STOP誤飲プロジェクト
STOP誤飲プロジェクトとは
誤飲とは、本来食べるものではない“モノ”を飲み込んでしまう事故です。焼き鳥の串、飼い主さまが服用する錠剤、おもちゃ、タオルなどの布製品など、多種多様な“モノ”による事故が報告されています。フォークやナイフなど鋭利なもの、タオルや紐のように胃や腸で絡まる恐れがあるものを誤飲した場合には、命に関わるケースもあります。
そこで、アニコムグループでは、原因を分析し、対策することで未然に防いでいきたいと考え、本プロジェクトを立ち上げました。1つ1つの事故を科学しながら、誤飲する可能性のある“モノ”の管理方法、環境の整備、飼い主として改善すべきこと、どうぶつのしつけなどの対策を考え、お伝えしてまいります。
誤飲事故は“他人事”ではない
誤飲は、残念ながら珍しい事故ではありません。
アニコム損保が2024年に集計したデータでは、ワンちゃん・ネコちゃんともに、0~4歳で請求割合の高い疾患として「消化管内異物/誤飲」が上位に入っています。
消化器疾患や皮膚疾患などの疾病が並ぶなか、「消化管内異物/誤飲」は生活環境の整備や日ごろの注意によって予防につなげられる可能性があります。
- ■出典:
- アニコム家庭どうぶつ白書2025
2020年以降、増加中!0〜2歳は特に注意
年齢別で誤飲事故の発生率を見ていくと0~2歳で多く発生しており、しかもワンちゃん・ネコちゃんともに2020年以降増加傾向にあります。
ワンちゃんでは、0歳の誤飲請求率が2019年は8.1%であったのが、2024年には13.0%にまで上昇しています。
コロナ禍以降の飼育環境の変化や、新規飼育層の増加などが背景のひとつとして考えられます。
- ■条件:
- ・2019年1月~2024年11月までが始期日のアニコム損保加入中の契約
(2024年のみ1月~11月の始期日契約まで) - ※2026年2月末までの請求データ
- ※「どうぶつ健保しにあ」に加入中の生体を除く
■初めてお迎えするご家庭へ
初めてワンちゃん・ネコちゃんを飼育する飼い主さまのもとで、誤飲事故が発生しやすい傾向が見られるのも特徴のひとつ。
特に、初めて飼育する飼い主さまのもとでは、0歳のワンちゃんの誤飲事故が約20%にのぼるというデータもあります。迎えたばかりの時期こそ、生活環境を整えることが大切です。
- ■条件:
- ・アニコム損保への保険金請求データのうち、どうぶつ健活を2018年12月~2025年5月に実施した生体
(そのうち保険契約の始期月が2024年4月までの生体) - ・保険契約時の「飼育きっかけアンケート」で回答を得られたデータに限る
- ・「どうぶつ健保しにあ」に加入中の生体を除く
誤飲は繰り返しやすい事故です
1年目に誤飲事故を経験したワンちゃん・ネコちゃんは、2年目も誤飲事故が発生しやすい傾向が見られました。
特に、1年目に複数回の誤飲事故があった場合は、2年目の誤飲請求率が高く、再発防止に向けた継続的な対策が重要です。
- ■条件:
- ・アニコム損保の1年目の契約始期日が2021年12月~2022年11月で、2年目も継続している契約に限る
- ・継続契約の始期日前後1か月無事故に限る
- ・「どうぶつ健保しにあ」に加入中の生体を除く
- ・誤飲回数の定義:同一の飼い主さまで直前の誤飲請求から2か月以上空いている場合を再発と定義し誤飲回数を算出
今日からできる、誤飲事故対策
思いもよらない場面で発生することもある誤飲事故ですが、飼い主さまのちょっとした注意でリスクを減らすことができます。
生活環境を整える
まずは、生活環境を整えることが大切。
誤飲につながる可能性のあるものはワンちゃん・ネコちゃんの手の届かない場所に片付け、特に迎えたばかりの時期は注意して様子を見てあげましょう。
ストレスやエネルギーの発散
退屈やストレスから、ビニールや布などを噛んだり、飲み込んだりしてしまうケースもあります。
日ごろから遊びや運動の時間を設け、ストレスをため込まない工夫も大切です。
「ちょうだい」のトレーニング
大好きな飼い主さまがいつも触れているものや大切にしているものは、ワンちゃんにとっても気になる存在です。そのため、遊びの延長でかじってしまったり、思わずくわえてしまうことがあります。
それを慌てて取り上げようとすると、「取られたくない」という気持ちから、焦って飲み込んでしまう場合があります。日ごろから「ちょうだい」などのトレーニングを行い、「モノを離すと良いことがある」と学習してもらうことも、誤飲事故の予防につながります。
詳しい解説はこちら
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