ウォルト・ディズニー映画『101匹ワンちゃん』で有名なダルメシアン。白地に黒のスポットが目を引く大型犬です。バランスの取れたスポーティーな体つきでとても遊び好きです。そんなダルメシアンの歴史や性格、かかりやすい病気など詳しく解説します。

ダルメシアンってどんな犬種?

ダルメシアンは、ウォルト・ディズニー映画『101匹ワンちゃん』で有名となった犬種です。物語のイメージ通り、多産の傾向があります。一度のお産で6~10頭の子犬を産みます。ちなみに、ダルメシアンの今までの世界最高記録は、一度のお産でなんと19頭だそうです! (2019年にオーストラリアでの記録です。)

生まれたときは、スポット柄はなく、全身白色です。生後10日から2週間までに徐々にスポット柄が現れてきます。

セントハウンドと呼ばれる嗅覚を使って獲物のにおいを追う猟犬ですが、猟犬のみならず、馬車犬、軍用犬、消防犬、サーカス犬、救助犬、警察犬と幅広い活躍をしている犬種です.

ダルメシアンの歴史

ダルメシアン

ダルメシアンの原産地はクロアチアで、一説によると“ダルメシアン”という地方名からその名がつけられたと言われています。しかし、ダルメシアンの起源ははっきりとはわかっていません。古代エジプトの墓で発見された彫刻や16世紀から18世紀に描かれた絵画にもダルメシアンがいることから、数千年前から存在していたと推測されています。

イギリスでは、馬車の護衛役として馬の横について走っていたダルメシアンを「コーチ・ドッグ(馬車犬)」、「スポッテッド・ディック(斑点のディック)」などと呼んでいました。

アメリカでは消防用の馬車が登場し始めたことで、ダルメシアンは消防署犬としても活躍していました。今でも消防署の犬と言えば「ダルメシアン」というほど、マスコットとして認知されています。

高く足を踏み出す品のあるスタイルで、引き締まった身体と鮮明なスポットが美しいことから19世紀の特権階級に愛されていました。

アメリカでは1888年にAKCで血統の登録がされ、1905年にはダルメシアン・クラブが設立。
一方、イギリスで初めてクラブが創設されたのは1925年で、1930年にはショーが開催されました。

ダルメシアンのサイズ

ダルメシアンは大型犬に分類される犬種です。
体高は男の子が56〜61cmで女の子が54〜59cm、体重は男の子で27~32Kg、女の子が24~29kgと違いが見られます。

性格は?

ダルメシアン

ダルメシアンは、遊び好きで活発です。馬車と並んで走るほどの体力があるので、遊びや散歩などの運動が少ないとストレスが溜まり、いたずらなどの問題行動にも発展しやすいので注意が必要です。毎日のお散歩はもちろん、ドッグランなどで思いっきり走らせてあげる時間も大切にしたいです。

家族に対しては甘えん坊ですが、子どもや他の犬に対しては神経質になることがあるので、子犬の頃から社会化させておくとよいでしょう。また、子犬のうちからしつけもするようにしましょう。

被毛・毛色について

ダルメシアン

ダルメシアンの被毛は、硬く光沢のある短毛で、手触りはなめらかです。

短毛ですが、毛は抜けやすいのでこまめにブラッシングをしてあげると良いでしょう。

毛色はホワイト&ブラックか、ホワイト&レバーで、白ベースに、黒またはレバーの斑が体全体にあります。直径2~3センチ程度の丸くて明瞭な斑点が、できるだけまんべんなく体全体に分布しているのが望ましいとされています。

寿命はどれくらい?

アニコムの「家庭どうぶつ白書2021」によると、大型犬の平均寿命は11.5歳です。ダルメシアンは大型犬に属するので、目安に考えられるでしょう。

しかし、ここ数年でフードも色々なものが出ていますし、医療も進んでいるので、寿命はあくまでも目安とし、飼育環境や運動など気を使い、少しでも長く一緒にいられるといいですよね。

ダルメシアンの気を付けたい病気

ダルメシアン

ダルメシアンが気を付けたい病気は「アレルギー性皮膚炎」「甲状腺機能低下症」大型犬に多く見られる「股関節形成不全」などがあげられます。その他に、「てんかん」や「聴覚障害」があります。

聴覚障害には、先天的なものもあります。「呼びかけに反応しない」「物覚えが悪い」など、日常生活で気になることがある場合には、一度動物病院で相談し、検査をしてみるといいかもしれません。

【参考】
ワンちゃんの聴覚障害について|どうぶつ病気大百科
ダルメシアン|どうぶつ病気大百科

まとめ

ダルメシアン

ダルメシアンの魅力は、見た目にパッと目を引くスポット柄だけでなく、消防犬や警察犬などと幅広い役割を担うことができる能力を持っているというところではないでしょうか。トレーニングをすることで、とても良いパートナーになってくれるので、家庭犬としても愛されます。身体能力を活かして、アジリティーやフライングディスクなどのドッグスポーツを楽しむのもおすすめです。

ライター

犬百科編集部

犬百科編集部

犬の飼い主歴10年以上の編集者が集い、毎日、犬の「あるある話」に花を咲かせ、情報交換している。編集部員の面々は、犬との暮らしがより健やかに、よりハッピーになるよう正確な情報をお届けするため、自己研磨の毎日である。