ペットショップや、うさぎ専門店に行くとうさぎのペレットはさまざまな種類があり、どんなペレットを選べばいいのか迷ってしまいますね。ここではペレットを選ぶときのポイントと、最初に選択するペレットや切り替え方について説明します。

うさぎのペレットはなぜ必要?

うさぎの主食は牧草です。お腹と歯の健康のためにも、繊維質の多い牧草を毎日たくさん食べる必要があります。では、ペレットはなぜ必要なのでしょうか。

野生のうさぎはたくさんの種類の草を自由に選んで食べることで、さまざまな栄養素を摂っています。この状況を飼育下のうさぎで再現するのは難しいことです。毎日うさぎにあげ続けることができる牧草は、チモシーのみか多くても数種類程度でしょう。そこで、牧草だけでは不足してしまう栄養素をペレットで補うことになります。ペレットはうさぎにとって大切な副食なのです。

そもそもペレットってどんなもの?

ペレットを食べるうさぎ

一般に、うさぎのペレットといえば牧草の粉にさまざまな原料を加えて、食べやすい大きさに固めたフードのことです。もともと「ペレット」は粉末にしたものを圧縮して小さく固めたものを指す言葉。牧草だけを粉にして固めた牧草ペレットもありますが、こちらは牧草を食べないうさぎに代わりとして与えるか、健康的なおやつとして与えるもの。ここでは一般的な副食としてのペレットについて説明します。

ポイント1.繊維の多いペレットを選ぶ

ペレットは毎日食べるものなので、うさぎの健康に少なからず影響します。コスパよりも質を重視して、うさぎの健康を考えて作られた良質なペレットを選びましょう。今は質の良いペレットがたくさん販売されているので、難しいことではありません。

具体的にどんなペレットがいいのか、栄養成分からみてみましょう。まず3大栄養素は、タンパク質12~15%、脂肪分2~4%、粗繊維20%~25%(最低でも18%以上)が目安です。繊維質が低い硬めのペレットは歯に負担がかかったり、消化管の運動が低下したり消化器疾患を起こしやすいといわれています。ミネラルで注意したいのはカルシウム含量。うさぎはカルシウムを尿と一緒に排出するので、カルシウム過多になると尿結石を起こしやすくなります。一方でカルシウムは生きるために必要なミネラルでもあるので、ただ控えればいいというわけではありません。ペレットのカルシウム含量は0.6~1%が理想的な範囲といわれています。

ポイント2.ライフステージにあったものを選ぶ

子ウサギの写真

うさぎのライフステージは、大きく成長期(7ヶ月まで)、維持期(7ヶ月~5歳まで)、高齢期(5~6歳以降)にわかれます。そしてそれぞれのステージで必要な栄養素が異なります。各ステージにあわせたペレットは、一般に成長期はグロース、維持期はメンテナンス、高齢期はシニアと記載されます。うさぎの成長にあわせて変えていき、そのうさぎにあったステージのものを与えることが大切です。年齢のわけ方はメーカーによって異なることもあります。年齢に関してはあくまで目安として、うさぎの様子を見ながら切り替えていきましょう。

ペレットの主原料となる牧草は、おもにアルファルファかチモシーです。アルファルファはカロリーが高く高カルシウムで、成長期や妊娠期のうさぎに適した牧草。チモシーは低カロリー・低カルシウムで維持期、高齢期に適した牧草といえます。主原料の牧草に注目してライフステージや健康状態にあったものを選びましょう。

また、ペレットを与える量についても、ライフステージや健康状態によって変わります。成長期(7ヶ月まで)は体重の3~5%、維持期以降は体重の1.5~2%といわれています。

ポイント3.1パックの量が多すぎないものを選ぶ

多頭飼育向けの大容量のペレットもありますが、ペレットはどんなに慎重に保管していても袋を開けた瞬間から少しずつ劣化していきます。湿気も吸うので、開封してから長期間保管しているとカビが生えることも。できればアルミ製やチャックのパッケージ、もしくは密封性が保たれる容器に移し替えましょう。

ポイント4.品種や体質から選ぶ

うさぎのペレットは年齢別のほかに、毛球ケアや肥満予防といった目的に特化したものや品種の特性に合わせた配合になっているものもあります。長毛種や換毛期にお腹のトラブルが多いうさぎなら毛球ケアのタイプに、肥満気味なら肥満予防に対応したカロリー少な目の繊維の多いタイプにするなど、目的で選ぶのもいいでしょう。

ポイント5.配合されているものや無添加のものに注目する

主原料の牧草以外に乳酸菌やハーブ、ビタミンやミネラルなどの栄養が添加されていることもあります。また、合成保存料や合成着色料を使ったペレットをあげたくないときは、これらが無添加と表記のあるものを選びましょう。

グルテンフリーのペレットもあります。グルテンは小麦粉に含まれるタンパク質。のりのような働きをしてペレットを固形状にまとめてくれるのでつなぎとして使用されています。グルテンのような穀物由来のタンパク質を大量に摂ると盲腸の発酵に影響を及ぼしお腹の調子を崩してしまうことがあります。少しでも胃腸トラブルのリスクを減らしたいときはグルテンフリーを検討するのもひとつの方法です。

ポイント6.ペレットの切り替えは少しずつ

うさぎをお迎えするときは、それまでうさぎが食べていたペレットを確認して、食事はしばらく同じものを与えましょう。他のペレットに変えるのは、うさぎが新しい環境に慣れて落ち着いてからにしてください。

うさぎの成長や健康状態に合わせてペレットを切り替える場合には、時間をかけて少しずつ行います。それまで食べていたペレットに少しだけ新しいペレットを混ぜて、食べることを確認してから少しずつ新しいペレットの割合を増やしていきましょう。

被捕食どうぶつのうさぎは「知っている味=安全なもの、知らない味=危険なもの」と本能的に自分の食べる味には敏感です。子うさぎの頃にいろいろな味のペレットを与えて覚えてもらうと、いつものメーカーが取り寄せできないという災害時や、病気でごはんを変えなくてはいけなくなった時などに備えられます。

まとめ

うさぎのペレットを選ぶ際のポイントを紹介しました。さまざまなペレットがありますが、結局はそのうさぎの体にあったペレットがベスト。栄養面で優れていても、高価でも、うさぎの好みにあわず、あまり食べられないようでは良いペレットとはいえません。うさぎが気に入ったら長期に渡って入手可能かどうかなど、さまざまな角度から考えて最も良いペレットを選んであげましょう。

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ライター

佐藤華奈子

佐藤華奈子

大学の動物系学科を卒業後、教育情報誌、ライフスタイル誌の編集プロダクション勤務を経て、2009年よりフリーランスの動物ライターに。「動物を飼うことは動物と暮らすこと」をテーマに活動中。おもにペット、動物園、牧場の動物関連の雑誌、書籍などで執筆。2011年よりうさぎ(ネザーランドドワーフ)と暮らしているうさぎ愛好家。