チワワは世界一小さな犬種として知られ、日本のみならず世界中で人気のある犬種です。小さい身体にうるうるお目目の愛らしいお顔は、誰でも守りたくなる外見ですが、性格は意外と勇敢な一面を持っているので、そのギャップに驚く人も多いかもしれません。本記事ではチワワの歴史や性格、気を付けたい病気などをご紹介します。

チワワってどんな犬種?

ふせするチワワ

チワワは、大きくてつぶらな瞳とアップルヘッドと呼ばれる丸い頭が特徴的な小型の犬です。世界一小さな犬種としてよく知られています。

アニコムの人気犬種ランキング2022でも第2位となっていて、2008年〜2022年の間ずっと2位以内をキープするという人気ぶり!

小さいからこそ、現代の日本の住環境でも飼いやすいというのも、人気をあと押ししているのかもしれません。しかし、小さくてもパワフルな犬種なので、家の中だけで遊ばせるのではなく、短い時間でも毎日散歩をするようにしましょう。

チワワの歴史

チワワはメキシコ原産の犬種といわれていますが、定かではありません。

トルテカ文明の時代、メキシコ周辺に住んでいた部族が飼育していた「テチチ」という古代犬が、チワワの祖先ではないかというのが最も有力な説とされています。周辺地域で見つけられた遺跡や彫刻、焼き物に描かれていたものが、現在のチワワ(スムースコート)によく似ているということが大きな理由です。

メキシコからチワワ州を超えて、小さな犬がアメリカに入ってきたことで「チワワ」の名が付き、ドッグショーをきっかけにアメリカで人気となりました。

1904年に初めてアメリカンケネルクラブ(AKC)にチワワが登録され、その後1952年にはスムースコートとロングコートを区別して登録されるようになりました。

世界で1番小さい犬種! サイズはどのくらい?

チワワは小型犬に分類されます。理想体重は1.5〜3kgと、世界最小犬種なだけあってとても小さい身体の持ち主です。とはいえ、適切な運動をしないと太ってしまうので気を付けてあげましょう。

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チワワの性格は?

走るチワワ

チワワは甘えん坊で遊び好きである一方、大きな相手でも果敢に向かっていく性質があります。また、警戒心が強くプライドが高い傾向が見られることも。その場合には、知らない人や子どもに対して吠えや咬みつきといった行動が出ることもあるので注意が必要です。

子犬の時期にいろいろな音や人、犬などに慣れさせる社会化をしたり、吠えのしつけをしておきましょう。賢く、飼い主さんにも愛情深い犬種なので、しっかりとしつけをすることでチワワとの暮らしをより楽しむことができるでしょう。

チワワの被毛ついて

チワワの被毛は長さによって「スムースコート」「ロングコート」の2タイプがあります。

スムースコートは体にぴったりと密着するような短い毛で光沢があります。

ロングコートは全身を長い毛で覆われていて、耳や足、しっぽに飾り毛が付いていいます。毛が絡まりやすいため、ブラッシングなどの日ごろのお手入れは欠かせません。また、どちらのタイプもダブルコートなので、換毛期には抜け毛が多くなります。

抜け毛を取り除かないと皮膚病の原因にもなるので、念入りにブラッシングをしてあげましょう。

チワワの毛色について

毛色には、細かい決まりはなく、マールという大理石のようなまだら模様を除く毛色、組み合わせが認められています。

よく見られる毛色は黒色ベースで薄茶色の差し色が入っている「ブラック・タン」、薄いやさしい黄色に近い「クリーム」、赤茶色の「レッド」、白色の「ホワイト」、茶色に薄茶色の差し色が入った「チョコレート・タン」、青みがかかった黒や銀、灰色にも見える絶妙な色合いの「ブルー」などがあります。

毛色のバリエーションが豊かなのもチワワの魅力のひとつかもしれません。

寒さに弱い!?

ブランケットにくるまるチワワ

メキシコ産まれなだけあって、寒さには弱い犬種です。寒さ対策は欠かさずしてあげましょう。暖房などで部屋の温度に気を付けたり、外出時はお洋服を着せたり♪ おしゃれを楽しみながら、寒さ対策をしてあげられるといいですよね。

寒さに弱い反面、暑さには比較的強い一面も! 日本の気候でも飼いやすい犬種だと言われています。

犬にとって過ごしやすい適温の目安は25℃前後、湿度は50%~60%です。ただし、同じ温度であっても、湿度によって体感温度は異なります。さらに、年齢によっても適温は異なるので、あくまでひとつの目安として、愛犬にとってベストな環境を整えてあげましょう。

寿命はどれくらい?

アニコムの「家庭どうぶつ白書 2022」によると、チワワの平均寿命は13.8歳で、犬の平均寿命14.1歳とほぼ同じといえます。運動や食事などに気を付けて、長く一緒にいられるといいですよね。

気を付けたい病気

アニコムの「家庭どうぶつ白書 2022」によると、チワワがかかりやすい病気は、「弁膜症(僧帽弁閉鎖不全/ソウボウベンヘイサフゼンショウ)」という心臓の病気です。高齢になると発症しやすく、発症すると血液を全身に送る機能が働かなくなり、血液の逆流や循環不全がおき、さまざまな症状が出てきます。

予防することは難しく、また初期段階では症状がないため、発見が遅くなってしまう傾向があります。健康体であっても定期的に動物病院に行き健康診断をしてもらうことで早期発見、早期治療をするようにしましょう。

その他、「気管虚脱」や「痙攣発作」、「膝蓋骨(亜)脱臼」 などにも注意してください。

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僧帽弁閉鎖不全症|どうぶつ病気大百科
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費用について

お迎えにかかる費用は?

チワワのお迎えにかかる費用は、20万~30万円前後になっています。値段はペットショップやブリーダーさんによって異なります。

年間の飼育費用はどれくらい?

2021年度のアニコムの調査によると、小型犬は年間で33万円程かかっているようです。病気やケガをした場合にはさらに医療費がかかる場合もあるので、金銭面の備えが必要です。

・フード・おやつの費用

チワワのような小型犬で最も大きな支出は「フード・おやつ」で約5.8万円になっています。

・診療費用と保険料

「フード・おやつ」と同じく大きな支出が「病気やケガの資料費」で5.8万円です。そして「ペット保険料」が4.6万円となっています。「ワクチン・健康診断等の予防費」が3.2万円なので、あわせて年間約13万円が病院の受診や保険など、健康維持のために必要とされていることがわかります。

・その他の費用
その他に「シャンプー・トリミング費用」(5.6万円)、「日用品」(1.4万円)、「洋服」(1.4万円)等が主な支出となっています。

お迎えの方法について

チワワをぜひ家族の一員に!と思ったら、どこで出会えばいいのでしょうか。主に考えられる方法は3つあります。

ペットショップから

人気ランキング上位のチワワは多くのペットショップでお迎えすることができます。

ブリーダーさんから

ブリーダーさんを探すこともひとつの方法です。費用は各ブリーダーさんで違いがあるので、事前によく確かめておきましょう。また、自宅からの距離を確認した上でお迎えの準備をすることが大切です。

この方法の最大の特徴は、迎えると決めた子の特徴やクセ、これまでの成長の様子や環境などを直接聞けることです。また、親犬や兄弟・姉妹たちの姿を見る機会も得られる可能性があるので「将来どんな風に成長していくのか」を想像しやすいこともメリットです。

里親になる

最近は「せっかく犬を迎えるなら、保護犬の里親になりたい」と考える方が多くなってきたようです。譲渡会の情報もチェックしやすくなってきました。この方法の場合、出会えるのは必ずしも子犬とは限りませんが、新しい家族を探しているチワワに出会えるかもしれません。

お世話について

フードは何をあげれば良い?

フードは何をあげれば良い?

成長段階に合わせた、犬用の「総合栄養食」と表記されているものを選びましょう。よく食べていい便をするフードをあげてください。

チワワには「みんなのごはん チワワ」がおすすめです。「みんなのごはん チワワ」には「パピー用」「アダルト用」「シニア用」があるため、年齢にあったものを選ぶことができます。一方で疾患などがある場合、かかりつけの先生に相談して、疾患にあった専用のフードを与えるようにしましょう。

1回の食事はどれくらい与えればいい?

適切な食事量はフードの種類によって異なるので、フードの説明書をよく読んで与えるようにしましょう。成犬は1日2回程度に分けて与えるのがおすすめです。消化機能が未発達な子犬のうちは、基本的に1日3回にしてあげると安心です。

散歩の頻度は?

チワワは身体が非常に小さく、必要な運動量は他の犬種と比べると多くありません。しかし、良い刺激を与えたり、社会性を育てるためにも、1日2回、10~20分程度を目安に散歩に連れていってあげましょう。

チワワと楽しい生活を♪

男の子に抱っこされるチワワ

小さい身体でも、魅力は盛りだくさんのチワワ♪ チワワは小型犬のためマンションなどの集合住宅でも飼いやすく、基本的なしつけができていれば、一緒にカフェや旅行などのお出かけもしやすい犬種です。しかし、抱き上げたときに落としてしまうなど日常の中で起こる事故もあるので、室内環境や扱い方には気を付けましょう。チワワと楽しい生活を送ってくださいね。

ライター

犬百科編集部

犬百科編集部

犬の飼い主歴10年以上の編集者が集い、毎日、犬の「あるある話」に花を咲かせ、情報交換している。編集部員の面々は、犬との暮らしがより健やかに、よりハッピーになるよう正確な情報をお届けするため、自己研磨の毎日である。