高温多湿で菌などが繁殖しやすい梅雨の時期は、私たちと同じように、ネコちゃんも体調を崩しやすくなります。こちらの記事では、ネコちゃんが梅雨の時期にかかりやすい病気と予防法、ストレス解消法について解説します。
梅雨の時期にかかりやすい病気
食中毒
湿度が高い梅雨の時期は、菌やウイルスが繁殖しやすく、食中毒の原因となります。食中毒になってしまった場合、元気がなくなる、下痢・嘔吐・発熱などといった症状がみられます。子猫や高齢猫(シニア)は、特に注意が必要です。
皮膚病
梅雨の時期は湿度が上がることで、カビ・ダニが増えやすくなります。アレルギー性皮膚疾患などの皮膚の病気を悪化させることが多いので、注意しましょう。症状は痒みが主で、しきりに体を舐めたり噛んだりする行動がみられ、悪化すると脱毛や発疹がみられます。
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【獣医師監修】飼い主が知っておきたい猫の皮膚病の原因、症状、治療法、対策
アレルギー性皮膚炎 <猫>|どうぶつ病気大百科
外耳炎
外耳炎も、湿度が高いことで発症しやすくなります。長毛種で毛が多い猫種(ペルシャ、メイン・クーン、ノルウェージャン・フォレスト・キャットなど)は、かかりやすい猫種なので、特に注意が必要です。
痒み・痛みで、首を傾けて振る・後ろ足で耳を引っかくといった行動がみられたら、外耳炎の疑いがあります。
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外耳炎 <猫>|どうぶつ病気大百科
「おかしいな?」と思ったら、早めに動物病院へ!
皮膚病や外耳炎は、長毛種など毛が多い猫種で特に注意が必要です。湿気で皮膚が蒸れやすいので、ブラッシングやカットなどで風通しを良くしましょう。また、上記のような症状以外にも、少しでも愛猫の様子に異変を感じたら、早めに動物病院で診てもらいましょう。動物病院の検索には、アニコム損保の【どうぶつ病院検索】が便利です!

梅雨の時期に愛猫との暮らしで気をつけたいこと

ここからは、梅雨の時期に気をつけたいポイントをいくつかご紹介します。正しい知識をもって、愛猫を病気から守りましょう。
ごはんは放置厳禁!湿気を避けて清潔に
ネコちゃんが食べ終わったあとのお皿や食べ残しのごはんを放置しておくと、カビが生える、腐るなどし、食中毒の原因となる恐れがあります。食事が終わるまで見届けて、すぐに片付けるようにしましょう。
フードを保管する際は、密閉容器にいれるようにし、湿度が高い環境は避けましょう。特に缶詰などのウェットフードは、ドライフードよりも傷みやすいので注意が必要です。1日で使いきれないときは、冷凍保存をおすすめします。
飲み水もこまめに取り替えるようにしましょう。
生活スペースの湿気に注意!
皮膚病や外耳炎に影響を与えるカビは、風通しが悪く湿度が高い場所に発生します。生活スペースにそのような場所が無いかチェックし、対策しましょう。例えば、ペットマットは時々はがして湿気を逃がすとことで、カビの発生を防ぐことができます。
ブランケットやクッションといった布製のアイテムも、汗を吸い込み湿気を帯びやすく、ダニやカビの温床になりやすいので注意しましょう。晴れた日に、天日干しをすると効果的です。
また、菌は“汚れ”があると繁殖しやすくなります。リードや首輪、おもちゃなど、外で使用したものは汚れたままにせず、清潔な状態を保ちましょう。購入時から洗えるものを揃えておくと良いでしょう。
ストレスケアを忘れずに!
ネコちゃんは散歩に行かないぶん、ワンちゃんと比べると生活の変化は少ないですが、外の景色を楽しめないなどでストレスをためてしまう場合も考えられます。
おもちゃで遊んであげたり、おやつをあげたりして、いつも以上に体も気持ちもリフレッシュさせてあげるよう心がけましょう。
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愛猫と元気に梅雨を乗り切りましょう!