これまで「治らない」と言われていた病気に、椎間板ヘルニアがあります。この椎間板ヘルニアを「治す」ための選択肢として、近年、動物の幹細胞を用いた「再生医療(細胞治療)」が注目されています。
本記事では、椎間板ヘルニアに対して再生医療(細胞治療)を実施した結果、改善した症例をご紹介します。
※治療の効果については、その子の状態、対象の病気、投与方法などによって大きく異なります。
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椎間板ヘルニア(6歳・ダックスの場合)
椎間板ヘルニアにより、後ろ足が立たなくなった6歳のダックスの子。再生医療(細胞治療)実施前は歩けないどころか、腰を上げることもできない状態でした。
■Before 再生医療(細胞治療)実施前
■After 再生医療(細胞治療)実施後
再生医療(細胞治療)実施6ヶ月後の様子です。少しずつですが、歩き始めています。
椎間板ヘルニア(7歳・ダックスの場合)
この子も椎間板ヘルニアにより、歩けなくなった7歳のダックスです。人の後をついて行こうとしますが、思うように動けない状況です。
■Before 再生医療(細胞治療)実施前
■After 再生医療(細胞治療)実施後
再生医療(細胞治療)実施後、1ヶ月後の様子です。一生懸命歩こうとして、少しずつ足が動くようになってきました。
再生医療を受けられる病院はこちら
再生医療は、全国どこの動物病院でもできるという訳ではありませんが、以下の病院で受けていただくことができます。
■アニコムどうぶつ病院グループ病院(一部)
アニコム先進医療研究所株式会社が運営する動物病院の一部では、再生医療を受けることが可能です。
►アニコムどうぶつ病院グループ一覧はこちら
※アニコム先進医療研究所株式会社のHPに移動します。注射器のマークがある動物病院で再生医療が受けられます。
なおアニコム損保では、飼い主さまに代わり、かかりつけの動物病院へご連絡することも行っています。ご希望の場合は以下のアニコム損保あんしんサービスセンターへご連絡ください。
► 0800-888-8256
受付時間: 平日 9:30~17:30 / 土日・祝日 9:30 ~15:30
※サービス向上のため、通話内容を録音させていただきます。
「動物再生医療技術研究組合」で行われる再生医療を受けた方に対して協力金のお支払い
アニコム損保では、2021年7月より、「動物再生医療技術研究組合」において対象となる臨床研究を受けた方に、『再生医療協力金』をお支払いしています。臨床研究をさらに進めることで、病気で苦しむ犬や猫を少しでも減らしたいという思いで取り組みをすすめています。ご興味のある方は、ぜひ下記をご確認ください。
協力金の概要や申請方法についてはこちらから▼