新鮮なイワシはとても美味しいうえに、旬の脂が乗ったものにはオメガ3脂肪酸がたっぷり入っています。
レモン果汁とブロッコリースプラウトで酸化を防ぎ、イワシのメリットを享受しましょう。

オメガ3脂肪酸とは

体内のさまざまな機能に重要な役割を果たす多価不飽和脂肪酸で、DHAやEPA、α―リノレン酸などがあります。体内で合成することができないため食べ物から意識的に摂るべき必須脂肪酸です。
脳関門を通ることができる唯一の脂肪酸なので、認知症の予防などにも期待されていますが、酸化しやすいので熱には弱いです。できれば生で食べた方が良いですが、加熱する場合は新鮮なものを手早く調理し、なるべくすぐに食べさせてあげましょう。

材料

イワシ三枚おろし    1尾(113g)
米粉          適宜
ブロッコリースプラウト 6g
すりごま        2g
レモン果汁       適宜
大豆油         適宜

1.イワシを食べやすい大きさに切り、米粉をまぶして大豆油で両面焼く。
2.ブロッコリースプラウトを微塵切りにし、すりごまと混ぜ合わせる。

3.焼いたイワシと「2.」を和える。

超小型犬は骨をとってあげてくださいね

イワシの骨は柔らかいので大型犬であればそれほど心配はありませんが、小型犬の場合は喉に引っかかる可能性があります。魚の骨は、調理用のピンセットを使って取り除いてあげると安心です。骨のある位置は決まっているので、根気よく取り除いてあげてください!

レシピの量で約100gできます。
295kcal/100g中

実際にあげてみました

アルフォンスちゃん チャイニーズ・クレステッド・ドッグ 13歳
ルーファスちゃん ミニチュア・ダックスフンド 2歳

準備をしているときからイワシの良い香りが広がり、待ちきれない様子でした。
本当は別々にあげようと思っていたのですが、待てずにふたりで一緒に食べました笑
もうすぐ14歳になるアルフォンスくんも、しっぽブンブンが止まらないままペロリと完食でした!

初めてあげる食材は、愛犬の様子をよく見ながら

いつもと違う食材の場合、胃腸が刺激され、消化器になんらかの症状が出ることがあります。初めてあげる食材は、愛犬の様子をよく見ながら、少しずつ試すようにしてください。

※手作り食はお早めにお召し上がりください。
※ワンちゃんに持病がある場合は、かかりつけの先生にご相談ください。
※手作り食をメインにする場合、栄養バランスを考慮し色々なメニューを与えましょう。

体重別 犬の摂取カロリー(一日分)の目安

3kg 256kcal 4kg 317kcal 5kg 374kcal 6kg 429kcal
7kg 482kcal 8kg 533kcal 9kg 582kcal 10kg 630kcal
11kg 677kcal 12kg 722kcal 13kg 766kcal 14kg 811kcal

ライター

南村友紀

南村友紀

多摩美術大学卒業。ペット栄養管理士、日本ペット栄養学会会員。学校法人ヤマザキ学園犬学講師。 2001年 犬の手作り食の店 Kitchen Dog!を自由が丘にオープン。犬の手作り食の製造・卸・販売とともに、手作り食に関するプロデュース、コンサルティング、出版等で幅広く活動。Kitchen Dog!クッキングクラス主宰。犬のためのスローフード協会主宰。犬のごはんの作り方クラスを開校するほか、動物病院、動物関連施設への出張講義にて、犬の食について正しい知識を共有し、加工の少ない食事の大切さを広める活動を実施している。