
うさぎなら品種が違っていてもほとんど同じ? いいえ、そんなことはありません。実は犬や猫と同じようにさまざまな品種のうさぎがいて、それぞれに異なる魅力があるのです! ここでは、エキゾチックで高貴な雰囲気がファンの心を捉えて離さないドワーフホトについて、特徴や飼育のポイントを紹介します。
ドワーフホトはどんなうさぎ?
目の周りのくっきりしたアイラインがトレードマークのドワーフホト。「ドワーフ」は小型という意味で、ネザーランドドワーフからその特徴を引き継いでいます。「ホト」の由来はフランスのノルマンディー地方にある町の名前。ここで生まれた「ブランデホト」という中型で白い体にアイラインのような模様があるうさぎからきています。
ドワーフホトの特徴は?
小さめの白い体に、目の周りのアイラインのような模様が特徴です。この目の周囲の模様は「アイバンド」と呼ばれ、均一な太さであることが理想的とされています。アメリカのARBA(アメリカン・ラビット・ブリーダーズ・アソシエーション)のラビットショーでは、アイバンドがギザギザまたは乱れていると欠点となり、途中で切れていると失格となってしまいます。
体は短くてコンパクト。頭は丸く、両目の間が広めです。爪の色は透明か白。小柄なうさぎで、ラビットショーの基準では、オス、メスともに1.36㎏未満、理想体重は1.13㎏(6ヶ月以上)とされています。
ドワーフホトのカラーバリエーションは?

ドワーフホトの体の色は純白一色です。目の周りのアイバンドの色には、黒とチョコレートがあります。また、目の色にブラック、チョコレート、ルビーレッドの3パターンがあります。稀にブルーアイドといわれる青い目のドワーフホトもいます。
ラビットショーでは、目の周り以外に模様が入ると認められませんが、体のほかの部分に模様が入っている子もいます。品種の規定上「ミスカラー」と呼ばれていますが、家族として暮らす分には何の問題もありません。むしろわが子独自の愛しい模様になるでしょう。
ドワーフホトの性格は?
おしゃれな見た目で高潔な印象ですが、性格はフレンドリー。自分から人に寄って来てくれる人懐っこいうさぎです。また、好奇心が旺盛で遊ぶことが大好き。走ったり跳んだりと活発に動きます。うさんぽ(うさぎと一緒にお散歩にいくこと)をするのも大好きです。
ドワーフホトはオスとメスで性格が違う?
個体差はありますが、オスかメスかによっても性格が異なります。オスは穏やかで懐きやすく、縄張り意識が強い傾向にあります。メスは気が強く、特に妊娠するとさらに気性が荒くなる傾向があります。
ドワーフホトの歴史は?
ドワーフホトはドイツで誕生した品種です。ドイツがまだ東西に別れていたとき、ほぼ同時期に西ドイツと東ドイツのブリーダーが異なる品種の交配で同じようなうさぎにたどり着きました。その後、それぞれのうさぎを交配して今のドワーフホトが誕生。1981年にアメリカへ輸入され、1983年にアメリカのARBAで認定されました。誕生するまでに複数の品種が関わっていますが、主にネザーランドドワーフが基礎となっているので、体型はネザーランドに似ています。
ドワーフホトの寿命は?
ペットのうさぎの平均寿命は7~8年。ドワーフホトはやや長めともいわれています。近年はドワーフホトに限らずうさぎ全体の寿命が延びていて、10歳を越える子も珍しくなくなってきました。ちなみにギネス記録で最も長生きしたうさぎは、18歳10ヶ月生きたそうです。健康に気を付けて長寿を目指しましょう。
ドワーフホトとの暮らし方

ドワーフホトと一緒に暮らすにあたって知っておきたいポイントをまとめました。
ドワーフホトの食事はなにをあげればいい?
うさぎの基本の食事は良質な牧草(チモシー)とペレットです。
牧草はさまざまな種類がありますが、メインはチモシーの一番刈り。この牧草をあまり食べないときや、多種類の牧草をあげたいときには、ほかの種類や二番または三番刈りも与えます。一番刈りであるほど繊維質が多く、茎も硬いため、成長期の子うさぎや、4~5歳までの間は一番刈りの牧草をあげましょう。繊維質が多いチモシーを食べた方が、歯の伸びすぎを防止したり、お腹の調子を整えてくれます。
アルファルファもうさぎの牧草として販売されていて、食いつきはいいのですが、こちらはマメ科の牧草でたんぱく質が多く、カルシウム過多となる可能性があるので与え過ぎてはいけません。特に栄養を必要とする成長期、妊娠期でなければ控えるようにしましょう。
うさぎにも好き嫌いがあるため、硬い牧草を食べないうさぎもいます。いろいろな牧草を試してみて、わが子にぴったりのものを探してあげましょう。そして年齢によって与える牧草を変化させていくことも重要です。
また、ペレット(ラビットフード)もいろいろなメーカーからうさぎ専用ペレットが出ています。こちらも年齢や気になることよってうさぎの健康を第一に考え、質が良いものを選びましょう。
牧草は好きなときに食べられるよう、たくさん入れて欠かさないようにします。ペレットは1日に2回、決まった量を与えます。また、水もいつでも好きなだけ飲めるようにしてください。ケージに設置して使う給水ボトルが便利です。目盛りがついているタイプなら飲んだ量を確認できます。
■刈る時期によって異なる特徴
一番刈り:春~初夏にかけて刈った牧草のこと。茎が太く繊維質が豊富。
二番刈り:夏~秋にかけて刈った牧草のこと。一番刈りの牧草と比べて、茎や葉が柔らかく食べやすい。
三番刈り:冬(のはじめ)に刈った牧草のこと。全体的に葉が多く柔らかい。
ドワーフホトにしつけはできる?
うさぎは決まった場所で排泄する習性があるので、トイレのしつけができます。また、名前を呼ぶと寄ってくるようにしつけることもできます。抱っこは嫌がるうさぎが多いですが、爪切りなどで必要なこともあるので慣らしておきましょう。ドワーフホトは人懐っこい性格なので、抱っこはしつけやすいでしょう。小さい頃から、膝の上にのせて撫でるなどして、慣れさせてあげましょう。
ただ、ケージや部屋のものをかじる、足を踏みならして大きな音を出す、マーキングをするなどの問題行動は、うさぎの本能的な行動なので、やめさせることはできません。うさぎの不満を解消する、かじってほしくないものは保護するなどして対応することになります。
特に去勢・避妊をしていないうさぎは、マーキングや性格の荒さが目立ってしまうことも。必要に応じて去勢や避妊を行いましょう。
ドワーフホトに必要な飼育環境や適温は?
まずはうさぎの家としてうさぎ用のケージを用意しましょう。ケージは静かで温度変化が少なく、直射日光が当たらない場所に置きます。うさぎが落ち着ける壁際に置くのがいいでしょう。ケージの中にペレットの容器、牧草の容器、給水ボトル、トイレを設置します。
うさぎは暑過ぎても寒過ぎても体調を崩してしまいます。うさぎの飼育に適した温度は18~24度、湿度は40~60%です。夏でも室温は25度以下に保ちましょう。冬の夜間や留守中はケージに毛布やカバーをかける、ペットヒーターを使うなどして寒さ対策を。その際、逆に暑くならないようケージ内の温度を確認してください。
ドワーフホトはどんな病気に気を付けたらいい?
うさぎもさまざまな病気にかかる可能性がありますが、特に歯や胃腸などの消化器系のトラブルが多くなっています。中には早急な治療を必要とする病気も。あらかじめ注意したい病気を知って、日々の健康チェックに活かしてください。
不正咬合
うさぎの歯は生涯伸び続けますが、草をすりつぶして食べることで歯が摩耗し、適切な長さに保たれています。それがうまくいかずに歯が伸びすぎてしまい、噛み合わせがおかしくなった状態を不正咬合といいます。不正咬合になると、食欲がなくなる、よだれを流すなどの症状がみられます。
食欲に影響するため、できるだけ早く治療することが大切です。動物病院を受診して歯を確認してもらい、削る治療を行います。一度なってしまうと繰り返すことが多く、動物病院で定期的に歯のチェックを受けることが大切です。
胃腸うっ滞
うさぎに多い胃腸の病気で、胃腸の動きが弱くなり食欲不振、便が少なくなる、腹痛(痛みで体を丸める、歯ぎしりをする)という症状が見られます。原因は不適切な食事やストレスなど。軽症であればお腹のマッサージで治ることもありますが、急激に症状が悪化することがあり、痛みでショック死する可能性もあります。症状が重いときは早急な治療が必要です。早めに動物病院を受診するようにしましょう。
骨折
ドワーフホトのような活発で小柄なうさぎは、骨折することが多くなっています。高いところに自ら登って落下する、抱っこをすり抜けて落下する、飼い主さんの足元で遊んでいてうっかり踏まれてしまう、などの事故が原因で起こります。うさぎは骨が軽くて薄いため骨折しやすいものです。落下や踏みつけるといった事故には十分注意しましょう。
まとめ
ネザーランドドワーフのように小さく丸い体に、くっきりアイラインという独特の模様に真っ白な毛を持つドワーフホト。エレガントな見た目に惹かれることが多いですが、人懐っこく好奇心旺盛と性格もとても愛らしいうさぎです。ただ、うさぎはそもそも怖がりでとても繊細などうぶつです。飼う前にうさぎの生態をよく理解したうえで家族としてお迎えしましょう。

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