犬は、品種によって大きく特徴が異なる動物です。身体のサイズや毛の色だけでなく、耳の形や顔立ちにも犬種特有の個性があります。今回は、アニコム損害保険株式会社が発表している人気犬種ランキング2022年版をもとに、代表的な犬の種類をご紹介します。犬種ごとの性格や特徴、歴史など、それぞれの魅力の解説も必見です。

人気犬種ランキング【2022年最新版】

1位 トイ・プードル

2位 チワワ

3位 MIX犬(体重10kg未満)

4位 柴犬(豆柴含む)

5位 ミニチュア・ダックスフント

6位 ポメラニアン

7位 ミニチュア・シュナウザー

8位 フレンチ・ブルドッグ

9位 ヨークシャー・テリア

10位 シー・ズー

11位 マルチーズ

12位 カニーンヘン・ダックスフント

13位 ゴールデン・レトリーバー

14位 パグ

15位 ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

16位 ラブラドール・レトリーバー

17位 パピヨン

18位 ジャック・ラッセル・テリア

19位 ミニチュア・ピンシャー

20位 ビション・フリーゼ

犬種はどう決められる?

日本国内における犬種の認定および登録は、一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)によって行われています。世代を超えて特定の個性を引き継ぐことなどが目的です。それぞれの犬種に特徴の基準である「犬種標準(スタンダード)」が定められていて、ブリーダーはこれに沿って繁殖を進めます。

今回は、アニコムのランキングをもとに代表的な犬種を20種、一挙ご紹介します。

トイ・プードル

ぬいぐるみのような容姿で人々を魅了しているトイ・プードル。サイズが小さいだけでなく、賢くて物覚えがよい、抜け毛が少ないなどの特徴も人気の理由となっています。抜け毛が少ない代わりに毛が伸び続けるため、こまめなケアが必要です。飼いやすいからといってお世話をする必要がないわけではありません。

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チワワ

ウルウルとした瞳のCMでかわいらしいと一躍有名になったチワワ。アップルドームともいわれる丸い頭が特徴です。体重はおよそ1.5~3kg程度で、小型犬の代表として知られています。その名前は、原産国であるメキシコの州の名前に由来しています。

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MIX犬(体重10kg未満)

JKCには登録されていませんが、ペットショップやブリーダーではひとつの犬種として認識されている「MIX犬」も人気です。チワワとミニチュア・ダックスフンドをかけあわせた「チワックス」や、トイ・プードルとマルチーズをかけあわせた「マルプー」、ポメラニアンとトイ・プードルをかけあわせた「ポメプー」などがいます。

柴犬(豆柴含む)

日本犬で唯一ランクインしている柴犬は、国内だけでなく海外でも人気が急上昇しています。豆柴といわれる小さめのサイズも増えていて、そのかわいらしさが注目されていますが、強い警戒心と飼い主にのみ忠実な日本犬らしい性格という一面もあります。しつけにはある程度の知識が求められます。

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ミニチュア・ダックスフンド

長い胴と短い足がトレードマークのミニチュア・ダックスフンド。被毛の種類やカラーのバリエーションが多いのも特徴です。椎間板ヘルニアになりやすいので、ほかの犬種以上に体重管理や運動量などに注意を払う必要があります。

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ポメラニアン

フワフワなフォルムが特徴のポメラニアン。同じくフワフワなシルエットがかわいいサモエドやジャーマン・スピッツが、1.4〜2.5kgほどに小型化されたのが今のポメラニアンです。活発で吠えやすいという一面もあるので、小さい頃からのトレーニングが大切です。

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ミニチュア・シュナウザー

ドイツ原産の小型犬です。シュナウザーという名前は、口髭を表す「シュナウツ」というドイツ語に由来しているといわれています。テリアのような見た目をしていますが、ミニチュア・シュナウザーはチベタン・マスティフ系統に属し、テリアとは異なる歴史を辿っています。

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フレンチ・ブルドッグ

愛嬌のある見た目と性格で人々を魅了するフレンチ・ブルドッグ。選択的交配により生まれた犬種で、大きな耳が特徴としてあげられます。もともとネズミ退治のために労働階級が飼い始めたのが起源ですが、その愛らしさが人気を呼び、上流階級の間でも愛玩犬として飼われはじめた歴史があります。

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ヨークシャー・テリア

名前はイギリスのヨークシャーという地方に由来します。「ヨーキー」という愛称でも呼ばれます。最近は短くカットするのがトレンドですが、長く伸びる美しい毛並みは大きな特徴のひとつです。日々のお手入れを怠るとすぐに絡まってしまうほど繊細な毛質ですが、しっかりケアをすると上品な毛艶で輝きを放ちます。

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シー・ズー

中国を原産とする小型犬です。1960年代に日本にやってきて徐々に人気を高め、愛玩犬の定番としてのイメージが定着しています。飼いやすいことでも知られていますが、性格は穏やかな一方で頑固な一面もあるので、しつけの知識が必要です。

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マルチーズ

小さく真っ白な体が特徴で、イタリアのマルタ島にルーツを持ちます。日本では馴染み深い犬種で、人気ランキングの上位に毎年、名を連ねています。犬を室内で飼う文化が浸透したのも、マルチーズ人気の影響を受けたといわれています。

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カニーンヘン・ダックスフント

ダックスフントの一番小さなサイズで、生後15ヶ月を経過した時点の胸囲30㎝以下がカニーンヘンに分類されます。毛質は、スムース、ロング、ワイヤーの3種類で、毛色も合わせたバラエティの豊かさも魅力のひとつです。

ゴールデン・レトリーバー

世界中で人気を集める犬種です。大型犬らしいゆったりとした動きと友好的な性格で、周囲の人を笑顔にする魅力を持っています。その名の通りゴールドに輝く被毛は大きな特徴のひとつで、歩いているだけで優雅な印象を与えます。

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パグ

フレンチ・ブルドッグ同様、短い鼻が特徴的な犬種です。もともとチベットにいたチベタン・マスティフというとても古い犬種が先祖とされていて、中国原産です。かわいい見た目に加えて陽気で愛嬌があり、人懐っこい性格も相まって世界中で愛されています。

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ウェルシュ・コーギー・ペンブローク

短い足とムチムチとしたお尻がとてもかわいいウェルシュ・コーギー・ペンブローク。英国王室でも長年愛されていることから、イギリスを代表する犬種としても知られています。もともと牧畜犬だったこともあり、強い縄張り意識や勇敢な性格が特徴にあげられます。

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ラブラドール・レトリーバー

愛玩犬としてだけでなく、盲導犬などとしても活躍するラブラドール・レトリーバー。高い身体能力や賢さがイメージされますが、子犬の頃のやんちゃさや食欲は群を抜いています。家中を元気いっぱい駆け回るので、住居など一定以上の飼育条件が整っている方におすすめです。

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パピヨン

蝶のように優雅で大きな耳を持つパピヨン。フランス語で蝶を意味する「パピヨン」という言葉がそのまま犬種名になったことは有名です。立ち耳タイプのほかに「ファレーヌ」と呼ばれる垂れ耳タイプも存在します。

ジャック・ラッセル・テリア

イギリス原産でテリアの気質が強い ジャック・ラッセル・テリアは、好奇心旺盛でとにかくやんちゃです。近くにいるだけで元気をもらえます。体力がかなりあるので、一緒に運動したり遊んだりできるエネルギーと時間を費やせる方におすすめです。

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ミニチュア・ピンシャー

凛とした風貌で、かわいらしさの中にクールな印象も兼ね備えるミニチュア・ピンシャー。体重はおよそ4〜6kg程度で、筋肉質な身体です。体型のイメージは華奢ですが、運動量がとても多く運動能力にも長けています。

ビション・フリーゼ

白い綿菓子のような被毛が上品な小型犬です。陽気な性格で、人見知りも少ない懐っこさが特徴で、無駄吠えも比較的少なく穏やかな性格をしています。名前にある「ビション」(bichon)はビション・グループという犬種から来ていて、この犬種は地中海にルーツを持つといわれています。

まとめ

こちらでご紹介したのは犬種のほんの一部です。一般社団法人ジャパンケネルクラブには約200種が登録されているほか、世界には現在、非公認犬種を含めて700〜800種あるといわれています。それぞれの犬種に異なる歴史や特徴があるので、新たに犬を迎える場合は、事前に調べてライフスタイルにあった犬種を迎えましょう。

ライター

犬百科編集部

犬百科編集部

犬の飼い主歴10年以上の編集者が集い、毎日、犬の「あるある話」に花を咲かせ、情報交換している。編集部員の面々は、犬との暮らしがより健やかに、よりハッピーになるよう正確な情報をお届けするため、自己研磨の毎日である。