「特別な日に愛猫にごちそうをあげたい」「たまには愛猫に手作りのごはんをあげてみたい」。そんな時に簡単に作れるレシピをご紹介します。
いつものごはんにトッピングとして与えられる、夏に試したいレシピです。
猫の夏バテ対策には、鰹がいち推しです。鰹には、スタミナをもたらし疲労回復に良いアスパラギン酸がたっぷり含まれているうえに、全身に酸素を運ぶための鉄も多く入っています。
夏の鰹は脂肪も少なめで、さっぱりとして消化しやすいのも魅力の一つ。生に近い食材を好む猫のために、生の刺身か皮目だけを焼いた“たたき”をご用意ください。

作り方はとっても簡単!

【材料】
鰹(刺身かたたき) 30g(2切れ)
鰹節削り      1g程度
(35kcal)

【作り方】
1.鰹は小さく切ってから包丁でたたくなど、猫が食べやすい大きさにする。
2.鰹節削りを適量混ぜて、完成。

【ポイント】
鰹は、なるべく手で触らないようにし、包丁で叩くように切り、叩くように混ぜます。
調理を素早く済ませ、早めに食べさせてあげましょう。
時間が経っても食べないようなら、傷む前に下げてくださいね。

初めて生魚を与える時は、記載の量より少なめで与えてみて、猫ちゃんの体調、便の状態をいつもより注意して見てあげてください。

実際にあげてみました!

リクちゃん(MIX 2歳)

いい匂いにニャッニャッと大興奮!「早くくれ」とばかりに手を出してきました。おいしかったようですぐに平らげ、しばらくお皿を舐めていました。

カイちゃん(MIX 2歳)

すぐには飛びつきませんでしたが、匂いをかいでしばらくすると・・
もりもり食べはじめ、全部完食してくれました。

初めてあげる食材は、愛猫の様子をよく見ながら

栄養も摂れて愛猫の喜ぶ顔も見られる手作りおかずですが、いつもと違うごはんの場合、胃腸が刺激され、消化器になんらかの症状が出ることがあります。初めてあげる食材は、愛猫の様子をよく見ながら、少しずつ試すようにしてください。

※手作り食はお早めにお召し上がりください。
※猫ちゃんに持病がある場合は、かかりつけの先生にご相談ください。
※本記事は猫ちゃんの食事にトッピングとして与える想定で材料の分量を記載しています。いつもの食事を35kcal分差し引いてください。
※作り置きではなく、新鮮なトッピングを用意してあげましょう。

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ライター

南村友紀

南村友紀

多摩美術大学卒業。ペット栄養管理士、日本ペット栄養学会会員。学校法人ヤマザキ学園犬学講師。2001年 犬の手作り食の店 Kitchen Dog!を自由が丘にオープン。製造・卸・販売とともに、手作り食に関するプロデュース、コンサルティング、出版等で幅広く活動。動物病院、動物関連施設への出張講義にて、食について正しい知識を共有し、加工の少ない食事の大切さを広める活動を実施している。