ホロホロのチキンとりんごの甘み、酸味が美味しいメニューです。
骨つきにしたワケは、骨の周りにはうま味の宝庫である「骨髄」「軟骨」「筋膜」「ゼラチン質」が多いこと、加熱中に肉が縮みにくく、水分を保持しやすいなどのメリットがあるからです。

美味しさには、科学的な効果も含まれる?

りんごにはタンパク質分解酵素が含まれているため、焼く前にりんごと一緒に20分放置することで肉が柔らかくなります。さらに、りんご酸やクエン酸などの有機酸が肉の表面のphをわずかに下げてくれることで、タンパク質が変成し、ホロホロになるのです。
りんごの皮にはポリフェノールも含まれているので、チキンの脂の劣化臭も抑えてくれます。
セロリやレモンを一緒に使うことで、鶏肉の生臭さをやわらげることができます。
さらにホイルで包んで焼く「包み焼き」にすることで、野菜から出る水分が蒸気となり、チキンをしっとりと優しく蒸し焼きにしてくれます。
セロリやレモンには食物繊維も含まれているので、消化を助ける働きもありますよ。

レシピ

材料

骨つきチキンレッグ 1本 300g
りんご 1/2個 170g
セロリ 30g
レモン果汁 適宜
オリーブオイル 5g

作り方

1.チキンレッグは余分な脂肪を取り除いて綺麗に整え、分厚い箇所には切り目を入れる。

2.りんごは皮付きのまま、セロリは葉の部分を多めに、綺麗に洗ってサイコロ状に切る。

3.アルミホイルを2枚重ねて広げ、オリーブオイルを塗り、チキンレッグの皮目を下にして置いたらりんごとセロリを被せてレモン果汁を搾る。その後、上からもホイルを被せてしっかりと包んで20分くらい置いておく。

4.その後、上からもホイルを被せてしっかりと包んで20分くらい置いておく。

5.オーブンを200℃で予熱したら、180℃で30分焼き、冷めるまでそのまま置いておく。

6.アルミホイルを開き、鶏の骨を外し、身をほぐして全体を混ぜる。

この量で、400gできます。
131.2kcal/100g中

実際にあげてみました

ボリスちゃん ビーグル 14歳

お皿に移した時からおいしい匂いがしたみたいです。
チキンが食べやすいサイズにカットされていたためすぐに完食。食べ終わった後もお皿を舐めていました。

※手作り食はお早めにお召し上がりください。
※ワンちゃんに持病がある場合は、かかりつけの先生にご相談ください。
※手作り食をメインにする場合、栄養バランスを考慮し色々なメニューを与えましょう。

体重別 犬の摂取カロリー(一日分)の目安

3kg 256kcal 4kg 317kcal 5kg 374kcal 6kg 429kcal
7kg 482kcal 8kg 533kcal 9kg 582kcal 10kg 630kcal
11kg 677kcal 12kg 722kcal 13kg 766kcal 14kg 811kcal

手作りをお休みしたい日は…アニコムグループの「7Days Food」

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ライター

南村友紀

南村友紀

多摩美術大学卒業。ペット栄養管理士、日本ペット栄養学会会員。学校法人ヤマザキ学園犬学講師。 2001年 犬の手作り食の店 Kitchen Dog!を自由が丘にオープン。犬の手作り食の製造・卸・販売とともに、手作り食に関するプロデュース、コンサルティング、出版等で幅広く活動。Kitchen Dog!クッキングクラス主宰。犬のためのスローフード協会主宰。犬のごはんの作り方クラスを開校するほか、動物病院、動物関連施設への出張講義にて、犬の食について正しい知識を共有し、加工の少ない食事の大切さを広める活動を実施している。