子猫の喉を撫でる画像
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猫と一緒に暮らしたいと思ったら、どんな準備をすればいいのでしょうか?お迎えする前に準備すること、お迎えしてからの注意点や気を付けたいことについてお伝えします。

お迎えする前に考えておきたいこと

窓辺で外を見ている猫

「猫と一緒に暮らしたいなぁ」と思ったら、まずは猫との暮らしをイメージしてみましょう。

①寿命について考える

猫の寿命は、平均で15.03歳といわれています。わたしたちは、猫をお迎えする前に14年、15年後の将来を想像する必要があるということです。猫をお迎えしたいと思ったら、まずは自分のライフステージと照らし合わせて考えていく必要があります。猫は8歳をこえたら、シニア期に入ります。介護が必要になったタイミングのときに、猫の面倒を見ることができるのか?留守番時間があるとしたらどれくらいか?…など、猫との将来の暮らしをイメージしておきましょう。

これらを踏まえて、本当に猫をお迎えする覚悟があるかを考えましょう。

【参考】
「令和元年(2019年)全国犬猫飼育実態調査 結果」一般社団法人ペットフード協会 主要指標サマリー 
【関連記事】
猫の平均寿命は何歳?寿命の長い種類、短い種類は?ギネス記録は?
猫の年齢を人間に換算すると? 見分け方は?

②猫と暮らす住居環境について考える

猫と一緒に暮らすことになったら、どんな部屋が快適なのでしょうか?猫にとって危険がないことはもちろん、かじられたくない場所や、壊されたら困るものがないかなどを確認しておきましょう。

中には電気コードをかじってしまう子もいるので、感電しないようにカバーを付けておくなど「かじり予防」をする必要も。観葉植物など、猫にとって有害なものも場所を変える必要があります。

③生活リズムを考える

猫は自分の思ったままに行動します。たとえ、飼い主が気持ちよさそうに寝ていようとも、「朝だよ~起きて~お腹すいたよ~」と、口元をなめてきたり、前足でつついてきたり、手や顔を甘噛みしてくることがあります。また、飼い主が就寝しても、夜行性の猫は、真夜中に元気に走り回ることがあります。逆に、昼間、飼い主が一緒に遊びたいと思っても、ずっとスヤスヤ寝ていることもあります。このように、人間とは生活リズムが違うということをよく理解しておく必要があります。また、猫を飼い始めて最初のころは、ひとりでフリーな状態で留守番させるのではなく、ケージに入れるなどの工夫をしましょう。飼い始めの頃は、体調の変化を細かく見てあげたいので、できるだけ早く帰宅して様子を見てあげましょう。

猫をお迎えする前に準備すること

おもちゃで遊ぶ猫

では、実際に猫をお迎えすることを決めたら、次に必要となるものはなんでしょうか。お迎えをする前に、用意しておくべきものについてまとめました。

  • 食器(フードボール・水を飲むためのお皿やボトル)
  • ごはん
  • 猫用トイレ+トイレ砂
  • 爪とぎ
  • おもちゃ
  • 猫が落ち着くベッドやクッション
  • ブラッシング用品

猫がおうちにくる前に、必ずこれらの用品を準備しておきましょう。まだ自分の匂いがついていないものを警戒する可能性もあるので、新しいものには少しずつ慣れさせてあげるようにしましょう。また、運動不足にならないようにキャットタワーを設置してあげるのもおすすめです。設置が難しい場合には、高く登れる場所を作って、そこにクッションなどを置くと喜んでくれますよ。

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お迎えするための方法

ソファで飼い主を見つめる猫

猫をお迎えしたいと思ったら、どんな方法があるでしょうか?

①ペットショップで迎える

最も一般的なのがペットショップです。ペットショップへ足を運ぶと、犬や猫、小動物をはじめ熱帯魚などさまざまな動物が販売されています。ペットショップには、普段からその猫の性格や習性をよく知っている店員さんがいるので、お迎えしたい猫がいたら、その猫についてよく話を聞くようにしましょう。

ペットショップからお迎えするメリットとしては、その場で必要なものをすぐに購入できること。また、必要に応じてペット保険へ加入できるペットショップも多いです。

②ブリーダーから迎える

健康で、かわいい猫を繁殖するブリーダーからお迎えをするという方法もあります。

インターネット上には、ブリーダーと飼い主をマッチングさせるサイトがあるので、猫種や性別、産まれた場所などを検索してお目当ての子を見つけましょう。

気に入った子がいれば、ブリーダーに連絡を取って実際に会いにいくことができます。ブリーダーからお迎えする場合、どんな親なのかがわかるので、将来どんな子になるのかおよその目安がついたり、性格についても事前にある程度理解してあげることができます。

③保護猫を迎える

保護猫をお迎えしたいと思ったら、保護施設や保護猫カフェなどに問い合わせをしてみましょう。ペットショップやブリーダーと違って、保護猫は幅広い年齢の猫がいます。中には10歳を超えている猫もいます。初めて猫を飼うという方は、猫を飼う=子猫というイメージが多いかもしれませんが、成猫をお迎えするメリットもあります。やんちゃな時期を終えているからこそ、のんびりとした性格の子や、人間に慣れているといった希望に合う子が迎えられるのです。

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猫をお迎えした日にすること

箱から顔をのぞかせる猫

猫をお迎えしたら、まずはキャリーの中に入れた状態で家の匂いになれさせましょう。時間をおいて、外に出たそうな様子をしていたらゆっくり扉を開けてあげましょう。

このとき、必ず家中の扉や窓が全部しまっているか確認しましょう。猫がキャリーの外に出てきたら、まずは猫を自由にしてあげます。このとき無理に抱っこをしたり、なでたりしないようにしてください。まずは、この場所が安心できる場所なのだと理解させることのほうが重要です。

家に来て少し落ち着いたら、ごはんをあげましょう。ごはんの種類は事前にその子が何を食べていたかをペットショップやブリーダーの方に聞いておきましょう。今までと同じごはんを食べてもらうことで、より安心して過ごしてもらうことができます。

ごはんを食べ終わり、お水を飲むとトイレに行きたいという仕草をします。前足で床をカリカリしたら、「トイレに行きたいよ~」のサイン!トイレの場所を教えてあげましょう。ごはんとトイレができたら、お迎え初日は十分。移動や、初めてのことで疲れているでしょうからゆっくりと休ませてあげましょう。キャリーの中や、クッションやベッドを用意してあげれば好きな場所で寝るようになります。

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ワクチン接種について

注射に耐える猫

猫のワクチンはいつ接種すればいいのでしょうか?

ワクチンを接種するタイミングは、生後2~3ヶ月を過ぎた頃が一般的です。ですが、猫の健康状態や体つき、体質などによって接種する時期や接種するワクチンの種類も異なってきます。猫のことをしっかりと診てくれるかかりつけの動物病院をあらかじめ探しておきましょう。

【関連記事】
猫のワクチン、接種したほうがいい理由

健康診断について

大切なわが子にいつまでも元気でいてもらえるように、健康診断は欠かせません。

7歳までは年に1回、7歳を過ぎたら半年に1回健康診断を受けるようにしましょう。ここでいう健康診断は、糞便検査や尿検査、血液検査なども受けることを意味します。

定期的に受診することで、身体の外からではわからない病気に気づくことができます。

自宅で毎日したい!わが子の健康チェック

抱っこされてじっと飼い主を見つめる猫

①顔全体をチェック
目…目ヤニや涙が出ていないか、充血していないか、目の動きがおかしくないか。
耳…耳から嫌な臭いがしないか、色のついた耳垢が出ていないか、痛そうにしていないか。
口…歯茎が腫れていないか、よだれが出ていないか、あくび時に痛がっていないか。
鼻…鼻水が出てないか。

②体全体をチェック
皮膚…赤くなっているところがないか、腫れているところがないか。
おなか…膨らんでいないか、硬くなっていないか。

③うんちをチェック
下痢をしていないか、血が混じっていないか、便秘していないか。

④ごはん・お水をチェック
ごはん…いつも決まった量をしっかり食べているか、食べているときの様子はおかしくないか。
お水…いつもより多く(少なく)お水を飲んでいないか。

⑤行動をチェック
いつもと違う行動をしていないか、ぐったりとしていないか、歩く(または走る)ときの様子がおかしくないか。

毎日の暮らしの中で、コミュニケーションをとりながらこのような点をチェックしてあげましょう。体を触られたり、みられることに慣れておけば、日常的な健康チェックをはじめ、動物病院での触診や検査などにもストレスを感じにくくなります。

これからずーっと一緒だから

迎えて数日間は、猫の行動ひとつひとつから目を離せません。また、子猫のうちは好奇心旺盛でいろいろなものにじゃれついて壊してしまったり、大切なものに爪を引っ掛けてしまったりすることがあります。が、猫にとっておうちはのびのび遊べる危険のない場所。猫が危険な目に合わないような環境作りをすることが大切です。どうしてもしつけをする必要があるときは、「ダメ!」と目を見て伝えることが大事です。猫との素敵な生活を送れるよう、お迎え前に十分な準備をし、お迎えした後もわが子の性格を理解してあげましょうね。

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監修獣医師

小川篤志

小川篤志

日本獣医生命科学大学を卒業し、2008年獣医師免許を取得。救急医療を専門に経験を積み、救急病院長などを歴任。2013年アニコムホールディングス株式会社に入社。獣医師や飼い主向けのセミナー講演、メディア取材などの実績多数。2020年より首輪型の猫見守りデバイス「Catlog(キャトログ)」(https://rabo.cat/catlog)を開発するRABO社に所属し、猫専門で活躍中。