宝石のような紅玉リンゴのジュレは、作って楽しく、食べておいしいオススメのレシピです。ぜひ愛犬と一緒に楽しんでみてください!

リンゴから抽出するペクチン

リンゴの皮や芯にたくさん含まれているペクチンは、水に溶けるとゼリー状に固まる食物繊維です。
便秘や下痢にも効果があるなど、様々な効能を持っています。
紅玉で作るとルビーのように赤く美しい色になるので、作っても楽しいレシピです。
オリゴ糖でほんのり甘みをつけて、さらにおいしく仕上げるのもオススメです。

材料 (約120g分)

紅玉りんご 2個
オリゴ糖  30g
レモン   1/3個
水     850ml(リンゴの重量の2倍)
(150kcal/100g)

1.リンゴは綺麗に洗い、皮も芯も一緒にカットする。薄くカットすると、よりペクチンを引き出しやすくなります。
2.鍋にリンゴとレモン果汁、水を入れ、蓋をして弱火で約1時間煮る。

3.ボウルとザルを重ね、熱いうちにリンゴと煮汁を移す。押したり絞ったりせず、ゆっくりと自然に水分を切る。

4.ボウルに落ちた煮汁にオリゴ糖を加え弱火にかけ、沸騰したら火を止めて冷ます。

熱いうちに漉すのがポイント

リンゴが冷めてしまうと、ペクチンが実について漉しにくくなります。なるべく熱いうちに抽出しましょう。リンゴは加熱することで、ペクチンの抗酸化力が9倍にもなるという研究結果もあるそうです(121℃で30分加熱した場合)。
ペクチンの1日あたりの摂取量は体重1kgに対して4gが目安ですので、与えすぎにはご注意ください。

おやつや食事の味付けにぴったりのリンゴのジュレ。
腸内環境の改善には、ヨーグルトと混ぜるのもおすすめ。

実際にあげてみました!

きつねちゃん 柴 6歳

酸味のある果物はあまり好まないのですが、普段食べているヨーグルトと一緒にあげたところ、ぺろりと食べて、食後も物足りなそうに口の周りをぺろぺろしていました。

初めてあげる食材は、愛犬の様子をよく見ながら

栄養も摂れて愛犬の喜ぶ顔も見られる手作りおかずですが、いつもと違うごはんの場合、胃腸が刺激され、消化器になんらかの症状が出ることがあります。初めてあげる食材は、愛犬の様子をよく見ながら、少しずつ試すようにしてください。

※手作り食はお早めにお召し上がりください。
※ワンちゃんに持病がある場合は、かかりつけの先生にご相談ください。
※手作り食をメインにする場合、栄養バランスを考慮し色々なメニューを与えましょう。

体重別 犬の摂取カロリー(一日分)の目安

3kg 256kcal 4kg 317kcal 5kg 374kcal 6kg 429kcal
7kg 482kcal 8kg 533kcal 9kg 582kcal 10kg 630kcal
11kg 677kcal 12kg 722kcal 13kg 766kcal 14kg 811kcal

ライター

南村友紀

南村友紀

多摩美術大学卒業。ペット栄養管理士、日本ペット栄養学会会員。学校法人ヤマザキ学園犬学講師。 2001年 犬の手作り食の店 Kitchen Dog!を自由が丘にオープン。犬の手作り食の製造・卸・販売とともに、手作り食に関するプロデュース、コンサルティング、出版等で幅広く活動。Kitchen Dog!クッキングクラス主宰。犬のためのスローフード協会主宰。犬のごはんの作り方クラスを開校するほか、動物病院、動物関連施設への出張講義にて、犬の食について正しい知識を共有し、加工の少ない食事の大切さを広める活動を実施している。