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甘くて美味しいはちみつは、花の蜜から集められた自然由来の食品です。人にとっては、栄養価も高く、健康面・美容面などでさまざまな効果が期待され、古来から薬の一つとして使用されていたほどです。現在ではスーパーなどでも手軽に手に入る身近な食品ですが、猫にとっての有効性はどうでしょうか。人と同様に与えても問題ないのか、猫にはちみつを与えるときのメリット・デメリットや与える際の注意点などをご紹介します。

猫にはちみつをあげても大丈夫?

成猫にはちみつを与えても問題ありません。ただし、子猫には与えないようにしましょう。栄養面などから見て、与える量など気をつける点があるため、詳しくみていきます。

はちみつの栄養素について

はちみつの100gあたりの栄養価は304kcalで、主に糖分でできています。糖分が約72%、水分が約21%、その他ビタミン、ミネラル、アミノ酸などが微量栄養素で含まれます。糖分のほとんどは、グルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)から成ります。また、ビタミンのほとんどは活性型といわれ、少量でも効果が高いとされますが、ビタミンの種類や量は、蜜を採取した植物の種類によって大きく異なります。

メリットは?

はちみつには、少量でも効果をもたらすビタミンが含まれています。ビタミン不足で食欲が落ちている猫にはビタミン、ミネラルを少量で摂取できる補助食として有効です。

また、粉などの飲み薬を猫に投薬する際、薬の苦みで飲んでくれないことがあります。猫には元々「甘み」を感じる味蕾が発達してないので、甘いはちみつを好んで食べることはありませんが、はちみつのトロンとした形状が薬を包んで飲み込みやすくなり、投薬の補助として有効な場合があります。

デメリットは?

はちみつの主成分は糖、つまり炭水化物から成ります。猫は元々肉食動物でタンパク質を主な栄養源としているため、猫にとって炭水化物はさほど重要な栄養素ではありません。また、猫の身体における糖の代謝能力には限界があり、糖を摂取しすぎるとお腹をこわして下痢をしてしまったり、代謝できずに高血糖が続くと、糖尿病のリスクや肥満を引き起こす可能性があります。少量に控え、与え過ぎないことが大事です。

また、人でも危惧されているように、はちみつの中にはボツリヌス菌が含まれる場合があります。厚生労働省の調べによると日本のはちみつの約5.3%にボツリヌス菌の芽胞が含まれていることが認められました。腸内の細菌バランスが未発達な1歳未満の乳児がボツリヌス菌の入ったはちみつを摂取すると、体内で菌が発芽し、毒素を産生してボツリヌス症を発症し、最悪の場合死に至ることもあります。猫におけるボツリヌス症の発症は不明ですが、腸内細菌バランスが未発達な子猫にも、はちみつを与えるのは避けた方がよさそうです。

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はちみつをあげるときの注意点は?

はちみつの写真
猫にとってはちみつは、栄養面からすると主食とはならず、与え過ぎてしまうとカロリー過多になる可能性があります。はちみつを与える際はあくまでも補助的な投与として少量あたえると良いでしょう。

どんなはちみつを選べばいいの?

はちみつには大きく、非加熱や加工をせず、果糖ブドウ糖が加えられてない「純粋はちみつ」、精製加工され、臭いや色などを取り除いた「精製はちみつ」、純粋はちみつに果糖ブドウ糖を加えた「加糖はちみつ」の3つにわけられます。

はちみつそのものの、ビタミンやミネラルを摂取するためには「純粋はちみつ」が効果的といえるでしょう。また、花の種類によっても含まれるビタミンの成分や効能が異なるため、そちらも見ておくと良いでしょう。

「精製はちみつ」は、精製により、はちみつ本来の栄養素が失われている可能性があります。また、「加糖はちみつ」は、猫にあまり必要のない糖分がより多く配分されているため、お勧めしません。

あげる量や回数は?

猫に与えるはちみつの量は、ひと舐め、ふた舐め程度、若しくは鼻先や口の粘膜に少しつける程度で、少量に控えておきましょう。メインのキャットフードなどでしっかり栄養を摂取できている場合は、無理に与える必要はありません。投薬で必要な時、ビタミン補給やその他のはちみつの効能を必要とする場合に限って、少量与えるとよいでしょう。

おすすめのはちみつの調理方法

はちみつに含まれる有効成分であるビタミンや酵素は、加熱処理によりほとんどが機能を失ってしまうため、効果を期待して与える場合は、そのままの状態で与えることをお勧めします。はちみつの種類によっては、独特の風味があるので、嫌がる場合は種類を変えるか、ウェットフードに混ぜて与えるのもひとつの方法です。固形で売られている物に関しては、猫が窒息する恐れがあるので液状の状態で少量から与えるようにしましょう。液状であっても舐めにくくしている場合は、水で薄めてあげてもよいでしょう。

はちみつがもらたらす驚くべき効果

バラと蜂
はちみつには昔から、抗菌作用、抗炎症作用、抗酸化作用、免疫力上昇効果が期待され、人では食用以外にも傷に付ける塗り薬や美容成分として利用されています。特にマヌカハニーは、一般的なはちみつより、メチルグリオキサールという成分が含まれ、ピロリ菌を死滅させるなどの抗菌効果があるとされます。猫にとってはどうでしょうか。

はちみつが口内炎や咳に効く?

猫の口内炎は、口の中の広範囲に及ぶことが多く、強い痛みを生じるため、うまくごはんが食べられなかったり、よだれが出たり、生活にかなりの支障をきたすことがあります。口内炎の原因はいくつかあり、歯周病による細菌感染、ビタミン不足などで免疫力が低下し、口内炎を発症する場合もあります。

こういった口内炎の猫にとって、はちみつは、不足したビタミンの補給や抗菌、抗炎症作用をもたらしてくれる可能性があります。咳に関しても、抗炎症効果を期待できるかもしれません。ただし、効果がはっきりと証明されているわけではなく、効果にも個体差があります。あくまでも、治療の補助として、口元に少量塗りつけて与えることから始めて見て下さい。

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アレルギー療法に効くかも?

人では花粉症などのアレルギーに対し、はちみつに含まれるポリフェノールがアレルギー症状を引き起こすヒスタミンの放出を抑えるとされていますが、猫のアレルギー療法に対する効果は良くわかっていません。逆に、アレルギー体質を持つ猫に、はちみつを初めて与える際は、はちみつに含まれる自然由来の植物アレルゲンに注意して、与えた後の体調の変化をよく観察してあげましょう。

まとめ

はちみつは、猫にとって必ず必要な食べ物ではないですが、ビタミン補給など、はちみつの効果を期待して与える場合は、上記のような与え方や投与量に注意しながら、少しずつ与えてみましょう。猫によっては味が気に入らず、嫌がることもあるので、その場合は、無理に与えないようにしましょう。

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監修獣医師

溝口やよい

溝口やよい

日本獣医生命科学大学を卒業。2007年獣医師免許取得。埼玉県と東京都内の動物病院に勤務しながら大学で腫瘍の勉強をし、日本獣医がん学会腫瘍認定医2種取得。2016年より埼玉のワラビー動物病院に勤務。地域のホームドクターとして一次診療全般に従事。「ねこ医学会」に所属し、猫に優しく、より詳しい知識を育成する認定プログラム「CATvocate」を修了。毎年学会に参加し、猫が幸せに暮らせる勉強を続けている。2018年、長年連れ添った愛猫が闘病の末、天国へ旅立ち、現在猫ロス中。新たな出会いを待っている。