食べる輸血と呼ばれるビーツ。血行を改善する一酸化窒素を産生すると同時に、抗酸化物質、腸内環境を整える物質なども豊富なスーパーフードです。

さつまいもの甘みを利用して美味しく

ボルシチには、じゃがいもを入れる方が多いかもしれませんが、さつまいもに代えることでビーツの甘さにさらに甘味が加わります。
さつまいもが好きな犬も喜ぶレシピです。

材料

牛肉     240g(オージービーフのランプを使用)
さつまいも  150g
ビーツ    100g(缶詰や瓶詰めでもOK)
キャベツ   60g
オリーブ油  10g
(85kcal/100g)

作り方

1.牛肉は犬の大きさに合わせて一口大に、ビーツは1cm角切りにする。
2.オリーブオイルで牛肉をソテーし、表面の色が変わってきたらビーツ、さつまいも、キャベツ、300mlの水を加え、中火で煮る。
3.さつまいもが柔らかくなったら、完成。

灰汁は丁寧に取り除きましょう

煮こむうちに、スープに素材の成分が溶け出します。最後まで美味しく味わえるよう、灰汁は丁寧に取り除きましょう。

愛犬の分を取り分けたら、飼い主さん用には塩を加え、サワークリームを添えてお召し上がりください。

実際にあげてみました!

ポロンちゃん パピヨン 5歳

なんでも食べる子ではないので、味も見た目もいつもと全く異なるごはんに興味を持ってくれるかな…という飼い主の不安をよそに、運ばれてきた瞬間から大喜び!パクパク食べて、あっという間に完食しました!

初めてあげる食材は、愛犬の様子をよく見ながら

栄養も摂れて愛犬の喜ぶ顔も見られる手作りおかずですが、いつもと違うごはんの場合、胃腸が刺激され、消化器になんらかの症状が出ることがあります。初めてあげる食材は、愛犬の様子をよく見ながら、少しずつ試すようにしてください。

※手作り食はお早めにお召し上がりください。
※ワンちゃんに持病がある場合は、かかりつけの先生にご相談ください。
※手作り食をメインにする場合、栄養バランスを考慮し色々なメニューを与えましょう。

体重別 犬の摂取カロリー(一日分)の目安

3kg 256kcal 4kg 317kcal 5kg 374kcal 6kg 429kcal
7kg 482kcal 8kg 533kcal 9kg 582kcal 10kg 630kcal
11kg 677kcal 12kg 722kcal 13kg 766kcal 14kg 811kcal

ライター

南村友紀

南村友紀

多摩美術大学卒業。ペット栄養管理士、日本ペット栄養学会会員。学校法人ヤマザキ学園犬学講師。 2001年 犬の手作り食の店 Kitchen Dog!を自由が丘にオープン。犬の手作り食の製造・卸・販売とともに、手作り食に関するプロデュース、コンサルティング、出版等で幅広く活動。Kitchen Dog!クッキングクラス主宰。犬のためのスローフード協会主宰。犬のごはんの作り方クラスを開校するほか、動物病院、動物関連施設への出張講義にて、犬の食について正しい知識を共有し、加工の少ない食事の大切さを広める活動を実施している。