猫を迎えたら、どんな名前にしようかと考えるのは大きな楽しみのひとつです。幸せになってほしい、元気に育ってほしいなど、さまざまな想いを込めて命名することでしょう。名付けには猫種によって違いはあるのでしょうか。そこで、アニコム損保が毎年発表している「猫の名前&人気猫種ランキング」をご紹介します。愛猫の名前の由来を改めて思い起こしてみてはいかがでしょうか。

猫の名前ランキング【2024年最新版】

「総合ランキング」 ムギが5連覇!

まずは総合ランキングを見てみましょう。「ムギ」がなんと5年連続1位を獲得しました。かわいらしい響きで、呼びやすいのが人気の一因なのかもしれませんね。2023年のランキングで3位だった「レオ」が2位にランクアップ、「ラテ」「コハク」はトップ10圏外からそれぞれ7位、9位に入っています。

【男の子の名前ランキング】

【女の子の名前ランキング】

次に男女別に見てみると、男の子部門では「レオ」が7年連続の1位となりました。ラテン語で「ライオン」を意味する単語だけあってたくましさや強さをイメージさせます。「レオ」と命名されている子は男女あわせて359頭いますが、そのうち349頭が男の子。男の子の名前として圧倒的な人気を誇っています。

一方、女の子部門では「ルナ」が2023年に引き続き1位を獲得、2連覇となりました。「キナコ」は8位から4位にランクアップ、トップ10圏外からは「メル」が8位にランクイン。2022年、2023年と11位だった「メル」は、今回ついにトップ10入りを果たしました。

総合ランキング【11~20位】

「モモ」「マロン」「ウニ」といった食べ物の名前が多いところがかわいらしいですね。「マル」「テン」「ノア」は男の子部門、「モモ」「リン」「メル」は女の子部門でトップ10入りしています。どの名前も10位以内にランクインするだけでなく、トップの座に躍り出る可能性も大いにあるので、来年のランキングが楽しみです。

【漢字の名前ランキング】

漢字で表記される名前はどうでしょう。男の子部門では2022年、2023年と2位だった「琥珀」が1位となり、ついにトップの座を獲得しました。女の子部門では「茶々」が昨年8位からトップの座に。2022年のランキング以来、2年ぶりに1位に返り咲きました。また、「琥珀」が4位にランクイン。男女ともに人気が高いことがわかります。

猫種別に人気の名前

猫種別に人気の名前を調べたところ、スコティッシュ・フォールドは総合ランキングで14位の「マル」が2位。まるっとした体型に似合う名前ですね。

混血猫は総合15位の「テン」が2位に。「天」という大きく広がる空がイメージされます。

ラグドールは「ルナ」がトップに。「ルナ」は、マンチカンでは2位となっています。「ルナ」はローマ神話に登場する月の女神。月のように癒しを与える存在になってほしいという願いが込められているのかもしれません。また、ラグドールは総合ランキング1位の「ムギ」が10位という結果で、猫種によって人気の名前の傾向も異なることがわかりました。

人気猫種ランキングは「スコティッシュ・フォールド」が16年連続1位!

次は「人気猫種ランキング」です。2024年も「スコティッシュ・フォールド(7,811頭)」がトップとなり、なんと16連覇を達成しました。丸みをおびた体、人懐っこい性格などから多くの人に愛されています。2位は「混血猫(6,154頭)」、3位「マンチカン(5,891頭)」と続き、5位までの順位は2023年と変わりありませんでした。

また、昨年7位の「サイベリアン(3,561頭)」が6位に、9位だった「ノルウェージャン・フォレスト・キャット(3,168頭)」が7位となり、それぞれ順位を上げています。

今回、契約が1頭しかいない珍しい猫種も調査しました。詳細はこちらの記事をご覧ください。
珍しい猫種の記事はこちら

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まとめ

名前ランキングと人気猫種をご紹介しました。愛猫に命名したときの気持ちがよみがえったのではないでしょうか。これから猫を迎えようと考えている方は、名前をつける際の参考にしてみてはいかがでしょう。

また、猫種によって姿かたちがさまざまなように、魅力もさまざまで、性格も異なります。一緒に暮らしたいと思っている猫種がいれば、特徴などをしっかり理解した上で迎えてあげられるといいですね。

【猫の名前と品種の調査方法】
2023年2月1日から2024年1月31日にアニコム損保の「どうぶつ健保」に新規契約した0歳の猫53,892頭の名前、品種を集計

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【どうぶつの病気に関するデータを公開】

みんなのどうぶつ病気大百科
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ライター

猫百科編集部

猫百科編集部

獣医師を含む猫の飼い主歴10年以上の編集者が集い、毎日、猫の「あるある話」に花を咲かせ、情報交換している。編集部員の面々は、猫との暮らしがより健やかに、よりハッピーになるよう正確な情報をお届けするため、自己研磨の毎日である。