ラグドールの画像
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これから猫と一緒に暮らしたい! となったら、「どんな猫を迎えようか?」と迷い始めることでしょう。いろいろと話しを聞いたり、調べたりすると、猫の種類の多さや猫種によっての性格の違いに驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは、ラグドールという種類の猫について、特徴や魅力、一緒に暮らす上で気をつけておきたいことなどをご紹介したいと思います。ぜひ、家族の一員として末永く、仲良く一緒に暮らしていくための参考にしてみてください。

ラグドールの性格は?

籠に入った2頭のラグドール

ラグドールをはじめ、猫と良い関係を保ちながら暮らしていくためには、その性格を理解しておくことが大切です。では、ラグドールの性格はというと? いくつか見ていきましょう。

落ち着いている

大きな体つきも影響してか、ラグドールは、落ち着いた性格の子が多いとされます。相手が他人だったとしても(子どもだったとしても!)抱っこされると全力で体を預けてくるほどです。

また、遊ぶことは大好きなのですが、あまり激しい遊びは好まない傾向にあります。リラックスして、ソファーやクッション、飼い主のひざの上にいる方がお好みのようです。もちろん、個体差があるので活発で動き回るのが大好きな子もいます。

従順な性格

ラグドールは「ぬいぐるみ」という意味があるだけに、抱っこが大好き、性格は穏やかで従順です。そして甘えん坊の一面も。他の猫に比べると「気ままだなぁ」と感じることは少ないでしょう。しつけもしやすいので、初めて猫を迎えるという飼い主も安心して一緒に暮らしていけそうです。人懐っこいので、猫とのスキンシップを存分に味わいたい人にとって相性のよい猫種と言えます。

情が深い

おっとりとした性格で、小さな子どもがちょっかいを出してきても「にゃー!!」と怒ることは少ないでしょう。もちろん本当に嫌なときには反発しますが、基本的には大らかに受け止めてくれるので、子どもと一緒に成長していくことができそうです。

飼い主のそばで静かに寄り添っている姿は、情の深さを感じさせますよ。

ラグドールの魅力

ラグドールの写真

しつけもしやすく、騒いだりしないこと。そして、大らかで、人間に抱っこされることが大好きというラグドール。この猫を迎えたい! と考える方が多いのも納得ですね。しかし、ラグドールの魅力はこれだけではありません。ひとつずつ紐解いていきましょう。

大きな身体

ACCスタンダードブックによると、「やや大型の体躯は多少長めのボディで、骨格頑健、骨量豊富、極端に大きな体重を持つ。首は太く、頑強で重厚感を持つ体躯に良く調和している。胸深・胸幅は共に豊かで、肩幅と腰幅は同じ広さを持つ。筋腱良く発達し、特に腰部、後躯に大きな重量を持つ」とあり、大型猫であることがよく分かります。筋肉質でがっしりしているところがラグドールの魅力といえます。

大人になったときの体重は男の子が6~9kg、女の子は4.5~6kgと、猫の中では大きめです。中には、10kg前後まで大きくなる子もいるようです。抱っこされることがラグドールにとっての至福とも言えるので、飼い主は心しておきましょう!

大きな身体の猫種は、他にもメインクーンやサイベリアン、ノルウェージャン・フォレスト・キャットやラガマフィンなどがいます。大型猫が好きな方は、こちらの猫種もチェックしてみては?

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成長がゆっくり

血統書発行団体「TICA」によれば、ラグドールは、およそ4年かけてゆっくりと成猫になっていきます。

さまざまな模様と毛色の種類

カメラ目線のラグドール

模様の種類

・ポイント
ラグドールの毛色の種類は基本的には「ポイント」と呼ばれるパターンです。ポイントとは、体の色が薄く、顔や耳、手足の先端、しっぽだけが濃い色になっている状態です。そのポイントの色(ポイントカラー)によって、「〇〇ポイント」と呼ばれます。たとえばブルーであればブルーポイント、チョコレート色であればシールポイント※、レッドであればレッドポイントとなります。
※「シール」は英語でアザラシのこと。猫の毛色を表すときにはチョコレート色や焦げ茶色のことを指す。

・ミテッド
ポイントで、足の先や鼻やお腹などに白色が入るパターンです。足先に白が入ると、靴下を履いているようで、より可愛らしく見えます。

・バイカラー
2色がきっちり分かれて出るパターンで、いいわゆる「ハチワレ」のような模様です。

・トーティ
ポイント部分にふたつの色が出ているパターンです。

・リンクスポイント
ポイントの部分に縞模様があるパターンで珍しい模様です。

毛色の種類

ラグドールの毛色は実に豊富で、よく知られているのが「ブルー」でしょう。「青」ではなく濃い目のグレーです。焦げ茶色の「シール」、少し赤みがかった茶色の「レッド」、ピンクが少し入った薄いグレーの「ライラック」も魅力的な色合いです。薄い茶色の「シナモン」も優しい色味です。

周囲に癒しを与える

ラグドールに限らずですが、猫と一緒に暮らしていると、気ままに遊んでいたり、こちらに甘えてきたりと、“予測不能な様子”に心奪われます。

それに加えて、ラグドール特有の大きな身体を寄せて甘えてきたり、抱っこすると全身の力を抜いて信頼していることを示してくれる様子は、飼い主にホッと安らぎと癒やし、あたたかい気持ちをもたらしてくれるでしょう。

飼いやすい

従順な性格やしつけがしやすいこと、そして、騒がしく動き回らないといった点は、集合住宅を住まいとする現代のライフスタイルに馴染みやすいと言えるでしょう。また、大きな声で鳴くことも少ないとされるので、ご近所に迷惑をかけることも少なそうですね。

もし困った点があるとすれば「身体が大きくて抱っこが大変…」というところかもしれませんが、それも魅力のうちでしょう。

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ラグドールを家族の一員として迎える方法

ラグドールの写真

いよいよ、ラグドールを迎えたい! と考えたなら、どんな迎え方があるでしょうか? よく知られる3つの手段を挙げて解説していきます。

ペットショップでラグドールを探す

ペットショップなら、フードやトイレなど、猫に必要なものを一緒に揃えられるため、迎えたその日からきちんと住環境を整えてあげることができそうです。しかし、ラグドールはまだまだめずらしい猫種。ペットショップで出会うことは少ないと考えられます。

ブリーダーさんから紹介してもらう

他の猫種に比べて少ないながら、日本でもラグドールの専門ブリーダーさんが見られるようになってきました。費用はブリーダーさんごとに違いがあるので、事前にしっかりと確かめておくようにしましょう。

この方法の最大の特徴は、迎えると決めた子の特徴やクセ、これまでの成長の様子や環境などを聞いたり、質問できる点が挙げられます。また、親猫や兄弟・姉妹たちの姿を見る機会も得られる可能性があるので「将来どんな風に成長していくのか」を想像しやすくなるでしょう。

とくに、はじめて猫と一緒に暮らすという方は、いろいろと心配ごともあるでしょう。そうした心配事を相談することもできるので、心強いですね。
ブリーダーさんからお迎えする場合は「みんなの子猫ブリーダー」を活用してみてはいかがでしょうか。素敵な出会いが待っているはずです!

里親になる

最近は「せっかく猫を迎えるなら、保護猫の里親になりたい」と考える方が多くなってきたようです。譲渡会の情報もチェックしやすくなってきました。ただ、そもそも譲渡会や保護猫の成り立ちを考えると「ラグドール」という純血の猫種との出会いの場としては、あまり馴染まないかもしれません。

可愛い子猫との出会いをお探しなら

末永く一緒に暮らせる、大切な家族と幸せな出会いをしたいものですね。そんな出会いをお探しなら、ハローべいびぃを活用してみては?全国のペットショップから探すことができる情報サイトです。エリアや品種などの条件から簡単に検索できるので、ぜひご覧ください!
ラグドールについてはコチラをチェック!ラグドール一覧

お迎えの費用

前述の「ハローべいびぃ」によると、ペットショップで迎える場合は、150,000~580,000円(2022年4月現在)といったところでしょうか。迎え方によって価格も異なってくるので、ご家族でよく検討しましょう。

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ラグドールを飼う注意点

ベッドで居眠りする子猫のラグドール

おとなしく人懐っこいラグドールを迎える方は多く、人気の猫種のひとつとなっています。しかし、だからといって一緒に暮らすうえで気をつけることがない、ということではありません。

病気のリスクや日常の中でストレスを感じること、フードにも注意を払う必要があります。とくに注意したいポイントをいくつか挙げてみましょう。

かかりやすい病気

ラグドールの遺伝的な病気として、肥大型心筋症があります。この病気は、心筋が分厚くなる心臓の病気です。

病状にもよりますが、疲れやすくなったり、呼吸が早くなったり苦しくなったりする症状が見られます。薬によって病気の進行を遅らせることができますので、早期発見のためにも、マメな定期健診が重要です。

このほか、膀胱炎の原因にもなりうる尿路結石はどんな猫にも起こり得るので、おしっこの量や色や臭い、排尿時の様子(痛がったり、爪を立てたりしていないか、など)には気を配るとよいでしょう。

また、ラグドールは毛量が豊富なので、毛づくろいによって飲み込む毛が多く、上手く排泄できずに、胃内で毛がフェルトのように固まってしまう毛球症を起こすことも珍しくありません。

こまめなブラッシングを習慣化し、生え変わりの時期にはとくに注意しておきましょう。食欲が低下しているように見えたり、えづいたりするようであれば、かかりつけ医に診てもらい、適切に処置してもらいましょう。

【関連リンク】
尿石症 <猫> |みんなのどうぶつ病気大百科
毛球症 <猫>|みんなのどうぶつ病気大百科

まめなお手入れ

ラグドールは長毛種ではありますが、抜け毛が少ないと言われています。とはいえ、毛玉ができてしまうことがあるので、毎日少しでもブラッシングやコーミングをして毛並みを整えてあげましょう。

ストレスを与えない

美しい顔アップのラグドール

ラグドールに限りませんが、猫はお家の模様替えをしたり、引っ越しをしたりするとストレスを感じることがあります。

そうした時には、新たな居場所が安心して過ごせる場所であることを教えてあげて、早くストレス状態から開放してあげたいもの。飼い主が抱っこしたり、撫でたりして落ち着かせてあげると安心してくれるはずですよ。

また、飼い主やそのご家族があまり構ってくれなかったり、抱っこしてくれなかったりすると、寂しさからストレスを感じることもあります。ぜひ好きなおもちゃを見つけて、日ごろからたくさん遊んであげてください。

キャットタワーについて

多くの猫たちは キャットタワーが大好き。しかし、ラグドールはあまり高い場所を飛んだり跳ねたりするタイプの猫ではないと言われています。「あ、なんか置いてるな」とスルーされることも…。そのため、もしキャットタワーを用意するとしても低めのもので十分です。ただ、それで遊んでくれるかどうかは、猫次第です…。

もし選ぶなら、もっとも注意すべきなのは、高さではなく「安定性と安全性」です。ラグドールは大きい子では10kg近くの体重になります。その体重を支えられるものでなければならないことを心得ておきましょう。

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フードの選び方

ラグドールは食欲旺盛! しかし、年を経るごとに運動量が少なくなり、肥満になりやすい傾向があります。そのため、フード選びは慎重に。成猫になるまでは、「高たんぱくで高カロリー」な栄養たっぷりのフードを選ぶようにしましょう。栄養が偏ったり、不足したりすると自慢の毛並みが維持できなかったり、きちんとした身体づくりができなかったりと、後々の猫生に影響が出てきます。

成長が止まった後は、「高カロリーな食事」は、肥満を招きます。高齢になるにつれ消化不良の心配も出てきますので、ライフステージにあったフードに変えていくようにしてください。

飼い主は猫の健やかな成長を支える存在です。もしフード選びに自信がなかったら、専門家やかかりつけ医に相談するのもひとつの手です。

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家族を肥満から守ろう!(1) <猫>|みんなのどうぶつ病気大百科

病気になる前に…

病気は、いつわが子の身にふりかかるかわかりません。万が一、病気になってしまっても、納得のいく治療をしてあげるために、ペット保険への加入を検討してみるのもよいかもしれません。

ラグドールのペット保険料は?

わが子にはできるだけ元気で、健康でいてほしい…。それが家族の一番の願いではないでしょうか。ただ、どんなに強く願っていても、いつ何が起きるかは誰にもわかりません。万が一、何かがあったとき、守ってくれるお守りのようなものがあったら安心ですよね。それが「保険」です。「もしも」を防ぎ、「もしも」に備える「予防型ペット保険」をご存じですか。愛するわが子のために、検討してみてはいかがでしょうか。
猫の保険について詳しく書かれた記事はこちらです。
気になる保険料は1歳だと2,380円~(参照:アニコム損保「ふぁみりぃ」)。詳しくはこちらをご覧ください。
猫ちゃんの保険ならアニコム損保におまかせ

まとめ

アニコム損害保険株式会社の「ペット保険」に加入しているネコちゃんのうち、ラグドールのお友だちはおよそ4,887頭で、人気品種ランキング第9位の猫種です(アニコム家庭どうぶつ白書2021より)。周囲の飼い主友だちの中にも、ラグドールと一緒に暮らしているという方がいらっしゃるかもしれません。

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心筋症(拡張型・肥大型)|みんなのどうぶつ病気大百科
尿路結石|みんなのどうぶつ病気大百科
毛球症|みんなのどうぶつ病気大百科
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【どうぶつの病気に関するデータを公開】

みんなのどうぶつ病気大百科
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(※)鳥・うさぎ・フェレットは年齢別・性別のみ検索可能

監修獣医師

麻生拓也

麻生拓也

2012年、日本大学獣医学科卒業。卒業後は都内の24時間動物病院で勤務し、予防業務から緊急疾患まで幅広く従事。2015年よりアニコムグループに入社し、予防、食事を中心にペットサービス事業の企画、運用や電話での健康相談を経験。現在は大学時代の専門の繁殖学を生かし、ペット業界の川上にかかわっている。最近、猫を迎えてから、すっかり猫派になった。