貧血気味の時、疲れている時などに疲労回復に長けたメニューです。
高タンパク質・低脂肪の鰹は、とてもヘルシーな食材ですが、特に春の鰹は低脂肪です。

鰹の栄養はすごい

回遊魚である鰹の筋肉に多く含まれるミオグロビンは、酸素を蓄える働きがあるので、疲労回復や運動機能向上が期待できます。さらにはその中に赤血球の材料になるヘム鉄が含まれていて、貧血予防、酸素供給、細胞の酸化防止にも役立ちます。
このミオグロビンの恩恵を受けるには、加熱しすぎない『たたき』がベストなのです。

材料
鰹   165g
セロリ 35g
白飯  125g

1.鰹を金属製の串に刺し、表面を直火で炙る。
  特に皮目は焦げるくらいによく炙る。

2.粗熱が取れたら犬が食べやすい大きさにカットする。

3.セロリを微塵切りにし、湯通しして軽く絞る。

4.鰹、セロリ、白飯を混ぜる。

コンロに水分が落ちるため、汚れるのが気になる場合はお魚グリルを使っても良いですね。
BBQの機会があれば、ぜひその時にトライしてみてください。もちろん、飼い主さんも一緒に楽しめます。

レシピの量で約307gできます。
122.9kcal/100g中

※手作り食はお早めにお召し上がりください。
※ワンちゃんに持病がある場合は、かかりつけの先生にご相談ください。
※手作り食をメインにする場合、栄養バランスを考慮し色々なメニューを与えましょう。

体重別 犬の摂取カロリー(一日分)の目安

3kg 256kcal 4kg 317kcal 5kg 374kcal 6kg 429kcal
7kg 482kcal 8kg 533kcal 9kg 582kcal 10kg 630kcal
11kg 677kcal 12kg 722kcal 13kg 766kcal 14kg 811kcal

ライター

南村友紀

南村友紀

多摩美術大学卒業。ペット栄養管理士、日本ペット栄養学会会員。学校法人ヤマザキ学園犬学講師。 2001年 犬の手作り食の店 Kitchen Dog!を自由が丘にオープン。犬の手作り食の製造・卸・販売とともに、手作り食に関するプロデュース、コンサルティング、出版等で幅広く活動。Kitchen Dog!クッキングクラス主宰。犬のためのスローフード協会主宰。犬のごはんの作り方クラスを開校するほか、動物病院、動物関連施設への出張講義にて、犬の食について正しい知識を共有し、加工の少ない食事の大切さを広める活動を実施している。