5月2日は『World Tuna Day』。2016年に国連総会で制定された世界マグロの日です。
水産資源を保護し、持続可能に管理された資源の重要性を認識するための日とされています。
日本にも『マグロの日(10月10日)』があります。1986年に日本かつお・まぐろ漁業協同組合が、まぐろをもっと食べてもらおうという目的で制定しました。
30年の間に、大切な海洋資源が乱獲によって激減し、保護しなければならない事態になったのですね。
日本人にとってまぐろは身近な存在で、スーパーに行けば必ずと言っていいほどまぐろが並んでいます。
大切に、ありがたく命を頂かなくてはなりませんね。

まぐろの栄養

赤身は脂質が少ないためカロリーが低く、カリウムや鉄が多く含まれています。ワンちゃんには是非、赤身を選びましょう。
生で食べるのが、一番効率的に栄養がとれますが、周りをさっと焼いてレアステーキにすることで、更に美味しくなるだけでなく、植物性の良い油から必須脂肪酸も摂れるのでおすすめです。

材料

まぐろ赤身   145g
春菊      40g
オリーブオイル 8g
リンゴ酢    数滴

1.春菊をさっと茹でて軽く水分を切り、細かく叩いて半量のオリーブオイルとリンゴ酢を和える。

2.フライパンに残りのオリーブオイルをひき、まぐろの全ての面を焼く。中まで火が入らないように、中火で数秒ずつ焼く。

3.食べやすい大きさにカットして、春菊のソースを和える。

リンゴ酢を和えると、春菊の色が黒ずむのを防ぎます。
その他にも、さまざまな良い成分が含まれていますが、酸っぱくなるほどの与えすぎは禁物です。ごく少量を使ってくださいね。

レシピの量で約170gできます。
227.8kcal/100g中

※手作り食はお早めにお召し上がりください。
※ワンちゃんに持病がある場合は、かかりつけの先生にご相談ください。
※手作り食をメインにする場合、栄養バランスを考慮し色々なメニューを与えましょう。

体重別 犬の摂取カロリー(一日分)の目安

3kg 256kcal 4kg 317kcal 5kg 374kcal 6kg 429kcal
7kg 482kcal 8kg 533kcal 9kg 582kcal 10kg 630kcal
11kg 677kcal 12kg 722kcal 13kg 766kcal 14kg 811kcal

ライター

南村友紀

南村友紀

多摩美術大学卒業。ペット栄養管理士、日本ペット栄養学会会員。学校法人ヤマザキ学園犬学講師。 2001年 犬の手作り食の店 Kitchen Dog!を自由が丘にオープン。犬の手作り食の製造・卸・販売とともに、手作り食に関するプロデュース、コンサルティング、出版等で幅広く活動。Kitchen Dog!クッキングクラス主宰。犬のためのスローフード協会主宰。犬のごはんの作り方クラスを開校するほか、動物病院、動物関連施設への出張講義にて、犬の食について正しい知識を共有し、加工の少ない食事の大切さを広める活動を実施している。