
ペットとしてうさぎをお迎えしようと思ったとき、その値段の違いに驚いた方もいるのではないでしょうか。うさぎの値段は数千円から数万円、時には10万円以上と大きく異なります。なぜ差が生まれるのか、種類によってどう違うのか、ペットとして人気のうさぎ3種の値段とともに解説します。また、うさぎをお迎えするのにあたってかかる費用についてもご紹介します。
うさぎの値段の違いは?どうやって決まる?
うさぎの値段は、まずミックスか、純血種かでわかれます。ミックスであれば値段は安めで、純血種は高くなります。純血種の場合は、品種によって値段が異なるほか、カラー(毛色)やその品種のショータイプにどのくらい近いかによって値段が変わってきます。
どの子も「家族としてお迎えするうさぎ」ということに変わりはありませんが、やはり値段には希少価値が反映されます。ミックスと呼べるうさぎはたくさんいて、特に親の情報を記録しなくても販売することができます。一方で、純血種のうさぎは限定的です。純血種であることを証明する術は血統書しかありませんが、血統書に記載される3代前までの情報を正確にさかのぼることができる子は限られています。同じ品種の中でも、珍しいカラーの子や、ラビットショーに出る基準を満たしている子であれば、値段は高くなります。品種別に見ても、国内で飼育頭数が少ない珍しい品種は相場も高くなっています。
また、ペットショップやうさぎ専門店では一般的に子うさぎのころが一番高く、成長するにつれて値段は下がっていきます。
人気のうさぎの値段はいくらくらい?
それでは、人気のうさぎの値段はどのくらいなのでしょうか。同じ品種の中でもカラーなどによって異なりますが、ここでは一般的に見かけることの多い価格帯を紹介します。
ネザーランドドワーフの値段はいくら?

一番人気のネザーランドドワーフの値段は40,000~100,000円くらいと幅があります。50,000円前後がよく見かける価格帯でしょう。
血統書なしでもっと安い値段で販売されているケースもあります。血統書がないということはネザーランドドワーフという保証がないことになり、純粋なネザーランドドワーフかもしれないし、どこかでほかの品種の血が入っているかもしれない、ということです。
ネザーランドドワーフってどんなうさぎ?
日本での飼育数も多い人気のうさぎ。一番見かける機会が多い純血種といえるでしょう。体の大きさは1㎏前後の最小の品種です。顔や体、目の形が丸く、短めの耳でとてもかわいらしいうさぎです。性格は活発でよく走り回ります。神経質でなつくまで時間がかかる、独立心が高くて気が強いという一面も。
ホーランドロップの値段はいくら?

ホーランドロップの値段は50,000~110,000円くらい。60,000円前後が多く見られます。ネザーランドドワーフと同じく血統書なしで販売されているケースもあります。
ホーランドロップってどんなうさぎ?
ネザーランドドワーフと人気を二分するたれ耳のうさぎ。たれ耳うさぎの中では最小の品種で体重は1.5~2㎏ほど。ぺたんとつぶれたような顔と短めのたれ耳が愛らしいうさぎです。穏やかで懐きやすい性格で、飼い主のあとをついてくる甘えん坊な子が多くみられます。比較的性格が穏やかで、のんびりとマイペースな子が多いようです。飼い主に構ってもらえないと寂しがり、時にわがままと思えるほど自己主張してくることもあります。
ミニうさぎの値段はいくら?

ミニウサギの値段は8,000~20,000円くらい。10,000円前後が多く、数千円ということも珍しくありません。
ミニうさぎってどんなうさぎ?
学校や動物園などで見かけることも多い、日本に昔からいるミックスうさぎのことをいいます。ミックスのため、成長したときの大きさを知ることは難しく、「ミニ」といえども大きく育つこともあります。近年は小柄なうさぎが人気を集めていることから、ミニうさぎも小型化が進んでいます。大きさだけでなく、体形や性格、カラーもさまざまです。たち耳が多いですが、たれ耳の子や、片側だけたれ耳の子もいます。豊富なカラーや模様が魅力のうさぎです。
うさぎを飼うために必要なものは?
うさぎをお迎えするために必要な飼育用品は、必ず先に揃えるようにしましょう。
①ケージ…10,000円前後
自分の匂いがついていて、うさぎが最も安心できるスペースがケージです。階段がついていたり、窓がついているものもありますが、まずはスタンダードなケージから試してみるのが◎。わが子の性格に合わせて買い替えてもいいでしょう。
➁トイレ…500~1,000円前後
うさぎはトイレを覚える動物です。そのため、お家に来てケージに入ったら、おしっこのにおいのする布などをトイレの中に入れましょう。素材によって値段もさまざまですが、わが子がどんなトイレを気に入るかわからないので、最初は一般的なプラスチックのものでよいでしょう。プラスチックのトイレをかじってしまう場合は、陶器製もおすすめです。
③フード入れ…1,000円前後
うさぎは、犬や猫と同じように毎日決まった時間に決まった量のフードを食べます。プラスチック製や、木製、陶器などさまざまな種類のフード入れがありますが、ひっくり返されたり、かじられたりするのを防止するため陶器でできたものを最初から購入する人がほとんど。陶器であれば定期的に煮沸消毒も可能です。
④牧草入れ…1,000円前後
うさぎが24時間いつでも好きな時に、牧草を食べられるよう牧草入れは必ず設置してください。金具で網のようになっているものから、木の柵で出来たものなど種類も豊富です。その子にとって牧草を食べやすい構造になっているかがポイントです。
⑤給水ボトル…1.000円前後
牧草入れと同様、うさぎがいつでも好きな時にお水が飲めるよう300ml~500mlの量が入る給水ボトルを入れてあげましょう。はじめは、お水がどこにあるかわからない可能性があるので、うさぎの口元にボトルを持ってきてお水を少し出してあげると覚えてくれるようになります。家を空ける時間が長い方は、うさぎの飲み水が無くならないように、大きめのサイズを用意しておくといいでしょう。
⑥トイレシート…20~40枚入り/1,000円前後 トイレ砂…7ℓ/1,000円前後
うさぎのおしっこは、かなりきついアンモニア臭がします。
そのため消臭効果のないトイレシートやトイレの砂を利用していると、部屋中におしっこのにおいが充満してしまう…ということも。
トイレシートは犬や猫のものを利用してもかまいませんが、猫用のトイレ砂だと充分ににおいが消臭されないことがあるので、うさぎ専用のトイレ砂を利用するのがおすすめです。
⑦チモシーやペレット…各1㎏1,000円前後~数千円
うさぎの主食となるチモシーと栄養補助食となるペレットも用意する必要があります。ただし、食べ物が急に変わってしまうと、警戒して食べてくれません。
まずは、お迎えするまでうさぎが何を食べて過ごしていたのか確認しましょう。 お迎え直後は同じものを与え、新しいチモシーやペレットを混ぜながら、徐々に切り替えることをおすすめします。
もし病気になってしまったら?いくらかかる?
うさぎもケガや病気をします。うさぎを含む小動物は、犬猫よりも安価にお迎えできる傾向にありますが、治療費も同じように安価というわけではありません。 数千円で済む場合もあれば、数年にわたって高額な治療が続くこともあるので、もしもに備えて貯金するか、ペット保険に入るなど対策しましょう。
まとめ
うさぎの生体代と飼い始める前までにかかる初期費用や万が一病気になってしまったときの治療費などを合わせると、決して安い金額ではありません。
うさぎをお迎えする前に「どんなうさぎと暮らしたいか」「うさぎとこれからずっと一緒にいられるか」をよく考えましょう。
その答えが「YES」であれば、運命のうさぎを探しにいきましょう。品種を優先するのか、カラーや模様を優先するのか、対面して直感で決めるかなど、選ぶ基準を明確にしておくことをおすすめします。決して、値段が高いから“元気でいいうさぎ”ということではありません。値段が安いからだめということも絶対にありません。値段だけで判断するのではなく、うさぎの表情や、ペットショップの方のお話などを聞いて総合的に判断するようにしましょう。

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