愛犬のためにスープをコトコト煮る幸せ。骨からしみ出る栄養を含むスープを「ボーンブロス」と言い、今では人の美容スープとしても人気です。

骨から煮出したスープは栄養豊富

「飲む美容液」と呼ばれるほど皮膚や腸をはじめ身体全体に良いとされるボーンブロスは、コーヒーやお茶の代わりに飲む人々もいるほど美味しくてヘルシーなスープです。

少量のお酢と一緒に煮ることで、骨のカルシウムをさらに引き出します。

材料(約610g分)

手羽中  320g
生姜   2g
リンゴ酢 10g
水    1300ml
(100kcal/100g)

1.材料を全て鍋に入れて火にかける。沸騰したら蒸発しないように蓋をし、弱火にして、1時間以上ゆっくりと煮る。途中、アクが出たら丁寧に取り除く。

2.充分に煮たら、鶏肉をザルに取り、骨を外して身をほぐす。

3.ほぐした身をスープに戻す。

スープと身を分けて保存してもよし。

冷凍庫で保存し、必要な分を取り出して、お散歩の後に飲んだり、普段のごはんにかけたりして使いましょう。
ほぐした身はトッピングや手作りごはんに使っても良いですね。

実際にあげてみました!

ライカちゃん ノーフォーク・テリア 4歳

もっと味わって食べて欲しいと思う程にがっついて食べました。普段、お肉は鶏のささみしかあげていないので、食べ終わったあとも珍しそうにずっとお皿を舐めていました。

初めてあげる食材は、愛犬の様子をよく見ながら

栄養も摂れて愛犬の喜ぶ顔も見られる手作りおかずですが、いつもと違うごはんの場合、胃腸が刺激され、消化器になんらかの症状が出ることがあります。初めてあげる食材は、愛犬の様子をよく見ながら、少しずつ試すようにしてください。

※手作り食はお早めにお召し上がりください。
※ワンちゃんに持病がある場合は、かかりつけの先生にご相談ください。
※手作り食をメインにする場合、栄養バランスを考慮し色々なメニューを与えましょう。

体重別 犬の摂取カロリー(一日分)の目安

3kg 256kcal 4kg 317kcal 5kg 374kcal 6kg 429kcal
7kg 482kcal 8kg 533kcal 9kg 582kcal 10kg 630kcal
11kg 677kcal 12kg 722kcal 13kg 766kcal 14kg 811kcal

ライター

南村友紀

南村友紀

多摩美術大学卒業。ペット栄養管理士、日本ペット栄養学会会員。学校法人ヤマザキ学園犬学講師。 2001年 犬の手作り食の店 Kitchen Dog!を自由が丘にオープン。犬の手作り食の製造・卸・販売とともに、手作り食に関するプロデュース、コンサルティング、出版等で幅広く活動。Kitchen Dog!クッキングクラス主宰。犬のためのスローフード協会主宰。犬のごはんの作り方クラスを開校するほか、動物病院、動物関連施設への出張講義にて、犬の食について正しい知識を共有し、加工の少ない食事の大切さを広める活動を実施している。