シー・ズーといえば、アニコムの人気犬種ランキングでも常にトップ10入りしている、多くの人に愛されている犬種です。飼いやすい愛玩犬として知られていますが、本当に飼いやすい性格なのか、歴史や気を付けたい病気、お手入れについてなどをご紹介します。

シー・ズーってどんな犬種?

シーズー

シー・ズーは大きな瞳とボリュームのある被毛を持ち、長く伸ばしても、「サマーカット」や「テディベアカット」などのように短くカットしても魅力のある犬種です。

シー・ズーは、別名「クリサンセマム・ドッグ」と呼ばれます。特徴的な瞳の大きさと鼻を中心に広がる毛がクリサンセマムという菊科のお花に見えるということが理由だそうです。

歴史

中国王宮で「神の使い」「守り神」として、大切に育てられていたペキニーズとラサ・アプソという犬種を交配させ誕生したのがシー・ズーだといわれています。

しかし、シー・ズーも同じく聖なる犬として、長きに渡り門外不出であったため、本当のところは定かではありません。

容姿がラサ・アプソとよく似ているため、シー・ズーが犬種として区別され、正式に犬種登録されたのはイギリスKCで1940年、アメリカKCでは1969年とされています。

シー・ズーは「神の使い」であったことと、その容姿から「小さなライオン」の意味を持つ「獅子狗(シー・ズー・クウ)」と呼ばれていたことから、現在の名前に定着したといわれています。

サイズ

シー・ズー

シー・ズーは体重5〜7kg、体高25〜27cmが標準サイズとされる小型犬です。4本足はずっしりしています。

性格は?

シーズー

シー・ズーの性格は陽気で活発、子どもに対しても攻撃性が低く友好的に付き合うことができる犬種です。運動好きな一面を持つ犬種なので、毎日の散歩は欠かさずに行きましょう。年齢や体調などその子に合わせて変わりますが、30分程度を目安に行けるといいですね。

無駄吠えやいたずらといった問題になりやすい行動も少なく、理解力もあるのでしつけもしやすいといえます。子犬の社会化期から、色々な音やもの、人に慣れさせてあげて、基本的なしつけを行うようにしましょう。

被毛・毛色について

シー・ズーの被毛は、オーバーコートとアンダーコートからなるダブルコートで、お手入れが必要なトリミング犬種です。

「フルコート」と呼ばれる長く伸ばした被毛は、歩くたびに揺れ、ドッグショーでは注目を集めていました。

しかし、家庭で暮らすにはお手入れが大変ということもあり、近年では短くカットされたシー・ズーが多く見られます。

頭頂部の毛を結んだりして、楽しめるのもシー・ズーならでは! リボンやゴムの色・飾りなどでおしゃれを楽しむのもおすすめです。

毛色はホワイト&ゴールド、ホワイト&ブラックをはじめとし、ブラウン、レッドなどさまざまな毛色があります。

寿命はどれくらい?

アニコムの「家庭どうぶつ白書2019」によると、シー・ズーの平均寿命は13.7歳です。小型犬全体の平均が13.8歳なので、平均的であることがわかります。

ここ数年でフードも色々なものが出ていますし、医療も進んでいるので、寿命はあくまでも目安とし、飼育環境や運動など気を使って少しでも愛犬と長い時間を一緒に過ごせるといいですよね。

シー・ズーの気を付けたい病気

シー・ズーは、皮膚疾患、眼の疾患、耳の疾患、消化器疾患が他の犬種と比べて*特に気をつけたい病気になります。具体的な症例では、「睫毛の疾患(睫毛乱生/睫毛重生/異所性の睫毛含む)」や「脂漏症」「乾性角結膜炎・KCS・ドライアイ」が多いです。(*アニコム「家庭どうぶつ白書2020 第2部・第2章 シー・ズー」より)

シー・ズーの特徴でもあるかわいい大きな眼にまつわる疾患にかかりやすいです。目をぶつけたり傷つけたりしないよう気を付けてあげましょう。また、短頭種なので、暑さや寒さには弱いです。愛犬が過ごす環境の温度管理などは徹底しましょう。

定期的な健康診断をうけるのはもちろん、日頃からいつもと違った様子が見られないか、愛犬の行動や体を触って確認する習慣をつけて、症状が重症化する前に気がつけるようにしましょう。

まとめ

昔から王宮で愛玩犬として大切に飼われていたシー・ズーは、現代の住環境の面でも、子どもからご年配の方まで、幅広い家族構成でも飼いやすい犬種です。

毛が長く伸びるトリミング犬種のため、定期的なカットや毎日のグルーミングケアが必要になりますが、カットやアレンジを楽しめるのもシー・ズーの魅力の一つでしょう。

ライター

犬百科編集部

犬百科編集部

犬の飼い主歴10年以上の編集者が集い、毎日、犬の「あるある話」に花を咲かせ、情報交換している。編集部員の面々は、犬との暮らしがより健やかに、よりハッピーになるよう正確な情報をお届けするため、自己研磨の毎日である。