小豆に含まれるサポニンやカリウムは身体のむくみを調整し、ビタミンB群は糖質・脂質の代謝を促します。
食物繊維も豊富なので太りにくく、亜鉛や鉄分、ポリフェノールも多く健康的な食べ物です。

与える量には注意を

小豆は砂糖をたっぷり入れて煮たあんこが一般的ですね。
豆類は、猫にとってあまり消化の良いものではないので食べ過ぎは良くないですが、少しずつ食べることでそのメリットを享受することができます。またパイナップルと組み合わせることで、タンパク質の消化も良くなります。

材料(約330g分)

小豆     100g
パイナップル 80g
(107kcal/100g)

1.小豆をさっと洗い、熱湯に入れてホイッパーで3分間混ぜた後、ザルにあける。
2.鍋に小豆を入れ、小豆より5cmほど上まで水を加え、弱火で30分〜1時間ほど煮て手で簡単に潰せるくらいの柔らかさにする。
3.蓋をして10分蒸らす。
4.水分を軽く捨て、粗熱を取ったらフードプロセッサーで軽く攪拌する。

5.パイナップルをみじん切りにしたものと混ぜる。

少しずつ、トッピングに。

パイナップルの甘みと小豆の水分により、いつものドライフードがさらに美味しくなります。
小豆は取りすぎた塩分を体外へ出してむくみを取り、腎臓や腸内の老廃物をきれいにするデトックス効果があります。

初めてあげる食材は、愛猫の様子をよく見ながら

栄養も摂れて愛猫の喜ぶ顔も見られる手作りおかずですが、いつもと違うごはんの場合、胃腸が刺激され、消化器になんらかの症状が出ることがあります。初めてあげる食材は様子をよく見ながら、少しずつ試すようにしてください。

※手作り食はお早めにお召し上がりください。
※猫ちゃんに持病がある場合は、かかりつけの先生にご相談ください。
※下記の摂取カロリー表を参考に、愛猫に与える量を調整してください
※手作り食をメインにする場合、栄養バランスを考慮し色々なメニューを与えましょう。

体重別 猫の摂取カロリー(一日分)の目安

3kg 191kcal 4kg 238kcal 5kg 281kcal 6kg 322kcal
7kg 361kcal 8kg 400kcal 9kg 436kcal 10kg 472kcal
11kg 507kcal 12kg 542kcal 13kg 575kcal 14kg 608kcal
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ライター

南村友紀

南村友紀

多摩美術大学卒業。ペット栄養管理士、日本ペット栄養学会会員。学校法人ヤマザキ学園犬学講師。2001年 犬の手作り食の店 Kitchen Dog!を自由が丘にオープン。製造・卸・販売とともに、手作り食に関するプロデュース、コンサルティング、出版等で幅広く活動。動物病院、動物関連施設への出張講義にて、食について正しい知識を共有し、加工の少ない食事の大切さを広める活動を実施している。