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猫はどんな猫でもギュッと抱きしめたくなるほどかわいらしい存在ですが、それぞれの品種を見ていくと、また異なる魅力があるものです。ここでは日本では希少なミヌエットという猫種について、その特徴や飼い方、お迎えの方法、気をつけたい病気をご紹介します。

ミヌエットの特徴

ミヌエットは、猫の王様といわれるペルシャ系の猫(ペルシャチンチラペルシャヒマラヤンエキゾチックショートヘア)と、足が短いことで知られるマンチカンのハイブリッド。1990年代に誕生した新しい猫種で、日本ではまだ珍しい猫です。以前は「ナポレオン」と呼ばれていましたが、2015年に名称が変更されミヌエットになりました。

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身体的特徴

ダックスフンドやマンチカンのような短い足が特徴です。体型はマンチカンのようにがっしりとしていて、毛はペルシャのように柔らかくふわふわ。丸い頭に小さめの耳がちょこんと離れ気味についていて、耳の先端は少し丸みがあります。目は大きくて丸く、まるでぬいぐるみのような可愛らしい猫です。毛色や模様は多種多様。毛の長さは長毛だけでなく、短毛の場合もあります。マンチカンに足が長い子がいるのと同じく、長足のミヌエットも珍しくありません。
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性格

ペルシャとマンチカン双方の性格を受け継いだ個性的な猫といわれています。ペルシャのように甘えん坊で、かつマンチカンのように好奇心が旺盛で活動的。人懐っこい性格で知らない人ともすぐに仲良くなれます。基本的に飼い主さんのひざの上に乗ることが好きで、家族にちやほやされることも大好き。でも過剰にまとわりつくことはなく、かまってほしくない時はそっけないという猫ならではの気分屋な面もあります。

歴史

ミヌエットは新しい猫種で、交配が始まったのは1996年のことです。その前年の1995年、アメリカのある犬のブリーダーが新聞記事でマンチカンのことを知りました。足が短いバセットハウンドのブリーダーだった彼は、足の長いマンチカンが捨てられ保護センターに集まっていることを知り、心を痛めました。そこで、足が長く生まれたために捨てられる猫をなくそうと、自ら短足の猫を固定することにしました。最初にペルシャとマンチカンを交配し、その子猫をヒマラヤンやエキゾチックショートヘアなどペルシャ系の猫と交配してミヌエットが誕生しました。

その後も交配を続けましたが、理想の形に近づけることができず、最初のブリーダーは2006年に育種を断念しました。その頃にはミヌエットの人気は急上昇して、アメリカだけでなく、ヨーロッパやアジアにもブリーダーが広がっていました。その愛くるしい魅力によって今では世界中で愛されています。

寿命

アニコム損保発表の「家庭どうぶつ白書2017」によると、猫全体の平均寿命は14.2歳。残念ながら、ミヌエットの寿命に関するデータは少なく、品種単独の寿命ははっきりしていませんが、その猫がどのくらい生きるのかは、もって生まれた資質や環境などによって変わってくるものです。大切に飼って長寿を目指しましょう。

【関連リンク】
家庭どうぶつ白書2017」第3章死亡と寿命

ミヌエットを家族の一員として迎える方法

ミヌエットを家族に迎えたい! と思ったら、どこで出会えばいいのでしょうか。主な3つの方法をご紹介します。

ペットショップでミヌエットを探す

ペットショップなら、フードやトイレなど、猫に必要なものを一緒に揃えられるため、迎えたその日からきちんと住環境を整えてあげることができそうです。ですが、日本では希少な猫種のため、ペットショップでミヌエットに出会える可能性は高くはありません。確実に会いたい場合は確認してからショップに向かうようにしましょう。

ブリーダーさんから紹介してもらう

ミヌエットと出会う方法としては、ブリーダーさんを探すことが一番現実的です。費用は各ブリーダーさんで違いがあるので、事前によく確かめておきましょう。また、自宅からの距離を確認した上でお迎えの準備をすることが大切です。

この方法の最大の特徴は、迎えると決めた子の特徴やクセ、これまでの成長の様子や環境などをブリーダーさんに直接聞いたり、質問できたりすることです。また、親猫や兄弟・姉妹たちの姿を見る機会も得られる可能性があるので「将来どんな風に成長していくのか」を想像しやすいこともメリットです。初めて猫を迎えるという方にとっては心強いですね。
ブリーダーさんからお迎えする場合は「みんなの子猫ブリーダー」を活用してみてはいかがでしょうか。素敵な出会いが待っているはずです!

里親になる

最近は「せっかく猫を迎えるなら、保護猫の里親になりたい」と考える方が多くなってきたようです。譲渡会の情報もチェックしやすくなってきました。ただ、やはり希少なミヌエットと里親募集で出会える機会は少ないでしょう。

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ミヌエットについてはコチラをチェック!
ミヌエット一覧

お迎えの費用

迎え方によって費用は異なりますが、ペットショップから迎える場合、その費用はおよそ158,000〜462,000円となっています(2020年3月現在)。毛色や性別、月齢、その品種の理想にどのくらい近いかによっても費用は異なります。ご家族でよく検討しましょう。

ミヌエットの飼い方

子猫のミヌエット
ミヌエットと一緒に暮らすために知っておきたい飼い方のポイントをまとめました。お迎えする前の参考にしてみてください。

環境づくり

大人になると落ち着いて過ごすことが多くなりますが、子猫のうちは元気に活発に動きます。足が短くても、ほかの猫と比べて運動能力が劣ることはありません。しっかり運動できる環境を整えましょう。上下運動ができるキャットタワーを置くのも良いでしょう。

甘えることが好きなので、おもちゃを複数用意して家族みんなでたくさん遊べるようにしましょう。子猫のうちからたくさん遊ぶと、飼い主さんとの信頼関係が深まります。

室温にも気を配り、猫が快適な温度で過ごせるようにしてください。夏場はクーラーを使うだけでなく、カーテンやすだれを使って強い日差しが入らないようにしたり、扇風機やサーキュレーターで空気を循環させたりして暑さ対策を。猫は総じて暑がりですが、長毛の場合は特に熱中症にかかりやすいので気をつけましょう。は暖房器具を使って室内を暖めますが、かえって猫にとって暑すぎる状態にならないよう、様子を見て調整を。

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ネコちゃんの夏の快適な過ごし方|みんなのどうぶつ病気大百科
冬の快適な過ごし方(1) <ネコちゃんの冬の過ごし方>

食事はどうする?

足が短い分、腰に負担がかかるので肥満に注意しましょう。食べ過ぎることがないよう適切な量のフードを与えて、適正体重を維持することを心がけて。良質なフードを選ぶことはもちろん、おやつは与えすぎないようにすることも大切です。人の食べ物は、欲しがっても与えないようにしましょう。

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家族を肥満から守ろう!(1) <猫>|みんなのどうぶつ病気大百科

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ケアは?

やわらかい毛質なので、毛玉を防ぐためにこまめにブラッシングを。長毛の場合はできれば毎日、少なくとも週に2〜3回、丁寧にブラッシングしましょう。嫌がる場合は無理に続けず短時間で終わらせ、1日2回にするなど何回かにわけて行います。シャンプーも月1回程度行うとよいでしょう。

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毛球症 <猫>|みんなのどうぶつ病気大百科
ブラッシング <猫>|みんなのどうぶつ病気大百科

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ミヌエットがかかりやすい病気

ペルシャ系の猫は遺伝性の病気が多いものですが、マンチカンと交配する際に病気に対して慎重に行われたことで、ミヌエットでは少なくなっています。それでも、遺伝以外の原因で病気にかかることはあります。日頃から健康管理に気を配り、異常に気づいたら早めに動物病院を受診するようにしましょう。

流涙(りゅうるい)症

目の病気や、目と鼻をつなぐ鼻涙管が詰まったり狭くなったりすることが原因で、いつも涙が流れている状態になります。ペルシャ系の鼻が短い猫がかかりやすい病気です。ミヌエットはペルシャほど鼻が短いわけではありませんが、個体差もあり、かかることがあるようです。命に関わることはありませんが、目のまわりがいつも濡れていることで皮膚が炎症を起こすことも。気づいたら動物病院を受診しましょう。

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慢性腎臓病

猫全体に多い病気であり、注意が必要です。腎臓の働きが徐々に衰えていく病気で、長い時間をかけて少しずつ進行します。初期は無症状ですが、その後、尿がたくさん出るようになって、体が水分不足になって水を飲む量が増えます(多飲多尿)。また、症状が進むと、体重が減ったり、吐いたり、貧血などの症状があらわれます。一度悪くなった腎臓は治ることはありませんが、早期に発見できれば、進行を遅らせる治療を受けることができます。定期的に血液検査や尿検査などの健康診断を受け、水を飲む量が増えるといった症状が見られたら、早めに動物病院を受診してください。

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病気と上手く付き合おう(03) <慢性腎臓病について>|みんなのどうぶつ病気大百科

ミヌエットのペット保険料は?

わが子にはできるだけ元気で、健康でいてほしい…。それが家族の一番の願いではないでしょうか。ただ、どんなに強く願っていても、いつ何が起きるかは誰にもわかりません。万が一、何かがあったとき、守ってくれるお守りのようなものがあったら安心ですよね。それが「保険」です。「もしも」を防ぎ、「もしも」に備える「予防型ペット保険」をご存じですか。愛するわが子のために、検討してみてはいかがでしょうか。気になる保険料は1歳だと2,380円~(50%プラン)(参照:アニコム損保「ふぁみりぃ」)です。詳しくはこちらをご覧ください。
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まとめ

丸みのある癒し系の姿と、軽やかな動きがとても愛らしいミヌエット。希少な猫種ですが、もしご縁があってお迎えしたら、愛情をたっぷり注いで大切に飼い続けてくださいね。きっとかけがえのない素敵な家族の一員となってくれることでしょう。

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監修獣医師

小寺由希子

小寺由希子

2008年、鹿児島大学獣医学科卒業。卒業後は、大学病院にて内科系レジデントとなり内科全般および消化器内科について経験を積み、大阪府内動物病院にて犬猫中心に診療を行っていました。現在は、予防医療の実現をめざし飼育知識の普及活動および診療を行っている。小さな頃から猫と共に過ごし、現在も2頭の猫と暮らす。その生活はネコ中心。環境を処方することで猫の病気を減らし、猫ライフをより幸せにすることを目標に日々活動中。