歯周病(歯肉炎・歯周炎) <猫>

概要

Overview

歯肉の炎症を歯肉炎といい、歯肉の下の歯を支える歯周組織の炎症を歯周炎といいます。この2つを合わせた病名の総称を歯周病と呼びます。ワンちゃん、ネコちゃんの口の病気でもっとも多いのが歯周病です。また、発症率は年齢とともに増加します(アニコムデータラボ調べ 2007.4.20)。

原因

歯周病の原因は歯垢(プラーク)や歯石の中の細菌とされています。細菌そのものや細菌の出す毒素によって歯肉炎が起こり、さらに進行すると歯の根元の歯周組織にまで炎症が拡がり歯周炎となります。
糖尿病などの慢性疾患や猫白血病ウィルス(FeLV)感染症や猫免疫不全ウィルス(FIV)感染症などによって、ネコちゃんの免疫力が低下している状態だと歯周病になりやすくなります。

症状

歯周病の症状はさまざまで、程度によって異なります。正常な歯肉はピンク色ですが、歯周病では歯肉の赤み・腫れ、出血がみられ、口臭、ヨダレ、歯の動揺、痛みによる食欲不振などの症状がみられます。さらに進行すると、鼻水、くしゃみ、顔の腫れなどもみられることがあります。
また、歯周病は炎症を起こした部分から細菌が侵入して血流に乗って運ばれ、心臓や腎臓、肝臓にまで病気を引き起こすおそれもあります。

治療

一般的に、原因となっている歯垢や歯石の除去と、お薬の投与などによって治療を行いますが、歯を支えている骨(歯槽骨)まで破壊されている場合などは抜歯が必要となる場合もあります。

予防

口の中に食べかすや歯垢がたまると、カルシウムなどが沈着し歯石を作ります。歯石は歯肉炎の原因になるばかりでなく、細菌を増殖しやすくしてしまいます。このような環境を作らないようにするためにも、歯磨きの習慣をつけましょう。(ケア方法につきましては、『おていれ「歯磨き」』をご参照ください)歯垢が石灰化し、歯石となってしまうと全身麻酔下での歯石除去が必要となる場合が多くなります。歯石除去の時期につきましては、かかりつけの獣医さんにご相談ください。

病気のデータ

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