をワンちゃんにかけてしまうおそれがあります。
病理検査は得られた材料は「どういった治療が有効かつ適切か」という治療方針を立てるために
重要な役割を果たします。エプーリスであれば転移をすることはありませんが、棘細胞腫性エプーリスの
場合は、腫瘍部分が残ると再発を繰り返したり、骨などにも浸潤していくおそれがあります。

なお、エプーリス以外にも次のように口腔内に腫瘤を生じる疾病があります。
・歯原性良性腫瘍(エナメル上皮腫など)
・線維腫
・感染性肉芽腫性病変(ウイルス性乳頭腫・細菌性/真菌性肉芽腫性炎など)
・非感染性肉芽腫性病変(異物の刺入・外部の持続的な刺激など)
・悪性腫瘍(悪性黒色腫・扁平上皮癌・線維肉腫・骨肉腫・リンパ腫・肥満細胞腫など)

歯周組織由来の良性腫瘍は、由来組織によりエナメル上皮腫や線維腫のように分類され、
一般的にはエプーリスに比べれば再発のリスクは少ないとされています。
感染性肉芽腫性病変については乳頭腫ウイルスや一部の細菌または真菌の感染により引き起こされ、
口腔内に腫瘤物を形成します。
感染源がウイルスの場合は、一般的に重篤な症状を伴うことが少ないとされていることから、
ウイルスが体から排除されるまでの間、経過観察を行います。
感染源が細菌または真菌の場合はそれらに感受性のある抗菌剤や抗真菌剤の
全身的または局所的投与が行われます。

非感染性肉芽腫性病変ですが異物の刺入(骨や木片等)や持続的な外部からの刺激など
(噛むおもちゃを病的な頻度で口にするなど)により反応性に肉芽腫(腫瘤)を生じることがございます。
このような原因が明らかである場合は、原因を除去すれば改善が認められ再発も防ぐことが可能です。

病理検査の結果によっては、かかりつけの先生は経過観察で良いと判断される可能性もあります。
最低限の負担で、ワンちゃんにとって必要な治療を適切に行うためには病理検査が必要かと思います。
主治医の先生とよくご相談の上、お決めいただければと思います。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での
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お電話番号は、あんしんサービスセンター 
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土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

心配性様とワンちゃんが心穏やかな日々を送られますようお祈りしております。
今後ともアニコムを宜しくお願い申し上げます。



マーキング

投稿者:やせなくっちゃ

投稿日:2017/03/30(Thu) 13:27

No.4684

キャバリア 雌 5歳 今更ですが、散歩中のマーキングがたいへん多いのですが、それはあまりよくない という話を聞きました。
散歩中ずっと下を向いてクンクンと臭いを嗅ぎまわりマーキングします。後ろへ戻ってまでもクンクン。
特に、時々しか行かない公園などは、クンクン、が大変に多いです。
やめさせたほうがいいのでしょうか?なぜ散歩中のマーキングはよくないのでしょうか?
やめさせるには、散歩中どのようにすればよいのでしょうか?

Re: マーキング

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2017/04/03(Mon) 09:29

No.4687

やせなくっちゃ 様

春爛漫の候でございますが、やせなくっちゃ様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。
この度はキャバリアちゃんのご相談をいただきありがとうございます。
早速、ご相談のご案内をさせていただきますが、
実際のご様子を拝見していないため、
一般的なご案内となりますことをご了承ください。

多くの情報を視覚で受け取る人間に比して、ワンちゃんたちでは「嗅覚によるコミュニケーション」が重要な役割を
果たしています。
特に残された排泄物の匂いから多くの情報を授受するとされており、お散歩中に他のワンちゃんたちが残したオシッコの
匂いを嗅ぐことで、どんなワンちゃんが通ったのかなど、さまざまな情報を得ることになります。
他の情報を得るのと同時に、当然、自分の情報もオシッコにより残そうとします。
このようにオシッコを利用して情報を授受するということは、ワンちゃんにとって人間の会話のようなものといえるでしょう。

また、ワンちゃんはもともと群れで生活をしていたどうぶつさんであり、群れは上位・・・下位とそれぞれの成員の位置が
決まることで安定し、本能から縄張りを主張しようとします。
ワンちゃんは自分の縄張りを侵入者から守ろうとし、お散歩の時など自分の縄張りを
示すためにオシッコで目印を付け、侵入者に警告を発しようとしますが、
この行為をマーキングといいます。
マーキングは男の子も女の子も行うことがあり、知っている場所でも知らない場所でも、自分の匂いをつけることで安心する
という側面もあります。
キャバリアちゃんは、時々しか行かない公園では、特に念入りに匂いを嗅ぐとのことですが、たまに行く公園には
どんなワンちゃんが通ったのか、何か自分にとって心配な情報がないかなど匂いから情報を得ようとしていたり、
自分の匂いをつけることで安心しているのかもしれませんね。

やせなくっちゃ様のキャバリアちゃんが、くんくんと匂いを嗅ごうとするのは、マーキングにより自分の足跡を残そうと
する積極的な女の子だからかもしれませんし、あるいは、不安で恐がりやさんであるから、慎重に情報を得ている可能性も
あります。
このように、他のワンちゃんとの会話のようにオシッコの匂いを残している場合もありますし、縄張りの主張のマーキング
なのかもしれませんが、いずれにしても、嗅覚による情報の授受は多分に本能に根ざした行為といえます。
さて、散歩中のマーキングが良くないと言われるかの理由はさまざまです。
例えば、「群れでマーキングをするのはリーダーのワンちゃんだから、群れの移動でもある散歩でワンちゃんに群れを率いる
役割をさせてはいけない。だからマーキングをあまりさせるのはよくない」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
一方で、「ほかのワンちゃんを牽制する必要のある屋外でのマーキングは、ワンちゃんにとって自然な行動なので抑制すべきでは
ない」と言う考えの方もいらっしゃいますし、もちろん、「道などを汚すべきではないからさせてはいけない」とおっしゃる方
もいらっしゃいます。
確かに、いかにマーキングがワンちゃんの習性によるものだとしても、他人の方の家の塀や、バイクなどの所有物、
また公共の場などでも自由にさせてしまうとトラブルになるおそれがあります。

マーキングをどの程度抑制・管理すれば良いかは難しいところですが、マーキングをさせたくない場所ではリードを引いて、
「ここでしてはいけない」ということを理解させる、ここでは良いという場所では、どのくらいの程度のマーキングであれば
許すかなど、明確にコントロールすることが重要ではないでしょうか。
キャバリアちゃんがもし不安な気持ちでくんくんしているのであれば、やせなくっちゃ様が、群れを率いるリーダーとしての姿勢
をきっちりと示すことで、キャバリアちゃんの「守られている」という安心感につながり、マーキングを緩和するということ
につながるかもしれません。
また、マーキングをした場所は必ずペットボトルなどに入れたお水で流したり、マーキングをさせたくない場所では駆けっこに
誘うような感じで、さっと通りすぎるようにするということも一つでしょう。
また、なるべく散歩ではやせなくっちゃ様が先頭を歩くようになさったり、お家の出入りはやせなくっちゃ様が先に入る
などなさるのが望ましいかもしれません。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
しつけ相談のサービスをうけたまわっております。
気がかりなことがありましたら、ぜひご利用ください。
電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

やせなくっちゃ様とキャバリアちゃんの素敵な毎日を心から応援しております。

今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申しあげます。



4歳トイレのしつけ

投稿者:ゆきんこ

投稿日:2017/03/29(Wed) 01:54

No.4681

いつもお世話になっております。
わが家の4歳になるポメラニアンなのですが、夫婦共に初めてのペットだったので一番初めのトイレのしつけを失敗してしまいました。
1度トイレシートの上でオシッコすると同じシートでは2回目も成功するのですが、ウンチが全然できません。それにラグを敷いていると必ずラグの上でオシッコをしてしまいます。
今からでもトイレのしつけをやり直すのは可能でしょうか?
大体のトイレのタイミングは分かるので最近は諦めて家の外でトイレをさせて終わったら中に入るという形をとっているのですが、5月から私も働くので、時間はかかってもいいから家のトイレでしてくれると助かります。
アドバイス宜しくお願いします。

Re: 4歳トイレのしつけ

- 愛玩動物飼養管理士 三留

2017/03/31(Fri) 16:01

No.4685

ゆきんこ 様

こちらこそ、平素より大変お世話になっております。
陽光に春の温もりを感じる頃ですが、ゆきんこ様におかれましてはいかがお過しでしょうか。
この度は、ポメラニアンちゃんのトイレのしつけにつきましてご相談をいただきありがとうございます。
早速、ご相談のご案内をさせていただきますが、
実際のポメラニアンちゃんのご様子を拝見していないため、一般的なご案内となりますことをご了承ください。

ポメラニアンちゃんは「シートの上で排泄をしたら良い」ということはだいたいわかっているようですが、
何か原因があり、しなくなってしまったのかもしれませんね。
ワンちゃんがシートの上での排泄を躊躇するようになる原因の一つとして、
ウンチをしようとした時に、先に排泄していたオシッコでシートが濡れていてイヤだった、あるいは、その時に
怖い音がした、など、ワンちゃんにとって嫌な記憶とトイレシートが結びついてしまい、
シートではしなくなることもございます。

したがいまして、シートをまめにとりかえていただいたり、大きめのシートにしたり、一度に使う枚数をふやす
などなさるとよろしいでしょう。
また、ラグの上でしてしまうとのことですが、ワンちゃんはラグやマット、カーペットのようなところに
排泄をすることを好みます。
トイレトレーニング中は、ワンちゃんが成功体験をするように誘導して、できたら褒めることにより、
「ここですればいいんだよ」と教えるのが望ましいので、トイレの場所を覚えるようになるまでは、
ラグなどの失敗しやすいものは取り除いていただいたほうがよろしいかもしれません。

このような点をご注意いただきながら、外にお連れになる前に、いったんお家の中のトイレに
誘導してみてはいかがでしょうか。
また、そろそろ「オシッコをするかな」というタイミングでトイレへ誘導して「トイレはここよ」
などといつもの掛け声をかけていただき、偶然でも上手くいったときには明るく、ポメラニアンちゃんが
嬉しくなってしまうような声で褒めてあげましょう。

「早く覚えて」という飼い主様のお気持ちや「上手くいくかしら」という緊張感は、かえってワンちゃんトイレの
場所を教える際にマイナスに作用してしまうこともございますので、「だめでもともと」くらいのお気持ちで
いらっしゃることが重要でしょう。
リラックスをした雰囲気で、思わず出ちゃった、という感じで誘導していただければと思います。

生理現象でもある排泄行為は、叱られた時、ワンちゃんの中で排泄行為そのものを叱られたと思ってしまい、
それでも出るので戸惑って、隠れて排泄するようになることも中にはございます。
また、くったくのない明るい子などでは、叱られたことを構ってもらえると思い、かえっていろいろなところで排泄を
するようになることもございます。
思うようにいかないと落胆の声を出したくなりますが、叱ったり声をあげたり、振り返ったりなさらないことが
大切です。上手くいった時だけ注目し、ほめることで、どこでしたら良いのかを教えていただければと存じます。
また、雑巾を動かすなどの、片付ける様子を面白がってしまうこともございますので、そっと片付けていただいた
ほうがよろしいでしょう。

もし、新たにトイレを用意なさるのであれば、ご家族様の行き来があまりなく、静かにポメラニアンちゃんが排泄を
できるような場所や、以前粗相をしたことがある場所などに設置なってもよろしいかと存じます。
柵のようなものや、家具との位置関係を利用いただくなどして、トイレをぐるりと取り囲んではいただくことも
一つです。囲まれた中にシートは敷き詰めていただきますと、どこで排泄をしても成功しますので、
必ず褒めてあげることが
できます。

さて、現在、ゆきんこ様のワンちゃんは、外でほとんどオシッコやウンチをしているということでございますね。
ワンちゃんは、もともと自分の、自分を含めて群れの仲間を外敵から守り、自分の居住空間を汚さないように
するため、自分の居住空間(特に寝場所や食事場所)から離れたところで排泄をしようとする習性
があるといわれていますし、何より外での排泄は開放感があるようです。

また、ワンちゃんたちは残された排泄物の匂いから多くの情報を授受するとされており、ワンちゃんの排泄は、
私たち人間がすでに失った「嗅覚によるコミュニケーション」の手段として、重要な役割を果たしています。
このように、もともとの習性から、外での排泄を好むワンちゃんが多く、小さいときにお家の中で排泄をして
いても成長とともにお家でなかなか排泄をしなくなることもたいへん多くみられます。
外でしか、排泄しなくなっていても、家でして良い場所を教えてあげることで、していた頃のことを思い出して
する場合ももちろんございます。
ただし、頑固に絶対に外でしかしない、というワンちゃんもいらっしゃいます。
難しい場合もございますが、オシッコやウンチのタイミングで一度トイレに誘導してみる、ということを根気強く
お続けになられてみて、たまたま出たよ、というときに褒めていただければと存じます。

なお、アニコムでは下記の受付時間で、ご契約者様からのお電話での健康相談、
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気がかりなことがありましたら、ぜひご利用ください。
電話番号は、あんしんサービスセンター 
0800-888-8256です。
平日9:30〜17:30 / 土日・祝日9:30〜15:30 (年末年始を除く)
土日・祝日は予約のみ、実際のご相談は翌営業日以降となります。

ゆきんこ様ご夫妻と、ポメラニアンちゃんの笑顔いっぱいの毎日を心から応援いたしております。
今後ともアニコムをどうぞよろしくお願い申しあげます。