うさぎを飼いたい!と思ったとき、その飼育費用は最も気になることかもしれません。うさぎの飼育には一体いくらかかるのか、飼い始める前に大まかな費用を把握しておきしょう。

うさぎと暮らしたい!と思ったら知っておきたいお金の話

一度うさぎをお迎えすれば、そのうさぎを適切に飼育し、健康に保つ責任が生まれます。また、万が一病気になってしまった場合には、最後まで責任をもってお世話をする必要があります。うさぎと暮らしていくために、必要なお金のことを知っておきましょう。

うさぎ1羽を生涯飼育するために必要な費用は約100万円といわれています。アニコム損害保険株式会社のペットにかける年間支出調査(以下:アニコムの年間支出調査)によると、うさぎの年間支出の平均は88,410円でした。近年うさぎの平均寿命は延びていて、10歳を越える子も珍しくありません。仮に10歳まで生きたとすると、10年分の支出は884,100円。お迎えの際の初期費用を30,000円とすると、うさぎ自身の価格や飼育用品の買い替え費用を除いても914,100円かかることになります。うさぎ1羽に約100万円かかると考えて間違いなさそうです。

うさぎをお迎えする前に用意しておきたいものとその価格

うさぎをお迎えするための準備として、最初におよそ2~30,000円かかります。ここではお迎え前に最低限必要なアイテムとその価格を紹介します。食事についてはうさぎをお迎えするところで何をあげていたか聞いて、始めは同じものを用意しましょう。

  • ケージ

うさぎにとって最も安心できる場所となるのがケージです。うさぎ専用ケージの一般的な価格は10,000円前後。長く使うため、コスパより使い勝手を優先しておいたほうが、のちのち買い替える回数が減ります。。うさぎにとって充分な広さがあり、飼い主は掃除がしやすくうさぎを出し入れしやすいタイプを選びましょう。

  • トイレ

うさぎのトイレはプラスチック製が1,000円前後、陶器製が2~3,000円前後です。うさぎによってはトイレのタイプにこだわることがあり、広いトイレがよかったり、まわりに壁(ガード)がないタイプがよかったりします。飼う前にはわからないので、始めは一般的なプラスチック製の三角トイレを用意して様子を見るといいかもしれません。

  • フード入れ

ペレットを入れるフード入れは陶器製、プラスチック製、木製などさまざまですが、いずれも500~1,000円程度となっています。うさぎによっては、ごはんを食べ終わったあとに、お皿をひっくり返してしまうなどの問題行動をする子もいます。ケージに取り付けられるタイプのお皿などもあるので、様子を見て試してみるのがおすすめです。

  • 牧草入れ

うさぎ専用の牧草入れもいろいろなタイプがありますが、たいてい1,000円前後で手に入ります。うさぎは、牧草をひっぱりだして遊ぶのが好きです。一度牧草入れから出した牧草には見向きもしない子もいます。下にマットなどを敷いて、できるだけ多くの牧草を食べさせてあげられるように工夫しましょう。

  • 給水ボトル

うさぎ用の給水ボトルも1,000円前後となっています。うさぎは水をよく飲むので大きめのボトルを用意しましょう。特に夏場は、うさぎも喉がかわきます。300~500mlほどのお水が入るボトルにしておくと安心です。

  • トイレシート、トイレの砂

トイレに敷いて使うトイレシートやうさぎ用のトイレの砂(リター)も準備を。トイレシートは20~40枚ほど入った1パックで1,000円前後、トイレの砂は1パックに7リットルほど入って1,000円前後です。

  • 部屋を散歩させるためのもの

うさぎは毎日部屋を散歩させる必要があります。部屋の中のものを齧ることがあるので、危険なものは片付けておきましょう。そして部屋の状況に応じてコンセントカバーやコードのカバー、サークル(ケージの周りを囲むか入ってほしくない場所を囲む)などを用意して安全対策をしましょう。

毎月かかる費用はどれ?

二本足で立ちあがるうさぎ

毎月必要な量やまとめ買いをするかどうかにもよりますが、牧草やペレット、おやつといった食費、トイレシートやトイレの砂、すのこの下に敷くペットシーツなどの消耗品は月々にかかる費用と考えておきましょう。食費と消耗品で月に3,000~5,000円ほどかかります。

季節によって必要なものは?

うさぎのための季節用品もいろいろなものがあります。夏は冷却マット、冬はペットヒーターや巣箱などを用意すると、うさぎも快適に過ごすことができます。万一エアコンが使えなくなった場合や災害に備えて、季節用品のほかに凍らせた保冷剤やカイロなど、冷却や保温に役立つものを常備しておきましょう。

お手入れに必要なもの

1~2ヶ月に一度は爪切りが必要です。自宅で行う場合は、うさぎ専用の爪切りを用意しておきましょう。動物病院や専門店で爪切りをお願いする場合、施設により異なりますが500~1,000円ほどかかります。また日々のお手入れのためにグルーミングスプレーとブラシが必要です。

お出かけに必要なもの

動物病院に行くためや防災用として、特にお出かけの予定がなくてもひとつはキャリーを用意しておきましょう。屋外に散歩に連れて行く場合は、リードと体のサイズに合ったハーネスも必要です。キャリーケースの値段の相場は、3,000円~5,000円ほどです。うさぎにとって十分な広さがありつつ、使い勝手のいいデザインを選びましょう。

買い替えが必要なものは? 

トイレはどんなに掃除しても尿石の汚れがたまっていくので、うさぎが気に入っていても数年に一度は買い替えになります。給水ボトルも水の出が悪くなったり、水がこぼれるようになったりしたら買い替えが必要です。汚れ具合によってはケージのすのこも買い替えることになります。

うさぎの環境を整えるために必要な光熱費 

うさぎは環境の変化に弱く、急な温度変化で体調を崩してしまうことがあります。暑すぎれば熱中症の危険があり、寒すぎれば風邪や胃腸うっ滞になることも。温度管理はうさぎと暮らすうえでとても重要です。飼い主が外出していても、うさぎが家にいればエアコンはつけておかなくてはいけません。実際、アニコムの年間支出調査では、年間にかかる光熱費(飼育に伴う追加分)は24,114円(※)で、犬や猫、鳥、フェレットなど調査したペットの中で最高額という結果に。季節によって異なりますが、平均すると月々に2,000円ほど光熱費が上乗せになると考えておきましょう。

※アニコム損保「ペットにかける年間支出調査 2019」

ペット保険の加入も、忘れずに

うさぎは子うさぎのうちは体が弱く、ちょっとしたことで病気になり、病気が重症化して命に関わることがあります。また環境の変化で体調を崩すことがあるため、飼い始めの時期から動物病院にかかる機会があるものです。うさぎは病気の症状を隠すこともあり、症状に気づいてから様子を見ている間に急激に悪化することもあります。たとえばうさぎに多い胃腸うっ滞になった場合、何も食べられないまま24時間経過すると死につながることがあります。ペット保険に入って、気になることがあった場合に躊躇なく受診できるようにしておくことが大切です。

まとめ

犬や猫ほどではなくても、うさぎを飼うにもそれなりの費用がかかります。光熱費が増えることも覚悟しなくてはいけません。うさぎがかかりやすい病気もあるので、ケガや病気の治療費のことも考えておきましょう。ペット保険への加入や消耗品のまとめ買いなど費用負担を減らす工夫もしながら、しっかりと準備をしてくださいね。費用はかかっても、うさぎが毎日わたしたちにくれる癒しはプライスレスです。余裕をもってうさぎをお迎えして、幸せな生活を送らせてあげましょう。

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ライター

佐藤華奈子

佐藤華奈子

大学の動物系学科を卒業後、教育情報誌、ライフスタイル誌の編集プロダクション勤務を経て、2009年よりフリーランスの動物ライターに。「動物を飼うことは動物と暮らすこと」をテーマに活動中。おもにペット、動物園、牧場の動物関連の雑誌、書籍などで執筆。2011年よりうさぎ(ネザーランドドワーフ)と暮らしているうさぎ愛好家。