寒い季節は、身体の温まるシチューがおすすめです。ほわっとやさしいシチューを、愛犬と分け合いましょう!

白菜の甘みを引き出す調理法

子どもが好なミルク味のメニューですが、犬も大好きです。
牛乳が苦手なワンちゃんには、豆乳やアーモンドミルクを代用しましょう。 無水で調理するため白菜の水分を引き出し、甘みが生きるレシピです。

材料

鶏胸肉  150g
白菜   200g
牛乳   100ml
葛粉   7g
(94.5kcal/100g)

作り方

1.犬の大きさに合わせて鶏肉をカットし、弱火でゆっくりと皮の脂を引き出しながらソテーする。
2.表面の色が変わってきたら、粗みじん切りにした白菜を乗せて蓋をし、白菜がしんなりするまで弱火にかける。

3.牛乳を加え、沸騰する寸前で、同量の水で溶いた葛粉を回しかけ、とろみがついたら完成。

とろみをつけるなら葛粉を使おう

葛粉には、体を温めたり炎症を抑える作用、関節痛や筋肉痛を和らげる作用があります。食事にとろみをつけるなら、片栗粉よりも少し高価ですが葛粉を使うと身体に良いです。

実際にあげてみました!

ムースちゃん MIX犬(マルチーズ×トイ・プードル) 3歳

普段はお手・おかわり・待てができるのですが、料理を目に前にするとこちらの指示を待てなくなり、高速で食べてしまいました。待ての間も落ち着かず声を漏らしていました(笑)鶏肉が大好きなので完食はもちろん、食べ終わった器をずっと舐め続けていました。

初めてあげる食材は、愛犬の様子をよく見ながら

栄養も摂れて愛犬の喜ぶ顔も見られる手作りおかずですが、いつもと違うごはんの場合、胃腸が刺激され、消化器になんらかの症状が出ることがあります。初めてあげる食材は、愛犬の様子をよく見ながら、少しずつ試すようにしてください。

※手作り食はお早めにお召し上がりください。
※ワンちゃんに持病がある場合は、かかりつけの先生にご相談ください。
※手作り食をメインにする場合、栄養バランスを考慮し色々なメニューを与えましょう。

体重別 犬の摂取カロリー(一日分)の目安

3kg 256kcal 4kg 317kcal 5kg 374kcal 6kg 429kcal
7kg 482kcal 8kg 533kcal 9kg 582kcal 10kg 630kcal
11kg 677kcal 12kg 722kcal 13kg 766kcal 14kg 811kcal

ライター

南村友紀

南村友紀

多摩美術大学卒業。ペット栄養管理士、日本ペット栄養学会会員。学校法人ヤマザキ学園犬学講師。 2001年 犬の手作り食の店 Kitchen Dog!を自由が丘にオープン。犬の手作り食の製造・卸・販売とともに、手作り食に関するプロデュース、コンサルティング、出版等で幅広く活動。Kitchen Dog!クッキングクラス主宰。犬のためのスローフード協会主宰。犬のごはんの作り方クラスを開校するほか、動物病院、動物関連施設への出張講義にて、犬の食について正しい知識を共有し、加工の少ない食事の大切さを広める活動を実施している。