年の瀬の寒い季節には、犬も体が冷えてしまうとおしっこトラブルを引き起こしたり、胃腸の働きが悪くなったりしてしまいます。体を温め、胃腸の働きをよくする根菜類を毎日の食事に取り入れましょう。

胃腸を温め、内臓の働きを助けるカブ

胃腸を温め、内臓の働きを助けるカブ

冬から春にかけて出回るカブは、七草のひとつに数えられ、消化を促進する作用があります。白い根の部分だけでなく茎や葉にも優れた栄養素が含まれていて、食物繊維も豊富です。大根と同様に調理もしやすく、解毒作用やがん予防も期待できます。常食して強い体づくりを目指しましょう。

鮭とカブの豆乳ポタージュ

【ポイント】

良質なたんぱく質と強い抗酸化作用をもつ生鮭とカブを組み合わせて、クリーミーな豆乳仕立てにしてみましょう。豆乳は体を温めるばかりでなく、大豆の栄養を効率よく吸収できるため、栄養補給や水分補給に役立ちます。

【食材】
生鮭 40g
カブ1/2個
きのこ類少々
豆乳 100㎖
200㎖程度
(87㎉)

【作り方】

  1. カブ、きのこは小さめに切る。
  2. 生鮭は1~2㎝程度の大きさに切る。骨はすべて抜く。
  3. 耐熱皿に、カブ、きのこ、生鮭をのせ、ひたひた程度にお湯を加えてラップし、電子レンジで3~4分加熱する。鮭とカブに火が通ったかを確認する。
  4. 豆乳を加え、再度電子レンジで加熱。少し温まったらみじん切りにしたカブの葉を上に散らして完成。

【飼い主様が召し上がる時は】

食材を5倍量に増やしたものを鍋で煮る。洋風スープストックを加えて味をととのえ、豆乳を適宜加える。(約2~3人分)

※手作り食はお早めにお召し上がりください。
※犬に持病がある場合は、かかりつけの先生にご相談ください。
※胃腸が刺激され、消化器になんらかの症状が出る場合があるので、初めての食材は少しずつ試してください。

ライター

武部園子

武部園子

管理栄養士、調理師、ダイエットアドバイザー。 日本女子大学家政学部食物学科・管理栄養士専攻卒。 現在は特保栄養指導やペットフード・時短料理等の レシピ開発を行っている。 各地で簡単ヘルシークッキング教室、ワンちゃんと 一緒に楽しめる料理教室を開催。