パグ

パグはなんと言っても、つぶれたような短い鼻、つぶらな瞳に額のシワがなんともチャーミングな小型犬です。パグのかわいさにハマってしまう人も多いと思いますが、パグの魅力はそれだけではありません。歴史や性格とあわせてパグの魅力をお伝えします。

パグってどんな犬種?

パグ

パグは「短頭種」といわれる種の1種で、その名の通り頭(鼻)の短い種類のことです。
短頭種には、パグの他にもフレンチ・ブルドッグや、シー・ズー、狆(ちん)などがいます。ブタのようにブーブー鳴いたり、眠るときにいびきをかくところもまた、短頭種ならではのかわいさです。

小さな体は引き締まっていて、垂れた耳、くるりと巻いたしっぽもパグの特徴です。
愛玩犬として古くから飼われ、今でも人気があり、アニコムの人気犬種ランキング2022でも14位にランクインしています。

パグの語源は?

パグの語源をご存じでしょうか。ラテン語のパグ、にぎりこぶしという言葉からきています。頭部がにぎりこぶしの形に似ていることから、命名されました。

パグの歴史

パグ

パグの歴史は古く、紀元前400年の東洋にその起源があると考えられています。原産国は、中国だと言われています。2000年以上前からパグに似た短頭の犬が、宮廷内で大切に飼われていました。

1500年代にはオランダの東インド会社の船乗りと共に、ヨーロッパへ渡りました。
そして、パグの人気のきっかけには、オランダのオラニエ公ウィリアム王子の命を救ったことが大きく影響しています。スペインとの戦争時、野営地がスペイン軍から奇襲された際、一緒に寝床にいたパグがいち早く異変に気が付き、吠えて知らせ、そのおかげでウィリアム王子は命を救われたと伝えられています。

その後ウィリアム王子が亡くなってからもパグの人気は衰えることなく、富裕層に大変人気のあったパグは、ナポレオンの妻ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネなどに愛され、大切に育てられていたことが記されています。

1877年まではフォーン(金色がかった茶色)の毛色のみでしたが、その年からペアのブラック色も紹介されました。

そして、1885年AKCに認定され今なお、パグの人気は続いています。

パグのサイズは?

パグは小型犬に分類される犬種です。
体高は25〜28cmほどで、体重は6〜8kgになります。

性格は?

パグ

愛玩犬として長く人と過ごしてきたパグは、陽気で人に対しても他の犬に対しても友好的に接することができます。攻撃性も低く、人と一緒にいることが好きな犬種なので、子どもがいる家庭でも飼いやすい犬種といえます。

一方でプライドが高い一面も。物覚えは早いので、子犬のうちからしっかりしつけをしましょう。

愛玩犬とはいえ、運動量はたっぷり必要です。毎日のお散歩や遊ぶ時間を大切にしましょう。ただ、短頭種なので、暑い時期には注意が必要です。呼吸の調子は大丈夫か確認するようにしましょう。また、暑さ対策も忘れずに、お散歩の時間も工夫して過ごしたいです。

被毛・毛色について

パグの被毛はスムース・コートと呼ばれる短くツヤのある毛質で、手触りはなめらかです。抜け毛が多いので、短毛とはいえ週に2回はブラッシングをしましょう。

毛色のこと

毛色は、シルバー、アプリコット、フォーン、ブラックがあり、後頭部からしっぽにかけてある黒い線(トレース)やマスク(顔、口の周りの部分)は明瞭である方がいいとされています。

・シルバー:銀色でややグレーがかった色
・アプリコット:赤みをおびた黄色
・フォーン:金色がかった茶色

寿命はどれくらい?

パグ

アニコムの「家庭どうぶつ白書2021」によると、パグの平均寿命は12.5歳です。小型犬全体の平均は14.4歳なので、やや短いことがわかります。

しかし、ここ数年でフードも色々なものが出ていますし、医療も進んでいるので、寿命はあくまでも目安とし、飼育環境や運動など気を使って、少しでも愛犬と長く一緒にいられるといいですよね。

パグの気を付けたい病気

パグ

前述もしましたが、パグの魅力でもある短い鼻は、呼吸がしづらくガーガーというような呼吸音が出やすいです。呼吸がしづらいため、体温調節も苦手なので夏の暑い時期の散歩や運動は避けるようにしましょう。

また、アニコムの「家庭どうぶつ白書2021」によると、「肥満細胞腫(皮膚)」「軟口蓋過長症」「毛包虫症」、「乾燥性角結膜炎」「角膜炎」「腫瘍」「外耳炎」「皮膚炎」などが他の犬種に比べ罹りやすいです。 健康体であっても定期的に、動物病院へ健康診断に行くようにしましょう。

【参考】
アニコム家庭どうぶつ白書

パグと楽しい生活を

パグ

愛嬌たっぷりでかわいい見た目に、性格も陽気で友好的と魅力がたっぷりなパグ♪ これからお迎えを予定している方も、既に一緒に生活している方も、パグのことをもっともっと知ることで、今よりさらに楽しい生活を送ってくださいね。

ライター

犬百科編集部

犬百科編集部

犬の飼い主歴10年以上の編集者が集い、毎日、犬の「あるある話」に花を咲かせ、情報交換している。編集部員の面々は、犬との暮らしがより健やかに、よりハッピーになるよう正確な情報をお届けするため、自己研磨の毎日である。