気温差が気になる春から夏にかけては、ワンちゃんの体調も変わりやすく、被毛のケアも大切になる季節です。体を丈夫に、美しく保つためのミネラルやカルシウムを多く含む海藻は、低カロリーで毎日手軽に取り入れたい食品です。豊富に含まれる食物繊維は腸内環境を整え、ぬるぬる成分の「フコイダン」は免疫力、解毒力をアップしてくれます。

初夏が旬のもずく

初夏が旬のもずく

もずくは、もずく酢等に加工され常時売られている食品ですが、実は春から夏にかけて旬を迎えます。

ワンちゃんには生もずくや、塩抜きした塩蔵もずくを茹でて、小さく刻んで与えるようにしましょう。

もずくはぬるぬる成分がのどごし良く、消化を助けてくれますが、食物繊維や水分が豊富なため、食べ過ぎると下痢を引き起こす場合があります。便の様子を見ながら少しずつあげてみてください。

もずくと卵のとろとろスープ

【ポイント】

良質なたんぱく質の卵と豆腐を加えて、とろとろさっぱりのスープ仕立てにしてみましょう。とろみが食べやすく、シンプルな味付けなので、フードのトッピングとしても最適です。

【食材】
生もずく 5g
和風だし汁 100㏄
水溶き片栗粉 小さじ1
溶き卵 大さじ1
きぬごし豆腐(くずして) 1口大
(約35㎉)

【作り方】

  1. もずくはよく洗って水気を切り、小さく刻む。
  2. だし汁を作り、もずくとくずした豆腐を入れる。
  3. 水溶き片栗粉をかきまぜながら少しずつ加える。
  4. 少量の溶き卵を静かに入れ、かき混ぜて皿に盛る。

【飼い主様が召し上がる時は】

生もずく100gを洗って食べやすい大きさに切り、和風だし600ccに醤油大さじ1/2、塩ふたつまみ入れて味をととのえる。
もずくとくずした豆腐100gを入れて水溶き片栗粉を加える。溶き卵1個をかき混ぜながら入れる。お好みで切り三つ葉や小口ねぎをのせる。(4人分)

※手作り食はお早めにお召し上がりください。
※ワンちゃんに持病がある場合は、かかりつけの先生にご相談ください。
※胃腸が刺激され、消化器になんらかの症状が出る場合があるので、初めての食材は少しずつ試してください。

ライター

武部園子

武部園子

管理栄養士、調理師、ダイエットアドバイザー。 日本女子大学家政学部食物学科・管理栄養士専攻卒。 現在は特保栄養指導やペットフード・時短料理等の レシピ開発を行っている。 各地で簡単ヘルシークッキング教室、ワンちゃんと 一緒に楽しめる料理教室を開催。