口を大きく開ける白猫

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何気ない日常生活の中で、猫の口のにおいが気になることはありませんか?元々猫はきれい好きで、こまめにグルーミングをしている動物なので、身体をにおってもあまり体臭はしないかと思います。しかし、猫が大きなあくびをした時や、枕元で一緒に寝ている時など、ふとした瞬間に「ん?ちょっと臭いかも…」と感じたことがある方もいるのでは?たかが口臭とあなどってはいけません。猫の口臭には注意すべき疾患が隠れている可能性があるのです。

猫の口が臭い原因は?

フードボウルと鼻を舐める猫

食事をした後の猫の口が少し生臭く感じることはありませんか。特に魚系のフードの場合、生臭さを感じやすいかもしれません。こうした食後のにおいは、しばらくすると気にならなくなるようであれば、心配のないものです。しかし、時間が経ってもにおいがする、普段の口臭よりもきつい、といったことがあれば、口の中に問題がある可能性が高いです。

口腔内ケアが不足している

猫も口腔内のケアを何もせずにいると、食べカスがたまり歯石がつきます。歯石は年齢が増すにつれ増えていき、細菌の温床となり口臭がひどくなります。

「家庭どうぶつ白書2014」よると、「口臭が気になる」と答える割合は、8歳以上で55.6%と半数を超える結果となりました。また、「歯石や歯垢がついている」猫は加齢に伴い増えている傾向にありました。

猫も若い健康なうちから、歯磨きなどの口腔ケアを行うことで口臭や口腔疾患の予防につながります。

【関連リンク】
「家庭どうぶつ白書2014」p.8

口が臭いことで考えられる病気は?

口を開けさせられる猫
猫で気になる口臭がする場合、その原因の80%は口の中の病気であるといわれています。まずは、猫の口の中に問題がないかチェックしてみましょう。口の中に問題がなければ、内臓疾患の影響で口臭に変化が出る場合があります。気をつけたい病気を以下に挙げます。

歯周病

猫の歯周病は、3歳以上の猫の80%で見られ、高齢になるほど多く見られます。歯に付着した歯垢の中の細菌によって、歯肉に炎症が起こるところから始まり(歯肉炎)、進行すると他の歯周組織に炎症が広がり、歯肉から出血したり、痛みや歯のぐらつきが生じたりします(歯周炎)。

口臭の原因となっているのは、口の中の細菌が作り出す物質(揮発性硫黄化合物)です。歯周病が進行するほど口臭はきつくなるため、口臭の強さにも注意が必要です。においが気になったら、口の中を見て、歯と歯の周囲の状態を確認してみましょう。痛みや出血などの症状を伴う場合はだいぶ進行した歯周病の可能性があります。

【関連リンク】
歯周病(歯肉炎・歯周炎) <猫>|みんなのどうぶつ病気大百科

口内炎

人の口内炎は、口の粘膜にポツポツとできるイメージですが、猫の口内炎は歯肉や口腔粘膜にかなり広い範囲で炎症が起きる疾患です。原因はさまざまで、ウイルスや細菌の感染が関与している場合が多く、口臭がひどくなります。また、強い痛みを感じ、よだれが多く出て食事をすることが難しくなります。よだれのにおいが強く、口周りについたよだれや、グルーミングした手足の毛がにおうことで気付くことがあります。口の中を見ると、奥の粘膜が真っ赤になり、痛くて口を開けるのを嫌がるのも特徴です。

【関連リンク】
口内炎 <猫>|みんなのどうぶつ病気大百科
【関連記事】
猫の口内炎はなぜ起こる? 予防、治療方法を教えます!

口腔内腫瘍

高齢の猫で注意したいのが、口の中の腫瘍です。猫の口腔腫瘍では、特に「扁平上皮癌(へんぺいじょうひがん)」というがんが多く、歯肉や舌、舌の裏の粘膜に発生する悪性の腫瘍です。最初は口内炎のように見えることもありますが、進行が早く、腫瘍の周りに壊死や潰瘍を起こしながら2、3ヶ月で広がっていきます。歯周病や口内炎と異なる点は、比較的急に口臭が気になりはじめる点です。つい数週間前までは口臭など気にならなかったのが、急に腐ったようなにおいがする、といった場合は注意が必要です。

【関連リンク】
扁平上皮癌 <猫>|みんなのどうぶつ病気大百科

尿毒症

「尿毒症」は腎臓の機能が低下し、腎臓で身体の老廃物を濾過して尿中に排泄することが難しくなり、血液中に不必要なアンモニアや尿素窒素が溜まっていろいろな症状が起きる病気です。

血液中の老廃物が増加すると口からアンモニアのような刺激のあるにおいがしてきます。このような口臭がする状態にまでになると、尿毒症がかなり進行している可能性があり、危険なサインです。腎臓病の初期段階であれば、飲水量が多く、薄いおしっこをたくさんしますが、進行してくると口臭以外にも、食欲がなく元気がない、痩せてきている、脱水により毛づやが悪い、水をあまり飲まず、おしっこもあまり出ないなどの症状がみられるようになります。この場合は早急に動物病院を受診しましょう。

【関連リンク】
尿毒症 <猫>|みんなのどうぶつ病気大百科

糖尿病

糖尿病は猫では比較的めずらしくない病気です。膵臓から出るインスリンというホルモンがうまく分泌されず、糖をエネルギーとして身体に取り込むことができないので、血液中の血糖値が高い状態が続きます。糖尿病が進行すると、身体に「ケトン体」という有害な物質が作り出されます。この「ケトン体」には独特の甘酸っぱいにおいがあり、これが口臭の原因となります。

また、尿でも同様のにおいがするので、尿のにおいの変化にも注意するようにしましょう。同時に、糖尿病の症状として、飲水量や尿量の増加、食欲の増加、進行すると食欲不振や体重の減少などが見られるので、注意して見てあげましょう。この他に、糖尿病では健康な猫と比べ、口腔内に細菌が繁殖しやすい状況にあるので、口内炎や歯周病にも注意が必要です。

【関連リンク】
糖尿病 <猫>|みんなのどうぶつ病気大百科
【関連記事】
猫の歯の生え変わり・病気や予防について

よだれが出ているのは危険?

猫は普段、犬のようによだれを垂らすということはありません。口からよだれが出ている場合はなんらかの異常があると考えてよいでしょう。考えられる原因として最も多いのが口腔内の炎症です。上記に述べた口内炎や歯周病、口腔内腫瘍などの炎症から起こる痛みや違和感からよだれが出てきます。口を気にする仕草が見られたり、口臭がひどかったりしたら、口の中を確認してみましょう。この他に、刺激物や中毒物を摂取してしまった時や、てんかんなどの神経症状、消化器疾患などで気持ち悪い時などでもよだれが出ます。猫の様子が明らかにおかしい場合はすぐに動物病院を受診しましょう。

【関連記事】
口臭が気になる、よだれがひどい…それ、猫の歯周病かも?!原因は?治療法と予防は?

猫の口が臭いときの対策は?

歯ブラシを咥える猫

先に述べた疾患別による口臭の特徴は、慣れないとなかなか見分けがつかないものです。猫の口臭が気になる場合は、健康診断も兼ねて、一度動物病院で口の中や全身状態のチェックをしてもらいましょう。状況によっては、家でのケアで口臭が改善する場合もありますし、逆に早急に治療が必要なケースであることも考えられます。

ケアをきちんとしてあげよう

口臭の主な原因となる歯石は、一度ついてしまうと、全身麻酔をした上で、専用の機器を使っての歯石除去が必要になります。歯垢が付いてない段階から、日頃の口腔ケアをすることで口臭や口腔内のトラブルを防ぐことができます。口腔ケアのポイントとしては、嫌がらない範囲で行うこと。最初はデンタルシートなどを使って少しずつ始め、徐々に歯ブラシに慣れさせるようにしましょう。一日ですべての歯を磨くというよりは、5日位かけて少しずつ行うことで負担が少なくなります。なるべく幼猫の頃から歯を触らせてくれるように、口の中や口周りを触るスキンシップを心がけると良いでしょう。

猫がどうしても歯磨きを受け入れてくれない場合は、歯垢の付着を抑制したり、口腔内細菌の増殖を抑えるサプリメントやデンタルスナックなどがあります。これらはあくまでも補助的なものなので、できる範囲で歯磨きにチャレンジしてみて下さい。ただし、歯周病や口内炎が進行していて、口を痛がるなどの症状がある場合の口腔ケアは、猫が大変な痛みを感じるはずです。あらかじめ獣医師と相談して、まずは治療を行った上で、ケア方法について考えましょう。

【関連記事】
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病気が原因のときはすぐに受診を

口臭だけでなく、食欲がなく元気がない、体重が減ってきた、毛づやが悪い、などの症状が伴う場合は、必ず早めに動物病院を受診しましょう。歯周病や口内炎であれば、場合によっては、麻酔をかけて歯を抜く必要があります。口腔内腫瘍であれば外科的な治療やその他、腫瘍に対する治療の相談が必要になります。また、腎臓病や糖尿病などの内臓疾患であれば内科治療が主な治療となります。原因となる病気によって治療法はまったく異なるので、何が原因なのかをしっかり調べてもらう必要があります。

まとめ

口臭といってもさまざまな原因があり、何らかのトラブルが隠れているサインでもあります。毎日の暮らしに口腔ケアを取り入れながら、猫の口のにおいをチェックして病気の早期発見につなげましょう。

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【関連リンク】
「家庭どうぶつ白書2014」
歯周病(歯肉炎・歯周炎) <猫>|みんなのどうぶつ病気大百科
口内炎 <猫>|みんなのどうぶつ病気大百科
扁平上皮癌 <猫>|みんなのどうぶつ病気大百科
尿毒症 <猫>|みんなのどうぶつ病気大百科
糖尿病 <猫>|みんなのどうぶつ病気大百科

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監修獣医師

溝口やよい

溝口やよい

日本獣医生命科学大学を卒業。2007年獣医師免許取得。埼玉県と東京都内の動物病院に勤務しながら大学で腫瘍の勉強をし、日本獣医がん学会腫瘍認定医2種取得。2016年より埼玉のワラビー動物病院に勤務。地域のホームドクターとして一次診療全般に従事。「ねこ医学会」に所属し、猫に優しく、より詳しい知識を育成する認定プログラム「CATvocate」を修了。毎年学会に参加し、猫が幸せに暮らせる勉強を続けている。2018年、長年連れ添った愛猫が闘病の末、天国へ旅立ち、現在猫ロス中。新たな出会いを待っている。