ふわふわ、もふもふが代名詞のうさぎ界の超新星『ライオンラビット』。日本においてはペットとしての歴史が浅く、その特徴や性格は謎に包まれています。ライオンのたてがみを連想させる個性的なみためから、皆さんはどのようなうさぎを想像しますか? 今日は、とってもかわいいライオンラビットについてご紹介します。

ライオンラビットの特徴

ライオンラビットの身体的特徴

ライオンのたてがみのような『飾り毛』と『短めの耳』が特徴的な小型のうさぎです。ライオンラビットは、ライオンヘッドと他の品種のミックスであり、交配した品種によりドワーフ系とロップ系に分かれます。一般的に体長は25~30㎝で体重は約2~3㎏ですが、ドワーフ系の小さいサイズの子は約1~1.3㎏です。また、ロップ系の子は耳が垂れているといった特徴をもちます。ライオンラビットと一言でいっても、カラーも、耳の形も異なりますので個性豊かな品種です。

ライオンラビットの性格

ライオンラビットは、個体差はあるものの一般的には、とても人に懐きやすいと言われ、活発で社交的な性格です。また、性格も寛容であるため、お子様がいるご家庭にとっても、飼いやすいうさぎの種類です。

ライオンラビットの歴史

諸説ありますが、ライオンラビットの原種祖先であるライオンヘッドは、2種類のドワーフサイズの交雑の過程で突然変異により生まれたと考えられています。「ライオンのたてがみのような飾り毛」を特徴とした品種として、2002年と2014年にそれぞれイギリスとアメリカのウサギ協会(BRCとARBA)に正式に登録されました。現在、日本ではライオンヘッドを入手するのは難しく、ライオンヘッドのミックスであるライオンラビットの流通が一般的です。ライオンラビットはウサギ協会に登録されていないのですが、ライオンヘッドの特徴を受け継ぐ品種としてうさぎ好きの間の中で人気を集めています。

ライオンラビットの寿命

ライオンラビットの寿命は、一般飼育下のうさぎの平均寿命と同じ5~10年といわれています。飼育環境や個体によっては10年以上生きることもあるようです。

大切なわが子が長生きできるように、家族みんなでサポートしていきたいですね。

ライオンラビットを家族の一員として迎える方法

ペットショップでライオンラビットを探す

現在、ペットショップではネットを使った広告も多くあります。ライオンラビットは取扱い店舗も少ないため、直接ぺットショップに足を運ぶ前にインターネットを活用して自分好みのライオンラビットを探しておくのも良いのではないでしょうか。

ブリーダーさんからライオンラビットを紹介してもらう

海外と同様、日本でもうさぎ専門のブリーダーさんはいくつか知られています。これらの専門店のなかには海外のウサギ協会により認定されているお店もあり、日本で流通が少ない認定品種のライオンヘッドをお迎えするチャンスもあります!

ライオンラビットの里親になる

せっかく我が家にライオンラビットを迎えたけれど、『子供がアレルギーになってしまった』、『転勤が決まってしまった』など悲しい理由で一緒に暮らせなくなってしまう場合もあります。そのようなライオンラビットたちのために、ネットやイベントで里親募集を行っている団体もありますので、ぜひ検討してみてください。

ライオンラビットのお迎えの費用

平均的なライオンラビットの金額が20,000~30,000円、飼育に必要な用品(ケージ、給水器、餌入れ、牧草入れ、トイレなど)が20,000~30,000円、グルーミンググッズ費用が5,000円で、最初のお迎え費用の合計が50,000~60,000円かかります。他に、餌代やトイレの砂代などの消耗品代が月に3,000~5,000円かかります。

※参考価格はアニコム損保が運営する子犬、子猫、子うさぎを全国のブリーダー・ペットショップから探すことができる情報サイト“ハローべいびぃ”です。

(※2020年7月14日時点)

ライオンラビットの飼い方

ライオンラビットの環境づくり

ライオンラビットは他のうさぎに比べて温度変化に弱いと言われています。通常室内の温度は18~24℃が適温といわれていますが、ライオンラビットと暮らす場合には、急激な温度変化を起こさないように気を付けましょう。さらにケージは、エアコンの風や日光が直射当たらない静かな場所に置いて『温度変化の少ない安心できる環境』を提供してあげてください。夏場は部屋に冷房をかけ、冷却作用のあるアイテムやマットを敷く等、暑さ対策が必須です。冬場は、暖房器具でしっかりと調節し、快適な環境を維持してあげることが大切です。

ライオンラビットの食事はどうする?

適切な食事を与えることが健康の秘訣です。ペレットは体重の1.5%の量を1日2回に分けてあげましょう。さらに、新鮮なチモシーなどの牧草をたくさん、さらにきれいな水を常に用意してあげてください。1週間に2~3回であれば少量の野菜やフルーツを与えても大丈夫です。ただし、ライオンラビットは小型のうさぎであるため、少しの増量でも体重に大きく影響します。肥満予防のためにペレットやおやつのあげ過ぎには気を付けましょう。水分量の多い果物や野菜にも注意が必要です。

ライオンラビットのケアは?

長毛種であるライオンラビットは、定期的にブラッシングをしてあげることが必要です。適切なブラッシングにより、『毛球症』や『皮膚炎』を事前に防ぐことができます。最低でも週に2~3回はしっかりとブラッシングをすることで、これらの病気を防ぐことができます。ブラッシングは、うさぎとのコミュニケーションをとれる機会ですので、小さい頃から習慣づけることをおすすめします。

ライオンラビットがかかりやすい病気

不正咬合

ライオンラビットは他のうさぎと同様に一生歯(切歯と臼歯)が伸び続けます。通常であれば上の歯と下の歯がうまく合わさって食事の際にすり減ることで、伸び続けも異常は生じません。不正咬合はうさぎの代表的な疾患で、歯の咬み合わせがずれてしまい、すり減るはずの歯が伸び続けていってしまう疾患です。これにより、ごはんをうまく食べられなくなったり、伸びてしまった歯が口の中を傷つけたりといった問題が生じます。不正咬合の原因は、不適切な食事内容、顔や口への外傷、口の中に波及するような感染、顎の骨の形の遺伝、老化などです。食事においては、歯でしっかりとすり潰す動作が発生する牧草を主食として充分に与えてあげることで予防できます。

中耳炎

うさぎは鼻の中にパスツレラという細菌を保有している割合が非常に高いと言われています。多くのうさぎは問題なく過ごしますが、ストレスや老化などにより免疫力が低下すると、この細菌が増えて炎症を引き起こし、これが耳まで波及して中耳炎になります。いつもは立っている耳がぺたんとしている、耳を痒がる、首をかしげているしぐさが続く、横によろめいたり円を描くように動き回る症状が特徴できです。ひどくなると目が左右に揺れる、またはぐるぐる回っている症状が出ます。中耳炎を疑う症状が出た場合はすぐに動物病院を受診してください。

毛球症

うさぎにとって、体の清潔を保つために必要な毛づくろい。ですが、毛づくろいをすることによって、うさぎは少しずつ毛を飲み込んでしまっています。通常、飲み込んだ毛は消化器官を通り、牧草などの繊維質と一緒にうんちとして排出されます。

しかし、牧草を食べない、運動不足、異物を食べてしまうなどが原因となり、胃腸うっ滞(消化器官の動きが悪くなったり、停滞してしまうこと)を引き起こし、お腹にたまった毛がうまく排出されず、どんどん毛が消化器官に溜まってしまうことで毛球症になってしまいます。消化器官に毛球が存在し続けることで、食欲不振や痛みなどが引き起こされます。また、うんちの量が減っている場合も要注意。毛球が腸に詰まって危険な状態になることも。すぐに動物病院へ行きましょう。

特に、他のうさぎよりも毛が長く、飾り毛があるライオンラビットは、毛球症にかかりやすいといわれています。

対策としては、消化器官の機能を落とさないようにするため、繊維豊富な牧草をたくさん食べさせる、定期的なグルーミングを行うなどがあげられます。乳酸菌などのサプリで腸の働きを助けるのも良いとされています。

ライオンラビットのペット保険料は?

ライオンラビットは他のうさぎと同様に、デリケートな生き物なので病気になりやすく、高齢になるにつれて医療費が高価になります。そのため、定期的な健康診断の他、ペット保険の加入をしておくと安心です。毎月2,000円~3,000円でペット保険に加入できます。(※年齢による)

まとめ

ライオンラビットは、ライオンヘッドと他の品種のミックスであるため、見た目だけでなく、性格まで個体差が大きいです。ライオンのたてがみのような見た目がとってもかわいいライオンラビット。ネザーランドドワーフ、ロップイヤーに続き、人気の品種としてこれからも愛されていくこと間違いなしです♪

ライオンラビットとの出会いをお探しなら

末永く一緒に暮らせる、大切な家族と幸せな出会いをしたいものですね。そんなライオンラビットとの出会いをお探しなら、ハローべいびぃを活用してみては?全国のペットショップから探すことができる情報サイトです。エリアや品種などの条件から簡単に検索できるので、ぜひご覧ください!

監修獣医師

長岡哲矢

長岡哲矢

2006年日本大学獣医学科卒業。卒業後は千葉県の動物病院で小動物臨床に従事。犬猫以外のエキゾチックアニマルも幅広く診療を行う。 現在は新宿御苑前どうぶつ病院で診療にあたりながら、予防医療の啓蒙とエキゾチックアニマルに関する情報発信にも力を入れている。モットーはどうぶつに寄り添った治療と心のコミュニケーション。