秋田犬は、忠犬ハチ公で知られるように、非常に忠誠心が高く、愛情深い犬種です。大型犬でありながら、おっとりとした表情やふわふわな毛並から優しさや癒やしを感じる人も多いのではないでしょうか?日本のみならず海外でも根強い人気を誇る秋田犬ですが、どんな歴史や特徴があるのかを紹介します。

秋田犬ってどんな犬?

秋田犬は日本原産の犬種で、6犬種いる日本犬の中でも1番大きな体をしています。

海外でも人気のある秋田犬ですが、太平洋戦争後にアメリカ人が秋田犬を連れ帰り、独自に繁殖を進めたため、現在は「アメリカン・アキタ」として秋田犬とは区別されています。

歴史について

秋田の地域に在来した、クマ猟犬(マタギ犬)が現在の秋田犬の祖先にあたります。

闘犬が流行した一時期、よりたくましい犬とするべく交雑が行われ、大型化しました。

その後、1919年になると天然記念物法が発令されたことで、日本犬を残そうという保存の動きが高まり、秋田犬においても秋田犬の特徴を再び作り出すという懸命な努力が行われ、1927年には、「秋田犬保存会」が設立されるなどの歴史を経て、1931年に国の天然記念物として指定されました。

性格について

性格は、落ち着きがあり主人にとても忠実で、愛情深いです。一方で、感覚が鋭敏で小さな物音にも反応して吠えがちなので、猟犬や番犬としてはよいですが、家庭で飼育するには子犬の頃からしっかりと吠えのしつけをすることが大切です。

大きさについて

秋田犬は大型犬に分類される犬種で、男の子では体高64cm〜70cm、女の子では体高58cm〜64cmほどで、体重は34kg〜50kgになります。

日本犬の中で最も美しい体型

秋田犬は尖った耳とくるりと巻いた尾を持ち、体つきはどっしりと頑丈で、風貌や動作も力強いです。日本犬の中で最も美しい体型と言われていて、体高と体長の割合が10:11と均整のとれた体つきをしています。

被毛のこと

秋田犬というと茶色と白色の毛並みを想像する人も多いかと思いますが、他に「虎」や「白」、「胡麻」といった毛色もいます。一番多く見られる茶色と白色の毛色を「赤」と表現します。「白」の毛色以外は、お腹などの下面は淡く白っぽくなっている「裏白」になっているのがよいとされています。

犬の被毛には、皮膚を保護する硬い毛質のオーバーコート(上毛)と、体温を調節するふわふわとしているアンダーコート(下毛)の2種類があります。秋田犬はオーバーコートとアンダーコートの両方を持つ「ダブルコート」です。寒さには強いですが、暑さには弱い一面を持っています。温度管理など、特に気を付けてあげるようにしましょう。

また、換毛期は特に抜け毛が多いので、毎日のブラッシングは必須です。

寿命について

雪の中を走る秋田犬

犬の寿命は体の大きさによって変わり、小型犬よりも大型犬の方が短い傾向にあります。アニコムの「家庭どうぶつ白書2019」によると、小型犬の平均寿命は13.8歳であるのに対し、大型犬は11.1歳であることがわかっています。

しかし、ここ数年でフードも色々なものが出ていますし、医療も進んでいるので、寿命はあくまでも目安とし、飼育環境や運動など気を使ってあげるといいでしょう。相当な運動量を必要とするため、毎日のお散歩はしっかりと行きましょう。他犬種に比べ、身体も大きく体力もあるので、しっかりと運動させることが大切です。

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秋田犬が特に気を付けたい病気は?

秋田犬が気を付けたい病気には以下のようなものがあります。

また、秋田犬含め日本犬は皮膚疾患になることも多いので、気温や湿度、ノミ・ダニなどにも特に注意し、ブラッシングや触れ合うときに皮膚に異常がないか見てあげるようにしましょう。

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さいごに

日本だけでなく海外でも愛されている秋田犬。日本犬で最初に天然記念物として指定されたりと、歴史ある犬種です。現在は、番犬や猟犬として活躍する場は減りましたが、家庭犬として愛され親しまれている犬種です。昔も今も変わらない忠実な心を持ち、良き友として、良き家族としてそばにいてくれる存在です。

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監修獣医師

犬百科編集部

犬百科編集部

犬の飼い主歴10年以上の編集者が集い、毎日、犬の「あるある話」に花を咲かせ、情報交換している。編集部員の面々は、犬との暮らしがより健やかに、よりハッピーになるよう正確な情報をお届けするため、自己研磨の毎日である。